【獣医師監修】犬のレプトスピラとは?原因から症状、治療法まで解説

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犬のレプトスピラをご存知ですか?レプトスピラ症という感染症で、7つの血清型があり人にも感染します。また発症が発覚した際には届出が義務付けられています。この記事では犬のレプトスピラについて、原因から症状、潜伏期間、治療法まで詳しく解説します。

犬のレプトスピラ症はどんな病気?潜伏期間や診断方法も解説!

日々気をつけていても、ペットが病気にかかり、悪化してしまうことがあります。

特に犬はレプトスピラ症という感染症にかかることがあり、単なる食欲不振などと勘違いしてしまうと、一気に重症化してしまう怖い病気です。

しかし、犬がかかるレプトスピラ症の症状や原因、治療薬などについて、知らないことも多いのではないでしょうか。

レプトスピラ症に感染しても、どんな症状が出るのか、治療にはどのくらいかかるのかなどを知らないと、いざというときにそなえておくこともできません。

そこで今回の「ほけんROOM」では、
  • 犬のレプトスピラ症の原因や症状、潜伏期間を解説
  • レプトスピラ症の治療法やワクチン接種の有効性について
  • レプトスピラ症にかかりやすい犬の種類や年齢
  • 万一のときのためのペット保険への加入
以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、犬のレプトスピラ症のことを正しく理解でき、重要なポイントをおさえることができます。

診断方法や潜伏期間などしっかり知っておいていただき、長く一緒に暮らしましょう。

ぜひ、最後までご覧ください。

犬のレプトスピラ症とは?種類や原因、症状を解説!

犬のレプトスピラ症は、一見するとちょっとした体調不良や食欲不振などと間違えてしまいますが、感染するタイプによっては死亡率が高かったり、人間にうつしてしまう可能性のあるやっかいな病気です。


愛犬が激しく嘔吐したり、血尿を排出したりする姿を見るのは、飼い主としてはつらいですよね。


そこでまずは、犬のレプトスピラ症について、

  • レプトスピラ症とはどんな病気か
  • レプトスピラ症の原因や潜伏期間、感染経路について
  • レプトスピラ症にはどんな症状があるのか

以上のことを解説します。


レプトスピラ症のことを正しく理解し、愛犬の日々の様子を確認して、少しでも兆候が見られたときは検査を受けるようにしてください。

犬のレプトスピラ症とは?血液検査等の検査方法も解説!

犬のレプトスピラ症とは、細菌のレプトスピラが腎臓や肝臓で増殖してさまざまな症状が引き起こす病気です。


らせん型の細菌で、人にも感染することがありますが、細菌が持っている血清型によって引き起こされる症状が異なります。


たとえば熱が出たり、なんとなく元気がないといった軽症で治ってしまうときと、肝不全や腎不全などを発症してしまうこともあるのです。


そのため、レプトスピラ症かどうかを判断するために、いくつかの検査方法を組み合わせます。


細菌を検出するために、顕微鏡法・培養法を用いたり、血液検査・遺伝子診断法・血清学的診断法などを行います。


これ以外にも、尿検査やレントゲン検査、超音波検査などを組み合わせて、ようやくレプトスピラ症であると診断されるんですね。

犬のレプトスピラ症の原因は?感染経路や潜伏期間も解説!

犬のレプトスピラ症の原因は、ネズミやその他の保菌している野生動物が排出した尿などと接触したり、皮膚の傷口などから細菌が入り込んだりして感染することが多いです。


保菌動物の排出した尿などの水分やそれを含んだ土と触れたり、細菌に汚染された水を摂取することで、体内に取り込んでしまいます。


また、犬がケガをしているところに細菌が入るなど、皮膚を通じた感染の可能性も高いです。


そのため、川遊びをしているときや、キャンプ場などで遊ばせているときなどは注意が必要でしょう。


また潜伏期間は数日から2週間程度が多いですが、子犬などの若い個体や予防接種をしていない犬では重症化することもあります。

犬のレプトスピラ症の症状は?肝臓や腎臓に影響を与える!

犬がレプトスピラ症にかかったときの症状はさまざまですが、経皮的に感染し腎臓で増殖するため、重症化すると腎不全肝不など、腎臓や肝臓に大きな影響を与えます。


そのため、できる限り早めに病院に連れていくことが重要ですが、かかったときの症状には大きく分けて、3つのタイプにわかれます。


以下にタイプ別にまとめてみました。

タイプ症状
無症状感染犬の体内に抗体ができ、
症状がないまま治癒する
出血型吐血や血尿、下痢などの症状があり、
死亡率も高い
黄疸型
食欲減退や嘔吐、黄疸が見られて、
死亡率が高い

無症状感染では自然治癒してしまいますが、犬が保菌しているため、人間にうつしてしまうことがあります。


出血型黄疸型では体調不良になったあと、高熱が出たり、激しい嘔吐が見られることも多いです。


重症化しやすく、死亡率が高いため、特に山遊びや川遊びなどに連れて行ったあとで、これらの症状が見られたときは、すぐに病院に連れていきましょう。

犬のレプトスピラ症の治療法、治療費用、予防法を詳しく紹介!

犬がレプトスピラ症に感染しないように注意しなくてはいけませんが、いつの間にかかかってしまうこともありますね。


しかし、いざ感染したときに、どんな治療法があるのか、どのくらい費用がかかるのかを知らないと不安になる方も多いでしょう。


そこで次は、

  • 犬のレプトスピラ症の治療薬や治療法、治療費について
  • レプトスピラ症の対策にはワクチン接種が有効

以上のことについて解説します。


少しでも愛犬の様子がおかしいと感じたら、動物病院に連れていき、適切な治療を受けさせてあげましょう。

犬のレプトスピラ症の治療薬や治療法、治療費を紹介!

犬がレプトスピラ症にかかってしまったら、まずは抗生剤の投与が行われます。

抗生剤にはペニシリン系やストレプトマイシンなどが使われることが多いです。

腎不全や肝不全を発症しているときは、輸液療法利尿剤などを使った治療や管理が行われます。

また、総合的な検査が必要になるため、レントゲンや超音波を使用することもあるなど、治療や検査は多岐にわたります。

それぞれにかかる治療費の目安を、以下にまとめてました。
治療法費用
抗生剤1回につき2,000~3,000円
レントゲン検査1回につき2,500円
超音波検査1回につき2,000円
状況によっては、入院費用がかかったり、抗生剤や各種検査を数回行う必要があるため、1回の治療には数万円ほどかかることもあります。

また、レプトスピラ症に感染した犬以外にも犬を飼っていれば、その犬に感染予防の抗生剤を処方しなくてはいけません。

さらに、人に感染が広がる可能性もあるので、早めの治療が大切です。

犬のレプトスピラ症の予防法は?ワクチンの予防接種が有効!

犬のレプトスピラ症を予防するのに、最も効果的なのはワクチンの予防接種です。


2種以上の混合ワクチンは効果があり、2,000円~5,000円程度で接種できます。


7種や8種といった混合ワクチンになると1万円近くかかることもありますが、予防法としてはかなり有効です。


また、川遊びなど野外で遊ばせるときや、台風や大雨の後などの散歩時には、水が汚染されている危険性があるので、水を飲ませたり、水に触れないように気をつけてください。

レプトスピラ症にかかりやすい犬種や年齢、性別はある?

レプトスピラ症にかかりやすい犬種ですが、特にあるわけではありません。


しかし、山遊びや川遊びなどが好きで、元気に走り回ることの多い大型の犬種は注意したほうがいいでしょう。


たとえば、シベリアンハスキーやグレイハウンドなどがこれに該当します。


ただし、ネズミの尿から感染することもあるため、小型の室内犬でも環境によっては気をつけてください。


また、免疫機能が弱い若い個体や高齢の犬は、レプトスピラ症にかかると重症化する可能性が高いので、早めにワクチン接種をしてあげましょう。


免疫は一生続くわけではないので、後1年の間に3回行い、その後は2~3年に1回のペースが一般的です。


かかりつけ医と相談しながら、愛犬にあったペースで接種することが必要になってきます。

もしもの時に備えてペット保険に加入しておくのがおすすめ!

レプトスピラ症だけではありませんが、犬は病気にかかると、場合によっては数万円の費用がかかります。


しかし、ペットには人間のような健康保険がないので、治療費は100%自己負担しなくてはいけません。


そんな万一のときのために、ペット保険に加入しておくことをおすすめします。


ほけんROOMにはペット保険に関する記事が多くあり、保険の種類や費用などを紹介しています。


また、ペット保険の一括比較も簡単です。


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どんな保険が適しているのかがわからないときは、無料相談も受け付けていますので、気軽にご利用ください。

まとめ:犬のレプトスピラ症は治る?

犬のレプトスピラ症について、症状や原因、治療法や治療費などをご紹介いたしましたが、いかがでしたか。

この記事のポイントは、
  • 犬のレプトスピラ症は、人にもうつしてしまう感染症である
  • 重症化しやすく、治療が長引くと数万円かかることもある
  • 川遊びやキャンプ場など、汚染の可能性がある水や土との接触を避ける
  • ワクチン接種が、レプトスピラ症には有効
  • いざというときにそなえて、ペット保険への加入をおすすめ
でした。

レプトスピラ症は、悪化すると大変ですが、早めに治療すれば治る病気です。

単なる体調不良や食欲不振と考えずに、様子がおかしいときはかかりつけ医に診察してもらいましょう。

治療費などが気になる場合は、ペット保険に加入しておくことで、犬にとっていちばんいい治療を、費用のことを心配することなく受けさせてあげられます。

元気な愛犬との生活を続けるためにも、未加入の方は検討しましょう。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。
この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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