iDeCo(イデコ)はクレジットカード払いが可能?楽天やSBIでは可能?

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個人型の確定拠出年金iDeCo(イデコ)の掛け金をクレジットカード払いにして、できるだけお得に払いたい方も多いはず。国民年金はクレジットカード払いに対応しているだけに、楽天やSBIなどの金融機関のiDeCoではできる可能性もあるのでは?という疑問に回答します。

iDeCo(イデコ)はクレジットカード払い可能?

iDeCoこと個人型確定拠出年金は、節税効果も大きい将来の個人年金の積立として注目を集めていますが、クレジットカードで払えば、ポイントがついてさらにお得になるのではとお思いの方もいると思います。

iDeCoの掛け金を給与から天引き方式にすることは可能な会社もありますが(企業型の個人年金保険とは異なります)、クレカ払いは可能なのでしょうか?
 

結論からいえば、現在ではiDeCoのクレジットカード払いはどこの金融機関でも不可能です。

国民年金連合会に申し込んだ際の口座振替しかできません。 

楽天証券やマネックス証券、SBI証券でも不可となります。
キャッシュカードとクレジットカードが一緒のタイプもあるかと思いますが、基本的には口座振替となります。

公的保険である、国民年金はクレジットカード払いが可能なだけに、今後は可能性はあります。今回の記事では、今後のiDeCoでのクレカ払い解禁の可能性も含め、「個人年金の積立とクレジットカード」をテーマに記事をまとめていきます。

2017年9月29日より楽天銀行とジャパンネット銀行がiDeCoの口座振替を開始しています。これにより利便性が上がった方もいらっしゃるため、クレカ払いの期待が高まっています。

iDeCoではなく積立投資の掛け金はクレジットカード払いできる

iDeCoの掛け金をクレジットカードで支払うことができるようにしてほしいという要望は以前からありました。

2017年4月17日付の国民年金基金連合会の第3回確定拠出年金普及・推進協議会の幹事会資料では「掛け金のクレジット払いの検討」が改善候補として取り上げられていました。


iDeCoをクレカ払いにすることで、様々な支払いを一元的に管理できますし、口座引き落としの場合の残高不足にも対応することができますので、iDeCo加入者の利便性は高まります。


色々な期待がありますが、残念ながら現時点クレジットカード払いは実現できていません。


しかし、iDeCoではなく積立投資ではクレジットカード払いが可能な金融機関が2つだけ存在します。

クレカ払いが可能なのは楽天証券とマネックス証券

現時点でiDeCoではなく積立投資の掛け金をクレジットカード払いで対応しているのは、「楽天証券」と「マネックス証券」の2つの金融機関だけです。


2社ともネット証券としての利便性を考慮した結果、加入者の要望を汲み取った対応をしていると言うことができます。


クレジットカード払いで積立投資をするメリット・デメリットは?

クレジットカード払いで積立投資をする場合にはメリット、デメリットがそれぞれ存在します。


メリットとしては

  • 手軽で早い積み立て設定が可能
  • マネックス証券の場合は通常より多くのポイントが貰える


デメリットとしては

  • 投資信託の買い付け日が固定される

という点が挙げられます。


楽天で積立投資をしながらポイントを効率良く貯める方法

iDeCoの掛け金をカード払いにすることで、支払った掛け金分のポイントを貯めることができそうですが、不可でした。


しかし、投資積立であれば楽天スーパーポイントなどがたまったりとお得なやり方があります。

楽天銀行のハッピープログラムを利用する

iDeCoは無理ですが、積立投資の掛け金を楽天証券でクレジットカード払いにする、などの楽天証券の取引は楽天銀行のハッピープログラムの対象となります。


楽天銀行のハッピープログラムとは、楽天銀行の顧客優遇プログラムの名称です。


プログラムにエントリーするだけで取引ごとに楽天スーパーポイントが貯まりますし、楽天スーパーポイントを振込手数料に利用できるようにもなります。


また楽天銀行のATM利用手数料が月に最大7回まで、振込手数料が月最大3回まで、それぞれ無料になります。


ハッピープログラムには5つのステージが用意されています。


  1. ベーシック(エントリー)
  2. アドバンスト(残高10万円以上または取引5件以上)
  3. プレミアム(残高50万円以上または取引10件以上)
  4. VIP(残高100万円以上または取引20件以上)
  5. スーパーVIP(残高300万円以上または取引30件以上)

このように5種類の会員ステージがあり、それぞれのステージに特典が用意されています。


会員ステージは「毎月25日終了時点のお預かり資産残高」、または「前月26日~毎月25日の対象商品・サービスのお取引件数」で決まります(前述参照)。


条件をクリアしている場合、高い方のステージの優遇を翌月の1日から受けることができます。

マネーブリッジを利用する

マネーブリッジとは、楽天証券の証券口座と楽天銀行の銀行口座を連携させることで、利用することが可能になる6つのサービスや機能の総称のことです。


マネーブリッジを申し込むためには、楽天銀行と楽天証券の両方の口座を開設する必要があります。 


なお、 口座開設料や口座管理料は無料となっています。


マネーブリッジの6つのサービスとは下記の通りです。


  1. 優遇金利(楽天銀行の普通預金に優遇金利が適用)
  2. 自動入出金(楽天証券での買い注文の際に、楽天銀行の預金残高から不足資金を自動入金(スイープ)することが可能)
  3. ハッピープログラム(前述を参照、iDeCoの掛け金をクレジットカード払いにする場合にも適用)
  4. 残高表示サービス(楽天証券のウェブサイトやモバイルサイトで、楽天銀行の普通預金口座残高を表示するサービス)
  5. 投資あんしんサービス(楽天銀行の円普通預金口座から楽天証券の口座に自動的に振替えるサービス、信用取引口座を保有している人が対象)
  6. らくらく入出金(手数料は無料で、原則として24時間、リアルタイム、で資金を移動することが可能なサービス)   

まとめ:iDeCo(イデコ)はクレカ払いNG

iDeCo(イデコ)の掛け金をクレジットカード払いができれば、クレカのポイントが3%とか還元されてお得になるんじゃないの?と思った方には残念でした。iDeCoでは楽天証券・マネックス証券・SBI証券などのオンライン証券でも不可です。

ただし、積立投資(投資信託)では可能なものもありましたので、今回の記事でまとめてきました。

今回の記事をまとめると
  • iDeCoの掛け金はクレジットカード払いができない。
  • 積立投資なら、楽天銀行とマネックス銀行でカード払いが可能
  • 楽天にはクレジットカードではない方法でポイントを貯められる仕組みがある
でした。

今後の国民年金連合会がiDeCoのクレジットカード払いを解禁する動きに期待ですね。

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