四国犬の性格や特徴は?平均寿命や最高寿命についても紹介!

たくましさから番犬としても人気な天然記念物として指定されている四国犬(土佐犬)。人懐っこさはありませんが、飼い主には忠実な犬種です。この記事では、四国犬のオス・メス別の性格や特徴、平均寿命を中心に、かかりやすい病気やペット保険について紹介します。

四国犬の性格や特徴は?

日本犬らしい精悍な顔つきが魅力の四国犬。オオカミに似た風格ある容姿はとても格好良く魅力的です。「こんな犬が側にいてくれたら…」と、一度その姿を見ると、飼ってみたいと思う人もいるでしょう。


四国犬は、その風貌から想像できる通り、誰でも飼える犬ではありません。その性格や特徴を知り、自分との暮らしに向いているのか判断してください。


そこで今回のこの記事では、「四国犬」について、

  • 四国犬の性格
  • 四国犬の歴史
  • 四国犬のしつけ
  • 四国犬の購入方法
  • 四国犬の寿命
  • 四国犬がかかりやすい病気

以上のことを中心に説明します。


この記事を読んでいただけたら、四国犬の性格や飼い方が分かり、自分の家に迎えた際の暮らしがイメージできます。ぜひ最後までご覧ください。 


四国犬は勇敢でたくましく飼い主に従順だが警戒心が強い性格

まずは、四国犬の特徴をお伝えします。


四国犬は、とても勇敢な犬です。飼い主に従順でたくましいため、いざというときに頼れるパートナーになってくれます。警戒心の強さも特徴的な犬です。


これらの性格的な特徴は、四国犬の歴史を知ると理解しやすいでしょう。


また、家族の一員としてお迎えした場合に、どのくらいの年数一緒に暮らせるのかも気になるかと思います。


ここでは、

  • 四国犬の歴史
  • 四国犬の特徴
  • 四国犬の性格
  • 四国犬の寿命

についてお伝えします。

四国犬の歴史

四国犬は、その名前が示す通り、四国の土着犬です。以前は「土佐犬」と呼ばれていました。


江戸の後期から明治にかけて、土佐犬にイングリッシュ・マスティフやオールド・イングリッシュ・ブルドッグ、ブル・アンド・テリア、グレート・デーンなどを交配した闘犬が土佐藩で盛んになりました。この闘犬が「土佐闘犬」と呼ばれるようになります。


「土佐犬」「土佐闘犬」と読み方が似ていることもあり、混乱を避けるため、「土佐犬」が「四国犬」に改名されました。


四国犬は、野生の犬である「ヤマイヌ」を狩猟のパートナーとして猟師が飼っていたのが人間と暮らすようになった始まりで、その歴史は長い犬です。


「ヤマイヌ」のルーツは「ニホンオオカミ」と考えられています。そのため、四国犬はオオカミによく似ています。


オオカミは100年以上前に絶滅したと言われていますが、2000年に九州でニホンオオカミとみられる生き物が撮影されるなど、ときどきオオカミの目撃情報が出ます。これらの生き物は、四国犬がオオカミと間違われたのではないかともいわれています。


四国犬は、その身体能力の高さから狩猟犬として繁殖が繰り返されました。地域によっていくつか系統がありましたが、「阿波」「本川」「幡多」の3系統になりました。


最も山深い本川で繁殖された四国犬が「四国犬らしい」と、愛好家には人気でしたが、徐々に混血が進み今では地域差がほとんどなくなっています。

四国犬の特徴

四国犬の標準な体格は、次の通りです。

  • 体重:15~25kg
  • 体高:49~55cm


筋肉がしっかりついた中型犬で、体長が長い特徴があります。急斜面でも移動できほど、足腰が強く、細マッチョな格好いいスタイルです。そのワイルドな姿にほれ込む人も少なくありません。


フワフワと太いしっぽも特徴的で、巻いて背中に乗せています。巻きの緩さは個体差があります。


また、ピンと立った耳が精悍な顔を引き立てています。柴犬とも間違われることがありますが、四国犬の方が鋭さのある顔つきで筋肉質です。


被毛はダブルコート。日本の気候に合う日本犬なので、寒い冬には、しっかりと毛が生えてきます。その代わり、春・秋は毛が抜け代わる季節。たくさん抜けます。


性格は、飼い主に従順で勇敢。自分のテリトリーを守る傾向が強く、知らない人が近づいたり、散歩で別の犬に会うと警戒し、攻撃的になることがあります。


元々が猟犬なので、その狩猟本能は健在。飼い主がしっかりコントロールする必要があります。

オスとメスの性格の違い

四国犬は、野生的な性格で、誰にでも懐くような性格ではありません。その分、飼い主には忠実。警戒心も強いので、番犬に向いています。


四国犬は、その野性味が残る性格に特徴があり、オスとメスでの大きな違いはあまりなく、個体差の範囲と考えると良いでしょう。少し違いがある点としては、攻撃性の強さや運動量になります。


四国犬のオスは、攻撃性が強めに出る傾向があります。去勢していないオスは、他の動物がテリトリーに入ることも嫌がるので、多頭飼いには不向きと言えるでしょう。


また、運動量が多いのはオス・メス共通ですが、オスの方がより多く運動させてあげる必要があります。また、人との関係を格付けしがちなのも、オスの特性です。


メスの方が、少しおとなしく、家族全員に対して平等で穏やかに接する犬が多いです。

天然記念物に指定された犬種

四国犬は、まだ土佐犬と呼ばれていた当時(1937年)に天然記念物に指定されています。

天然記念物と言われると気軽に飼ってはいけないのかと思いがちですが、そのようなことはありません。

日本犬を残す目的で指定されており、四国犬の他、秋田犬甲斐犬紀州犬柴犬北海道犬の6犬種が天然記念物指定を受けています。公益社団法人日本犬保存会の基準でこの6種類の犬が指定されることになりました。

以前はこの犬種以外にも日本犬がいましたが、洋犬の人気が高まり、マンションで飼う人が増えるなどペット環境の変化などの影響もあり、絶滅してしまった日本犬もいます。

日本犬は、一度飼うとその忠誠心の虜になる人が多く、人を助けてくれる存在になってくれます。海外でも日本犬の人気や評価は高いです。

四国犬の平均寿命と最高寿命

四国犬を飼った場合、どのくらい一緒に暮らせるのでしょうか?


気になる四国犬の寿命は、平均寿命が10~12年くらいです。平均的な中型犬の寿命といえます。中には、15歳以上の四国犬もいます。


先天的な疾患を持つことも少なく、病気にもなりにくい丈夫な体を持っているので、比較的健康に長生きできる犬種です。


しかし、寿命には、どうしても生活環境や飼い主さんの飼育状況による差が出てしまうもの。四国犬は、運動をしっかりさせることも長生きの秘訣です。ご自身の健康管理とあわせて、たくさん運動させて、長く一緒に暮らせるように気を付けてあげたいです。


四国犬は、1歳で大人の体になります。1歳の時期の体重を記録して、体重が増え過ぎないよう管理しましょう。

四国犬のお迎え・購入方法は?価格や選び方も紹介!

ここまでは、四国犬の特徴をお伝えしました。オオカミに似た風貌と飼い主に忠誠心が強いという性格を知ると、「野性味が残るのに理知的な四国犬を我が家にも迎えたい」との思いが強くなりますよね。


しかし、いざ、四国犬を飼いたいと思っても、ペットショップなどで偶然に出会うことはまずありません。四国犬を飼いたい場合、どのようにお迎えすればよいのでしょうか?


ここでは、

  • 四国犬の購入方法
  • 四国犬の価格や選び方

について、ご紹介します。

四国犬のお迎え・購入方法

犬の購入方法には、一般的に、ペットショップ、ブリーダー、保護団体などがあります。しかし、四国犬はペットショップではあまりお目にかかることがないかと思います。また、純血種は保護犬にはほとんどいないでしょう。


そのため、純血種の四国犬の子犬を購入したいときは、ブリーダーから直接購入する方法が最もおすすめです。ブリーダーなら、その子の性格や親の性格まで教えてもらえます。しつけがしやすく人間の社会で生きていきやすい性格の親を交配させるので安心です。


ブリーダーの中には設け主義の悪質なブリーダーもいるので、信頼できるブリーダーかどうかは見極めてください。


四国犬は天然記念物にも指定されているので、全国に保存会の支部があります。ブリーダーが見つからない場合、保存会の支部に連絡して購入先を相談することもできます。


四国犬は初心者では飼育が難しい犬種のため、他の犬を飼ったことがありある程度犬に慣れている人が飼うことになるでしょう。馴染みの動物病院やペットショップがあれば、四国犬を飼いたいと伝えておくと、情報を教えてもらえるかもしれません。


お迎えに当たっては、犬舎首輪リードトイレなどの準備をして、家族でしつけ方針について確認しておきましょう。

四国犬の価格や選び方

気になる四国犬の価格ですが、相場としては、子犬の場合10万円~20万円くらいです。「毛の色」「性格」「健康状態」にポイントをおいて選ぶと良いでしょう。


毛の色

四国犬の外見的な個性は、毛の色による違いが大きいです。四国犬の毛の色は「胡麻」「黒褐色」「赤」の3種類。


これから一緒に生活していくので、好みの毛の色の子を選ぶといっぱい愛情を注げそうです。毛の色による価格の違いはありません。


性格

野生的な気質が強く、攻撃性が備わった犬種なので、あまり神経質な性格だとむやみに攻撃して社会生活が難しいこともあります。


人間の社会で生活するのに難しすぎない性格かは大切なポイントになります。人に怯えていないか、音に寛容かなど、直接会って確かめることが大切です。


健康状態

先天性の疾患を抱えていないかなど、健康状態を確認しましょう。

四国犬の飼い方のコツ、注意点、しつけ方を解説

四国犬は、相手を格付けして、言うことをきく相手を選びます。そのため、飼い主がリードすることで、主従関係がきっちり構築されて、しつけがしやすくなります。

利発で物覚えがいいので、犬の方が従う態度を取ってくれるようになれば、駄目なことを覚え、飼い主の指示に従える素晴らしいパートナー犬になってくれます。

しかし、野生の本能が強く残っている犬種なので、しつけの段階では、プロのトレーナーに相談しながらおこなうと良いでしょう。

四国犬は、たっぷり運動させてあげる必要があります。動き回れるスペースを確保することは四国犬を飼う条件です。

筋肉質でパワフル、でも警戒心が強いため、散歩の際は、しっかりリードをつなぎ、大人が散歩させましょう。子供が連れていると出会った別の犬や人に噛みつく危険があります。

日本犬の特徴として、冬に細かい毛がびっしりと生えるというものがあります。春になって冬の毛が残っていると皮膚が蒸れたりするので、春にはしっかりブラッシングをしてあげてください。

また、洋犬と違い日本犬には魚の栄養も必要です。土着犬だけあって、日本人の食生活に合わせた体になっているのですね。認知症予防のためにも、必要な栄養がバランスよく摂れるよう食事を用意してあげましょう。

四国犬の寿命やかかりやすい病気は?ペット保険に加入しよう

四国犬の平均寿命は、中型犬の平均的な10~12年ですが、他の犬種と比較しても丈夫です。それでも、病気の心配が全くないわけではありません。


四国犬を飼うときは、どのような病気に気を付けてあげると良いのでしょうか?できるだけ長く一緒に暮らしていくために、四国犬がかかりやすい病気について理解しておきたいです。


ここでは、

  • 四国犬がかかりやすい病気
  • 四国犬のためのペット保険

についてお伝えします。

四国犬の寿命やかかりやすい病気

四国犬は、基本的な性質としては、健康で病気しにくいと言われています。肉体的にも筋肉質でいかにも丈夫そうに見えます。


しかし、いくつか、かかりやすい病気がありますので、ご紹介します。


アレルギー性皮膚炎

高温多湿の日本の気候と食べ物のタンパク質に反応して、アレルギー症状が出ることがあります。食べ物を変えた時は、注意して観察してあげてください。


認知症

加齢による認知症があります。魚の栄養が認知症予防にもなるので、意識的に取り入れてください。


角膜炎

目に砂やほこり、まつ毛が入り、自分でこすることで角膜に炎症が起きます。時々、目のチェックをしてあげましょう。


急性腎不全

腎臓に血液が巡らない、尿が出ないなどで急に腎臓の機能が低下して急性腎不全を起こすことがあります。


副腎皮質機能低下症

副腎皮質ホルモンの分泌量が減ることで、食欲低下・嘔吐・下痢などの症状が表れます。ストレスが原因と言われているので、環境など見直してあげる必要があるかもしれません。

四国犬のペット保険について

ご紹介した四国犬がかかりやすい病気の中には、予防できる病気もありますが、いつどのような病気やケガが起きるか分かりません。


また、あまり考えたくないことですが、自分の愛犬が、よその犬などのペットや人にケガをさせる可能性も考慮しておく必要があるでしょう。


治療費や損害賠償に備え、ペット保険の準備は必須です。


四国犬は、しつけをしっかりすれば飼い主の言うことを聞き、やたらと噛みつくことがない犬ではありますが、本来は狩猟本能が強く、力も強いので、何かのきっかけで家族以外の人を攻撃する可能性はゼロではありません。


万が一の損害賠償請求を受ける可能性もありますので、四国犬を飼う場合は、それに備えた契約にしておくと安心です。愛犬が他の動物や他人をケガさせたとなると飼い主も動揺しますし、お相手も気が立ってしまうかもしれません。示談交渉までしてもらえる保険が良いでしょう。


四国犬は中型犬なので、小型の室内犬と比較して、少し保険料負担は大きくなります。また、損害賠償への備えは特約扱いとなり追加で保険料が必要です。

まとめ:四国犬の性格や特徴について

四国犬の性格や特徴について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは、

  • 四国犬の性格は、勇敢で警戒心が強い。
  • 四国犬は、攻撃性があるが飼い主に忠実。
  • 四国犬を購入するときは、ブリーダーか保存会の支部で相談できる。
  • 四国犬をしつけるときはトレーナーに相談する。
  • 四国犬は、健康だがかかりやすい病気もある。
  • 四国犬の保険は、賠償保障の特約がおすすめ。

でした。


四国犬は、絶滅したと言われているニホンオオカミに似ていて、野性味が渋い魅力となっている日本犬です。しかし、初心者には飼いづらい犬種でもありますので、しっかりと備えをして迎えるようにしたいです。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。 

ランキング