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県民共済と通常保険の違いとは?特徴と注意点を解説します!

県民共済とは各県の生活協同組合が取り扱う共済保険のことです。健康告知が厳しくないため加入しやすく、死亡から入院までオーソドックスな保障が約束されています。しかし、高齢になると保障が急激に先細ることや、他県へ引っ越しする場合に移管手続きが必要なこともあります。

県民共済とは?保障内容と掛け金(保険料)を通常の保険と比較しつつご紹介!

検討する対象の保険に「県民共済」があがり少し調べてみて、この保障内容でほんとうに良いのかと感じた方は多いのではないでしょうか?

また、保険料についても「こんなに安くてほんとうに大丈夫なのだろうか?」の考えが多少なりとも頭の端をかすめた方もいらっしゃるはずです。

県民共済に対してのそんな心配も無理のないところですが、なぜ掛け金を安くできるのか、また、保障内容についてどのように考えていったらいいのか知りたくないですか?
そこが理解できると、通常の保険との違いも自然に理解できると思います。

そこで本記事では、 
  • 県民共済のそもそも
  • 県民共済の良いところ
  • 県民共済の気をつけるところ
  • 通常の保険との違い
以上の内容を中心に解説していきます。

本記事を読むことで、「県民共済の良いところと、そうでないところが明確になる」ことと思います。

是非最後まで引き続きご覧ください。 


県民共済とは共済加入者のくらしを保障する内容で掛け金は安い

県民共済は、運営の主体が生活協同組合の各県毎の取扱いとなる共済保険のことです。

前提として、保障の対象は「共済組合員」になりますが、加入資格に特別なものは必要ないので、これが加入の障害となることはありません。

組合員資格は、「**県内にお住まいの方、もしくは職場のある方のうち本組合の承認を受けた方が組合員となる資格を有します」
となっており、出資金200円(1口100円を2口)の払込みによって得られます。

県民共済は、地元の人たちのくらしについての相互扶助の精神で運営されている、ということです。 

以上のことについて詳しく説明していきます。 

県民共済は死亡や入院に関するオーソドックスな保障内容となっている

県民共済ホームページの情報を基に、ご紹介して行きます。

県民共済の5つの特徴として、
  • 特長1 入院1日目から保障
  • 特長2 日帰り手術も保障
  • 特長3 健康保険が適用でない先進医療を保障
  • 特長4 死亡や高度障害など万一のときも保障
  • 特長5 保障を充実させる特約をプラスできます
があげられていました。

この内容について、高額な保険と並べても遜色ない状態となっているところもあります。

それは、入院となったときは必ず給付金がもらえますし、手術の場合は入院を伴わなくても給付金がもらえます。

また、先進医療が特約をつけないで保障されるのも、助かります。

その上で死亡や高度障害にも保障がありますので、総合的に保障されていると言って良さそうです。

主制度として下記の3つから選択をします。
  • 県民共済活き生き3000
  • 県民共済活き生き2000
  • 県民共済活き生き1500
上記3点についての重複選択はできませんので、ご注意ください。

ここでは、県民共済活き生き2000(月掛け金2,000円)の保障期間と保障額を抜粋して一覧でご紹介します。
保障種類種別\保障期間18~60歳
60~65歳
入院病気、事故(1日)5,000円3,000円
手術病気、事故(1回) 10・5・2.5万円  6・3・1.5万円 
通院交通事故(1事故) 800円
障害事故160~6万円120~4.5万円
死亡・高度障害病気330万円100万円
先進医療300万円限度100万円限度

入院や死亡などの保障に重きをおいた保険となっているのがわかります。

特に目新しい保障がされることはないものですが、一般的な内容は含まれています。

掛け金は2,000円前後で、お手頃

ここで掛け金(保険料)について、みてみましょう。

掛け金は、2,000円を中心に以下で設定されていて、とても手頃で加入しやすくなっています。
同じ保障期間で、保障内容がそれぞれでどう違うか確認してみます。

保障期間「18歳~60歳」
主契約種類月額掛け金(保険料)病気死亡保障上限年齢
県民共済活き生き30003,000円400万円80歳
県民共済活き生き20002,000円330万円80歳
県民共済活き生き15001,500円200万円80歳

月額共済掛金は、年齢にかかわらず一律です。

保障する年齢の上限は、上記の主契約3つどれをとっても80歳までとなっており、この項目については、保険料の高安での差はありません。

死亡保険金は、一番高い月額保険料3,000円の場合でも、400万円となっており、病気死亡では必ずもらえますが、低い印象です。

上記の3つで比べたときには、保険料1,500円で死亡保険金200万円のところ、保険料3,000円で保険金400万円なので、ちょうど2倍となり特に優劣はありません。

健康告知の内容が厳しくなく加入しやすい

健康告知の規定が下記のように県民共済ホームページに掲載がありました。
特に、一般的な保険とくらべて緩やかな基準となっている箇所について抜粋してみます。

まず、前提として下記が規定されて加入のハードルが低くなっています。

「健康状態については告知のみで、医師等による診査は不要です」

下記に該当する方が、加入できます。
  • 現在、病気やケガの治療中でない(花粉症は除きます)
  • 検査や治療が必要と指摘されていない、または検査中でない
  • 慢性疾患の診断を受けていない、または医師から治療をすすめられていない
  • 慢性疾患が治ってから、5年経過した
  • 慢性疾患や中毒のため薬を常用している去過去1年以内に、病気やケガで連続14日以上の入院をしていないか、同じ病気やケガなどで20回以上の通院治療を受けていない、または過去3ヵ月以内に心身に異常を感じる症状や変調がない
  • 手術を受け、治ってから、1年経過した
  • 身体に残る障害や先天性の病気によっての、日常生活において他人の手助けは必要ない状態である

上記より、がんなどの悪性腫瘍になってしまった場合でも、治ってから5年間経過すれば加入が可能ということになります。

これまで、この点で保険加入をあきらめていた方には朗報ではないでしょうか。

県民共済のメリット

ここでは、県民共済ならではのメリットは何かを掘り下げていきます。

全国生協連のホームページに「事業哲学」が載っていましたのでご紹介します。
  • 非営利主義
  • 最大奉仕
  • 人道主義

一般的な保険会社と大きく違うのがわかります。

加入者側からみてわかりやすい一番のメリットがここに書かれています。
何かというと…
非営利主義」です。

非営利ということは、「儲けない」のです。

一般企業に勤めていると、この理念は理解が難しいかもしれません。

具体的には、共済給付金や保険金の支払いに重点を置き、利益を得ることについて第一と考えずに、どうしても必要な人件費や家賃などだけを経費として計上しているのです。

上記の理念のもとに開発した各種保障がありますので、次項で詳しくみていきます。

生命共済は子供や高齢者を対象にした保障のタイプが用意されている

生命共済で用意されている各種タイプの詳細は下記になります。

  • 「こども型」
対象の年齢は、「0歳~18歳」です。
月々1,000円で「こども自身の保障はもちろん保護者死亡」にも対応してます。

  • 「総合保障型」
対象の年齢は、「18歳~65歳」です。
掛け金は手頃で「日帰り入院から死亡保障まで」広く対応しています。
大きな特徴メリットとして「年齢が上がっても、掛金は上がらない」があります。

  • 「熟年型」
対象の年齢は、「65歳~85歳」です。
「安心の保障が85歳まで」続きます。
特徴として、「医師の診査は不要」で「最長85歳まで自動更新」となっています。
さらに「入院1日目から、しっかり保障」されますのでこれも加入者メリットです。

生命共済は病気や自転車・自動車事故による入院保障から死亡保障まで幅広くカバー

生命共済の保障内容には、病気での入院だけでなく、自転車・自動車事故によるけがでの入院も保障されます

月掛金2,000円タイプの保障額
種別18歳~60歳60歳~65歳
事故入院
(1日)
5,000円5,000円
病気入院
(1日)
4,500円4,500円


さらに、死亡保障までカバーしていて、事故死亡の場合は割増があります

月掛金2,000円タイプの保障額
種別18歳~60歳60歳~65歳 
交通事故1,000万円700万円
不慮の事故
(交通事故を除く)
800万円530万円
病気400万円230万円


がんや介護については特約を付加することでカバーできる

がんや介護の保障が必要な場合には、特約を追加することで、さらなる保障の充実が可能です。

がん特約と介護特約の掛け金に対しての給付額の詳細をみてみましょう。

新がん特約
月々1,000円から追加が可能です。
掛金に対しての共済金の額をまとめてみました。
追加掛金月額診断共済金額入院給付額(1日)
1,000円50万円5,000円
2,000円100万円10,000円


「介護特約」
こちらは、月々500円から追加が可能です。
追加掛金月額重度障害
500円50万円を10回まで
1,000円100万円を10回まで


その他にも、手術や先進医療三大疾病、長期入院に備えるなど、ニーズに合わせた特約が用意されています。 

県民共済のデメリット

ここまで、県民共済の良いところを中心に説明してきましたが、メリットがあれば、デメリットもあるはずです。

これも公平にみていきましょう。

詳細項目として
  • 年齢が上がったときの保障額の低下
  • 引っ越し時に手続きが必要
をとりあげます。

どんなデメリットなのか、許容できるものなのか、自分に合っているかよくご覧ください。

共済掛金は保険会社の保険と違い、何歳で加入しても同じ金額だが、高齢になると保障が急激に先細る

メリットの項で説明しましたが、県民共済の掛け金は、どの年齢で加入しても同じで、年齢とともに上がっていくようなことはありません。

しかし、その代わりに保障額が年を追って低下していきます。

具体的な保障額は下記になります。

月掛金2,000円タイプの保障額
種別60歳~65歳 65歳~70歳
病気入院
(1日)
4,500円
2,500円
病衣死亡230万円100万円

掛け金は同じ額ですが、保障額が約半分となってしまっています。

県外に引っ越しをする場合には解約しなくてもよいが、移管手続きしなければならないことも

県外に引っ越しをするときは、「移管手続き」が必要となります。

県民共済のホームページでは以下のように説明されています。

「転居先の39都道府県の都道府県民共済に管理を移す手続き(移管手続き)により、ご加入者の保障を引き継ぎます」

各県民共済の問い合わせ先窓口に連絡をすると手続き方法を教えてくれます。

解約の必要がないので、加入条件を改めてクリアするなどが必要ないため面倒がありません。

また、下記の場合は移管手続きをしなくてもOKです。

県民共済の加入時に下記のどちらかを選ぶことが出来ると説明されています。
  • 現在住所の都道府県
  • 勤務地の都道府県

よって、現住所と別の県の勤務地で加入していたときに、引っ越し先が勤務地となった場合は、加入条件から外れていませんので、移管は不要となります。


県民共済の口コミ・評判について

ここで、実際に加入した方のご意見をみてみましょう。

「県民共済は、コープ共済よりも規模が大きいですし、実績が圧倒的にあるので、ここを選んで失敗することはないと思います。(40才・男・保険関連)」

保険会社の人間でも共済に入っている人はいっぱいいて、それくらい保険としては圧倒的なコスパを誇っています。保障額が限られるというのはその通りだが、20代で未婚だったら共済だけでも十分だと思います。(41才・男・保険会社)」

「説明に営利を目的としていないという文言を見て、納得しました。営利か非営利かでコストが全然違うので民間企業が共済より安い保険を作るのは相当難しいと思います。(24才・男・家電メーカー)」

「共済は営利目的ではないので、コスパが高いのは間違いない。保険会社の生命保険や医療保険ほど充実した保障が受けられないのも確か。ある程度年を取り、家族もいると共済だけで全てをカバーするのは難しい。最終的にはサブになってしまう保険だと思う。(42才・男・金融機関)」

この口コミをご覧いただいた感想はいかがでしょうか。

保険関連の方の内輪の事情も話してくれています。

自分の会社の保険には入っていなくても、県民共済には入っている、なんていう方もいることが連想できます。

まとめ

ここまで、県民共済の詳細をみてきましたがいかがでしたでしょうか。

意外とご存じでないこともあったのではないでしょうか?

掛金が安い理由もご理解いただけたことと思います。

本記事のポイントは、
  • 掛け金は、月1,000円から3,000円と安く、どの年齢も一律
  • 死亡保障は、月2,000円で最大1,000万円
  • 保障額は、年齢があがると小さくなるので、他の保険と組合せるとベスト
  • 特約も種類があり、掛け金は月500円からと安い
となります。

この記事をみて「県民共済も我が家の保険ポートフォリオに入れてみよう」と思っていただけたなら幸いです。

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