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まさかの飛行機欠航!?海外旅行保険で損害は補償できるのか

楽しみにしていた旅行なのに、まさかの飛行機の欠航や遅延。こんなとき、海外旅行保険で補償はしてもらえるのでしょうか。飛行機の欠航や遅延といったアクシデントに対応する海外旅行保険の「航空機遅延費用」について、加入時の注意点も交えてお伝えしていきます。

飛行機が欠航した場合の海外旅行保険の補償はどうなるのか

飛行機は、他の交通機関と比べて天候などの影響を受けやすいもの。 

そのため、遅延や欠航も発生しやすいといえます。 


予定外の宿泊やスケジュールへの影響から、思わぬ費用がかかることもあります。 


そんなとき、海外旅行保険で補償してもらうことはできるのでしょうか。


この記事では、飛行機が結構した場合に、海外旅行保険の補償内容について説明します。


飛行機が欠航した場合にも海外旅行保険の航空機遅延費用として補償される!

海外旅行保険では、こうした飛行機の遅延や欠航で発生する費用の補償を付帯することができます。 

この補償を「航空機遅延費用」といいます。

航空機遅延費用とはどんなものか

飛行機の欠航や遅延に対応する、海外旅行保険の航空機遅延費用。 

これはどのような条件において、どんな補償が受けられるのでしょうか。 


各項目に分けて詳しくご説明していきたます。 

航空機遅延費用の補償の対象になる主な場合

航空機遅延費用とは海外旅行保険に付帯する補償の一つ。 

通常、その保険金の支払いには次のような条件があります。 


  • 搭乗予定の飛行機が6時間以上の出発遅延、欠航、運休があったとき 
  • 搭乗の予約受付の不備で搭乗ができなかったとき 
  • 搭乗した飛行機の着陸地変更で、6時間以内に代替の航空機を利用できないとき 
  • 搭乗した飛行機の遅延、欠航、着陸地変更で乗継を予定していた飛行機に搭乗できず、乗継地への到着時刻から6時間以内に代替の飛行機を利用できないとき 


すべてにおいて6時間が目安と覚えておいてください。 


逆にこの時間内に代替機の手配ができれば、保険金の支払い対象外となります。 


補償されるのは、 飛行機の欠航や遅延により発生した宿泊費・食事代・交通費などです。 


具体例としては、以下のような状況が考えられます。


  • 飛行機が天候不良で欠航し、空港で待機中に食事代を負担した。7時間後にようやく代替機で出発し、旅行先のホテルに着いた。


この場合は、食事代が補償の対象となりますね。


  • 航空会社のストライキで欠航。翌日代替機が用意できるまでの間に、ホテル代と食事代を負担した。旅行先のホテル代のキャンセル料も負担した。


この場合は、ホテル代・食事代・キャンセル料が対象となります。


残念ながら「旅行が台無しだから旅行費用を全部返して!」という願いは叶えられません。 


気持ちとしてはそう訴えたいですけどね。 

航空機遅延費用はとても安価で利用できる

海外旅行保険の航空機遅延費用は、死亡補償・治療補償・賠償責任・盗難や紛失などの補償に比べると、絶対外せないものというわけではありません。 

オプションで付帯しないとついていない場合もあります。 


ただし航空機遅延費用の保険料は、ハワイ6日間の海外旅行保険にこの補償をつけてプラス100円程度。 


旅行期間が20日、30日になってもプラス何十円ほどです。 


かなり安価で付けられますので、たとえ何もなくても大した損はありませんね。

海外旅行保険の航空機遅延費用を利用する際の注意点

飛行機の欠航などに備えて、手軽に付帯できる海外旅行保険の航空機遅延費用。 

ただしその契約にあたっては、注意しておきたいことがあるのです。 

1回の事故での補償額が2~3万円である

海外旅行保険の航空機遅延費用で補償されるのは、主に以下の項目です。 

  • ホテルなどの客室料
  • 食事代
  • 交通費(ホテルへ移動のためのタクシー代、航空機の代替交通手段の費用など) 
  • 国際電話などの通信費  


これらの費用は、1回の遅延・欠航につき2~3万円程度が限度額です。 


ラッキー!と高級ホテルに宿泊しても、必ずしもその全額は補償されません。 


また6時間以上という縛りがありますが、これは結構な長時間です。 


正直なところ、そうそう発生する状況ではありません。 


5時間遅延して飛行機が出発し、悔しい思いをすることもあり得るのです。 

地震や噴火などの自然災害のときには補償されない場合が多い

海外旅行保険では、地震・噴火・これを原因とする津波によるケガは補償されます。 

(ちなみに国内旅行保険の場合は対象となりません) 


これら自然災害による飛行機の遅延や欠航でしばらく帰国できなくなったら、海外旅行保険の期間が切れてしまうこともあるでしょう。 


しかしほとんどの保険会社は、こんなとき自動的に保険期間を延長する措置をとっています。 


通常の場合、自動延長は72時間(3日間)までとなっています。 


(災害の程度によ無期限延長という対応をとることもあります) 


とはいえ海外旅行保険の期間が延長されて主契約が継続しても、残念ながら航空機遅延費用の特約は補償対象外となることが多いでしょう。


つまり、必要となったホテル代や食事代の請求はできません。

航空会社が飛行機の欠航時に補償してくれる場合もある

では飛行機が欠航や遅延した場合、航空会社からの補償はないのでしょうか。 

これには二つのパターンがあります。 


  • 天候が原因で欠航・遅延した場合 


チケットの払い戻しや振替便への変更は無料で行えます。 


ただし天候に航空会社責任はありませんので、基本的に宿泊費・交通費などへの補償はありません。 


以前は補償してくれることもあったようですが、最近はどこも厳しくなっています。


天候が安定しない時期はなおさら、海外旅行保険に航空機遅延費用をつけた方が良いといえそうです。


  • 航空会社の責任(機材故障など)により欠航・遅延した場合 


これは大手かLCC(格安航空会社)かで対応が異なります。 


大手航空会社の場合、飛行機の欠航や遅延によって発生した宿泊費が支払われます。 


出発空港と宿泊先間の移動に公共交通機関が利用できない場合には、タクシー代も負担してくれます。


ただし合計1,5000円程度の上限はあります。 


また遅延が判明した時点で交通手段を変更し、新幹線などに乗って目的地に向かう場合はどうなるのでしょう。 


このとき航空券は手数料なしで払い戻しになり、代替手段が飛行機より高額であるときには差額を支払ってもらえます。 



それではピーチやバニラなどの格安航空会社LCCの対応はどうでしょうか。 


こちらでも、払い戻しや振替便への変更は無料です。 


(ただし便数が少ないため、振替自体ができない可能性はあります)


LCCはギリギリの予算で回しているため、航空会社都合の欠航や遅延が大手に比べてかなり多いのですが… 


それにより生じた宿泊費や交通費などの補償は一切しない、という会社がほとんどです。 


安いのにはそれなりの理由があるのですね。  


ただし、ジェットスターだけは航空会社責任の場合に補償されます。 


ジェットスターの補償内容は大手に近い水準です。 


ところで航空会社からの補償と海外旅行保険の航空機遅延費用の両方から、同じ補償を受けることははできるのでしょうか。 


残念ながら、これはできません。 


航空会社からの補償があった場合は、それを差し引いて航空機遅延費用の請求を行うことになります。 

まとめ:万が一の飛行機の欠航に備えてオプションとして付けておくと良い

保険会社への事故報告期限は「事故発生日を含めて30日以内に行う」としているところがほとんどです。


思わぬトラブルにお疲れでしょうが、事故報告は早めに行ってください。 


海外旅行保険の航空機遅延費用は、必ず加入しなければならない特約ではありません。 


しかしLCCはいかなる場合でも補償は期待できず、大手航空会社でも天候トラブルなら補償が極めて厳しいと言わざるをえません。 


保険料も高くはありませんし、旅行の時季や利用航空会社によってはつけておいた方が安心でしょう。 


何かあったら役に立つ、何もなかったらラッキーという考えでの加入をおすすめします。 

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