埼玉県民共済とはどんな共済保険なの?その特徴と注意点を解説!

埼玉県民共済とは埼玉県の生活協同組合が取り扱っている共済保険のことです。掛金は安く、保障内容はオーソドックスで、申し込む際の健康告知の条件は厳しくないのが特徴です。また、埼玉県民共済では加入者にうれしい独自のサービスも行っています。

埼玉県民共済とはどんな保障内容で、掛金(保険料)はどの位なのか?

あなたは埼玉県民共済について興味があり調べていると思います。

都道府県民共済は、どこの地域も内容がさほど変わらないと思いがちですよね。

しかし、都道府県ごとに保障内容が異なることが実状で、なかでも埼玉県民共済はその内容に注目が集まっています。

なぜ埼玉県民共済に注目集まるのでしょうか。

それは、充実した保障内容と掛け金にヒミツがあるのです。

この記事では、「埼玉県民共済はどのような共済保険なのか?」について
  • 独自の保障内容と掛金や安い
  • メリット
  • デメリット
の三点を解説させていただきます。

記事を読んでいただければ、埼玉県民共済についてご理解いただけると思うので、ぜひ最後までご覧ください。

埼玉県民共済は他の共済にはない独自の保障があり、掛金(保険料)も安い

埼玉県民共済は、埼玉県民の2.5人に1人が加入していると言われるほど、県民にとってはメジャーな共済です。

他県では、県民共済の存在を知らない人も多いぐらいなので、これだけ多くの県民が加入しているとなるとその保障内容が気になるところですよね。

また、掛金はどのぐらいなのでしょうか。

以下では、埼玉県民共済の保障内容と掛金について
  • 多様なサービスがある
  • 保障内容はオーソドックス
  • 掛金が安い
  • 健康告知がゆるやかで加入しやすい
  • どんな人に向いているか
の五点を解説させていただきます。

県民共済住宅の建設からスーツのオーダーまで、多岐にわたるサービスがある

第一に、埼玉県民共済の多様なサービスをご紹介させていただきます。

埼玉県民共済の組合員を対象にしたサービスには、
  • 県民共済住宅の建設
  • 上質なイージーオーダースーツの注文
  • 家具・寝具・子ども用品の低価格での購入
  • 結婚式の手配
の四点があります。

他県の県民共済には上記のようなサービスがない共済も珍しくないので、充実した特典がついていると思います。

また、このようなサービスの利用目的で加入する人も多く、まさに「埼玉県民の特権」を恩恵として受けられるのです。

埼玉県民であれば気になるサービスがたくさんありますね。

保障は死亡から入院までをカバーするオーソドックスな内容

第二に、保障内容についてです。

埼玉県民共済の保障内容は、一言で言うと「死亡から入院までをカバーするオーソドックスな内容」です。

基本的には「医療・生命共済」というもので、病気や事故による入院や死亡に備えるための内容になっています。

主な内容は以下の通りです。

保障内容保障金額
事故・病気による入院8,000円(1日目〜120日目まで)
入院中の手術50,000円
交通事故・不慮の事故による死亡1,000万円
病気による死亡400万円

このように、一般的な保険と同額程度が保障されます。

なかでも、入院日額8,000円の保障内容は充実していて魅力がありますよね。

入院時も十分な保障が受けられるカバー範囲が広い共済です。

埼玉県民共済の毎月の掛金(保険料)は比較的安く負担が少ない

第三に、掛金についてです。

共済は保険に比べると比較的掛金が安いと言われていますが、それでも家計には多少の負担がかかることを心配されると思います。

しかし、埼玉県民共済の毎月の掛金は比較的安いことが特徴です。

たとえば、前述した「医療・生命共済」は「掛金2,000円コース」と「掛金4,000円コース」の2つがあり、どちらかを選ぶことになっています。

共済は利益を追い求めるものではないので、比較的手ごろな価格で保障を得ることができるのです。

いずれにせよ、保険よりも安く加入できることは否めません。

この金額であれば家計の負担も少ないので気軽に加入を考えやすいと思います。

埼玉県民共済の人気の秘訣は、安い掛金にあるのかもしれませんね。

埼玉県民共済は健康告知もゆるやかで加入しやすい

第四に、健康告知がゆるやかで加入しやすい点です。

保険や共済に加入する際に必ず尋ねられるのが健康告知だと思います。

しかし、過去に病気などを経験している人にとっては「共済に加入したくても告知で引っかかって加入ができないのではないか?」と不安に思われるのではないでしょうか。

事実、健康告知は厳しく見られることが多いのが現状です。

埼玉県民共済の健康告知を参照すると、例えば「悪性腫瘍に罹患していても治ってから5年経っていれば加入できる」など、一般の共済の告知内容に比べるとゆるやかな内容であることがわかります。

自らの健康状態に不安がある人でも、共済に加入できる可能性があるので、気になったら告知内容を参照してみてください。


埼玉県民共済はどんな人向けか?

第五に、埼玉県民共済はどのような人に向いている商品なのかをご紹介させていただきます。

魅力的な保障内容を持つ埼玉県民共済ですが、
  • 安い掛金で充実した保障を持ちたい人
  • 病気が治ってから5年経過した人
  • 多様なサービスを受けたい人
に向いていると思います。

共済に加入する際には掛金を必ず払わなければなりませんが、払った金額以上の恩恵を受けたいと思いませんか?

埼玉県民共済であれば、前述した多様なサービスを受けられるので、保障内容以外の面でも「共済に入っておいてよかった」と思えるでしょう。


埼玉県民共済のメリット

ここまでは、埼玉県民共済の内容についてご紹介させていただきました。

他の都道府県民共済にはない独自のサービスやゆるやかな告知内容など、組合員にとって優しい恩恵が魅力的であることがご理解いただけたと思います。

ここからは、埼玉県民共済のメリットについて
  • こども共済
  • 新型・県民共済
  • 医療・生命共済
  • 熟年型共済
の四点をご紹介させていただきますので、ぜひ押さえておきましょう。

こども共済のメリット

第一に、こども共済のメリットです。

こども共済とは、一般的には「子ども保険」のことを言います。

子どもが万が一怪我や病気をした際に保障してくれる他、第三者に被害を与えた場合の損害賠償も補えることが主な特徴です。

埼玉県民共済のこども共済のメリットは
  • 入院保障の期間が1日目~360日目までと長く設定されている
  • 入院を伴わなくても通院保障が給付される
  • 契約者の事故や病気による死亡保障がついてくる
の三点です。

一般的な生命保険に比べても長い入院保障期間や契約者の死亡保障は、魅力的でメリットが大きいと思います。

県民共済と保険についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

新型・県民共済のメリット

第二に、新型・県民共済のメリットです。

2017年9月から、既存の「医療・生命共済」よりもパワーアップした「新型・県民共済」に加入できることになったことをご存知の方が多いのではないでしょうか。

こちらは掛金が従来のものよりも高くなっている分、保障内容の充実度も倍になっているので、今までよりもより良い保障を持つことができます。

メリットですが
  • 40代までの世代には入るメリットが大きい
  • 69歳までの加入者は入院給付の日数制限が120日と比較的長い
の二点です。

保険料にお金が回らない20代や、結婚や子育て、それに伴う家計に支出がかかる30代、40代にとっては安価な価格で入院・死亡保障を手に入れられるのでメリットが大きい内容になっています。

医療・生命共済のメリット

第三に、医療・生命共済のメリットです。

「新型・県民共済」はよりグレードアップした保障内容を取り扱っていますが、従来の商品も負けていません。

メリットは
  • 60歳までは他県の県民共済に比べてお得感がある
  • 入院給付金の制限日数は原因問わず1入院につき120日間と長い
の二点です。

医療・生命共済は、日額8,000円の入院給付が出る大変お得な商品です。

また、手術給付や死亡給付もついてくるので、基本的な保障を備えたい場合はこれ一つで事足りると思います。

熟年型共済のメリット

第四に、熟年型共済のメリットです。

熟年型共済とは、
  • 65歳から69歳のタイミングで埼玉県民共済に加入する場合
  • 「医療・生命共済」や「新型・県民共済」の保障対象年齢を経過した場合
に加入できる共済です。

共済は高齢になると保障内容が減ってしまうことが一般的ですが、高齢になるにつれて病気や怪我のリスクが高くなるので、しっかりとした保障を持ち続けていたいですよね。

埼玉県民共済の熟年型共済のメリットは
  • 保険料が安い
  • 入院給付の期間が病気の場合で124日、事故の場合は184日と長い
  • 家族葬ができる程度の死亡給付を確保できる
の三点です。

高齢者のリスクの保障が備わっているので評判が良いです。

埼玉県民共済のデメリット

ここまでは埼玉県民共済のメリットをご紹介させていただきました。

それぞれの共済について、入院給付期間が一般的なものより長いことや幅広い年齢層を対象とした保障があることをご理解いただけたと思います。

反面、埼玉県民共済にもデメリットがあります。

それは、
  • 県外へ住所変更する場合は、原則移管手続きを行う必要がある
  • 高齢者になると保障内容・金額が縮減される
  • 民間の保険会社の保険と比較して、特約によるオプション付加ができない
の三点です。

以下では具体的にご紹介させていただきます。

県外へ住所変更する場合は、原則移管手続きを行う必要がある。

第一に、県外へ住所変更する場合は、原則移管手続きを行う必要があるです。

都道府県民共済の加入者が県をまたぐ引っ越しをする際には、別の都道府県の共済に加入するための移管手続きを行うことが原則です。

埼玉県民共済の加入者も、県外へ引っ越す場合はこの対象になります。

しかし、必ずしも移管手続きを行う必要はなく
  • 割戻金が低い地域への移動
  • 県民共済がない地域(福井、山梨、鳥取、徳島、高知、愛媛、佐賀、沖縄)への移動
の場合には、解約をせずに住所変更のみで継続加入ができることを覚えておきましょう。

高齢者になると保障内容や保障金額が縮減されてしまう

第二に、高齢者になると保障内容・金額が縮減される点です。

これは埼玉県民共済だけに限らず、一般的に高齢になるほど保障内容や保障金額は縮減されてしまうものです。

年齢が上がるにつれて保障のリスクは高まるのに、もどかしい気がしますよね。

しかし、埼玉県民共済であれば「熟年型共済」で65歳以上の保障も充実しているので、一般的なものよりはメリットが高いと思われます。

民間の保険会社の保険と比較して、特約によるオプション付加ができない

第三に、民間の保険会社の保険と比較すると特約によるオプション付加ができない点です。

埼玉県民共済の「医療・生命共済」には「生命共済プラス型」で特約を付加することができますが、保障内容は非常にシンプルなことがデメリットです。

具体的には、他の保険会社で補える先進医療特約やがん特約等が付加できないので、主契約の足りない部分をカバーすることは難しいです。

万が一病気になった際に、守備範囲を広く持っていたい人にとっては少々物足りない内容になっているので、あくまでも特約があることをだけを覚えておきましょう。

まとめ

この記事では、「埼玉県民共済はどのような共済保険なのか?」について解説させていただきましたが、いかがだったでしょうか。

記事の要点は
  • 埼玉県民共済は多様なサービスがある上、保障内容の充実さと安い掛金が魅力的である。
  • メリットは、子どもや熟年層の保障が厚く、どの世代にも入院給付日数が長い点である。
  • デメリットは、県外へ引っ越す場合は原則として移管手続きを行う必要があることや特約によるオプション付加ができない点である。
以上三点です。

埼玉県民共済は、他の都道府県民共済に比べて充実した保障内容が売りになっています。

加入者にとってメリットが大きい内容なので、「埼玉県民でよかった」と言う声も多く聞こえてくるのです。

保険ROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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