ジャックラッセルテリアのしつけ方は?無駄吠えのしつけ方を解説!のサムネイル画像

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ジャックラッセルテリアのしつけ方をご存知ですか?ジャックラッセルテリアを飼おうとしている方はぜひ知りたいですよね。ジャックラッセルテリアのしつけは難しいと言われていますが、実際はどうなのでしょうか?この記事では、ジャックラッセルテリアのしつけ方を紹介します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ジャックラッセルテリアの失敗しないしつけ方・飼い方は?

ジャックラッセルテリアは、好奇心旺盛な性格と小さな体とつぶらな瞳がとても可愛らしく、人気犬種ランキング常連の犬種です。


一般社団法人ジャパンケネルクラブの犬種別犬籍登録頭数を見てみるとどの年も20位以内の登録頭数となっています。


しかし、可愛いというだけで安易に飼ってしまうと、初心者は特に飼育に苦労してしまう可能性があります。


実はジャックラッセルテリアは、見た目からは想像できませんが、しつけが難しいという特徴があり、飼育放棄率の最も高い犬種なのです。


成犬になってしまいもう手遅れだということのないように、子犬のうちからしつけ教室なども利用しながらしっかりとしつけていきましょう。


そこで、この記事では「ジャックラッセルテリアのしつけ方や飼い方について」

  • ジャックラッセルテリアの性格
  • しつけが必要な無駄吠え・噛み癖・破壊行動などの問題行動
  • しつけを始める時期とコツ
  • トイレや呼び戻し、噛むなどの具体的なしつけ方
  • しつけに必要なモノ
以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、ジャックラッセルテリアのしつけ方や飼い方について理解できるかと思います。

MOFFMEでは、他にも「ジャックラッセルテリアのペット保険ランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

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そもそもジャックラッセルテリアの性格や特徴は?

ジャックラッセルテリアは、体重4〜6kgの小型犬ですが、いつも元気いっぱいに動き回るエネルギッシュな犬種です。


可愛らしいアーモンドアイが魅力的で、常に人気の高い犬種として知られています。


しかし、可愛らしい見た目とは裏腹に、キツネ狩りもできるような獣猟犬のためしつけが難しく、初心者の人にはあまりおすすめできない犬種です。


実はそのしつけの難しさから、最も飼育放棄されやすい犬種ともされており、飼う際には愛情を持って最後までしっかり飼おうという覚悟が必要です。


頭がよく粘り強い性格なので、噛み癖や無駄吠えなどの問題行動に対しても根気強くしつけをしていきましょう。


そこでこの見出しでは、以下のことを詳しく解説していきます。

  • ジャックラッセルテリアの性格
  • ジャックラッセルテリアのしつけの難しさ
ジャックラッセルテリアの特徴を理解して、しっかり信頼関係を築いていきましょう。

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ジャックラッセルテリアは非常に賢く、素直な性格!

ジャックラッセルテリアは、好奇心旺盛で非常に賢く、大胆で粘り強い性格をしています。興味のあるものに対しては、気が済むまで追いかけることもあります。


しつけが難しいとされる犬種ですが、学習能力があり従順なのでしっかりしつけをすれば、指示通りに動くなど信頼関係も築くことができます。


逆に、しつけをしっかりしないと頭が良いため、飼い主の指示を無視したり、自分の方が飼い主より上だと判断するので、注意しましょう。

ただし賢いがためにしつけは難しい

ジャックラッセルテリアは、キツネ狩りの狩猟犬として生まれた経緯があり、エネルギッシュで気性が荒い犬種です


動き回ることも大好きなので、問題行動を起こすことも少なくありません。


さらに賢い犬種でもあることから、しつけが難しく、長い時間がかかるとされています。


しつけは決して簡単ではありませんが、根気強く取り組んでいきましょう。


しつけのポイントは、褒めて伸ばすこと、叱るときは低いトーンで短く叱ることです。全く指示に従わない場合は、無視をするのも効果があります。


また、愛犬を混乱させたり、立場があやふやにならないように、叱り方やしつけ、接し方、使う言葉は家族内で一貫することも大切です。

ジャックラッセルテリアのしつけが必要な問題行動とは?

吠える、噛むなどの問題行動は、犬にとっては正常な行動とは分かっていても、飼い主にとっては悩ましいものですよね。


ジャックラッセルテリアは小型犬でありながらも、獣犬として生まれているので、動くものに対してはとても執着し、吠えたり追いかけ続けたりすることもあります。


そこでこの見出しでは、犬の問題行動について、以下のことをさらに詳しく解説していきます。

  • 無駄吠え・噛み癖
  • 破壊行動
一緒に暮らしていく上でもとても大切なしつけとなるので、根気強く取り組んでいきましょう。

①:無駄吠え・噛み癖

ジャックラッセルテリアは、無駄吠えや威嚇の多い犬種とされています。無駄吠えをやめさせるためには「ダメ」のしつけが効果的です。


吠えたら小石を入れたアルミ缶を振るなど犬にとって不快な音を聞かせて、吠えたら振る、吠えなかったらほめるを何度も繰り返します。


社会化が不足していることも原因である可能性があるので、修正が効く子犬の頃からトレーニングをしましょう。


また、ジャックラッセルテリアは強く噛みつくことをよしとされてきた犬種です。


子犬の甘噛みはあまり痛くないですが、子犬のうちからその力をコントロールできるようにしておかないと、飼い主が怪我をすることになります。


成犬になってからでは手遅れの場合が多いので、しっかり子犬のうちから強く噛んではいけないということを教えましょう

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②:破壊行動

ジャックラッセルテリアは頭がよく賢いので、家のものを破壊したりゴミを散らかすなど留守番中にいたずらをすることもあるでしょう


いたずらは、ストレスや退屈な気持ちが溜まっている証拠なので、外で運動する時間をたっぷりとってあげると解決していきます。


また、しつけるということのほかに家の環境作りも工夫するとよいでしょう。


サークルやゲージなどを利用して動ける場所を制限したり、壊されたくないものは犬の近くに置かないなど工夫できることはたくさんあります。

ジャックラッセルテリアのしつけを始める時期やしつけのコツとは

ジャックラッセルテリアはとても賢い犬種なので、言うことを聞かなかったり、飼い主のことを下に見たりすることもあり、しつけが難しいとされています。


ジャックラッセルテリアのしつけを始める時期やコツには、以下のようなことが挙げられます。

  • しつけは迎えた初日からすぐに始める
  • 社会化期には人間社会に慣れさせる
  • 愛犬と信頼関係を結ぶ
  • しつけ教室に通ったりトレーナーにしつけをお願いする

根気強くしっかりしつけていけば、元気いっぱいで従順なとても可愛い子に育つので、諦めずに向き合っていきましょう。


以下では、ジャックラッセルテリアのしつけにについて、さらに詳しく解説していきます。

しつけは子犬も成犬も「すぐに始める」

しつけは迎えた初日からすぐに始めるのが理想です。


犬は社会化期と呼ばれる生後3週〜12週の時期が、成長過程において最も大切とされています。


ジャックラッセルテリアの子犬が家にやってくるのは、早くても生後8週からと考えると、あまり時間はありませんよね。


犬は飼い主の想像以上に、飼い主の反応や周囲の音、匂いなどの情報をどんどん吸収していきます。


犬の社会化期の経験が、その後の飼い主と犬の生活に大きく影響するので、できるだけ早い時期から、しつけを始めていきましょう。

「社会化期」には人間社会に慣れるような飼い方をする

社会化期には人間社会の物や音、人、環境にどんどん慣れさせ、様々な刺激を体験させることが大切です。


人間にとっては怖くなくても、犬にとっては恐怖であるというものはたくさん存在します。


公園で色々なにおいを嗅いだり、犬や人と触れ合ったりという機会を設けましょう。


また社会化期には、体に触れられることに慣れることも大切です。


動物病院やトリミングサロンを利用した時に、警戒して触らせてくれないと何もできなくなるので、コミュニケーションの中でたくさん体を触ってあげてくださいね。


特に足先やしっぽ、耳、口周り、歯などは健康管理のためにチェックすることが多くなるので、しっかり慣れさせましょう。

飼い主と犬の間に信頼関係を結ぶことが大切

しつけにおいて大切なことは、飼い主と愛犬との間にしっかりと信頼関係を結ぶことです。


以前は、犬を支配するような主従関係を築くことがしつけの基本とされていました。


しかし最近では、飼い主と犬が心を開いて信頼しあうことの方が大切であるとされています。


犬をネガティブな気持ちにさせる、感情的に叱る、一貫性のないしつけをするなどの行動でをしていると、愛犬と信頼関係を築くことはできません。


犬が安心してついていけるような行動と環境を心がけて、信頼関係を築いていきましょう。

しつけ教室やトレーナーにしつけをお願いするのもおすすめ

ジャックラッセルテリアはしつけが難しい犬種です。


しつけがうまくいかない時には、自分だけで頑張ろうとせず、トレーナーやしつけ教室などに相談してみるとよいでしょう


特に、吠える・噛むなどの問題行動がある場合には、危険があったり周囲とのトラブルに発展する可能性があります。


しつけが手遅れになる前に早い段階で相談して、たくさんの犬と交流させながら適切なトレーニングを受けさせましょう。


飼い主以外に心を開く姿や、ほかの犬への反応などを通して、愛犬を客観的に知る機会にもなりますよ。

ジャッラッセルテリアの具体的なしつけ方を紹介!

ここまでは、ジャックラッセルテリアの性格や特徴、しつけの時期、コツなどを解説してきました。


では、ジャックラッセルテリアの具体的なしつけ方にはどのようなやり方があるのでしょうか。


この見出しでは以下のしつけを解説していきます。

  • トイレトレーニング
  • クレート(ハウス)トレーニング
  • 噛み癖・甘噛み
  • コマンドトレーニング
  • 分離不安(留守番)に対するしつけ
ジャックラッセルテリアはしつけが難しい犬種なので、一筋縄ではいかないことが多いかと思いますが、粘り強く時間をかけて教えていきましょう。

①:トイレトレーニング

ジャックラッセルテリアは飲み込みが早くコマンドの覚えがよい犬種のため、トイレトレーニングはできるだけ早い時期から始めましょう。


「トイレ」や「ワンツー・ワンツー」などのコマンドを定着させることができれば、習得も早いです。


失敗を叱らず、成功したときにたくさん褒めてトイレの成功率を上げましょう。


飼い主にかまってもらうために、わざと間違った場所でおしっこをするような時には、犬が見ていない状況でサッと片付けることが大切です。


クレートなどに入れて飼い主が見えないところに連れていくとよいでしょう。

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②:クレート(ハウス)トレーニング

クレートトレーニングとは、クレートが安心できる場所だと教えることで、病院や旅行時の移動や災害時のストレス軽減にも大きな役割を果たします。


ひとりでも安定した気持ちで落ち着いて過ごすことができるので、ぜひ慣れさせておくとよいでしょう。


中にはケージやサークルでトレーニングする飼い主さんがいますが、クレートとケージでは、広さや明るさなどが異なるので、別物と考えてくださいね。


トレーニングの際には、最初はクレート自体に慣れさせるために扉や屋根を外して、ケージの中に寝床として入れておくとスムーズにトレーニングが進みます。

③:人やモノを噛む、甘噛みのしつけ

子犬は、生後8週までは母犬や兄弟と共に生活することが大切です。兄弟や母犬と戯れることで、噛むことに対する力加減を学び、噛んで遊ぶ欲求を満たすためです。


そのため生後8週以降、子犬が人間と暮らし始めてからは、飼い主が子犬の噛んで遊ぶ欲求を満たしてあげる必要があります。


噛んでもいいおもちゃでたくさん遊んで、愛犬の噛みたいという欲求を解消しましょう。


ただし、子犬のうちは好奇心旺盛なため、なんでも噛んでしまう可能性があります。


噛まれてボロボロにされたくないものは犬の届くところに置いておかない方がよいでしょう。

④:呼び戻し等のコマンドトレーニング

コマンドトレーニングとは、指示語によって行動の合図を示すことです。


「おすわり」や「待て」 トイレトレーニングのときの「ワン・ツー」ハウストレーニングのときの「ハウス」などがそれにあたります。


行動に対して指示語をつけてあげることで、だんだん行動と指示語が結びついてきます。 コマンドトレーニングは社会化期のあとからでも教えられます。


なかなかできないからと焦る必要はありません。


毎日少しずつ継続して教えることで徐々に覚えていくので、飼い主が気持ちに余裕をもってトレーニングしていきましょう。

⑤:分離不安(お留守番)のしつけ

犬と飼い主が片時も離れず一緒にいると、留守番やペットホテルへの宿泊のときなどに分離不安になってしまいます。


その影響で問題行動を起こしてしまうこともあるので、飼い主に依存しないようにほかの犬や人に慣れさせ社会化することで、少しずつ自立を促しましょう


特にジャックラッセルテリアは、元気いっぱいに動くため、途中で抱っこしてしまおうという飼い主さんも多いかと思います。


愛犬の社会化のためにも、根気強く向き合って分離不安にならないようしつけをしていきましょう。

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ジャックラッセルテリアのしつけに必要なモノとは?

ジャックラッセルテリアのしつけの際には以下のようなものを用意するとよいでしょう。

  • コマンドを教えるときの「ご褒美(おやつ)」
  • 拾う・引っ張る・頭を使うなど目的が異なる「丈夫なおもちゃ」
  • 正しい位置で歩ける「引っ張り防止用ハーネス」
  • フードをつめて留守番時の退屈を緩和する「コング」
  • 散歩しながらご褒美をあげる時に便利な「フードポーチ」
  • ボール遊びやトレーニング時に便利な「ロングリード」

ご褒美の与えるおやつは、食べ過ぎに注意して、小さな一粒サイズで太りにくい食材のものを選ぶとよいでしょう。


おもちゃはたくさん持っておく必要はありませんが、遊ぶ用、落ち着かせる用、くわえたものを離すトレーニング用など、目的に応じて用意するのがおすすめです。


引っ張り防止用のハーネスは、愛犬の散歩上達のために役立ちます。正しい位置で歩けたらおやつをあげながら褒めてあげましょう。


その時に腰から下げて使えるフードポーチがあれば、おやつの取り出しがスムーズですね。


コングは留守番や来客時の吠え、ドッグカフェなど落ち着いて過ごして欲しい場面や退屈を緩和してあげたい時などに幅広く使えて便利です。


ロングリードは遊びやトレーニングの補助具となりますが、使用を禁止している場所もあるためよく確認してくださいね。

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まとめ:ジャックラッセルテリアのしつけ方

ジャックラッセルテリアのしつけ方や飼い方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • ジャックラッセルテリアは好奇心旺盛で賢く、大胆で粘り強い性格
  • 無駄吠え・噛み癖・破壊行動などの問題行動は根気強くしつけが必要 
  • しつけは家に迎えてすぐ始め、人間社会に慣れさせて信頼関係を結び、しつけが難しい場合はしつけ教室やトレーナーに相談する
  • しつけでは、なかなかできなくても焦らずに褒めて伸ばし、根気強く向き合う
  • しつけに必要なモノは、ご褒美やおもちゃ、引っ張り防止用ハーネス、コング、フードポーチ、ロングリード
でした。

ジャックラッセルテリアはしつけが難しいという特徴がある犬種です。成犬になって手遅れになってしまったということのないようにしたいですね。

特に噛み癖や無駄吠え、トイレ、ハウス、呼び戻しなどのしつけは子犬の時期からできるだけ早くはじめましょう。

もし、しつけがうまくいかない場合は、トレーナーやしつけ教室に相談してみることもおすすめです。

根気強くしつけを行い、愛犬との強い信頼関係を築いていきましょう。

MOFFMEでは、他にもペットやペット保険に関する記事を執筆しているのでぜひ参考にしてください。