ミシシッピニオイガメの平均寿命や性格は?手のひらサイズで大人気!のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. ミシシッピニオイガメの平均寿命は約15年
  2. 育て方次第では20年以上生きることもある
  3. 病気に備えてペット保険に加入することがおすすめ

亀の中でも小さく、手のひらサイズで人気が高いのがミシシッピニオイガメです。ここではミシシッピニオイガメの平均寿命や、性格について解説します。また飼育の際に必要なものや寿命を延ばして長生きさせるコツも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ミシシッピニオイガメの寿命や性格は?

指に乗るほどミニサイズのミシシッピニオイガメ。最近インスタやYouTubeなどで可愛いと人気ですが、実際に自分で飼おうとするとわからないことが多いですよね。


ミシシッピニオイガメはどのくらいの寿命なのか、性格は優しいのか狂暴なのか、どんな病気になる可能性があるのかなど知らない方も多いでしょう。


ミシシッピニオイガメの平均寿命は約15年と言われていますが、飼い方によってはさらに長生きすることも少なくありません。


そこで今回MOFFMEでは、

  • ミシシッピニオイガメの平均寿命や大きさ
  • ミシシッピニオイガメの性格
  • ミシシッピニオイガメを飼うときの注意点
  • ミシシッピニオイガメがかかりやすい病気
以上について解説していきたいと思います。

ぜひ最後までご覧いただき、今話題のミシシッピニオイガメを飼うときの参考にしてください。

ミシシッピニオイガメの寿命は飼い方次第で延ばすことができる!


ミシシッピニオイガメの平均寿命はペットとして飼育すると15~20年くらいと言われています。


一般的に、野生の亀よりもペットの亀の方が寿命は長いです。


その理由として、ペットの亀は他の動物から襲われることがない、より良い環境で生活できることが挙げられます。


ミシシッピニオイガメの寿命に体の大きさなどは関係ないようですが、飼育環境などによって大きく変わってきます。


ストレスを与えないように大事に育ててあげれば平均寿命よりはるかに長生きする場合もあり、中には半世紀も生きたミシシッピニオイガメもいるようです。


また、ペットショップでミシシッピニオイガメを買う場合には元気のある健康な子ガメを選ぶようにしましょう。


ペットショップにいる子ガメは生後3か月ほどでとても小さく弱いため、慎重に選びましょう。

ミシシッピニオイガメの年齢を人間に換算すると何歳?

亀の年齢は、当然人間とは計算方法が異なります。では、具体的な亀の年齢を人間と比較して見てみましょう。

   人間の年齢       亀の年齢    
4か月1歳
1歳2歳半
8歳20歳
14歳44歳
18歳60歳
30歳108歳

以上のように、亀は人間よりも早く歳を取っていきます。そして、30年経つと100歳を超えてきます。


ちなみに、亀の年齢は甲羅を見ても判別することができるようです


甲羅にある模様を数えると年齢がわかるそうですが、これは亀が歳を取ってくるとわからなくなるので、亀が若い内に数えておきましょう。


亀の中には180年や250年以上生きた亀もいるようで、飼う環境によって亀の寿命は大きく変わるのが特徴です。


亀にとって100歳超えとなる30年を目標に育ててあげるといいでしょう。


ミシシッピニオイガメなら30年後でも体長は13cmなので、ずっと飼いやすく世話がしやすいのも人気の秘訣でしょう。


他の亀の寿命については以下の記事で詳しく説明しています。気になる方は参考にしてください。

他の亀の寿命について

ミシシッピニオイガメを長生きさせるコツや注意点とは?

亀は飼い方次第で寿命が大きく変わってきます。大事に育てれば育てただけ長生きしてくれるのです。


では、このミシシッピニオイガメの寿命を長くするためにはどうしたらよいのでしょうか。


ミシシッピニオイガメの寿命を延ばす方法はいくつかあります。

  • こまめに水を替える
  • 餌を与えすぎない
  • えびや小魚との混泳には注意
適切な飼育環境を整えてあげることで、ミシシッピニオイガメの寿命はぐっと延びるはずです。

では、具体的な長生きする飼育方法やポイントを解説していきましょう。

寿命を延ばすコツ①こまめな水替えが必要

まず、ミシシッピニオイガメを長生きさせるにはこまめな水替えが何よりも重要となります。


ミシシッピニオイガメのフン量はとても多く、また水中を激しく泳ぐのですぐに水が汚れてしまいます。


臭い防止のためにも、週に一回は水槽の水の3/2ほどは交換するようにしましょう。


水の交換方法は以下の通りです。

  1. 水を替える前日にバケツに水をくみカルキを抜いておく
  2. スポンジでガラスの汚れを落とす
  3. ホースで大量のフンなどのゴミを吸い出す
  4. カルキを抜いた水をゆっくり水槽に入れる

少し手間がかかりますが、水槽の水が汚れていると病気の原因にもなりますので注意しましょう。

寿命を延ばすコツ②餌を与えすぎない

ミシシッピニオイガメに限らず亀全般的にいえることですが、餌を与えすぎると長生きできません。


その理由は大きく分けて2つあります。


まずひとつ目として、餌を食べ過ぎて急成長してしまうと甲羅などの成長が間に合わず、いびつな甲羅になってしまったりと問題が出てきてしまうことです。


2つ目としては、餌を食べ過ぎると便秘になったり病気になる可能性が出てくるということです。


ミシシッピニオイガメに餌を与える際にはすぐに食べきれる量だけを与えるようにしましょう。


また、餌の与えすぎは水の汚染を早める原因にもなりますので注意が必要です。

寿命を延ばすコツ③冬眠させないようにする

野生のミシシッピニオイガメは、冬の寒い時期になると冬眠をします。


しかし、飼育しているミシシッピニオイガメの冬眠は難しいため、させない方が無難でしょう。


日本の冬は寒すぎて、特に幼い亀だと、冬眠に耐えられず死んでしまう可能性もあります


冬の間は水中ヒーターなどを利用し、水温26〜30度を保ち、冬眠させないようにすることがおすすめです。

注意点:エビや小魚との混泳には注意

ミシシッピニオイガメは雑食なので、何でも食べてしまいます。


餌を与えていれば空腹になることはないと思いますが、混泳している小魚やエビが弱ってくると食べてしまうこともあります


それに、ミシシッピニオイガメを飼う場合には水深はあまり深くない方がいいのですが、魚と混泳させる場合には水深を深くしなければなりません。


もし、どうしても魚と混泳させたい場合には小魚ではなく、大きめのサイズの魚を選んだ方がいいですが、棲む環境が違い過ぎるのであまりおすすめは出来ません。


また、ミシシッピニオイガメを数匹飼う場合にも繁殖以外ではひとつの水槽に一匹ずつ飼うようにしましょう。

小柄で可愛らしい印象のミシシッピニオイガメの性格は?

成体になっても13cmほどにしかならない小柄なミシシッピニオイガメですが、性格も見た目と同様に可愛らしいのでしょうか。


一般的に亀というとのんびりとして優しそうなイメージがありますが、すっぽんのように狂暴そうなイメージもありますよね。


飼い主になつくことはあるのか、はたまた人に危害を与えるようなことはないのか見てみましょう。

ミシシッピニオイガメは穏やかでのんびりとした性格

ミシシッピニオイガメが人気を呼んでいる理由の一つに、穏やかな性格で人にもなついてくれるというポイントがあります。


何度も餌をあげるうちに顔を覚えてくれるようになり、飼い主を見つけると餌をもらうために首を伸ばしたり口を開けて待ったりします。


また、ミシシッピニオイガメは水中に生息する亀なので陸上で暴れることもなく静かに飼うことができます。


夜行性で、昼間は水中の落ち葉などに隠れて眠り、夜になると活発に泳ぎ始めるのも特徴です。


のんびりとした性格で、口を開ける仕草や餌を食べる姿も可愛いと人気です。最近では亀を飼う女性も多いようですよ。


また、以下の記事では、他の亀の性格についても紹介しています。気になる方は参考にしてください。

他の亀の性格について

ミシシッピニオイガメは臭い?異臭を放つことはほぼない!

ミシシッピニオイガメの名前の由来は、敵と遭遇した際に後ろ足の付け根から臭いのある分泌物を出すところからきています。


しかし、飼育下において異臭を放つことはほとんどありません。また、水中にいる際には臭いはしません。


このミシシッピニオイガメの異臭はストレスが加わった時に出ます。


ですので、

  • 過剰なスキンシップをする
  • 怒らせる
  • 他の動物と遭遇する
などのトラブルに気をつければ大丈夫でしょう。

また、ニオイを発するようなストレスを感じれば寿命にも関わってくることですので、穏やかに暮らせるような環境を整えてあげましょう。

ミシシッピニオイガメを飼う際に必要なものとは?

では、実際にミシシッピニオイガメを飼う際にはどんなものが必要となるのでしょうか。


水槽や餌などが必要なのはわかりますが、どのくらいの大きさのものがいいのか、餌はどんなものがいいかなど悩んでしまいますよね。


では、具体的に

  • ミシシッピニオイガメの価格
  • どんな餌がいいのか
  • おすすめの水槽はどんなものか
について解説していきたいと思います。

ミシシッピニオイガメに少しでも快適に過ごしてもらえるように、準備はきちんとしておきましょう。

ミシシッピニオイガメの値段は3000〜5000円ほど

まず、ミシシッピニオイガメの値段ですが3cmほどの子ガメで3,000円~5,000円ほどで売られています。


ただし、普通のペットショップでは扱われていないことが多いと思いますので、爬虫類専門店や小動物を扱っているペットショップを訪ねましょう。


また、ペットショップで売られている子ガメはとても小さく弱ってしまうことも多いので、元気に動いている子ガメを選ぶ必要があります。


ミシシッピニオイガメは夜行性ですので昼間に行っても動いておらず判別がつきません。


ですので、夕方以降に訪ねて実際に動いているところを見てから飼う子ガメを決めましょう。

人工飼料や乾燥飼料をバランスよく与える

ミシシッピニオイガメは雑食ですので何でも食べますが、基本的にはどんなものを与えたらよいのでしょうか。


ペットショップには様々な種類の餌が売っていますが、人工飼料だけだと、ビタミンA欠乏症などの栄養不足になる可能性があります。


ですので、人工飼料乾燥飼料をバランスよく与えましょう。


乾燥飼料以外にもエビやキャベツなど自然のものを与えることで栄養不足を補うこともできます。


さらに、一回の餌の量はすぐに食べきれる量にしましょう。餌の与え過ぎは体調を崩す原因となるので注意しましょう。


一回でどれくらい食べれるかはそれぞれ違うので、少しずつ調整しながら適量を探しましょう。

熱帯魚用のガラス水槽で飼うのがおすすめ

ミシシッピニオイガメを飼うには、傷に強い熱帯魚用のガラス水槽で飼うのがおすすめです。


大きさの目安は、亀の体長の5倍程度で奥行きは3倍以上のものがゆったりしていいでしょう。


ミシシッピニオイガメの成体が12cm程ですので、水槽の大きさの目安は、幅60cm×奥行き36cmほどです。


さらに水深は30cm~60cmあれば十分でしょう。ミシシッピニオイガメは水棲なので岩場などは特に必要ありません。


その他にも必要なものがいくつかあります。

  • 甲羅に紫外線を当てるためのライトやバスキングライト
  • 水をろ過するためのフィルター
亀の甲羅が成長するには紫外線が必須となり、特に子亀の内は重要なアイテムとなります。

さらにバスキングライトというライトで体を温めることも必要です。

また、ミシシッピニオイガメはフン量が多く水が汚れやすいのでろ過するためのフィルターも準備した方がいいでしょう。

水深が低いため付けられるフィルターは限られますが、水の中に投げ込むタイプなどなら対応できます。

ミシシッピニオイガメは激しい水流が苦手なので、水流が穏やかになるように向きを調節して負担を減らしましょう。

また、以下の記事では亀をなつかせるための方法についても紹介しています。気になる方は参考にしてください

亀をなつかせる方法

ミシシッピニオイガメがかかりやすい病気とは?

基本的には飼いやすいとされるミシシッピニオイガメですが、もちろん病気になることもあります。


では、ミシシッピニオイガメがかかりやすい病気とはどんなものがあるのでしょうか。


  • ビタミンA欠乏症
  • ビタミンD欠乏症
  • カルシウム欠乏症
  • 皮膚病
  • 便秘
などの病気になることが多いようです。

ビタミンやカルシウムの欠乏は、栄養の偏りによるものです。

人工飼料だけではこういった栄養素が足りなくなる恐れがあるので、自然由来の乾燥飼料などもバランスよく与える必要があります。


また、皮膚が白っぽくなったりしている場合には皮膚病の疑いもあります。その場合には日光浴をさせてあげたり、水槽の水を清潔にしてあげることで改善します。


また、餌を食べ過ぎたり水が汚れていると便秘や下痢になる可能性があります。


ミシシッピニオイガメは水質が悪いと水を飲めなくなり体調を崩し寿命を縮めることにもなりかねません。


ミシシッピニオイガメの病気予防にはとにかく水をキレイに保つことがなによりも重要となります。

亀でも入れるペット保険の検討をしてみては?

亀はとても我慢強い生き物で、体調が悪くても弱っている所をあまり見せません。


ですので、気づいた時にはかなり重症になっている可能性もあり、そうした場合には治療費も高額になってしまいます。


そういった万が一に備えて、ペット保険に加入しておくことも大事な準備と言えます。


ペット保険というと犬や猫のものというイメージが強いですが、最近では亀など小動物でも加入できるペット保険が出てきています。


ただペット保険は保険会社によって保障内容や保険料が大きく異なるため注意が必要です。


是非一度資料請求をしてみることをおすすめします。


また、以下の記事でミシシッピニオイガメが加入できるペット保険について紹介しています。気になる方は参考にしてください。

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ミシシッピニオイガメの寿命まとめ

以上、今SNSで大人気のミシシッピニオイガメについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。


ミシシッピニオイガメを長生きさせるポイントは

  • ミシシッピニオイガメについてきちんと知る
  • 水はこまめに変えて清潔を保つ
  • 餌を与え過ぎない
  • 他の魚との混泳は控える
  • 万が一の病気に備えてペット保険の加入を検討する
などがあげられます。

ミシシッピニオイガメはとても小さい生き物ですので、正しい知識をもって大切に飼ってあげないとすぐに病気にかかったり体調を崩してしまいます。

人間と違いちょっとした環境の変化などでもご飯が食べれない程ストレスを感じてしまうのです。

少しでも長生きしてもらうためにも、日々体調の変化に気をつけて可愛がってあげましょう。

そして、少しでも異変を感じたら獣医さんに診てもらうようにしましょう。

その為にも、ペット保険に加入して万が一の時の治療費を確保することもミシシッピニオイガメに長生きしてもらうには大切なことと言えるでしょう。

MOFFMEでは、様々なペットや保険に関する役立つ記事を多数公開しておりますので是非そちらもご覧ください。