【獣医師監修】ペットのうさぎの平均寿命は?長生きのコツも紹介!

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うさぎの平均寿命は飼い方や種類によっても異なります。野生のうさぎは1〜2年が寿命だと言われていますが、ペットとして飼ううさぎはもっと長生きします。この記事ではペットのうさぎの平均寿命や長生きさせるコツ、最長寿命のギネス記録などについて解説しています。

内容をまとめると

  1. うさぎの平均寿命は約7~8歳
  2. 5歳ごろから老化が始まり病気になりやすくなる
  3. 治療費は全額負担なので若いうちにペット保険に入ることがおすすめ

ペットのうさぎの平均寿命は長い?長生きの秘訣を紹介!


小さくて大人しい性格のため、室内飼いしやすいと人気のペットのうさぎ。


できることなら病気にもならず、長生きさせたいですよね。


うさぎの平均寿命は7〜8年と言われていますが、育て方次第では10年以上生きているという長生きさのうさぎも少なくありません。


そこで今回「MOFFME」では、

  • うさぎの平均寿命や最長寿命のギネス記録
  • うさぎの種類ごとの寿命や性格
  • うさぎを長生きさせる飼育方法
  • うさぎがかかりやすい病気
  • うさぎのペット保険
を中心に解説します。

この記事を読めばうさぎと接する際の知識を、きちんと身につけ、健康に長生きさせることができるでしょう。ぜひ、最後までご覧ください。

ペットのうさぎの平均寿命は長くなってきている!

ひと昔前までは、うさぎの平均寿命は5年程度だと言われていました。


しかし現在、うさぎの平均寿命は7〜8年に伸びていると言われています。この理由としては、

  • うさぎ用のペットフードの開発
  • 飼い主の、体調管理や飼育方法への理解が高まった
  • 医療の発達
以上のことが挙げられます。


実際に10年以上生きているという長生きのうさぎも多くいるようです。


また、野生のうさぎの寿命が1〜2年と短いことには、捕食されたり事故に遭ったりすることが多い、ペットのうさぎよりもストレスがかかる、といった理由があります。


ここでは、うさぎの寿命に関して、

  • うさぎの年齢は人間に換算するとどれくらいなのか
  • うさぎの年齢ごとの体の変化
  • うさぎの老化現象にはどんなものがあるのか
などを解説します。

うさぎの寿命や年齢を人間に換算!


うさぎの年齢を人間年齢に換算すると、以下のようになります。

うさぎの年齢人間の年齢
1ヶ月〜1歳2歳〜20歳
1歳〜3歳20歳〜35歳
3歳〜5歳35歳〜45歳
5歳〜7歳45歳〜60歳
7歳〜9歳60歳〜70歳
9歳〜70歳〜

うさぎは1歳になるまでの1年間で、人間年齢でいうところの20歳まで成長します。そこからは1年に約6歳のペースで緩やかに歳をとります。 


あくまでも目安ではありますが、うさぎの平均寿命は7~8歳であることから、人間の年齢で大体60代から70代の寿命であることがわかります。

うさぎの年齢による体の変化!長生きすると病気のリスクも

誕生〜1歳(成長期)

うさぎは誕生からわずか1年の間で成長が終わります。この期間で性格も大体決まってくるので、しつけをしっかりと行うことが大切です。

また、この若い時期に去勢手術や避妊手術を受けさせておくことをおすすめします。

将来、うさぎに余計なストレスを与えないことや、子宮疾患などの病気の予防にもなります。

1歳〜4歳(維持期)

成長期も終わり、人間で言うと働き盛りの時期です。

これはうさぎも同じで、活発に行動します。うさぎにストレスを与えないよう、遊びたがっていたら一緒に遊んであげてください。

4歳〜7歳(中年期)

この時期になると、だんだん落ち着いてきて、あまり動かなくなります。

遊んであげたいと思う気持ちもわかりますが、構い過ぎると嫌がってしまいます。また、病気になることも増えますので、治療費が心配だという方は若いうちからペット保険に加入しておくことをおすすめします。

うさぎのペット保険については他の記事で解説しているので、気になる方は参考にしてください。

7歳〜10歳(高齢期)

この時期にはもう体力も少なくなり、寝たきりで過ごすことも多くなります。

また、腎不全など病気になるうさぎも多いです。老化症状については、次で詳しく説明します。

うさぎの老化症状とは?長生きさせるために確認したいこと

もちろん個体差はありますが、うさぎはおよそ5歳を過ぎたあたりから老化症状が出ると言われています。


主な老化症状には、

  • 動きがのんびりになり行動範囲は狭くなる
  • 睡眠時間が長くなる
  • 今まで食べていたフードを食べなくなる
  • トイレが決まった場所でできなくなる
などが挙げられます。

以前は部屋中走り回っていたのに、少し動いただけでも休憩をするなど体力の低下がみられるでしょう。

見た目もほっそりとなることから、病気になったのではと驚く飼い主もいるかもしれません。ですが、老化現象はうさぎの他、人間にもあることですので、大切なのは現状を受け入れてあげることです。

補足:ペットのうさぎの最長寿命のギネス記録は?

オーストラリアで生まれたうさぎが、世界で最も長生きしたうさぎとしてギネス記録に認定されています。


そのうさぎの寿命は18年10ヶ月、ペットのうさぎの平均寿命が7〜8年であることを考えると、平均の2倍以上長生きしています。


さらにこのうさぎは元々野生だったようです。

うさぎの種類ごとに寿命は違う?寿命が長いうさぎは?


ペット用ののうさぎは「カイウサギ」と言い、アナウサギを品種改良して家畜化されたうさぎです。カイウサギには150種類以上の品種がいると言われています。


当然、ここまで種類が豊富だと、身体的な特徴はもちろん、飼う際に気を付けなければいけない点も違ってきます。


こちらでは、

  • うさぎの種類ごとの寿命の違い
  • うさぎの種類ごとの性格の違い
について解説します。

うさぎは種類によって寿命が違う?

前述したようにうさぎは150種類も存在しますが、この種類が特別寿命が長いといったことはありません。


ただ、一般的にネザーランドドワーフなどの小型うさぎの方が、大型うさぎよりも寿命が長いと言われています。理由はまだ見つかっていませんが、大型うさぎの方が老化が早く進むようです。


また、体の特徴によって病気になりやすいうさぎがいます。

  • アメリカンファジーロップ:長い毛と垂れ耳で通気性が悪い、汚れをこまめにとらないとその部分から病気になることも(外耳炎)。また肥満になり易いのでおやつのあげすぎは避ける。
  • ライオンヘッド:暑さ・寒さに弱くうさぎの中でも体温調節が苦手。エアコン等によるこまめな温度調節が必要。
  • ダッチ:白と黒のツートーンカラーが特徴。健康的な体重(1.6~2.5Kg程度)を越してしまうと病気になりやすい。適度な運動が必要。
こういった品種のうさぎを飼おうと考えている方は、十分に注意して下さい。

また、以下の記事では、人気の品種「ネザーランドドワーフ」「ホーランドロップ」の寿命や育て方について解説しています。気になる方はぜひ参考にしてください。

うさぎは種類や性別によって性格が違う?

うさぎの性格は個体差もありますが、種類によって大きく異なります


人気の種類の性格は以下の通りです。

種類性格
ロップイヤー穏やか
好奇心旺盛
ネザーランドドワーフ元気で活発
甘えん坊
ドワーフホト好奇心旺盛
フレンドリー
人懐っこい
レッキス人懐っこい
賢い

もちろん個体差があったり環境によって性格が変わったりすることもありますが、一般的にこのような性格をしていると言われています。


また、性別によっても性格は異なります


オスは特に縄張り意識が強く、マーキング行為をすることが多いです。 


うさぎのマーキング行為は、顎の下にある臭腺からの分泌物をこすりつける、おしっこを飛ばすの2種類があります。 


メスは基本的に警戒心が強く大人しい性格をしていますが、妊娠をすると性格が変わります。出産後は特に気性が荒くなり、飼い主を攻撃することもあります。 


オスとメスでは、オスの方が甘えん坊で飼い主になつきやすいと言われています。


うさぎを購入する場合は、ショップの店員さんやブリーダーに性格や特徴を聞いておくと良いでしょう。


また、うさぎの性格やなつかせ方を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。

ストレスはうさぎの寿命を縮める!長生きさせるコツは?


うさぎはもともと、捕食される側の動物であるためストレスに弱く臆病な動物です。


ストレスが溜まると体調を崩してしまい、最悪の場合寿命を縮めたり、死んでしまったりすることもあるのです。


うさぎにストレスを与えず、長生きさせるコツは、

  • 過度にコミュニケーションをとらない
  • 飼育環境を整えてあげる
  • 食生活に注意する
  • 排泄物を毎日チェックする
  • 運動をさせてあげる
これらの飼い方を意識してあげましょう。以下で詳しく解説していきます。

必要以上にうさぎに触らない!

猫や犬とは違って鳴かないうさぎ。しかも子うさぎが我が家にやってきたら、可愛くてついつい必要以上に構いたくなりますよね。


ですが、うさぎは必要以上にコミュニケーションをとると、かえってストレスになり寿命を縮める可能性が高くなります。


飼い主と遊ぶ時間は1日30~60分程度にして、それ以上のコミュニケーションは可愛くても我慢しましょう。逆に、何もコミュニケーションをとらないというのも良くありません。


また、特に気を付けなくてはいけないのが、家族でうさぎを飼う場合の飼育方法です。


小さい子供がうさぎを追いかけまわしたり、ケージを掴んで大きな音を出すことがストレスに繋がる可能性もあります。


家族でうさぎを飼う場合は、環境に気を付けましょう。

うさぎの飼育環境では温度調節が大切!

うさぎの飼育で最低限必要となるものは、

  • ラビットフード
  • 牧草
  • おやつ
  • かじり木
  • ケージ
  • エサ入れ用のお皿
  • 給水ボトル
  • ブラシ
  • トイレ
  • 冷却マット
  • パネルヒーター
これらのものになります。

うさぎは暑さ・寒さに弱く、急激な温度変化が苦手な動物ですので、エアコンや冷却マット・パネルヒーターを使って温度管理してあげましょう。室内の温度は18~24度、湿度は40~60%くらいに保ってあげてください。

ただ、うさぎは冬から春・秋から冬にかけて年に2回換毛を行います。気温の変化がないと換毛のサイクルが乱れやすくなってしまうのです。したがって、時々換気等を行って新鮮な空気に触れさせることも忘れてはいけません。

ここで挙げた必要なグッズは、あくまでも目安となりますので、個人のライフスタイルに合わせて必要なものを用意してあげましょう。

うさぎに与えて良い野菜と与えてはいけない野菜を紹介!

うさぎといえば新鮮な野菜というイメージがあります。しかし、あげてはいけない野菜がたくさんあります。

野菜起こりうる症状
イモ類消化機能の異常
ネギ類中毒症状
※赤血球を破壊する成分が入っている
カボチャ消化機能の異常
アボカド中毒症状
※死に至る危険あり

他にもありますが、これらの野菜は絶対あげないようにしてください。食べてしまうと病気にかかってしまい寿命が縮んでしまう可能性もあります。


逆に、うさぎに与えても良い野菜は、

  • 小松菜
  • キャベツ
  • 人参(根・葉)
  • チンゲンサイ
  • 大根の葉
  • リンゴ
  • みかんの薄皮
などがあります。

長寿のうさぎはラビットフードだけではなく、こういった野菜を与えられていることが多いです。

しかし、野菜は与えすぎてしまいますとラビットフードや牧草を食べなくなる恐れがあります。与えるときは少量を心がけると良いでしょう。

また、冷蔵庫から出したものを与えるときは、常温へ戻してからにしてください。

うさぎのおしっこやウンチを確認する!

うさぎの排泄物の状態を見ることで、健康状態がわかります。うさぎのおしっこの状態は次の通りです。

  • 健康が良好:黄色くて水に近いサラサラ。
  • 健康悪化:茶色っぽい・血尿のような色。
このような状態をみてもわかる通り、黄色のおしっこが健康な証拠です。一方、血尿のような色のおしっこが出れば、体の中で何らかの異常が起きていることになります。

ただしうさぎは正常でも白く濁っていたり、赤い色をしていたりさまざまですので、おしっこの色だけで健康判断をするのはやめましょう

うさぎのうんちの状態は次の通りです。
  • 健康が良好:丸く少し牧草が入りコロコロしている。その他、うさぎ自身が食べるうんち(盲腸便)の場合は、ブドウのように連なり湿っぽくツヤがある。
  • 健康悪化:健康の時のうんちよりも小さい、下痢のようなペースト状。被毛が多く混じっていたり、形が歪な場合。
下痢のようなペースト状のうんちが出る場合、体調不良が原因と言えます。動物病院での診察が必要となるでしょう。

便が小さい・毛がたくさん混じっている場合も危険です。毛球症などを起こしうっ滞しているかもしれません。また、盲腸便は本来うさぎが食べるものですので、落ちていること自体が異常です。

うさぎは自分がしたいときに排泄するので、排泄の都度、おしっこ・うんちの状態をチェックすることが大切です。

うさぎに毎日運動をしっかりさせる!

うさぎはケージで1日中過ごさせる方が無難、と考える人もいることでしょう。確かにケージにいれば、うさぎも穏やかになるでしょう。


しかし、ケージから1日中でないと、うさぎも体がなまってしまいます。1日の内、最大60分程度お部屋の中を散歩させることが大切です。


当外で散歩させる必要はありません。ただし、お部屋で散歩させるときは、うさぎが電化製品のコードをうっかりかじってしまうおそれもあります。


コードをかじると感電するかもしれないので、カバーを付ける等、工夫して対策を行いましょう。


また、ストレスを発散させるという意味では、おもちゃを与えた方が良いでしょう。おもちゃとしては「かじり木」が最適です。


かじるといううさぎの本能を満たすことができます。ただし歯の伸びすぎ防止には役立たないので、牧草を与えて咀嚼させることも重要です。

長生きのためには早期治療が大事!かかりやすい病気と症状とは

うさぎに限らず、ペットは自分の感情をはっきりと飼い主に伝えることができません。知らず知らずのうちに病気にかかってしまい、寿命を縮めてしまうことは避けたいですよね。


病気の兆候やうさぎが掛かりやすい病気について、飼い主がきちんと知っておくことは大切です。


うさぎがかかりやすい病気は、

  • 不正咬合
  • 毛球症
  • 骨折
  • エンセファリトゾーン症
などが挙げられます。

不正咬合は、歯が伸びすぎてしまい、かみ合わせが悪くなってしまう病気です。歯が伸びすぎないように、牧草をきちんと主食にすることが大切です。

毛球症は胃腸に毛がたまってしまい、腸の動きが低下する病気です。運動不足やストレス以外にも、異物を飲み込むことでも起こりやすいと言われています。

抜け毛を飲み込まないように、きちんとブラッシングをしてあげましょう。

赤ちゃんから飼う場合は生後3ヶ月で健康診断と予防接種を!

子うさぎを飼う場合は生後3ヶ月を目安に、健康診断を受けさせましょう。


健康診断を受ければ異常が無いか早期に発見できますので、できれば1年に1回は受けさせるべきです。


ただしうさぎはかなり繊細な動物ですので、病院にいくことがストレスとなり、体調不良となることも多くあります。爪切りなどで赤ちゃんの頃から2~3ヶ月に1回くらい動物病院に行くようにすると、動物病院に慣れてくれていざというときに役立ちます。

うさぎの病気のサインは?いつもと様子が違う時はすぐに病院へ!

うさぎが何となく体調が悪そうにしていたら、それは病気のサインかもしれません。明らかに普段と様子が違うときは、すぐに病院に連れていってあげましょう。


うさぎの病気のサインとしては、

  • 身体を丸めたまま動かない
  • よだれを垂らしている
  • 涙目になっている
  • 鼻水が出ている
  • 下痢や便秘になっている
主にこれらの症状が挙げられます。

またこれ以上に、あげた食事を食べていないときや、いつも食べるもの・好きな食べものを食べようとしないなど、食欲のない場合は最も注意が必要です。

うさぎの様子がいつもと違うかどうかは、飼い主にしかわからないことです。毎日しっかりとコミュニケーションをとって、体調をチェックしてあげましょう。

うさぎの寿命のためにも通院が大事!保険加入で安心

うさぎが病気やケガをしたときに、一般的に掛かる費用は以下となっています。

  • 不正咬合の場合は、約6,000~10,000円程度(生涯にわたり治療が必要)
  • 毛球症の場合は、約20,000円~30,000円程度
それ以外にも手術が必要になった場合は診察代・麻酔代・手術代等がプラスされます。ペット保険に入っていなかった場合はすべて自費です。

ペット保険は猫や犬以外にも、うさぎなどの小動物向けのものがあります。万が一のことを考えて検討してみましょう。

うさぎの保険を選ぶポイントは、保険料が生活の負担にならないかどうか、加入年齢はどれくらいか、生涯保障してくれるかどうかなどが重要です。

おすすめのうさぎのペット保険について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

まとめ:ペットうさぎの寿命は飼い主の飼い方次第!

うさぎの平均寿命と、うさぎを健康に長生きさせるコツについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • ペットうさぎの平均寿命は7~8歳、人間年齢で言うと大体60代前半くらいまで
  • 大切に飼えば、寿命が10年以上のうさぎもいる
  • うさぎは5歳を過ぎたあたりから、老化症状がみられるようになる
  • うさぎを飼育するときは、温度管理ができる冷却マットやパネルヒーターなどを用意してあげよう
  • うさぎにできるだけストレスを与えないことが大切
  • うさぎに掛かる治療費や手術代は自費のため、万が一のことを考えてペット保険に加入しよう
以上になります。

うさぎは飼い主が大切に育ててあげれば、しっかり長生きしてくれます。

家族の一員として、うさぎと一緒に過ごしやすい環境を作ってあげてください。

MOFFMEでは他にも読んでおきたいうさぎや、ペット保険に関する記事が多数掲載されています。ぜひ、ご覧になってください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「MOFFME」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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