犬の毛が抜けるのはストレスが原因?ストレス性脱毛症と対処法を解説のサムネイル画像

ストレスが原因で犬の毛が抜けることがあることをご存知ですか?人間の円形脱毛症と同様なものですが、皮膚病等他の病気が原因のこともあるので注意が必要です。この記事では犬の毛が抜けることについて、ストレス性脱毛症やその対処法、ストレスの発散方法を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ストレスで犬の毛が抜ける?ストレス性脱毛症を解説!

人間がストレスを感じて毛が抜けてしまう事があるのと同じで、犬もストレスを感じてしまうと毛が抜けてしまうストレス性脱毛症をご存じでしょうか。


本来であれば、体のほとんどがフサフサな毛で覆われているはずの犬の毛が抜けるのは、そのままにしておくと危険な場合もあります!


とはいっても、どんな抜け毛がそのままにしておくと危険な抜け毛なのか、どうして犬の毛が抜けてしまったのか、人間にはわからなかったりしますよね。


今回「MOFFME」では、犬の脱毛について

  • 犬の脱毛のよくある原因は何なのか?
  • 犬のストレス性の脱毛症はなぜ起こってしまうのか?
  • 犬が脱毛してしまった時の対処法

この3つについて詳しくお話させていただきます。


MOFFMEではペット保険のランキングについても紹介しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

ストレスでも犬の毛は抜ける!犬の脱毛の3つの原因を詳しく解説


犬の脱毛!


といっても犬の毛が抜ける原因は1つではなく、いろんなケースが考えられます。


危険な脱毛もあれば、中には一過性のそこまで神経質にならなくても大丈夫な抜ける原因もあります。


犬の脱毛の主な原因は

  1. 換毛期、季節の変わり目
  2. アトピー等の肌の疾患
  3. ストレス性の脱毛
この3つが犬の毛が脱毛してしまう、よくある原因です。

なぜ犬の毛が抜けてしまったのか、その原因を探るためにまず、この3つのそれぞれの原因について詳しく解説していきます。

原因①:換毛期等、季節の変わり目の抜け毛

犬には体の毛が生え変わる換毛期があります。


この換毛期は年に2回あり、1回目は春頃から夏前にかけて。2回目は秋ごろから冬前にかけて全身の毛が抜けて、夏毛と冬毛に変っていきます。


犬は季節の温度と湿度の変化に対応できるように、夏には夏毛。冬には冬毛に生え変わっているのです。


換毛期には大量に毛が抜け落ちるので、この時期に犬が脱毛していても気にしなくても大丈夫な安全な抜け毛なケースがほとんどです。


この換毛期ですが、温度を調節している室内では換毛期の期間が長引いたり、換毛期がない犬種もいるので犬によっても様々です。

原因②:アトピーや皮膚病等の病気

アトピー等の皮膚の疾患や、アレルギー、ノミやダニが原因で脱毛してしまう事も考えられます。

  • アトピーが原因の脱毛
人間と同じように、犬にもアトピーの症状が現れてしまう場合があります。

比較的、若い時期に発症するケースが多く、アトピーの症状が出ると、かゆみで患部を引っかいたり頻繁に舐めたりしてしまって症状が悪化するとその箇所が脱毛してしまいます。  

アトピーは一度発症すると症状が治まったり、再発したりを繰り返します。

完治するのは難しい病気なので、脱毛など症状が酷くならないように上手くアトピーと付き合っていかなければいけません。
  • アレルギーが原因の脱毛
人間にも花粉症や、金属アレルギーがあるのと同じで犬にもアレルギーがあります。

花粉にアレルギー症状がでたり、金属にアレルギーが出たり、食べ物でアレルギーが出てしまったり。

たとえば、人間の花粉症だと主な症状は鼻水やくしゃみなどの呼吸器に症状が出ますが、犬が花粉症になってしまった場合だと呼吸器よりも皮膚に症状が出てしまう事が多くあります。

なので、アトピーと同じようにかゆみで患部を引っかいてしまったり、舐めてしまって毛が抜ける原因に繋がります。
  • ノミ、ダニが原因の脱毛
ノミやダニが犬に寄生してしまうと、とても激しいかゆみが起こります。

なので他の理由と同じく、かゆみで患部を刺激して脱毛の原因になってしまいます。

室内で飼っているから安心ではなく、室内飼育でも予防薬を怠っていたり、ブラッシングやシャンプーなどの手入れを怠っていると散歩のときにノミやダニが寄生してしまい、そのまま寄生されて症状が出てしまいます。

原因③:ストレスによるもの(ストレス性脱毛症)

実は、犬は人間よりもストレスを感じてしまいやすい生き物なのです。


さらに犬は自分でストレスを発散することができません。


人間と同じように、犬にとってもストレスが溜まっているのは良くありません。


犬がストレスを感じているときにおこる行動の一つが、自分の毛を舐めたりひっぱたりしてしまう行動です。


一か所を執拗に刺激するので、人間の円形脱毛症のように一部分だ円形に脱毛しているときはストレス性脱毛症の可能性が高いと思われます。

補足:犬の脱毛の検査、診断方法とは

犬の毛が抜ける原因が何なのかわからないときは、病院で検査してもらうと安心です


検査の方法は

  • 生体検査
  • 血液検査
等、必要に応じた検査をします。

血液検査では、何かにアレルギー反応が出ていないか、甲状腺の機能が低下していないかを調べます。

犬の脱毛症は毛が抜ける原因を突き止めて、症状にあった治療法を進めていく事が大事です。

脱毛といってもその原因はさまざまで、治療法も原因によって変わってきます。

犬の脱毛をみつけたら、勝手に判断せず病院で検査をして毛が抜ける原因を診断してもらうことが犬の脱毛の治療にとって大事な事です。

原因がわかっても、薬が効かなかったり症状が良くならず治療が長期化してしてしまうこともあるので早く症状に気づき、早く治療を進めれるようにしましょう。

犬のストレス性脱毛症の原因は?ストレスサインも詳しく解説!


犬はストレスが脱毛の原因になってしまう、とお話しましたが

犬のストレス性脱毛症は何が原因で起こってしまうのでしょうか?


そして、犬がストレスを感じているときにはどういったサインがあるのでしょうか。


犬のがストレス性脱毛症になってしまう、ストレスの原因ですが、言葉で教えてくれない分、飼い主が犬の気持ちをしっかりと感じてあげなければいけません。


まず

  1. 犬のストレスの原因
  2. 犬がストレスを感じた時の行動や仕草

この2つについて、詳しく解説していきます。

犬のストレス性脱毛症の原因は?ストレスの原因を詳しく解説!

犬のストレスの原因の多くは環境の変化です。 


飼い主にとっては些細なことでも、犬にとっては大きなストレスとなっていることもあります。


例えば、

  • 飼い主の旅行でペットホテルを利用したり
  • 家族が増えたり、減ったり
  • 引っ越ししたり

些細なことでも犬はストレスに感じてしまいます。


中には、ベッドが新しくなったり、模様替えをしてカーテンが変わっただけでも変化を感じてしまう繊細な犬もいます。


飼い主にとっては何でもなくて、そんなことが!?と思うことでも犬にとっては大きなストレスに繋がってしまっているかもしれません。


人間よりもストレスを感じやすい犬のためにも、なるべく急な環境の変化がないようにしてあげることが大事になります。

犬のストレスサインとは?ストレスが溜まった際の行動や仕草とは

犬がストレスを感じているかどうか、いつもと違う行動をしていないかを見極めることで

犬の変化に早く気づいてあげられます。


犬はストレスが溜まっているとき、体の一部分をずっと舐めたり引っかいたりします。


普段している毛づくろいと様子が違うな?と思ったらストレスで執拗に毛づくろいをしてしまっているのかもしれません。


この体の一部分を舐める行動が、ストレス性脱毛症に繋がります。


ほかにも、自分のしっぽをグルグルとずっと追いかけまわしていたり、暑くないときに、ハァハァと息を荒くしているときも、犬がストレスを感じているサインです。


こんな症状がみられたときは、犬がストレスを感じていないかしっかりと様子をみて、ストレスの原因になっているものをなくしてあげてください。

犬の毛が抜けた場合の対処法は?ストレスの発散方法も解説!


犬の毛がストレスで抜ける前に防げるといいのですがもちろん一番いいのですが、もしストレスで毛が抜けてしまったらどう対処すればいいのでしょうか?


犬の毛が抜けてしまったときは正しい対処法をとって、これ以上犬の毛が抜けるのを防ぎましょう。

  1. 毛が抜ける原因を動物病院でしっかりと突き止める
  2. 脱毛の原因になっている犬のストレスを解消する

この二つが、犬の毛が抜けたときにとっても大事な対処法です。


この対処法について詳しく解説していきます。

犬の脱毛の原因を動物病院でしっかり突き止めることが大切

まず、犬の毛が抜けてしまったとき、原因を勝手に判断せず

動物病院でしっかりと検査をしてもらいましょう。


ストレスでの脱毛なのか、ほかの病気が原因なのか突き止めることが大事です。


飼い主はストレスでの脱毛だと思っていても、もしかしたら皮膚の病気になってしまっていたり、何かにアレルギーを起こしてしまっているのかもしれません。


脱毛の治療には時間がかかる場合もあるので、早く原因を突き止めて正しい治療をする必要があります。

犬のストレス性脱毛症の治療法は?犬のストレス解消法を解説!

検査をして、ストレスでの脱毛だと分かった場合は犬のストレスを解消してあげます。


犬がストレスを感じてるものを取り除いてあげることも大事ですが、しっかりと運動をして運動不足を解消するのも犬のストレス発散になります。


運動不足だと、血液の循環が悪くなってしまったり、疲れやすくなってしまったり、免疫力も低下していってしまいます。


人間もスポーツをしたり思い切り体を動かすとスッキリするのと同じで、犬も外に出て思い切り走りまわったり、体を動かすことで気分転換になり、ストレス発散に繋がります。


家の中で過ごす時間が多いと退屈してしまうので、外に出て遊ぶ事はストレス解消に効果的です。


また、犬とたくさんスキンシップをとってあげることも大事です。


犬は飼い主が大好きです。

いつもはいっぱい遊んでくれていたのに、飼い主が忙しくなり遊んでくれる時間が少なくなると愛情不足になって寂しくなり、それがストレスに感じてしまいます。


忙しくても犬としっかり遊んであげることで愛情不足が解消され、犬のストレスも解消されます。

念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!


犬の毛が抜ける原因にはストレスや病気等、いろんなケースが考えられますが、まずは毛が抜ける症状がみられた時には、動物病院で検査してもらうのが1番です。


動物の病院は人間と違って保険がないので病院費が高額になることも…


さらに、治療が長期化してしまうとその分費用もかさんでしまいます。


私も以前、ペットが病気になって動物病院に連れて行ったときお会計でビックリしたことがあります。


そんな時のために、念のためペット保険に加入しておくのがおすすめです。


大事なペットなので、治療費を気にせずに適切な治療をさせてあげたいですね。


ペット保険といっても、保険によってサービスは異なりますし実際に加入してみてどうなんだろう?と気になります。


MOFFMEではペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判も取り扱っているので、自分にあった保険を選ぶこともできて、実際に加入している方の口コミも見ることができるのでとっても便利なのでおすすめですよ。

まとめ:犬の毛が抜けるのはストレスが原因?

今回は犬の毛が抜ける原因について

  • 犬の脱毛の3つの原因
  • 犬のストレス性脱毛症の原因
  • 犬の毛が抜けたときの対処法
この3つについて詳しくお話をさせていただきました。

犬の毛が抜ける原因は、1つではなくストレス、病気、換毛期等いろんなケースが考えられます。

犬の毛が抜けるとビックリしてしまいますが、換毛期のように気にしなくても大丈夫な場合もあります。

しかし、毛が抜けるのは何か危険な病気や犬のストレスのサインでもあります。

犬の毛が抜ける症状があらわれたらまず、動物病院でしっかり検査をしてもらって、毛が抜ける原因を突き止めるて原因を取り除いてあげるのが大事です。

犬には言葉をしゃべることが出来ません。

なので、普段から飼い主が犬の変化に気づいてあげれるようにするといいですね。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、是非ご覧ください。