パグのしっぽで気持ちが分かる?振る・下がる・噛む等の仕草を解説!のサムネイル画像

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パグのしっぽから感情や気持ちを読み取ることができることをご存知ですか?振る・振らない・下がるといった仕草に注目することが大切です。ただしっぽを追いかける等は病気の可能性もあるので注意が必要です。この記事では、パグの尻尾の仕草や尻尾から分かる感情等を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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パグのしっぽから感情を読み取れる!尻尾を見る意味とは

表情豊かなパグは、そのしっぽからも感情を読み取ることができます。


パグの顔は愛嬌にあふれて可愛いですが、そのしっぽも負けず劣らずとても可愛い形をしていますよね。


しっぽから読み取れるのは、感情だけでなく病気のサインだったりもすることをご存じでしょうか?


この記事では、パグのしっぽと感情について

  • パグのしっぽの特徴
  • パグのしっぽの振り方にはどんな意味がある?振る・上がる・下がる・追いかけるなどの理由を紹介
  • パグがしっぽを追いかける・噛むときは病気のサインかも!
  • パグの行動でわかるストレスのサインとは
  • 愛犬のもしもに備えてペット保険がおすすめ
  • 口・目・耳からも気持ちがわかる?

以上のことを解説していきます。


この記事を読んでパグへの理解を深めていただければ、パグと飼い主さんの信頼関係をより強いものにできるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。


パグのしつけ方パグの飼育方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

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パグの尻尾は特徴的!どんな特徴がある?

お尻の上にちょこんと乗った、ドーナツのように丸まった形が特徴的なパグのしっぽ。


このしっぽは「巻き尾」と呼ばれます。


また、柴犬のように背中に向けて巻き上がっているしっぽを「巻き尾」、短いしっぽが根元かららせん状に巻いているしっぽを「スクリューテイル」として、パグを「スクリューテイル」に分類することもあります。


JKC(ジャパンケネルクラブ)の定めた犬種標準(スタンダード)では、理想的なパグのしっぽを「尾付きは高く、尾の上に固くカールしている。ダブル・カールがたいへん好ましい」としています。


上に丸めるしっぽの形は、肛門まわりの通気性が良いためお尻が蒸れず、しっぽも汚れにくいため衛生的であると言われています。

パグのしっぽからパグの気持ち・感情が読み取れる!

パグのしっぽは短く普段は丸まっていますが、気持ちに合わせて動き、豊かに感情を表してくれます。


パグの様子としっぽが表している感情を読み取ることで、パグの気持ちだけでなく人を噛むなどのトラブルや危険な病気を察知することができるかもしれません


ここでは、

  1. しっぽを振るとき
  2. しっぽが上がっているとき
  3. しっぽを振らない、伸びる、下がる(垂れる)とき
  4. しっぽを追いかける、引っ張る、噛むとき

の4つの場合で、パグが何を表現しているのかを説明していきます。


またMOFFMEでは、「パグのペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!  

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①:しっぽを振るとき

犬がしっぽを振るのにはさまざまな意味があります。


高い位置で小刻みに振っているときは、基本的には嬉しい気持ちの表れです。


しっぽをゆっくり振っているときは、相手に好意をもってリラックスしている場合もありますし、警戒している場合もあります。


注意したいのは、しっぽをブンブン振っているからといって「喜んでいる」とは限らないということです。


犬がしっぽを振る勢いは興奮状態のバロメーターにもなります。


「しっぽを振るのは嬉しいとき」と思い込み、撫でようと手を出した人を犬が噛む事件は多いです。


興奮の元が、喜んでいるからなのか敵対視しているからなのかは、飼い主さんが状況と犬の表情などから判断しなければなりません。


また、興奮しすぎは呼吸器系の弱いパグには負担がかかるので、長時間しっぽを激しく振り続けている場合は落ち着かせるようにしましょう。

②:しっぽが上がっているとき

パグはもともとしっぽが上向きにカールしてついているので、しっぽを上げた状態というのは少しわかりにくいかもしれません。


基本的には、感情が高ぶっているときに犬はしっぽを高く上げます


また、相手より優位に立っているのだと示し、威嚇している場合にもしっぽを高く上げて自分を大きく見せる動作をします。


しっぽを振っているときと同様に、感情の高ぶりが嬉しさからきているのか警戒からきているのかは、状況によって判断します。

③:しっぽを振らない、伸びる、下がる(垂れる)とき

パグはしっぽを振る子もいれば滅多に振らない子もいるようですが、これについては個性なのでどちらでも特に心配ありません。


弱気になったり気持ちが沈んだりしたときは、しっぽが下を向きます。


パグのしっぽが下を向いていたら、嫌なことがあって不安を感じていると思われるので、ストレスのもとを取り除いてあげるようにしましょう。


脚の間にしっぽを巻き込んでいるような場合は、怯えている、服従の意思、または強い警戒心を表します。


寝ているときなどのリラックス状態でしっぽが伸びる・下がるという子もいますし、年老いてシニア犬になってくると、しっぽが自然に垂れてくる子も多いようです。

④:しっぽを追いかける、引っ張る、噛むとき

パグがしっぽを追いかけてクルクル回っているような場合や、しっぽを引っ張ったり噛んだりしている場合には、注意が必要です。


このような行動は、子犬の頃の単なる遊びであれば問題ないのですが、成犬になっているのに高い頻度でおこなっていたら、それは強いストレスの表れです。


構ってもらえない、我慢が多い環境で、犬はしっぽを追いかける行動をすると言われています。


ストレス環境を改善しても続くという場合は、病気である可能性も出てきます。


しっぽの付け根やお尻、腰あたりに炎症があって違和感があるか、脳の病気のおそれもあるので、しっぽを追いかける動作が続くようなら動物病院に連れていってあげましょう。

パグがしっぽを追いかけている時は要注意!

先ほど説明したように、パグがしっぽを追いかけているときは強いストレスを感じているか、病気の可能性が考えられます。


では、このような行動をしだしたらどのように対処すればいいのでしょう?


ここでは、しっぽを追う行動をさらに深く掘り下げて、

  • パグがしっぽを追う原因は何か?
  • ストレスが原因の場合の対処法
  • しっぽ以外でわかるストレスのサイン
  • 病気が原因だった場合、どんな病気が考えられるか

について説明していきます。

尻尾を追いかけるのはストレスや病気が理由かも!

しっぽを追いかける行動は好奇心旺盛な子犬にはよく見られる行動で、それ自体がすぐに何か悪いことに直結しているというわけではありません。


成犬が最近急にしっぽを追いまわし始めたという場合は、しっぽの付け根や肛門のあたりが痒いなどの違和感があるのかもしれません。


注意深く体をチェックして、炎症を起こしているところはないか、痛がるところがないか確認しましょう。


特に外見に異常が見られないのにしっぽを追うのをやめない場合、その原因は精神的なストレスや病気の可能性が考えられます。

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犬のストレスサイン、見逃してない?原因と解消法を解説!

ストレスが原因の場合の対処法とは?

ストレスが原因なら、飼い主さんに構ってほしくてしっぽを追いかける行動をしていることが多いです。


この場合、しっぽを追いかけているのを見てすぐ犬を構うのは逆効果です。


この行動をしているときに構ってもらえたと覚えると、犬は飼い主さんの気を引くためにさらにしっぽを追うようになってしまいます。


犬がしっぽを追いかけていたら、その時点では甘やかすことも叱ることもせずに無視しましょう。


そして、あまり遊んであげていなかった、最近我慢させることが多かった、環境が変わったなど、ストレスの原因を突き止めて改善するようにします。


パグは愛情深く、飼い主さんのことが大好きです。


飼い主さんからも、たくさんの愛情を表現してあげましょう。

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犬のストレスの原因は?症状別の解消法やストレスサインを解説!

参考:パグがストレスを感じている時のサイン

しっぽで見る以外にわかるストレスサインとして、次のようなものが挙げられます。

  • あくびをする
  • 目をそらす
  • 体を震わせる
  • 執拗に体をなめる
  • 同じ場所をうろうろする

これらはストレスを感じている初期の段階で、放っておくと下痢や嘔吐、抜け毛が起こったり、無駄吠えや自分を噛んで傷つけたりといった行為をしだすこともあります。


ささいなサインばかりですが、日ごろから様子をよく見ている飼い主さんなら「普段と違う」と分かるかと思います。


飼い主さんにしか気付けないサインを受け取ってあげてくださいね。

もし病気が原因だった場合は?どんな病気が考えられるのか

お尻付近が痒くてしっぽを追いかけているのであればノミ・ダニや皮膚炎の可能性が考えられますが、そういった症状がみられない場合、

などが考えられます。


肛門嚢炎は、肛門嚢に分泌物がたまって炎症をおこすもので、小型犬に多くみられる症状です。


症状が軽ければ、肛門絞りという処置と抗生物質などの投薬治療で治ります。


寄生虫も投薬治療で除去できますが、寄生虫を媒介するノミなどを駆除することが重要です。


てんかんは脳の機能に異常が起こる病気で、抗てんかん薬などで治療しますが、てんかんの原因になる病気がないか確認するためには精密検査が必要になります。


てんかんは原因がわからないことも多く、その場合は一生付き合っていかなくてはならない病気です。

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【獣医師監修】犬の肛門嚢炎とは?原因から症状、治療法まで解説!

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【獣医師監修】犬のてんかんとは?原因から症状、治療、予防まで解説

もしもの時のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

ペットにかかる治療費は全額が自己負担です。


てんかんのように通院が重なったり精密検査が必要になったりする場合、治療費はかなりの高額になります。


また、鼻の低い犬種であるパグは呼吸器系の病気にかかりやすいと言われています。


愛犬のもしものことがあったとき、お金のために治療を諦めることのないよう、ペット保険に加入しておくのがおすすめです。


ペット保険は、犬種や年齢、ご家庭の家計の状況、どの程度の補償を求めるかなど総合的に考えて決めます。


ペット保険の選び方で迷ったら、MOFFMEオンラインの無料相談サービスを利用してみてください。


また、MOFFMEではこの記事の他にもパグのペット保険に関する詳しい記事を多数公開しているので、そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

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参考:パグの気持ちは尻尾以外にも口や目、耳からも分かる!

パグは嬉しいときやリラックスしているとき、口が大きく開いて口角も上がり、人間の笑顔のような表情をします。


飼い主さんに向けられる表情で、この顔が一番多いのではないでしょうか。


ストレスを感じている・何かに集中しているときは、口は閉じていることが多いです。


パグの目は黒目が大きく、リラックスしているときは基本的に白目は見えません。


白目が見えるほどに見開いていたら、警戒・不安のサインです。


また、パグの耳はピンと立つことがなく角度もわかりにくいですが、耳が高い位置で前を向いているときは、集中・威嚇などを表します。


耳を後ろにぺたんと寝かせているときは、友好的な気持ちや甘えを表すことが多いですが、相手に敵意がないことを示している・不安な気持ちを示している場合もあります。

まとめ:パグのしっぽの振り方から犬の気持ちが分かる!

ここまで、パグのしっぽと感情の関係について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは

  • パグのしっぽは「巻き尾」「スクリューテイル」と呼ばれる
  • パグがしっぽを振るのは興奮状態のバロメーター
  • しっぽが上がるのは感情が高ぶっているサイン
  • しっぽを振らない子もいる
  • しっぽが伸びる・下がるのは、不安や怯えを感じているとき
  • シニア犬になるとしっぽが垂れることもある
  • しっぽを追いかける・引っ張る・噛むのは、強いストレスの表れ
  • しっぽを追う行動は病気の可能性も
  • もしもに備えてペット保険への加入がおすすめ
  • パグの気持ちは口・目・耳からもわかる

でした。


パグのしっぽの振り方には、同じしぐさでも状況によって全く違う意味をもつものや、中には病気の可能性を示すものもありました。


パグの体が表すサインは、愛犬の様子を毎日よく観察している飼い主さんだからこそ気付いてあげられるものばかりです。


一緒にたくさんの経験をして、お互いを理解できる信頼関係を築いていってくださいね。


MOFFMEでは、他にも参考になるペットやペット保険に関する記事を多数掲載していますので、そちらもぜひご覧ください。