【獣医師監修】猫の疥癬とは?原因から症状、治療費、予防法まで解説

【獣医師監修】猫の疥癬とは?原因から症状、治療費、予防法まで解説-サムネイル画像

猫の疥癬をご存知ですか?寄生虫の一種であるヒゼンダニに寄生されることが原因で発症します。耳への感染から始まり、頭部へ広がっていくことが多いです。治療ではイベルメクチン等の駆除薬が使用されます。この記事では猫の疥癬について、原因から症状、治療法まで解説します。

猫の疥癬とは?人間にもうつるので要注意!

皆さんは猫の疥癬を知っていますでしょうか?


疥癬とは猫に限らず多くの動物も感染する可能性がある皮膚病で、人間にも感染することがある恐ろしい病気です。


そこで今回「ほけんROOM」では「猫の疥癬とは?原因や症状、治療費や予防法」について

  • 猫の疥癬って何?感染する原因や症状は?
  • 治療法や治療費はどれくらい?予防法はあるの?
  • 疥癬になりやすい猫種や年齢、性別はあるの?疥癬になる条件は?
  • ペット保険がおすすめな理由
上記の内容を解説します。

猫を飼っている方・疥癬について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

猫の疥癬とは?原因や症状、見分け方や感染経路を解説!

猫の疥癬について

  • そもそも猫の疥癬って何?検査する方法や感染経路は?
  • 疥癬の原因や潜伏期間はどのくらい?
  • 疥癬の症状とは?
ここからは上記の内容を詳しく深堀りしていきます。

猫の疥癬とは?検査方法や感染経路も解説!

疥癬(皮膚疥癬症)は「ヒゼンダニ」というダニにより発症する皮膚病になります。


ヒセンダニが身体の中に入り込むことによって、激しい痒みや皮膚炎による痛みをともないます。


感染する確率非常に高く、疥癬に感染している猫に触れたりタオルなどを共有するだけで他の動物にも感染し、人にも感染する「人獣共通伝染病」でもあるので、飼い主は注意しましょう。


検査方法ですが、様々な方法があります。

  • 皮膚掻爬検査
  • 糞便検査
皮膚掻爬検査や糞便検査では、主に排泄物を検査して虫体・虫卵を確認します。特に皮膚掻爬検査では犬の検出率が20%〜50%と少ないですが、猫では容易に検出することが可能なので、猫の疥癬を調べる場合は皮膚疥癬検査がおすすめです。

不衛生な環境が感染経路になります。

猫の疥癬の原因や潜伏期間は?ヒゼンダニに寄生されることが原因

先ほども解説しましたが、猫が疥癬になる原因はヒゼンダニというダニが寄生することです。


疥癬は猫以外にも感染する皮膚病で犬にも感染します。猫と犬では寄生するヒゼンダニの種類が異なります。

  • 猫:ネコショウコウヒゼンダニ
  • 犬:イヌセンコウヒゼンダニ
極稀ではありますが、ネコショウコウヒゼンダニが犬に、イヌセンコウヒゼンダニが猫に感染することもあります。

このヒゼンダニは猫の体の上で交尾などをし、穴を掘って体の中で一生を過ごします。その穴の中でヒゼンダニが糞などをすることにより、アレルギー反応を起こします。

感染してから発症するまでの潜伏期間は1〜2ヶ月と言われていますが、猫の体から落ちるとヒゼンダニは死亡します。

猫の疥癬の症状は?皮膚の痒み等の症状を解説!

疥癬の主な症状は皮膚炎による体の痒みですが、他にも以下のような症状が見られます。

  • ふけ
  • 頭を振る
  • 毛の根元にかさぶたができて、毛が抜ける
  • 皮膚が赤くなる
  • 発疹
  • 痒みによりかいた体がら血でるなど
猫の疥癬になった場合、ほとんどが耳から感染していき顔→頭へと広がっていきますが、抵抗力があまりない猫は全身に感染する可能性もあります。

皮膚炎を起こすことから、体が硬くなることもあるので注意しましょう。

猫の疥癬の治療法や治療費用、予防法を詳しく解説!

これまでは、猫が疥癬になる理由や検査方法・症状などを解説してきました。


ここからは

  • 疥癬のシャンプーや飲み薬の投与の仕方は?治療法や治療費も紹介
  • 予防法・対処法はどうすれば良い?
上記の内容を深堀りして解説していきます。

疥癬のシャンプーや飲み薬の投与等の治療法、治療費を紹介!

猫の疥癬を治療する方法はたくさんあります。

  • 薬浴
  • 投薬
  • 生活環境を改善する
1つずつ解説します。

薬浴

薬浴とは言葉のとおりで、殺虫効果がある薬を溶かしたお湯に猫を入れます。薬を溶かしたお湯に浸かることにより、ダニを死滅させます。頻度としては週1回程度です。

投薬

投薬は、ダニを死滅させるための成分を含んだ薬を投与します。猫の疥癬の原因となるネコショウコウヒゼンダニには「セルメクチン」という成分を含んだ薬がおすすめです。その他にも抗生物質を投与することもあります。

生活環境を改善する

生活環境を改善するのも1つの手です。こまめに部屋を掃除したり、動物用の薬用シャンプーなどを使うなどしましょう。疥癬に感染しても症状がでない猫もいるので、無症状でも検査させましょう。

そんな猫の治療法でしたが、主な治療費は以下のとおりです。
  • 初診料:500円〜3,000円
  • 皮膚掻爬検査:500円〜1,500円
  • 注射・投薬(1回分):1,500円〜3,000円
  • 飲み薬:1,000円〜2,000円
注意としては、注射・投薬に関しては1〜2週間感覚で3回程度行わなければいけないですし、飲み薬も1週間分の値段です。

猫の疥癬の予防法・対処法は?感染した猫は隔離しよう

先ほど治療費なども解説しましたが、決して安いものではないので、疥癬にならないための予防がとても大事です。


1番の予防法は猫を室内で飼う(外にいる野良猫などと接触を避けるため)ことが1番の予防法です。


猫が疥癬になる1番の原因が、外にいる猫に接触して感染させられてしまうことなので、家の中から出さないことが安全でしょう。


その他にも、定期的にダニを駆除するために、駆除剤などを投与することもおすすめです。


万が一、感染してしまった場合は隔離して、できるだけ会わないようにしましょう。

疥癬になりやすい猫種や年齢、性別、条件はある?

猫の疥癬は猫種や性別によってなりやすさに違いはありません。


ただし、年齢によっては違いがあり、0歳ダントツで疥癬になりやすく、なりやすさは0,129%です。


歳をとるほどなりにくくなり4・5歳は1番なりにくく、なりやすさが0,023%になります。


その後、歳を重ねると若干ではありますが、感染しやすくなります。


疥癬になる条件は主に2つあります。

  1. 直接経路:長い間、肌と肌が触れ合うと感染する(短い時間であれば問題ない)
  2. 関節経路:疥癬に感染した(している)人が使った布団やベッドに猫が乗る

もしもの時に備えてペット保険に加入しておくのがおすすめ!


もしもの時に備えて、ペット保険に加入しておくことがおすすめです。


猫の疥癬に限らず、病気・怪我の治療には結構お金がかかります。あらかじめペット保険に加入しておけば、多額な治療費を援助してくれます。


どのペット保険にすれば良いかわからない方は、ほけんROOM相談室で保険のプロに無料相談してみたり、保険に関する記事も多数掲載されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ:猫の疥癬とは?自然治癒でも治る病気なのか

今回は、猫の疥癬とは?原因から症状、治療費、予防法などを解説してきました。


本記事のポイントは、

  • 猫の疥癬は「ヒゼンダニ」というダニが原因で、主な症状は体の痒み。人間に感染する可能性もある
  • 治療法は薬浴・投薬など様々で、投薬の治療費は1,500円〜3,000円が相場。室内で飼うことが1番の予防法
  • 猫の疥癬は猫種・性別により感染しやすさは変わらないが、年齢が若いほど感染しやすい
  • 万が一の時のために、ペット保険に加入するのもおすすめ。ほけんROOMで無料相談してみては
でした。

猫の疥癬は感染してしまってはしょうがないですが、普段から適度に掃除などをして未然に防ぐことも可能です。大切な猫が感染してしまわないようにしましょう。

ほけんROOMでは他にも、猫や犬などペットに関する記事が多数掲載されていますので、ぜひ御覧ください。

最後までお読みくださりありがとうございました。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

ランキング

  • 【獣医師監修】猫の鼻炎とは?症状や原因、治し方、予防法を解説!
  • 【獣医師監修】猫の乳腺炎とは?原因や症状、治療法、予防法を解説!
  • 【獣医師監修】猫の水頭症とは?原因から症状、治療費まで解説!
  • 【獣医師監修】猫の膿胸とは?原因から症状、治療法、予防法まで解説
  • 【獣医師監修】猫の角膜炎とは?症状と原因、治療法や予防法を解説!
  • 【獣医師監修】猫の膵炎とは?原因から症状、治療法、予防法まで解説
  • 【獣医師監修】猫の歯周病とは?原因から症状、治療法、予防法を解説
  • 【獣医師監修】猫の回虫症とは?原因から症状、治療法、予防法を解説
  • 【獣医師監修】猫の腎不全とは?原因から症状、治療法、予防法を解説
  • 【獣医師監修】猫のクッシング症候群とは?原因や症状、治療法を解説