犬はブルーベリーを食べていい!病気予防などに効果的な理由4選

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「犬って、ブルーベリーを食べていいの?」という疑問を解消できる記事です。白内障などの病気予防やアンチエイジング効果が期待されるブルーベリー。ですが、アレルギーや下痢には要注意。生や冷凍、ジャムになど、正しい食べ方をチェックしましょう。

犬はブルーベリーを食べていい?


記事モデル:おみる


犬はブルーベリーを食べても基本的には問題ありません。しかし、中にはアレルギーを持っていることや食べ過ぎると下痢や嘔吐などを引き起こすこともありますので、注意が必要です。


ブルーベリーはぶどうと異なり、中毒症状を引き起こす成分は含まれていませんが、1日の摂取量を計算しながら与えるようにしましょう。


ブドウは犬が食べると腎臓に障害をきたす恐れのある果物なので、ブルーベリーと間違えて与えないように注意してください。


この記事では

  • ブルーベリーをあげる際に期待できる栄養素
  • 犬へのブルーベリーのあげ方
  • ブルーベリーをあげる際の注意点
について解説します。ぜひ最後までご覧ください。

犬にブルーベリーをあげる際に期待できる効果・栄養素



ブルーベリーには「ビタミンA」、「アントシアニン」、「ビタミンE」、「食物繊維」などの栄養成分が多く含まれる果物です。これらの成分は体に吸収されると体の様々な部位で良い効果が期待できます。


ここでは、犬にブルーベリーをあげる際に期待できる効果や栄養素をご紹介します。

目の疲労回復(視力回復効果は断定できない)

ブルーベリーに含まれるアントシアニンとビタミンAは目の疲労回復効果が期待できる成分です。アントシアニンはブルーベリーの紫色の色素で、目の網膜にあるロドプシンを助ける働きをします。


光に当たるとロドプシンは分解されるとビタミンAに変化します。その際に脳に信号を送ります。脳に信号が送られると、目が見えると認識されますが、長時間目を使うような作業をしていると、ロドプシンが分解されすぎてしまいます。


再合成が間に合わずに減少していきます。アントシアニンはロドプシンの再合成を促し、同時に網膜の毛細血管の保護や循環向上効果もあります。


ブルーベリーにはたくさんの種類のアントシアニン色素が含まれており、アントシアニンの含まれている量が多いほど紫黒色になり、濃い色になります。

白内障の発生予防

ブルーベリーは白内障の発生の予防効果も期待できます。


白内障は目の水晶体が白く濁る病気です。原因は先天性と、外傷や加齢、糖尿病、紫外線を浴びすぎることで発生する後天性があります。


ブルーベリーに含まれるアントシアニンは抗酸化作用があり、白内障の予防効果が期待できます。他にも、角膜や水晶体のコラーゲンを維持する効果もあります。


白内障は進行すると視力が低下し、家の中でも物にぶつかったり、夜の散歩を嫌がるようになります。白内障は進行を遅らせるために目薬を投与しますが、根本的な治療にはならないため完治が難しい病気です。


視力を回復させるためには外科手術が必要となりますが、外科手術を行っている動物病院が少ないため、まず手術を行っている動物病院を探さなければいけません。


白内障の外科手術は専用の機器や手術ができる獣医師さんがいる動物病院でなければいけないため、数が少なく、手術のために遠くまで通院しなければいけないこともあります。

アンチエイジング

ブルーベリーには抗酸化作用のあるアントシアニン、ビタミンEを多く含んでおり、アンチエイジング効果が期待できます。老化の原因はまだはっきりと分かっていませんが、活性酸素が細胞を攻撃することで起こるともいわれています。


活性酸素は基本的に体内に侵入した細菌やウイルスを除去することで体を守る働きをしますが、不飽和脂肪酸と結合すると酸化します。酸化すると、栄養の供給や老害物の排出を滞り、細胞が老化していきます。


ブルーベリーに含まれる抗酸化成分は酸化を防ぎ、細胞の老化を防ぐ働きをします。ビタミンEは水に溶けにくく、油に溶ける性質があるので活性酸素が不飽和脂肪酸と結合するのを防いでくれます。


他にも皮膚の健康維持被毛トラブルを予防・改善する効果抗発ガン効果免疫力の向上効果も期待できます。

腸内環境の改善



ブルーベリーには食物繊維も多く含まれているので、腸内環境の改善効果にも期待できます。


腸内には善玉菌と悪玉菌が存在しており、バランスを保ちながら腸内環境を維持しています。腸内環境のバランスはストレスや不規則な生活を送ることで簡単に崩れてしまいます。


食物繊維は善玉菌のエサとなり、腸内の蠕動運動を活発にし、老廃物の排泄を促してくれます。腸内環境が整うと、便通の改善だけでなく、皮膚や被毛の健康維持、免疫力の向上効果も期待できます。


便秘が解消されますが、下痢をしやすい犬は緩くなりすぎてしまうことがあるので、注意が必要です。

犬に適したブルーベリーの食べ方

ブルーベリーを犬に与えるときには皮を剥くなどの手間は必要ありません。そのままでも食べることができるため、準備がとても簡単です。


ブルーベリーの食べ方にはいくつか方法があるため、ここでは犬に適したブルーベリーの食べ方についてご紹介します。

ブルーベリーの食べ方①:生

ブルーベリーはで与えても問題ありません。しかし、粒の大きさがバラバラなので犬の体型にあった大きさのものを選びましょう。


生で与えるときはできるだけ室温に戻してから与えましょう。冷たいままたくさん与えるとお腹を下してしまう可能性がありますので注意が必要です。


ブルーベリーの食べ方②:冷凍

ブルーベリーは冷凍した状態でも犬に与えることができます。ブルーベリーを冷凍庫に入れるだけなのでとても簡単です。


冷たくて水分補給もできるので、夏場の時期の夏バテ対策熱中症対策としても有効です。しかし、一度にたくさん与えるとお腹を壊してしまう恐れがあるので冷凍したブルーベリーを与えるときは少量からにしましょう。

ブルーベリーの食べ方③:乾燥

ブルーベリー乾燥した状態でも犬に与えることができます。乾燥ブルーベリーは自宅でブルーベリーをしっかり洗い、数週間天日干しすることで作ることができます。乾燥ブルーベリーは犬用のサプリメントとして販売されているので、自宅で作ることが難しい場合は購入を検討してもいいかもしれません。


乾燥ブルーベリーはおやつとして与えるだけでなく、ごはんの上にトッピングしアレンジしてみるのもいいでしょう。乾燥させることで、通常のブルーベリーより長持ちするため、少しづつ毎日与えていきたい場合に最適です。


乾燥ブルーベリーを購入するときはヒト用のものではなく、犬用のものを選びましょう。

ブルーベリーの食べ方④:ジャム

ブルーベリーはジャムにして犬に与えることもできます。ブルーベリージャムはブルーベリーを煮詰めることで簡単に作ることができます。


ジャムを与えるときの注意点として、販売されているヒト用のジャムは与えてはいけません。市販のジャムは砂糖を大量に足してあるため、犬に与えるとカロリーオーバーになってしまうので、肥満になりやすくなり、病気を引き起こす可能性もあります。


ジャムを購入するときは犬用のジャムを探すか、自宅で手作りすることをオススメします。


犬にブルーベリーをあげる時の注意点


犬はヒトと違い食べてはいけない食材がたくさんあります。食べても問題なといわれている食材でも中にはアレルギー症状を引き起こすこともあります。


ブルーベリーも犬に与えても問題ありませんが、注意しなければいけない点がいくつかあります。ここでは、ブルーベリーを与える際の注意点についてご紹介します。

大量にあげない(下痢・消化不良・嘔吐対策)

犬にブルーベリーを与えるときは一度に大量に与えないようにしましょう。ブルーベリーは皮が厚めなので一度にたくさん食べると消化不良を引き起こします。さらに、下痢や嘔吐など消化機能に支障をきたすことがあります。


下痢や嘔吐などの症状はすぐにおさまることもあれば、何度も繰り返してしまうこともあります。消化器症状は水分補給も難しく、脱水を引き起こしやすくなります。中にはそのまま腸炎を引き起こすこともあるため注意が必要です。


ブルーベリーの摂取量の目安は1kgで3粒3kgで7粒5kgで11粒程度です。犬によって目安量食べると体調不良になる場合もあるので、調節しながら与えます。


ブルーベリーのカロリーは100gあたり49kcalです。1粒あたりはそこまでカロリーが高いわけではありませんが、ブルーベリーを与えるときは1日の摂取量をしっかり守りましょう。


普段の食事にプラスでブルーベリーを与えると犬の1日の摂取カロリー量をオーバーしてしまいますので、ブルーベリーを与えた時はごはんの量を減らすなどして調節しましょう。

初めてあげる時は少量から(アレルギー対策)

初めてブルーベリーを上げる時はアレルギー対策のために少量から与えましょう。


個体差がありますが、中にはブルーベリーを食べることで嘔吐、下痢、皮膚の湿疹、赤みなどのアレルギー症状が見られることがあります。


犬がアレルギーを起こしやすい食材は小麦粉やとうもろこし、牛や豚、乳製品などですが、中にはブルーベリーに反応することもあります。アレルギー反応は軽度のものであれば体調にほとんど変化がないこともありますが、急に体を引っ掻き出すこともあり、悪化すると皮膚から出血するほど掻きむしってしまいます。


初めてブルーベリーを与えるときは犬の体調の変化をきちんと観察できる午前中に与えて、万が一なにか変化が見られた場合にすぐに動物病院を受診できるように診察時間内に与えることをおすすめします。


少量とは1粒ではなく、小指の先程度の大きさで、ブルーベリーをカットして与えてみましょう。問題がないようであれば、次の日には少し量を増やして与えていきます。量を増やすとアレルギー症状が見られることもあるので、2,3日は犬の様子を見てあげることをオススメします。

小さく切ってからあげる(小型犬への窒息対策)

ブルーベリーは大粒のものから小粒のものまであります。
犬はあまり歯で噛んで食べることがないため、基本的にごはんは丸呑みしてしまいます。小型犬への窒息対策として小さく切ってから与えるようにしましょう。


できるだけ粒は包丁を使い半分に切り、もともと小粒のものであればそのままでも大丈夫ですが、チワワやトイ・プードルなどの超小型犬に分類される犬種は与えるブルーベリーすべて切ってあげておくと安心です。


切ってしまうと何粒与えたのかわからなくなってしまうので、ブルーベリーを切る前に犬用に分けておきましょう。

ヒト用に加工されたブルーベリー食品をあげない

犬にブルーベリーを与える時はヒト用に加工されたブルーベリー食品はあげないようにしましょう。


ヒト用に加工されたブルーベリー食品は砂糖や調味料が使われていることが多く、カロリーが高くなっています。砂糖はカロリーが高く、肥満に繋がります。ヒト用に加工されたものを与えることでお腹が満たされてしまい、ごはんを食べなくなることもあります。総合栄養食を全く食べなくなってしまうと、栄養バランスも偏ってしまいます。


犬にブルーベリーを与える時は加工せずにそのまま与えるか、砂糖などの調味料を使用せず作る、もしくは犬用のブルーベリー製品を購入しましょう。

ブルーベリーと間違えてぶどうをあげない

ブルーベリーとブドウは似ていますが、間違えてもぶどうは与えてはいけません


ぶどうは犬が食べると腹痛、下痢、嘔吐などの症状が見られるようになります。下痢や嘔吐を繰り返し、腎障害を引き起こす可能性があります。急性腎不全になり、進行すると高カリウム血症、尿毒症、命を落とすこともあります。


ぶどうだけでなく、レーズンもぶどう中毒を引き起こしますので、パンやヒト用のおやつを分け与えるときには犬に間違って与えないように注意しましょう。


万が一、口にしてしまった場合はすぐにかかりつけの動物病院に連絡し、受診しましょう。動物病院では食べたものを吐かせる催吐処置や胃洗浄を行うことが多く、血液検査を行い、現在の犬の状態をモニタリングしながら必要な処置を行います。入院して管理を行うので、医療費もかかります。


ぶどうは2,3粒程度で中毒を起こすと言われていますが、個体差があるため中には1粒食べて症状が出る犬や3粒食べても平気そうにしている犬もいます。どちらにせよ、ぶどうは中毒になると命に関わるので、与えないようにしましょう。


小さいお子様がいる家庭では、ぶどうを誤って犬に与えてしまう恐れがありますので、ぶどうはお子様の手に届かない場所に置いておくことをオススメします。

まとめ:犬にブルーベリーをあげる時は、適切な方法で

ここでは、犬にブルーベリーを与えることにより犬に与える効果についてご紹介しました。


ヒトではブルーベリーは視力改善効果があるのではないかと言われていますが、犬では目の疲労回復効果が期待できます。


他にも、眼科疾患によく見られる白内障の予防効果や酸化を防ぐアンチエイジング、腸内環境の改善効果も期待できます。


しかし、あげていいからといってたくさんの量に一度に与えたり、ヒト用に加工されたものを与えてはいけません。与える時は適切な方法で適切な量を与えましょう。


ブルーベリーは目の疲労改善だけでなく、体の隅々への効果も期待でき、夏場であれば水分補給などにも役立ちます。


最近便の調子がおかしい、目がしょぼしょぼしている、白内障の予防になにかできることをしたいときに犬にブルーベリーを与えてみてはいかがでしょうか。


MOFFMEでは他にもペットに関する記事を多数公開しておりますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「MOFFME」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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