【留学先にも人気!】南国リゾート、フィリピンの治安ってどうなの?

セブ島などリゾート地で有名なフィリピンは、旅行者だけでなく、英語を学びたいという留学生にも人気の国です。明るく陽気で、開放的なイメージをもつ方も多いと思いますが、フィリピンの治安はいかがでしょうか。ここではフィリピンの治安について、解説します。

フィリピンの治安っていいの?悪いの?詳しく解説

低予算で実現できる社会人のプチ留学先として、アジアではフィリピンが人気ですよね。


年間を通して温暖な気候で、リゾート地としても人気の国ですので、明るく陽気な人たちとの関わりを期待する一方で、治安や環境について、悪いイメージが先行してしまうという人も多いでしょう。


では、実際にフィリピンの治安はどうなのでしょうか。


そこで、この記事では「フィリピンの治安」について、

  • フィリピンで起こりやすい犯罪や病気
  • 留学を考えている人が注意すること
  • フィリピンの地域別治安

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、海外旅行保険がどんな時に役立つか、きっとご理解いただけると思います。


ぜひ最後までご覧ください。

フィリピンの治安は”悪い”

最初にお伝えしますと、フィリピンの治安はよくありません。


というより、はっきり言って悪いでしょう。


これはあくまでも「日本に比べて」という意味です。


外務省の「海外安全ホームページ」をご覧いただくと、一部の地域を除き、すべての地域で渡航に際して「十分注意してください」というレベルだということがわかります。


一部の地域なら全く問題がないのかといういうと、その逆で「渡航は止めてください」という渡航中止勧告が出されている地域もあるのです。


(フィリピン南部にあるミンダナオ島の一部地域では、イスラム系の武装組織と政府軍が戦闘状態にあり、治安が悪く、とても危険な地域です。)


旅行者が訪れる観光地は、渡航中止とされている場所ではありません。


しかし昨年2017年は、マニラ首都圏でも数回の爆発があり、死傷事件が発生しているほか、テロリストと疑われる旅行者が逮捕されているなど、治安の悪さは日本人を含む外国人が多く渡航・滞在する地域でも、十分見受けられます。

フィピピンの殺人発生率はかなり高い

フィリピンの国家警察が発表した「全国犯罪統計」によると、2017年の殺人事件は約9000件で、日本の約10倍となっています。


治安の悪さはこの数字を見れば明らかですね。


日本人が殺人に巻き込まれる件数も、他国と比べると多いようです。


ほとんどのケースはフィリピン人と何らかの接点があり、ビジネスなどのトラブルが理由となっているようです。


しかし中には、襲われた際に抵抗したり、無理やり逃げ出そうとして射殺されるケースもたびたび起きているようです。


フィリピンで起こりやすい犯罪

在フィリピン日本国大使館でも注意喚起しているように、日本人が遭遇するフィリピンで起こりやすい犯罪は、主に次の6つです。


  1. 【スリ】ショッピングセンターや公共交通機関内などで、財布や携帯電話を盗まれるケースがあります。
  2. 【置き引き】飲食店内でバッグを椅子の後ろにかけたり、テーブルの下に置いているうちに、盗まれるケースがあります。
  3. 【ひったくり】オートバイに乗った人に携行品をひったくられるケースがあります。
  4. 【路上強盗】繁華街などで急に子供たち(ストリートチルドレン)に囲まれ、お金をせがまれ困惑している間に、ポーチから財布などが盗まれるケースや、数人の男性に拳銃で脅されるというケースがあります。
  5. 【睡眠薬強盗】親切を装って近づいてきた人に、睡眠薬を入れた食べ物や飲み物を勧められ、眠っている間に所持品を盗まれるケースがあります。
  6. 【タクシー強盗】深夜、運転手や停車中に乗り込んできた人(運転手仲間)によって、車中で強盗被害に遭うというケースがあります。

強盗に関しては、日本の約9倍も発生しており、被害に遭った日本人も少なくありません。


フィリピンでは貧困層の人も多いので、まだまだこうした犯罪も多いのでしょうね。

フィリピンでかかりやすい病気

さて、ここまでフィリピンにおける犯罪について説明してきましたが、次にフィリピンでかかりやすい病気について説明します。


外務省が公表している6つの病気の原因と症状について、確認していきましょう。


  1. 食中毒
    【原因】細菌やウイルスに汚染された飲食物の経口摂取
    【症状】腹痛・下痢・嘔吐・発熱・倦怠感
  2. デング熱
    【原因】デングウイルスをもった蚊に刺される
    【症状】高熱、頭痛、関節痛、発疹
  3. マラリア
    【原因】マラリア原虫をもった蚊に刺される
    【症状】高熱、頭痛、関節痛、発疹
  4. A型肝炎
    【原因】感染者から排泄される糞便で汚染された飲食物の経口摂取
    【症状】発熱、全身倦怠感、食欲不振
  5. 狂犬病
    【原因】狂犬病ウイルスをもった犬やその他の動物に噛まれる
    【症状】強い不安感、高熱、麻痺、運動失調、全身けいれん、呼吸障害
  6. 麻疹(はしか)
    【原因】麻疹ウイルスの飛沫を吸い込んだり、手や肌に触れる
    【症状】鼻水、くしゃみ、発熱、目の充血、発疹


ホテルなど一部の場所を除き、飲食物の提供場所について、衛生状態がよくないところもあります。


食中毒については現地で十分に気を付けるほか、その他の病気については、事前に予防接種を受けることで感染予防できます。


狂犬病など重篤な病気もありますので、渡航地域を確認し、渡航前には予防接種を受けておきたいですね。

フィイリピンには”世界最悪といわれた空港”がある

首都マニラに「ニノイ・アキノ国際空港」(通称マニラ空港)という空港がありますが、ここはかつて“Sleeping in Airports”というサイトの国際空港利用に関する利用者投票で、2011年から2013年までワースト1位を連続獲得しています。


そのように呼ばれた理由は、悪臭ただよう水が流れないトイレや、建物の雨漏り、動かないエレベータなど、空港内設備の悪さだけではありません。


信頼するべき入国審査係員の賄賂要求や、タクシー運転手のボッタクリなど、治安の悪さが目立っていました。


2015年には、空港職員が乗客の手荷物に銃弾をしこみ、乗客に「銃弾が見つかった」といって現金を搾取する恐喝犯罪があったことが発覚しています。


また、市内へは5kmという好立地であるにもかかわらず、道路渋滞で交通手段が整備されていなかったり、4つあるターミナル間の移動で時間がかかったりと、旅行者が不便に感じることは多いようです。


最近は様々なインフラが整備されつつあり、空港警備も厳重になってきているようですが、「東南アジア最悪の国際空港」という評価には変わらないようです。

留学生が犯罪に巻き込まれる確率は低い

英語圏でもあるフィリピンは、マンツーマン対応や留学費用の安さから、留学先として選ばれることが多いですが、留学生が犯罪に巻き込まれるケースはあるのでしょうか。


全くないとは言い切れませんが、留学中に突飛な行動を取らない限り、その確率は低いです。


フィリピンの治安の悪さを上述してきましたが、一般犯罪のほとんどについて、事前に知識をもって対応することで、犯罪を防ぐことも可能です。

在フィリピン日本国大使館が発表している

「夜間に一人で外出しない」「身なりに注意し、危険な場所へは近づかない」など、未然に事故を防ぐための行動は確かに有効ですし、そのようにすれば犯罪に巻き込まれる確率は低いでしょう。

しかし、未然に防げない事故も起こりえます。


平成30年2月に、在フィリピン日本国大使館が「フィリピンにおける安全対策 」を発表しており、その中の「Ⅲ テロ・誘拐・脅迫対策 」ではそれぞれの対策を掲げています。


詳細を知りたい方は、こちらをご覧ください。


そして同時に、これら「テロ」「誘拐」「脅迫」が起こっているのは、

  • 「近年、イスラム過激派組織による事件があまり見られなかったミンダナオ西部地域以外の場所において」
  • 「首都マニラにある在フィリピン米国大使館前の路上で」
  • 「レイテ島の一部地域(ヒロンゴス)において」
  • 「ボホール島の一部地域(イナバンガ)において」
  • 「首都マニラのマニラ市キアポ地区において」

などで、主要都市や首都圏において発生していることがわかるかと思います。

危険性があるのはフィリピン全土なので、留学先は慎重に決めるべき

上述しましたとおり、危険性があるのは、危険地域と呼ばれる場所だけではなく、フィリピン全土と考えていただく方がよいでしょう。


留学先の学校は、ほとんどが観光地・リゾート地などの主要都市に集中していますので、犯罪に巻き込まれる確率は低いと言いつつ、危険を常に意識しなければなりません。


とはいえ、学校に通って勉強に集中したいという人も多いでしょう。

日本人が経営している学校や、壁でキャンパス内を囲われ、24時間体制で警備されている学校など、学校によっても特色は様々です。


プライベートを考慮し、繁華街に近い方がよいのか、それともあえて避けるのか、学校の立地条件や確かな口コミ情報などを調べておく必要があります。


期間の限られた留学中に、少しでも危険を回避し、充実した海外ステイとなるよう、留学先は慎重に決めましょう。

フィリピンの地域別の主な治安について

フィリピンは次の3つの地域に大きく分けられています。

  • 北部:ルソン地方(中心都市は首都マニラ)
  • 中部:ビサヤ地方(中心都市はセブ)
  • 南部:ミンダナオ地方(中心都市はダバオ)

中心都市を耳にしたことがある方も多いと思いますが、地域別によって治安は変わるのか、見ていきましょう

フィリピンの首都”マニラの治安”

メトロ・マニラと呼ばれる首都はフィリピン経済の中心地で、日系企業も多く進出しています。

マニラの治安と言っても、もちろんひとくくりにはできません。


外国人が多く住むところやオフィス街などは、比較的治安が良いです。


しかし低所得者層の住む地域や、繁華街などは、観光客を「引っ掛けよう」と企む犯罪者がいるのも事実です。

昼間でも上述したような様々な犯罪が起きているので、十分注意する必要があります。


また売春絡みの恐喝「美人局」も有名な話なので、話しかけてくる女性には注意したいところです。


フィリピンにある”セブ島の治安”

首都マニラに次ぐ大都市であるセブは、リゾートで有名なマクタン島と古い歴史が色濃く残るセブ・シティがある、異なる魅力をもつ都市です。


大きな市場や巨大ショッピングモール、カジノやリゾートホテルなど、観光客が多く集まりますので、その観光客を狙った盗難事故などが多く発生しています。


特に観光客はリゾート気分で心も開放的になっている人も多いでしょう。

そんなちょっとした心の隙を狙ってくる犯罪者は多いのです。


夜遊びの街として有名な”ダバオ”

ダバオは「夜遊びの街」として知られています。


夜の街と聞くとかなり危険なにおいがしますが、治安はマニラやセブよりも良いと言われています。


実はダバオはあの過激発言で有名なドゥテルテ大統領が22年も市長を務めた町です。


彼は犯罪者の処罰や町の整備など治安改善に努めてきたため、ダバオはフィリピン観光省からも「最も住みやすい土地」として認定されました。


また他の大都市で頻発するボッタクリなどは少なく、誠実に対応してくれる人が多いようです。


20世紀初頭に日本人が麻栽培農園経営のために移住してきたことから、今でも日系人が多く住んでおり、日本人に対するイメージも他地域に比較して良いと言われています。


ただ、イスラム系の武装組織と政府軍の抗争が他の場所よりも近いため、その点を注意する必要がありそうです。

海外への渡航の際は海外旅行保険の必要性は高い

ここまでフィリピンの治安を多方面からお伝えしましたが、不安を解消するためにもお勧めなのが「海外旅行保険」です。


保険に入っていれば、滞在中に起きてしまった様々な事故に対応してくれます。


  • 盗難品の補償(置き引きは自分の責任なので保険が出ません)
  • 携行品損害の補償(ワースト1の空港と聞くと不安ですよね)
  • 現地でかかった病気やケガによる治療費の補償(治療費は高額になる場合も!)
  • テロ等対応費(帰国が遅れた際のホテル代など)の補償

感染症は帰国後発症するケースもありますが、72時間以内の発症で病院に行けば、その治療費も保険で補償されます。


安心して海外で過ごすためにも、海外旅行保険の必要性は高いですね。


ほけんROOMでは、おすすめの海外旅行保険についても紹介しているので、気になった方はぜひチェックしてみてください!


海外の危険地域や感染症については、外務省の公式サイトで確認を

渡航先の危険地域や感染症情報を確認することは、自分の身を守るために最も大切なことです。

危険地域については、外務省の「海外安全ホームページ」に、常に最新情報が掲載されますので、公式サイトで正しい情報を得ましょう。


フィリピンの最新情報(2018年5月現在)では、5月15日からイスラム教のラマダンが始まるため、テロの標的となりやすい場所を避けるよう注意喚起が出ています。

まとめ

フィリピンの治安について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは、


  • フィリピンでの犯罪は多数起きている
  • フィリピン独自の病気がある
  • 危険性はフィリピン全土において考えられる

です。


リゾート地といえ日本にいる感覚で過ごすと、きっと痛い目に遭ってしまいます。


多くの危険は、事前に知識をもって対応することで回避できますが、知識をもって対応しても、防ぐことができないものもあります。


万一の際に少しでも安心できるよう、フィリピン滞在予定のある方は、ぜひ海外旅行保険に加入しましょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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