猫の医療費は高額?生涯かかる治療費・手術費用などの相場を紹介!

猫の医療費は動物病院の手術費用・入院費や治療費によっては高額になることがあります。ペットの中でも人気な猫の医療費の料金相場について解説します。骨折などの際に高い治療費を払えないという状況にならないためにも、生涯かかる費用について理解することが重要です。

猫の医療費は高額?生涯かかる治療費・費用の相場は?


家族の一員であるペットがいつまでも元気でいられるとは限りません。何らかのアクシデントでケガをする時もあれば、病気になることもあります。


ご自分の愛猫が動物病院で治療を受けた際、どれ位の医療費がかかるかご存知でしょうか?ある程度の費用の目安がわかれば、治療を受ける際も安心して対応できます。


そこで今回は「猫の医療費とその対策」について

  • 動物病院や各ケースによって異なる猫の医療費
  • ペット保険の有用性
  • ローンは有効か?
以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読めば、猫の医療費がどれ位かかるか?その費用をどう賄うかがおわかりになるはずです。ぜひ、最後までご覧ください。

猫の医療費は動物病院によって料金が違う!

猫の医療費は、法律で一定の金額が決められているわけではありません。動物病院によってその医療費は異なってきます。


猫が骨折した場合を例に各動物病院の医療費を比較してみます。

動物病院医療費(骨折治療)
あいち犬猫医療センター130,000円~150,000円
岡山動物医療センター
100,000円~170,000円
銀座ペットクリニック16,3000円~188,000円

骨折箇所や重症度にもよりますが、9万円近くも金額に差が出てきます。


こちらでは、

  • 骨折にかかる治療費の大まかな内訳
  • 誤飲にかかわる治療費の大まかな内訳
  • 猫去勢にかかわる治療費の大まかな内訳

の症例をあげ猫の医療費相場を解説していきます。

猫の医療費相場①骨折にかかる治療費

骨折にかかる治療費は前述した通り、各動物病院によって異なります。また、骨折の度合いが軽度またはひびが入りギプス固定のみで済む場合、概ね次のような費用となります。

項目費用
初診料約1,500円
レントゲン検査約2,000円(1枚)
ギプス固定等措置約5,000円
内服薬1,000円程度
合計約9,500円

ただし、骨折が重症で骨折手術(ワイヤーまたはプレート等で固定)する場合は、医療費は高額化します。

項目費用
初診料約1,500円
レントゲン検査約2,000円(1枚)
手術治療100,000円~190,000円
入院約5,000円(1泊)
合計約200,000円

骨折部位、治療法や入院日数が何日になるかで、費用総額はかなり変わってきます。そのため、総額20万円前後はかかってしまうとみて良いでしょう。

猫の医療費相場②誤飲にかかわる治療費

猫の誤飲も非常に深刻な事態と言えます。おもちゃ、布切れ、金属類等その大きさを問わず、速やかに動物病院で治療する必要があります。


異物を開腹手術でとり出す必要があるケースの場合、概ね次のような費用となります。

項目費用
初診料約1,500円
X線検査等約15,000円
点滴・注射約30,000円
麻酔約12,000円
内視鏡約9,000円
手術約55,000円
内服薬1,000円程度
入院約5,000円(1泊)
合計約125,000円

こちらも入院日数が何日になるかで、費用総額はかなり変わってきます。そのため、総額14.5万円前後はかかってしまうとみて良いでしょう。

猫の医療費相場③猫去勢にかかわる治療費

去勢手術をしないからと言って、必ずしも愛猫が大きな病気やケガをするわけではありません。


しかし、猫の去勢は性行為により移る感染症の予防、精巣の病気予防等のために有効な処置です。概ね次のような費用となります。

項目費用
初診料約1,500円
血液検査約1,500円
麻酔約3,000円
手術約8,000円
内服薬1,000円程度
合計約15,000円

去勢費用自体は15,000円前後となりますが、念のため入院する場合の費用も考慮に入れる必要はあります。

猫の医療費は入院・手術などの病院代もかかる

猫の医療費は手術費用をはじめ薬代や診察料、入院費用もかかります。特に入院費用は愛猫の手術が成功しても、治療痕・体力の回復が遅れた場合、入院日数は増えることになります。


だいたい入院費用は1日3,000~5,000円くらいなので、費用総額で大きなウエイトを占める可能性もあります。


そのため、予想外に高額な出費となることを想定し、次のような事前の備えや方法を検討しておきましょう。

生涯費用を見据えてペット保険に入るのも手

愛猫の生涯費用は皆さんどれ位になるかご存知でしょうか?一般社団法人ペットフード協会による実態調査では、総費用は1,081,702円になるという結果が出ています。


その総費用の内35%(378,595円)が医療費として支出する金額となっています。愛猫のためとは言え、この支出はなるべく抑えたいものです。


そんな時にはペット保険へ加入することを検討しましょう。ペット保険では概ね医療費の50%補償プランや、70%補償プランが選べます。


そして、万一のとき契約の際に決めた補償金額分が保険で賄われます。ただし、ペットの健康に関する全ての医療サービスが補償対象となるわけではありません。


ペットの定期検査、ワクチン接種、避妊・去勢手術等は、病気・ケガの治療と言えないので補償対象外となります。


なお、一般社団法人ペットフード協会による「平成30年全国犬猫飼育実態調査」の詳細はこちらで確認してみましょう。

もしも高額な治療費が払えないという状況になったら?

ペット保険で事前に備えておけば、まさかの高額な医療費にも対応できます。しかし、愛猫の病気やケガは保険加入まで待ってくれません。


加入前に手術や入院を余儀なくされ高額な治療費となった場合は、さすがに飼い主さんも頭を抱えるかもしれません。


そんなときは次のような方法を検討しましょう。

  1. クレジットカード払いが可能な動物病院を選ぶ
  2. 金融機関等で取り扱う「ペットローン」を利用する
  3. 資金使途自由とされているカードローンの利用
「1」の場合、ご自分のお住いの地域でクレジットカード対応可の動物病院がなかなか見つけられないケースもあります。

また「2」・「3」の方法は結局のところ、借金をしたことに変わりはなく返済のとき利息も払うことになります。

そのため、余裕資金があるなら安易にローン等を組まず、現金で払い込んだ方が不要な出費を避けることにつながります。

猫の医療費が高いのはなぜ?

前述したように猫の医療費は20万円を超える場合も少なくないので、かなり高額化する印象を受けます。


しかし、猫の場合だけ医療費が高くなるわけではなく、ペットに関する医療費は総じて高くなる傾向があります。なぜなら、ペットには人間のような「公的医療保険制度」が無いからです。


人間の場合なら保険診療が適用される場合、公的医療保険に加入していれば原則3割負担だけで済みます。


一方、ペットの場合は飼い主側の全額自己負担が基本となります。そのため民間保険会社のペット保険へできるだけ加入し、事前に高額化する出費を賄う備えが大切です。

まとめ:急な病院代などのためにも早めの対策を!

猫の医療費とその対策について解説してきましたが、いかがでしたか。


今回は

  • 猫の医療費は動物病院によって料金がかなり違うケースもある
  • 骨折にかかる治療費は重症の場合、総額20万円前後かかるとみてよい
  • 誤飲にかかわる治療費は、開腹手術が必要になると総額14.5万円前後はかかってしまう
  • 猫の去勢費用自体は15,000円前後だが、入院する場合もっと費用がかかることも
  • 猫の生涯費用は総費用100万円に上り、そのうち医療費は30万円となる
  • 高額化する医療費を賄えるようペット保険に加入しておくことが無難
でした。

愛猫のまさかの事態には、手厚い治療を動物病院へお願いしたいはずです。しかし、その費用は人間以上に高額となります。

ペット保険へ事前に加入し、手厚い治療とスムーズな医療費の支払いが行えるよう、事前の準備が大切です。

ほけんROOMでは他にも保険に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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