【獣医師監修】猫の膿皮症は?原因から症状、治療法、予防まで解説!

【獣医師監修】猫の膿皮症は?原因から症状、治療法、予防まで解説!-サムネイル画像

猫の膿皮症についてご存知ですか?皮膚病の一種で、かさぶた等の症状がみられる病気です。薬用シャンプー等が治療法になり、適切なブラッシング等は予防効果があります。この記事では猫の膿皮症について、原因から症状、治療法、治療費、予防法まで詳しく解説します。

猫の膿皮症とは?うつる病気なのか、完治するのかも解説!

ペットを飼っている方にとって、ペットはとても癒される家族の一員であり、特に猫のしぐさ一つを見ているだけで、毎日の疲れも吹っ飛んでしまいます。


反面飼い主にとってペットの健康管理はとても重要で、特に猫は病気をなかなか表に出さないため、飼い主が気づいた時には手遅れというケースもよくあると言います。


最近飼い猫の様子がいつもと違うとか、飼い主だからこそわかる愛猫の体の変化や、この頃なんだか気になるといったことはありませんか。


自分で毛づくろいをしているのを何気なしに見ていると、何故か同じ個所ばかり舐めていたり、ひどい時には引っ掻いたりしていませんか。


今回「ほけんROOM」では以下のポイントについて、そして猫の膿皮症とはどんな病気なのか、うつる病気なのか、完治するのかを詳しく解説していきます。

  • 猫の膿皮症とは?原因や症状を詳しく解説!
  • 猫の膿皮症の治療法、治療費、予防法は?
  • 膿皮症にかかりやすい猫種や年齢はある?
  • もしもの時に備えてペット保険に加入しておくのがおすすめ!

猫の膿皮症とは?原因や症状を詳しく解説!

まず猫の膿皮症とはどういう病気を言うのでしょうか。膿皮症に何故かかってしまうのか、その原因や症状を詳しく解説していきます。


膿皮症は一般的には犬の皮膚病として知られているのですが、最近では猫にも見られる皮膚病となっています。

  • そもそも猫の膿皮症とは?皮膚病の一種!
  • 猫の膿皮症の原因は?ブドウ球菌が思うな原因!
  • 猫の膿皮症の症状は?かさぶた等の症状を詳しく解説!
ここでは、膿皮症についての疑問点を見ていくことにしましょう。

そもそも猫の膿皮症とは?皮膚病の一種!

猫の膿皮症は皮膚病の一種なのですが、皮膚の表面に存在している細菌が引きおこしてしまう皮膚の炎症です。

細菌は普段健康な体の動物に存在していますが、異常に増殖しないように一定のバリア機能で覆われているのです。

ところが猫の免疫力すなわち抵抗力の低下から、細菌がバランスを保てなくなり、皮膚に侵入し増殖してしまいます。そうなると、細菌の感染によって化膿性の皮膚炎が生じてしまうのですが、これらを総して膿皮症と呼んでいます。

発症される皮膚の部位によって、以下のように分類されていますが、猫の場合表層性膿皮症はほとんど見られません。ただし、耳以外の全ての皮膚に発症する可能性があります。
  • 表在性膿皮症
  • 表層性膿皮症
  • 深在性膿皮症

猫の膿皮症の原因は?ブドウ球菌が主な原因!

猫の膿皮症の原因はいったい何なのでしょうか。先ほども述べたように主な原因はブドウ球菌ですが、このブドウ球菌は正常な皮膚にある常在菌で、猫の体の抵抗力や免疫力が低下した場合に発症すると言われています。


一般的に膿皮症が犬に多いと言われているのは、シャンプーで洗いすぎた為に被れてしまったり、逆にいつも足を拭く犬用のタオルを洗ってなかったりして、不衛生にしていたせいで引き起こる皮膚病です。


では、猫の場合だと犬のように頻繁にお風呂にも入らないし、猫自体が清潔でいつも毛づくろいをしていますから、なりにくい病気なのではないでしょうか。


ところが猫の場合は、ノミやダニなどからのアレルギーや、カビなどの菌の感染や、そして様々なストレスによって引き起こされてしまうケースが多いようです。

猫の膿皮症の症状は?かさぶた等の症状を詳しく解説!

では、猫の膿皮症の症状を見てみましょう。皮膚にどのような症状が現れるのでしょうか。

  • しきりに体を舐める
  • しきりにかいたり痒がったりしている
  • 毛が脂っぽくなる
  • 赤い発疹が出ている
  • 中心に膿を持った発疹が出ている
  • 脱毛している
  • 炎症部分にかさぶたが出来ている
  • 円状に薄く皮膚がめくれている
順番に見ていくと、しきりに体を舐めたりかいたりする行為は、感染部分が痒くなるためで、猫をいつ見ても同じ個所を舐めたりかいたりしている時は注意しましょう。また、皮膚炎の発症で被毛がベタベタして脂っぽく感じてしまう時も同様です。


次に皮膚に赤いブツブツの発疹や、赤いブツブツが広がって中心に膿を持った発疹になったり、丸く脱毛していたらこれも要注意です。


また、皮膚の炎症部分にかさぶたができていたり、膿を持った発疹が掻いてしまうことで、破裂して小さく円状に皮膚が薄くめくれてしまっていたりするのも要注意です。

猫の膿皮症の治療法、治療費、予防法は?

飼い猫が皮膚病なのかもしれないと思い、動物病院に連れて行った場合に、獣医の診断が膿皮症だったと想定してみましょう。


その時に不安になるのは、治る病気なのか、治療費はどのくらいかかるのだろうかと心配は尽きないでしょう。


ここでは、猫の膿皮症の治療法や動物病院での治療費、そして膿皮症にならないための最も効果的な予防法について見ていくことにしましょう。

  • 猫の膿皮症の治療法や治療費は?薬用シャンプーが効果的!
  • 猫の膿皮症の予防法は?適度なブラッシング等が良い!

猫の膿皮症の治療法や治療費は?薬用シャンプーが効果的!

では、猫が膿皮症になった場合の治療法や治療費を見てみましょう。


治療法


膿皮症は感染症でもあるため、抗生剤の内服や抗生剤を含む外用薬が効果的です。

ただし、猫は内服薬を上手に服用できない時もあるので、その場合には抗生剤を注射にて投与してもらえたりします。

また、感染部位の消毒や薬用のシャンプーで薬浴をしたりするのも効果的でしょう。


治療費


膿皮症は一般的に余程悪化していなければひと月くらいで完治するでしょう。ただし基礎疾患によるのでなかなか治らなかったり、繰り返したりと個体差があるので注意してください。


だいたい週に1度のペースで動物病院に通うとして、治療費が1回に約4,000~5,000円ほどとすると、合計で18,000円~20,000円の治療費がかかります。


上記の診療費はあくまでも例を記載したもので、動物病院によっても異なりますし、実際の症状や診療内容そして処方箋によっても異なります。

猫の膿皮症の予防法は?適度なブラッシング等が良い!

では、猫の膿皮症の予防法はどういったことをすれば良いのでしょうか。


猫の場合犬のようにトリミングに行ったりということもありませんし、頻繁にシャンプーしたりという習慣もないでしょう。


けれども、猫の場合は換毛期には毛が抜けるので、その頃になるとブラッシングを小まめにされるという飼い主さんも多くいらっしゃるでしょう。


このブラッシングを、換毛期だけではなく1年中を通して適度に行っていくことで、膿皮症などの皮膚病の予防に繋がります。


そして、スキンシップとして猫の体を撫でまわしたりマッサージを常に行っていれば、猫の皮膚や被毛のチェックにもなり、膿皮症などの皮膚病の早期発見にも繋げることができます。


また、ノミやダニなどの外部からの寄生虫の予防には、ノミとり首輪や予防薬の定期投与も有効でしょう。

膿皮症にかかりやすい猫種や年齢はある?

では、膿皮症にかかりやすい猫の種類や年齢はあるのでしょうか。


まず膿皮症には、皮膚の上に発症する表面性膿皮症、そして基礎疾患が原因とされている表在性膿皮症、皮下組織等に発症する深在性膿皮症があります。


猫の場合、表在性膿皮症はほとんど見られていません


表面性膿皮症は、皮膚のしわの間に炎症が生じてしまうことが多い為、ペルシャやヒマラヤンなどの長毛種の猫に多く発症しています。


また、膿皮症などの皮膚病は若いうちよりも年を取った猫がかかる率が断然多く、抵抗力の低下が原因とされています。


そして、ノミやダニなどが原因で起こる場合が多いので、基本的に飼い猫を外に出すのは止めましょう。

もしもの時に備えてペット保険に加入しておくのがおすすめ!


ペットを飼っていれば当然ですが、皮膚病に限らず病気にかかったら、重症になる前にできるだけ早く気がついてあげることが大切です。


病気やケガは、いつなるかわかりませんし、特に猫の場合はできるだけ早く異常に気がついてあげなければ大事に至ってしまいます。


もしも飼い猫が病気になってしまったりケガをしてしまったとしても、納得のいく治療を受けさせてあげたいと思うでしょう。


そのためにも、ペット保険への加入をおすすめ致します。ペット保険の中には窓口の精算を保険会社が行うサービスなど、ペット保険もとても進化しています。


ほけんROOMではペット保険に関する記事が多くありますので、これを機会に是非参考にされてみてはいかがでしょうか。

まとめ:猫の膿皮症とは?自然治癒で治る病気なのか

猫の膿皮症とは何なのか、そして原因から症状、治療法、予防までを解説してきましたがいかがだったでしょうか。


猫が膿皮症になった場合は、自然治癒で治る病気ではないことがお分かりいただけたでしょう。

  • 猫の膿皮症とは皮膚病の一種であり、ブドウ球菌が主な原因である
  • 猫の膿皮症の治療法は抗生剤が効果的であり治療費は2万円ほどである
  • 猫の膿皮症の予防には年中通してのブラッシングはかなり効果的である
  • 膿皮症にかかりやすいのは長毛の猫種で年齢を重ねるごとにリスクが増える
  • もしもの時に備えてペット保険に加入しておくのがおすすめ
ペットを飼う際に一番大事なのは、その子の健康管理を飼い主として生涯してあげられるかどうかということであり、猫の膿皮症などの皮膚病は体の中での異常ではないため、早期発見が必須となってきます。


猫の毎日のしぐさや何気ない行動、そして猫からのサインを見逃さないように気をつけてあげましょう。

ほけんROOMでは、他にもペットや保険に関する役立つ記事を多数公開しておりますので是非ご覧ください。
この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

ランキング

  • 【獣医師監修】猫の乳腺炎とは?原因や症状、治療法、予防法を解説!
  • 【獣医師監修】猫のチェリーアイは?原因や症状、治療法を解説!
  • 【獣医師監修】猫の角膜炎とは?症状と原因、治療法や予防法を解説!
  • 【獣医師監修】猫のメラノーマとは?原因や症状、治療法を解説!
  • 【獣医師監修】猫の悪性リンパ腫とは?症状や原因、治療法を解説!
  • 【獣医師監修】猫のクッシング症候群とは?原因や症状、治療法を解説
  • 【獣医師監修】猫に瓜実条虫が寄生する?原因や症状、治療法を解説!
  • 【獣医師監修】猫のアトピー性皮膚炎とは?原因や症状、治療法を解説
  • 【獣医師監修】猫の子宮蓄膿症とは?原因や症状、治療法を解説!
  • 【獣医師監修】犬が膿皮症になる原因はシャンプー?薬で治る?病気や対処方法を解説