モルモットの性格や特徴について解説!性別によって性格が違う?のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. モルモットの性格は臆病で警戒心が高い
  2. 性別によって性格は少し変わるが、個体差によるものが大きい
  3. 病気に備えてペット保険に加入することが重要

モルモットは30cmほどの小柄で可愛らしい見た目からペットとして多く飼われています。飼育を検討している方も多いのではないでしょうか。そこで今回はモルモットの性格や特徴を紹介します。性別による性格の違いや選び方も紹介しているので、飼う前にぜひお読みください。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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モルモットの性格は?性別によって違うの?

モルモットは昔からペットとして人気のある動物ですが、その愛らしい見た目から飼ってみたいと考えている人や、検討したことがある人も多いのはないでしょうか。


モルモットの人気の秘訣はたくさんありますが、鳴き声が大きくなく体も小さいので、アパートやマンションでも飼うことができるというところが大きいと思います。


そんなモルモットの性格は警戒心が強く、とても臆病です。しかし、モルモットとの接し方次第では、飼い主になついてくれることもあります。


今回MOFFMEでは、モルモットについて

  • 性格や特徴
  • 性別による性格の違い
  • 2種類のモルモットの性格や特徴
  • 購入方法、価格
  • ペットショップでの選び方
  • 飼育方法
  • かかりやすい病気
  • ペット保険
についてを説明していきます。


モルモットの飼育を検討している人や興味を持っている人、また小動物をペットとしてお迎えしたいと考えている人の参考になると思いますので、是非最後まで御覧下さいね。

モルモットの性格は?性別による性格の違いも解説!


モルモットは、元々は群れを作って生活している動物なので、敵から身を守るために警戒心が強く、物音などにも敏感で臆病な動物です。


そのような一方で、好奇心が強く人懐っこく、穏やかな一面も持ち合わせているのでペットとしては飼いやすいです。


ここでは、そんなモルモットの生態について詳しく説明していきます。

モルモットの特徴は?ペットとして向いている?

モルモットは頭が大きく足が短いのが特徴です。しっぽはありませんが、愛らしい丸い体型とは裏腹に走ると結構足が速いです。


体長は約20㎝から40㎝体重は0.5㎏から1.5㎏ほどです。サイズのイメージとしては、ハムスターを2回りくらい大きくしたくらいの大きさです。


毛の色は、なんと100種類以上あると言われていますが、日本のペットショップで購入できるのは、そのうち11種類ほどです。


モルモットは飼い主になつくと、自分の名前に反応したり、抱っこやナデナデをおねだりしに自ら寄ってきたりする甘えん坊です


また、ごはんが欲しいときなど何か求めているときには、鳴いて自己主張するのでコミュニケーションが取り易く、ペットとしてとても飼いやすい動物です。


モルモットをなつかせる方法については、以下の記事で解説しています。気になる方は参考にしてください。

モルモットのなつかせ方

オスとメスで性格や行動に違いはある?

モルモットは、オスとメスで体格には多少の差が見分けが難しい動物ですが、性格や行動には違いが見られます。


一般的には、メスよりオスの方が人になつきやすいと言われています。それに対してメスはマイペースでなついてもそれほどベッタリと甘えてくることが少ないようです。


メスは子供を産み、子供を守るという仕事があるため、オスより気が強い部分があると考えられます。


しかし、性格については個体差が大きい部分を占めるため、飼う際にはなついてほしいからオスと決めるのではなく、どんな子なのか自分で見て考えるようにしましょう


またモルモットは草食動物なので基本的にはそれほど臭いません。


しかし、発情期には独特の臭いを出します。メスには周期がありますが、オスには周期がなく年中発情しているため、メスよりもオスのほうが臭いが強く感じる人もいます。

モルモットの歴史

モルモットは元々はアンデス地方で家畜として飼われていましたが、大航海時代にスペイン人かオランダ人がインカ帝国から持ち帰り、その後16世紀くらいからヨーロッパでペットとして飼育されるようになりました。


日本にやってきたので、江戸時代のことでオランダ人の貿易商がモルモットのオスとメスを1匹ずつ持ち込んだのが始まりです。


その後、一部の上流階級の人がペットとして飼育をはじめ、昭和になるとペットとして販売が始まりました


実は、モルモットと呼んでいるのは日本だけで、アメリカでは「ケイビー」、その他の英語圏では「ギニアピック」と呼ばれています。


モルモットとは、オランダ語の「マーモット」という呼び名から派生した日本独特の呼び方なのです。

代表的な2種類のモルモットの性格や特徴も紹介!


ここまで、一般的なモルモットの性格や特徴について解説してきました。


しかし、性格は種類によっても少し異なるので、自分が飼いたいと思っている種類の性格を知っておくことがベストです。


ここでは、

  • アビシニアンモルモット
  • テディモルモット
の2種類の性格や特徴について解説します。

アビシニアンモルモットの性格や特徴

アビシニアンモルモットは通称「巻き毛」と呼ばれており、その名の通り体全身の毛がクルクルと巻かれています。


また毛質もノーマルとサテンに分かれており、色の種類も豊富です。


体長は20〜30cmほどで、オスの体重は900g〜1.2kg、メスは700g〜900gほどになります。


そんなアビシニアンモルモットも、臆病な性格を持っていますが、人になつきやすいのが特徴の種類です


飼い主になつくと、歩いてついてきたり、手の上に乗って遊んだりすることもできます。


モルモットと一緒に遊びたい方には、とてもおすすめできる種類です。

テディモルモットの性格や特徴

このモルモットも毛質が特徴的で、全身の毛が縮れています。


大きさはアビシニアンモルモットとほとんど変わりません。


しかし、性格は臆病で警戒心が強いものが多いため、なつくまでに結構な時間がかかります


時間をかけて人にならしていくことが必要です。まだ飼い主や環境に慣れてないうちから、ベタベタと触るのはやめましょう。


また、以下の記事では、他に人気の種類のモルモットについて紹介しています。気になる方は参考にしてください。

モルモットの人気の種類

モルモットのお迎え・購入方法は?

ここまでは、モルモットの生態や魅力について説明してきましたが、飼ってみたくなった人もいるのではないでしょうか?


ここでは実際にモルモットを飼う場合の購入方法や値段についても説明していきます。

モルモットのお迎え・購入方法

モルモットの購入方法はいくつかあります。まずスタンダードなのは「ペットショップ」で購入する方法です。一般的なペットショップでも売っていますが、小動物専門のペットショップもあります。


次は、ブリーダーからの購入です。住んでいる地域にブリーダーがいる場合にはそちらから直接購入出来ます。インターネットで、里親募集もされていますのでチェックしてみて下さい。


また不定期になるのでいつでもあるわけではありませんが、動物園でも里親を募集していることがあります


モルモットなどのネズミ系の動物は、一回の出産でたくさん赤ちゃんが生まれるので稀にこのような募集があることもあるようです。近くで里親募集がないかチェックするときには一緒に確認してみて下さい。

モルモットの価格や選び方

モルモットの価格は、毛の色や柄で差があり珍しい色になるほど高値で取引されます。また、生まれてからどれくらいなのかでも変わります。


一般的には5000円くらいが相場となっていますが先ほど書いたように珍しい色や柄のもになると30,000円ほどの値がつくこともあります。


また、購入する際のポイントが3つあります。


  • 毛並みはよいか
  • 人慣れはしているか
  • ペットショップへは夕方以降に行く
まず、モルモットの体調不良は毛並みに出ます。健康で元気のあるモルモットは毛並みが良いという特徴があるので必ずよく見て下さい。


そして、人慣れしているモルモットの方が飼いやすいです。


モルモットは基本的には人懐っこい動物ですが、中には飼育環境や性格によって、最後まであまり人慣れしないものもいます。実際に様子を見てその子の性格を見てみましょう。


最後はペットショップへ足を運びに行く時間ですが夕方以降がベストです。モルモットは夜行性なので昼間は寝ていることが多いです。


そのため、昼間に見に行っても「どんな性格なのか」「元気はあるか」などはよく分かりません。そのため、活動的になる時間を見計らって行くことをおすすめします。


このようなポイントをおさえて是非自分のお気に入りの子を見つける際に参考にしてみて下さい。

モルモットの飼い方のコツ、注意点、しつけ方を解説!

モルモットの飼育するためには、まず飼育に必要なものを揃えましょう。基本的なグッズは以下の6つです。

  • ゲージ・床材
  • 小屋
  • 給水器・餌入れ
  • グルーミング用品
  • まわし車などのおもちゃ
  • 防寒用品、暑さ対策グッズ
ケージ
モルモット1匹あたり新聞紙半分くらいの大きさと高さは30㎝くらいあるものが良いです。そして床には、温度調節にもなるので新聞紙や牧草等を敷いてあげましょう。ただし、誤って食べてしまわないようにスノコなどを敷いて工夫しましょう。


小屋

モルモットが隠れて遊んだり寝床になります。モルモットが1匹入って休むことができるくらいの大きさでかじっても安心な木で出来たものがおすすめです。


給水器

置くタイプのものだとゴミや排泄物が混じってしまう危険があるのでボトル式でかじると水が出てくるタイプのものがよいです。


グルーミング用品

モルモットは、毛づくろいで飲みんこでしまった毛を体外の排出することが出来ません。そのため大量にたまると消化できず、お腹に溜まってしまいます。グルーミング用品を準備して細めなブラッシングでお手入れしてあげましょう。


まわし車などのおもちゃ

運動不足とストレス解消のために必要です。まわし車は音が気になるという人もいるかもしれませんが、音があまり出ないタイプのまわし車もあるのでそちらを選びましょう。


防寒用品、暑さ対策グッズ

温度管理のために必要なものになります。モルモットは寒さにも暑さにも弱い動物で、快適温度は18度から25度と言われています。そのため真夏に締め切った室内などに放置してしまうと熱中症になってしまいます。


エアコンでの温度調節やクールマットなどで対策しましょう。また、寒さ対策としてはペットヒーターなどがあります。家を空ける時間が長い人は温度管理に気を付けましょう。


トイレのしつけ

モルモットは基本的にトイレなどのしつけが難しい動物です。コツとしては、排泄物を染みこませた新聞紙などを、トイレと認識させたい場所に置く、成功したら褒めてあげる等を地道に続けていくことです。


ただし、多くのモルモットはできない、または時間がかかる場合がほとんどなので、失敗しても怒ることはストレスを与えてしまうので絶対に止めましょう。

モルモットの寿命やかかりやすい病気は?ペット保険に加入しよう


せっかく一緒に暮らすペットには少しでも長生きしてもらいたいですよね。


ここでは、モルモットの寿命とかかりやすい病気について詳しく説明していきます。


事前にかかりやすい病気を把握しておくことで、体調の変化へいち早く気づくことも出来るようになりますし、迅速な対応が出来るようになると思いますのでよく覚えておきましょう。

モルモットの平均寿命は?

モルモットの平均寿命は4年から8年といわれています。中には10年とかなり長生きする場合もあり、ギネス記録では14歳まで生きたという記録もあります。


近年は正しい飼育方法が普及し、よりよい飼育環境で飼うことが出来るようになったことから平均寿命も長くなりつつあります。


また、体が大きい種類のモルモットほど丈夫で長生きする傾向があります。


日本でよくペットとして流通しているモルモットは、モルモットの中では比較的体も大きく長生きするタイプが多いです。


モルモットを長生きさせる一番のポイントはストレスを与えないことです。


きちんと生態を理解し毎日を快適く過ごせる環境を準備してあげること、そしてたくさんの愛情を与えてあげることが大切です。


モルモットを長生きさせる方法について、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方は参考にしてください。

モルモットを長生きさせる方法

モルモットがかかりやすい病気とその症状は?

モルモットがかかりやすい病気は以下の5つです。

  • 尿石症
  • 毛球症
  • ビタミンC欠乏症
  • 不正咬合
  • 皮膚炎

尿石症

膀胱や尿道に石ができてしまい排尿ができなくなってしまう病気です。モルモットが元気がなくおしっこが出ていない場合は要注意です。

毛球症

お腹の中に毛玉が溜まって排出できなくなってしまう病気です。ひどくなると手術も必要になるほか、胃腸うっ滞の原因にもなり死にいたることもあるので注意が必要です。

食欲がなく便秘、異常に水を飲む、お腹がパンパンに張っているなどの症状がある場合は注意が必要です。普段からブラッシングをこまめにし、飲み込む毛の量が多くならにようにしてあげましょう

ビタミンC欠乏症

モルモットは、体内でビタミンCの生成が出来ません。そのため、偏った栄養バランスの食事等ですぐにビタミンC欠乏症になります。また、成長期や妊娠時など栄養を必要としている時期にもなりやすいです。

不正咬合

この病気は、歯が伸びて咬み合わせが悪くなってしまう病気でネズミなど歯がのびる動物に多くみられる病気です。

食欲がなく、よだれが異常に出るなどの症状がある時は歯と口の中をチェックしてみてください。歯が伸びすぎている場合には病院にて処置をしてもらいましょう。

皮膚炎

モルモットは、シラミやダニ、真菌などが原因で皮膚病になりやすいです。後足で体を頻繁に掻いている、フケが多く出る、毛がない部分があるなどの場合には皮膚疾患にかかっている可能性がありますので病院に行きましょう。

ゲージ内を細めに掃除し、清潔な飼育環境に保ってあげることが予防のポイントです。

モルモットが加入できるペット保険

モルモットは、長生きすると10年近く生きる小動物の中では長寿な動物です。そのため、高齢になるほど病院のお世話になる機会も増えてきます。


ペットを飼ったことがある人であれば分かると思いますが、ペットの診療費や医療費は人間と違い健康保険が適用されないので100%飼い主が負担しなくてはいけないため、高額となる場合が多いです。


モルモットのように体が小さいからといってもその負担額は決して小さくはなりません。


先ほど紹介したような病気では診察費のみであれば数千円程度ですが、手術となれば2万円から3万円かかってくるほか、入院が必要になる場合にはそれにプラスして入院費用がかかります。


そのため、経済的にも安心して治療に臨むためにはペット保険への加入がおすすめです。


犬や猫と違って、モルモットの加入出来る保険会社は限られていますがモルモットの寿命を考慮すると検討の価値は十分あると思います。


モルモットが加入できるペット保険について、以下の記事で解説しています。気になる方は参考にしてください。

モルモットの保険はこちら

モルモットの性格や特徴のまとめ

以上のように、モルモットの生態や飼育方法等について説明してきましたがいかがだったでしょうか。


この記事のポイントをまとめると、

  • モルモットの性格は臆病で警戒心が強い反面、慣れると自ら甘えてくるなど人懐っこさもあるのでペットにむいている
  • 個体差は大きいが、メスよりオスの方がなつきやすい傾向がある
  • モルモットはペットショップやブリーダーから購入ができ、平均価格は5,000円前後である
  • モルモットは、長寿なことや体質的な理由から病気にかかってしまう病気もあるため、可能であればペット保険への加入がおすすめ。
モルモットは鳴き声が大きくないことや小さくて人懐っこい性格であることからペットとして人気のある動物です。

性別によっても性格が異なる場合もありますが、個体差によるものが1番大きいため、実際に見てから決めるようにしましょう。

小動物でもコミュニケーションが図れたり、甘えん坊な性格はペットとして大きな魅力があります。


モルモットを飼ってみたいと考えている人や、何か小動物をペットとして飼ってみたいと考えている人は、是非この記事を参考にモルモットをお迎えすることを検討してみて下さいね。


またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみて下さい!