【獣医師監修】猫の骨肉腫とは?原因から症状、手術等の治療法も解説

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猫の骨肉腫をご存知ですか?明確な原因は不明ですが、足に発症することが多く、場合によっては肩甲骨等の部位にも腫瘍ができます。治療法としては薬よりも手術の方が多いです。この記事では猫の骨肉腫について、原因や症状、診断方法、治療法、費用について詳しく解説します。

猫の骨肉腫とは?寿命が短くなってしまう病気なのか

人間においてはあまり発症例はないものの、膝の周りや肩などに痛みの症状が表れる骨肉腫という病気があります。


そんな骨肉腫という病気ですが、猫にも発症することがあることはあまり知られておらず、どんな事が起こってしまうのかと不安になる人もいますよね。


そこで、今回「ほけんROOM」では

  • 猫の骨肉腫の原因や症状
  • 猫の骨肉腫の治療法や治療費、予防法
  • 骨肉腫にかかりやすい猫種や年齢はあるのか

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、猫の骨肉腫のことについて詳しく知ることができ、愛猫が万が一骨肉腫になってしまった際にどのように対応すれば良いのか知ることができます。


是非最後までご覧ください。

猫の骨肉腫とは?原因や症状について詳しく解説!

猫を飼っているとさまざまな病気になってしまうことでしょう。


しかし、そんな中でも骨肉腫という病気になったということはあまり聞いたことがないのではないでしょうか。


それゆえ、あまりイメージが湧かないかもしれませんが、骨肉腫という病気は怖いものなのです。


そもそも、猫の骨肉腫とはいったいどういう病気なのか、骨肉腫ができてしまう原因、また骨肉腫による痛みや跛行などの症状について、以下で詳しく解説していきます。

そもそも猫の骨肉腫とは?転移等の予後はどうなのか

猫の骨肉腫とは、猫の骨に腫瘍が発生する病気のことを言います。

発生部位によって症状はさまざまですが、四肢にできると足の腫れや痛み、跛行などがみられます。

発生部位は犬の場合は四肢がほとんどですが、猫の場合は四肢だけでなく、肩甲骨や肋骨といった体軸骨格にできることもあります。

完全に予防することが難しい病気で、治療については手術で腫瘍を切除しますが、四肢にできている場合は断脚を行うのが一般的です。

骨肉腫の発生部位が四肢で、遠隔転移なし、かつ断脚の場合は予後が良好となるケースもありますが、体軸骨格にできている場合やすでに転移している場合は予後不良となるケースが多いです。

猫の骨肉腫の原因とは?

実は、猫が骨肉腫になる原因というものはいまだによく分かっていないというのが現状です。


猫の種類や体の大きさ、運動量など猫によってさまざまな違いがありますが、そういった違いが骨肉腫に影響しているというはっきりとしたデータがありません。


そもそも猫の骨肉腫は、猫の腫瘍のうち5%程度とかなり少なく、症例数が少ないため研究が進んでいないということもあります。


犬の場合は、過去に骨折をしていると骨肉腫になりやすいといわれています。


しかし、それもあくまで仮説でしかなく、骨肉腫という病気についてははっきりとした原因が特定できていないのです。

猫の骨肉腫の痛みや跛行等の症状を解説!

いくら発生率が低いといっても、自分の飼っている猫が骨肉腫にならないという保証はありません。


骨肉腫になってしまうと、まず症状として現れるのが「足を引きずるように歩く」というものです。


骨肉腫は骨の腫瘍で、犬の場合は四肢に症状が出ることが多いですが、猫の場合は体軸骨格にできることもあります。ただ四肢、特に後ろ足にできることが多く、その場合は跛行の症状がみられます。


骨の腫瘍により歩くことが困難になったり、そもそも歩くことを嫌がるようになったりするため、運動量も減っていってしまいます。


足を引きずるように歩く跛行という症状や、足に痛みを感じていると思われる症状があった場合は、迷わず動物病院に連れていきましょう。


犬猫の腫瘍の病気の分類

猫の骨肉腫の治療法や治療費、予防法を解説!

猫の骨肉腫がどういった病気であるかは分かりましたが、それでは猫が骨肉腫になってしまった場合、どうすれば良いのでしょうか。


猫の骨肉腫は、以下で詳しく述べますが具体的な予防法はありません。


また、万が一発症してしまった場合は、発症部位の切断という治療法が取られる場合が多く、その点は覚悟していなければなりません。


とはいえ、猫の骨肉腫は発症率そのものも低く、過度に心配をする必要はないでしょう。


ここからは、猫の骨肉腫についての治療法などを中心に見ていきます。

猫の骨肉腫の治療法や手術費用等の治療費を紹介!

猫が万が一骨肉腫になってしまった場合は、治療が必要です。


その治療として最もよく行われるのは、腫瘍を手術で切除するという方法です。


具体的には、前足および後ろ足の四肢に骨肉腫が発症している場合には、断脚を行うことによって、再発や他部位への転移を防ぐことになります。


犬の骨肉腫の場合は、他部位への転移のスピードが速いために断脚と同時に抗がん剤治療などを行うこともあります。


しかし、猫の場合は他部位へ転移することがほとんどなく、断脚を行うことによって回復が良好となる場合が多いです。


しかし、四肢以外の骨肉腫の場合は発症した部位のみを切除することが難しく、治療が難しいものです。


猫の骨肉腫にかかる手術費用は、実際に治療を行った人の話によれば30万円~50万円ほどかかったということです。


手術費用もそうですが、病院への通院などにも費用がかかると思ったほうが良いでしょう。

猫の骨肉腫の予防法はある?日頃からの観察が大事!

猫の骨肉腫については、残念ながら予防法といわれるものはありません。


しかし、猫の骨肉腫は他部位への転移が遅く、早めに処置を施すことで進行を止めることができます。


猫の骨肉腫を治療するためには、早期発見が大事なため、普段から猫の体全体を触り、骨に固い膨らみやしこりなどが無いかをしっかりと確認しましょう。


また、万が一そういった症状がある場合は、すぐに動物病院に連れていくことが大事です。

骨肉腫にかかりやすい猫種や年齢はある?

猫の骨肉腫は、猫種によってかかりやすいかどうかというデータがなく、具体的には言えません。


しかし、骨肉腫は高齢な猫で発症確率が高くなっています。


猫が骨肉腫にかかりやすくなるのは、9歳~10歳と高齢の猫で、後ろ足に出やすいという傾向があります。


しかし、猫の骨肉腫は膝だけではなく、背骨や肋骨といった全身の骨に症状が現れることもあります。

もしもの時に備えてペット保険に加入しておくのがおすすめ!

このように、猫の骨肉腫は発生率は少ないものの、ひとたび発症してしまうと治療が大変だったり予後が良好でなかったりします。


骨肉腫に限らず、猫が病気を発症してしまったときはまず動物病院に連れていきますが、治療や手術にかかる費用は高額になりがちなものです。


そこで活躍するのが、ペット保険です。


ペット保険はペットの病気や怪我などで治療行為を受けたとき、その費用を保険金として補填してくれる保険です。


特に骨肉腫はそうですが、ペットはいついかなる病気にかかるか予測ができず、その費用を普段から準備しておくのも難しいものです。


ペット保険に加入していれば、そういった心配をすることなくペットの治療に専念できます。


ほけんROOMではペット保険に関する記事も多く掲載しているため、それらの記事も参考にしてペット保険に加入することもおすすめです。

まとめ:猫の骨肉腫とは?異変があればすぐに動物病院へ!

猫の骨肉腫がどういった病気なのか、また原因や症状、診断方法や治療法について詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは、

  • 猫の歩き方がおかしいと感じたら、骨肉腫の可能性もあるのでまずは病院を受診する
  • 猫の骨肉腫に対する明確な予防法は無いが、普段から足を触ってしこりが無いかなどの異変を常に確認しておく
  • 骨肉腫が疑われる場合はすぐに動物病院へ
  • 予防法として早期発見・早期治療が大切

です。


猫の骨肉腫は症例も少なく、対策が難しい病気でもありますが、普段からしっかりと猫の観察をしておき、異常があればすぐに病院に行きましょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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