【獣医師監修】人気の秋田犬の寿命や性格・飼育方法は?長生きのコツや病気等も解説のサムネイル画像

注目記事秋田のペット保険人気ランキングを確認する。ペットの病気・ケガの治療費は全額自己負担です。

フィギュアスケートのザギトワ選手をはじめ世界で人気の秋田犬。この記事では寿命が短いとされる大型犬に分類される秋田犬の平均・最高寿命と長生きの秘訣や高齢になった際に気を付けたい病気やケガ、その治療法と治療費、人間の年齢への換算表やペット保険などを紹介しています。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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秋田犬の平均・最高寿命は?短い?長生きのコツを解説!

秋田犬をご存じですか?


日本犬の一種で、よく秋田犬を動物番組などでよく見かけますよね。


あどけない表情やあの姿に惹かれて、飼われたいと思われている人も多いと思います。


そこで今回「MOFFME」では

  • 秋田犬の平均寿命は?
  • 気を付けたい秋田犬の病気
  • 元気に長生きさせる飼い方について
について、詳しく解説していきます。

この記事を読んでいただければ、平均寿命だけでなく長生きのコツについてなどより深く秋田犬について知ることできるでしょう。

ぜひ、最後までご覧ください。

またMOFFMEでは、秋田犬のペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

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秋田犬の平均寿命は10歳から15歳!最高齢の秋田犬は何歳?


近年、獣医療の発達や飼い主の方がネットから知識を得られるので、犬の寿命も延びております。


秋田犬の平均寿命の最新を知っておくと、どのくらいの年齢から体力が衰えてくるのか、病気のリスクが高まるのかが分かります。


ここでは、秋田犬の寿命などについて解説します。

秋田犬の平均寿命は10歳から15歳

秋田犬の平均寿命は10歳~15歳といわれています。


大型犬の平均寿命が10歳~13歳なので平均的ですよね。


先天性の病気など個体差はありますが、環境や生活習慣を正すことで寿命を延ばすことも可能です。


医療技術の進歩により人間と同様にペットの平均寿命も延びています。これは飼い主にとっては非常に幸せなことです。しかし、年齢が上がるにつれて病気や怪我のリスクも高まります。


もしもの時に備えてペット保険への加入を検討することは大切です

秋田犬のペット保険について詳しく知りたい方は「【秋田犬のペット保険】おすすめ人気ランキングを一括比較」をご確認ください。

秋田犬の最高寿命は何歳?

秋田犬は長く生きても15歳程度ですが、それよりも長く生きた秋田犬もいます。


秋田犬の最高寿命に関して17歳という記録がありました!


大型犬の中でも珍しく、人間に換算すると120歳を超えます。


それでは、具体的に1年間でどのくらい成長するのかを解説します。

【秋田犬の年齢への換算表】人間でいうと何歳?

犬の成長は、人間と比べて早いことは有名ですが、大型犬は小型犬や中型犬よりも成長スピードが早いです。


おおよその秋田犬の年齢換算表を20歳まで紹介します。

犬の年齢換算した年齢
半年6歳
1歳12歳
2歳19歳
3歳26歳
4歳33歳
5歳40歳
6歳47歳
7歳54歳
8歳61歳
9歳68歳
10歳75歳
11歳82歳
12歳89歳
13歳96歳
14歳103歳
15歳110歳
16歳117歳
17歳124歳
18歳131歳
19歳138歳
20歳145歳

秋田犬のような大型犬は1年間に人間の約7年分の歳をとります。


秋田犬の最高年齢は17歳といわれていますが、この表からもわかるように人間に換算すると124歳と信じられないですよね。


なぜ、大型犬の方が寿命が短いのか

  • 小型犬と比べ臓器の比率が小さい
  • 細胞分裂の回数が多い
  • 細胞分裂の回数が多いので発がんの可能性が高い
このようなことが考えられます。

大きい体を維持するために細胞分裂を繰り返しているので限度にたどり着くまでが早いです。

また、細胞分裂の回数が多い分、発がんのリスクも増えてしまいます。

秋田犬のシニア期・高齢期は何歳から?

一般的に秋田犬のような大型犬は5歳からがシニア期、8歳からが高齢期です。


人間と同じように高齢になるにつれ、体力の低下など身体機能などが衰えてきます。


具体的にシニア期にからは、

  • 散歩を嫌がる(体力の低下)
  • 足がぶるぶると震える(筋力の低下)
  • 歯周病による口臭
  • 視力。聴力の低下
などが老化のサインとしてあげられます。

病気やけがのリスクが高まるのでよく愛犬の様子をみてあげましょう。

シニア期以降は、体温調節がより難しくなるので
  • 室内の温度調節
  • 散歩の工夫
  • 老犬用の食事
などに気を付けてあげましょう。

詳しくは、長生きするためのコツ・飼い方の項目で解説しているので、ぜひご覧ください。

【ザギトワ選手に贈呈】秋田犬が人気な理由

秋田犬はもともと人気な犬種でしたが、フィギュアスケートのロシア代表のアリーナ・ザギトワ選手に贈られたとして再び注目を集めています。


ザキトワ選手は秋田犬を雑誌で見て一目惚れしたそうです。


ザキトワ選手のような海外の人々に今、日本犬の秋田犬が人気を集めています。


忠犬ハチ公は日本でも有名ですが、「HACHI 約束の犬」という映画がきっかけとなり世界中で人気になっています。


この映画は、忠犬ハチ公のエピソードをもとに作られた映画で、世界中で感銘を受けた人も多く、「主に忠実な性格」として世界でも認知されています。

秋田犬の性格や特徴は?歴史等も紹介!


秋田犬は、柴犬土佐犬と同じ日本をルーツとする日本犬で、国指定天然記念物として登録されています。


忠犬ハチ公として有名な秋田犬は、そのイメージどおり飼い主にとても忠実な性格の持ち主です。


しかし、古くから狩猟犬や闘犬として活躍していた背景もあり、飼い主以外には凶暴な気性の荒さもあります。


ここでは、秋田犬の歴史や性格、特徴などについてご紹介します。

秋田犬の歴史

江戸時代以前から秋田のマタギ犬(熊の狩猟犬)として飼育されてきた秋田犬は、秋田県大館地方に生息していた犬が、他の犬種と交配することのよって生まれました。


江戸時代に入る、と土地の領主が闘犬を始めるようになり、秋田犬は闘犬として育てられるようになります。


闘犬として強くするために西洋犬との混血が進められたことで、一時は純血種の秋田犬が激減してしまいました。


その後、大正時代になってから純血種の保存運動が始まり、昭和6年に秋田犬は国指定天然記念物として登録されました。


しかし、太平洋戦争時代には、食糧難や軍用犬としての西洋種との混血が進められたことで、豚旅純血種の数が減少してしまいました。


終戦後、残っていた数少ない純血種を利用して再び保存活動が起こり、秋田犬保存のための活動が拡大しました。

秋田犬の性格は?警戒心が強い凶暴な一面もある

「忠犬ハチ公」の中で、秋田犬はとても飼い主に対して忠実な姿が描かれていますよね。実はその通り、信頼関係を築くことさえできれば、秋田犬は飼い主にとても穏やかで忠実な愛犬となってくれる犬種なのです。


しかし一方で、警戒心が強い一面を持っているため、初めて会う人やあまり慣れていない人に対しては攻撃的になってしまうこともあります。


飼い主以外に吠えたり飛びかかってしうことがないように、きちんと教育をすることや、仔犬の頃から散歩に連れて行って人間や他の犬に慣れさせておくことが大切です。


教育するには、愛犬と飼い主の間に信頼関係ができていなければいけません。それができれば、飼い主の言う事をきちんと聞いて、いつでもそばに寄り添ってくれる癒しとなるでしょう。

秋田犬のオス・メスの性格の違いは?

飼い主に忠実な性格で、家族を守ろうとする意識の強い秋田犬は、番犬としても高い能力を発揮します。


一方で、狩猟犬や闘犬としての活躍していたこともあり、頑固で独立心が強く、飼い主以外には攻撃的になることもあります。


しっかり教育されていないと、神経質な性格が現れることもあり、噛みついたり暴れたりして第三者にケガを負わせてしまう可能性もあります。


また、辛抱強い性格から、痛みやトイレを我慢する傾向もあるため、飼い主は病気の初期症状などを見逃さないよう注意が必要です。


そんな秋田犬ですが、オスとメスで性格に若干違いがあります。


オスの性格:自立心が強い

秋田犬のオスは、メスに比べて自立心が強い傾向にあります。


メスよりも活発なオスは、メスと比べてしつけが大変だといわれています。


メスの性格:おとなしくて従順

秋田犬のメスは、オスよりも落ち着いた性格で、お世話をするときもおとなしくしてくれます。


散歩のとき、飼い主の一歩前を歩くオスに対して、メスは飼い主の横を一緒に歩く傾向にあります。

秋田犬の特徴

秋田犬の主な毛色は、赤・白・虎の3タイプで、赤が最も代表的です。


体高は、オスで67cm前後、メスで61cm前後あり、体重はオスで50~59kg、メスで40~50kgほどになります。


秋田犬は、ガッチリとしたたくましい体型にスラっとした長い脚、太くてくるりとカールした尻尾が特徴的です。


体は二重の被毛に覆われていて、秋田で生まれたということもあり寒さにはとても強いです。


基本的には短毛ですが、なかには長毛の秋田犬もいます。


ただ、暑さには弱い傾向にあるので、暑さが続く地域で飼うことはあまりおすすめしません。


特徴的な三角形に近い小さな瞳や、先端に丸みのある耳は、どこか素朴で可愛らしい印象を受けます。

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秋田犬の適正体重とは?月齢体重の推移や体重管理方法も徹底解説

補足:日本犬の種類と違い

秋田犬は、日本をルーツとする日本犬ですが、日本犬は全国で6種類しかいません。

  • 秋田犬
  • 柴犬
  • 北海道犬
  • 甲斐犬
  • 紀州犬
  • 四国犬
海外からの外来種が増えてきた現代において、これら6種の日本犬は貴重な存在になりつつあります。

日本犬は、秋田犬を含む6種すべてが国の天然記念物にも指定されており、「日本犬保存会」という団体が保存に取り組んでいます。

日本犬は、秋田犬を除くすべての犬種が中型犬に分類されます。
犬種毛色部類
秋田犬赤・白・虎超大型犬
柴犬
赤・黒・胡麻・赤胡麻・黒胡麻
中型犬
北海道犬胡麻・虎・赤・黒・黒褐色・白中型犬
甲斐犬黒虎・赤虎・虎中型犬
紀州犬白・赤・胡麻中型犬
四国犬胡麻・赤・黒褐色中型犬
日本のイメージが強い「土佐犬」や「日本スピッツ」は日本犬ではないの?とお思いの方もいらっしゃるかと思います。

土佐犬や日本スピッツも日本原産の犬種ではありますが、交配の過程で外来種の血が混じっているため、日本原産の純血種である日本犬とはいえません。

たとえば、高知県の闘犬として有名な土佐犬は、ブルドッググレートデン、マスティフなどが交配されています。

秋田犬のお迎え・購入方法は?価格や選び方も紹介!


日本犬の中でいちばん大きい秋田犬ですが、家族として迎え入れる方法には下記の3つが考えられます。

  • ペットショップで購入する
  • ブリーダーから購入する
  • 里親制度を利用する
ここでは、それぞれのお迎え方法から価格や子犬の選び方をご紹介します。

秋田犬のお迎え・購入方法

ペットショップで購入する

秋田犬のペットショップでの販売価格は60,000~120,000円ほどで、相場は100,000円ほどです。 


血統や体の特徴、毛の長さなどによって価格が異なりますが、毛色による値段の違いはほどんどありません。


親がチャンピオン犬であるような付加価値が付いている場合、価格が高騰する傾向にあります。


一方で、秋田犬の犬種標準から外れている場合は、安い価格で取引されていることが多いため、犬種標準にこだわりがない方は相場より安く購入することも可能です。


ブリーダーから購入する

仲介業者を通さずブリーダーから直接購入できるため、ペットショップで購入するよりも比較的安くで購入できます。


ブリーダーショップで購入するメリットは、親犬や兄弟犬を確認できることです。


また、早い段階から母犬と引き離されるペットショップと違って、親犬や兄弟犬と過ごす時間が長いので社会性が身に付きやすいといわれています。


生後60日くらいまでの期間は、親犬や兄弟犬と一緒に過ごして社会性を身に付ける大切な時期であり、この時期の生活の中で、噛んだり噛まれたりしながら手加減することを覚えます。 


この時期に社会性が身に付かなかった子犬は、成犬になってから噛んだり暴れたりといった問題行動を起こしやすいといわれています。


里親制度を利用する

里親制度とは、保健所や動物愛護団体などで保護された犬を引き取って、家族として迎え入れる制度です。


ペットショップ・ブリーダーからの購入とは違い、里親として犬を引き取るには厳しい条件が設けられていたり、飼育のための講習会を受けたりする必要がある場合もあります。


里親募集に出ている犬は、様々な理由で飼い主と離れることになってしまった犬たちです。


一度辛い思いをした犬に、二度と悲しい経験をさせないようにと、保健所や動物愛護団体の配慮から生まれたのが里親制度です。


迎え入れる方法がどうであれ、「最後まで責任をもって命を預かる覚悟」が必要ですが、里親制度で引き取る際は子犬ではない場合が多いです。


飼い主に懐きにくかったり、しつけし直すのに時間がかかるなど、子犬から育てるケースとはまた違う苦労がありますが、そういった面も踏まえて育てぬくという意思を持つ必要があります。

秋田犬の価格・選び方

秋田犬の価格

迎え入れる方法価格
ペットショップでの購入120,000円程度
ブリーダーからの購入100,000円程度
里親制度の利用予防接種などの初期費用

値段は、譲渡自体は無償で行われている里親制度を利用することで一番抑えられます。


仲介業者を通しているペットショップよりも、直接ブリーダーから購入する方が比較的安価で購入できます。


しかし、ブリーダーが近くにいない場合は、そこまでの交通費などもかかるので、場合によってはペットショップで購入する方が安いケースもあります。


子犬の選び方

抱っこをしたときの嫌がり方や興奮の仕方を見てみましょう。 


抱っこを極端に嫌がったり、手を噛んできたりするような犬は、警戒心が強い性格の可能性があります。 


また、口の中を見たり首根っこをつまんでみたり、少しだけ犬が嫌がるようなことをやってみることで、神経質な性格かどうかが分かります。 


そうした傾向は、トレーニングや教育で緩和させることもできますが、基本的には治らないケースが多いです。


ペットショップで購入する場合は、信用できるお店かどうかを事前に確認することです。


生後まもない子犬を販売していたり、ショーケースが清掃されていなかったりなど、飼育環境に問題がありそうなお店での購入はできるだけ避けてください。


秋田犬は、日常的に店頭で販売されている犬種ではないので、安価で販売されている場合はその理由もしっかりと確認するようにしてください。


ブリーダーから購入する場合は、愛情をもって大切に育てている秋田犬専用のブリーダーから購入する方が安心です。 


時々、利益だけを目的とした悪質なブリーダーもいるので、ネットだけで購入を決めずに、親犬や犬舎を実際に見に行ったり、ブリーダーから話を聞いたりして、どの犬を家族として迎え入れるか決定することをおすすめします。


特に、血統にこだわりたい方は、経験豊富なブリーダーを選び、飼い方のコツや良い犬の判断基準を確認しましょう。

秋田犬がかかりやすい病気やその治療法・治療費は?


秋田犬は世界中からも人気のある犬種ですが、気を付けておく病気もいくつかあります。


見逃してしまうと、重篤化してしまう病気もありますので注意してください。


ここではかかりやすい病気の3つを解説します。


股関節形成不全

1つめは、股関節形成不全です。


この病気は、成長期の骨の発育過程で異常が起きてしまい、骨盤と大腿骨の結合が噛み合わなずに炎症が起きてしまう病気です。


炎症が起きてしまうと、痛みで動けなくなり歩き方も痛みをかばいながら歩くので不自然です。


主な症状として、

  • 歩き方が不自然
  • 段差など飛び越えるのを躊躇する
  • 運動量が減り走らなくなる
  • うつむきながら歩く
などがあります。

1歳未満で突然発症することが多く、痛みがあらわれて初めて気づく飼い主の方が多いようです。

原因は、遺伝の可能性もありますが、体重25kg以上の大型犬の発生率が高く肥満過剰な運動の影響も大きいです。

バランスの取れた食事と激しすぎない運動が求められますので飼い主の方はうまくコントロールしてあげる必要がります。

股関節形成不全のリスクを抱えていることが分かっている場合は、初めは痛みが出てしまうまで遊ばせてあげます。

少しずつ運動量を減らして、痛みが出ないぎりぎりの運動量をみつけてあげるようにしましょう。

仮に治療が必要な場合は、
  • 外科療法(手術)
  • 内科療法(投薬、リハビリ、運動療法、食事療法)
を状況に応じて行います。

症状が重くない場合は、痛み止めなどを投薬して、日々の運動や食事を改善していく治療法を行います。

しかし、内科療法があまりうまくいかなかった場合は手術を行います。

従来では、大腿骨の頭を痛みを和らげるために整える大腿骨頭切除術を行っていました。

しかし大型犬のような20kg以上の場合は、あまり経過が良くなかったので現在では違う方法をとっています。

その手術は、大腿骨の頭を人工の骨に置き換える大腿骨頭全置換術です。

あまり日本に上陸してから日がたっていないので、高額であるデメリットはありますが、欧米で盛んに行われていて、効果も実証されています。

治療費は、手術が必要となった場合は、入院費や検査費なども合わせて40万円前後必要となる場合があります。

眼瞼内反症
2つめは、眼瞼内反症です。

この病気は、目の下まぶたに涙袋という場所がありますが、眼球側に反り返ってしまい下まつげやごみなどで炎症を起こしてしまいます。

放置してしまうと、角膜炎結膜炎などになってしまう恐れがあります。

主な原因は、遺伝や角膜炎などの後遺症で発症してしまうことがあり、極端に体重が減ってしまった場合も、眼球自体が後ろに下がってしまい反り返やすくなってしまします。

症状は、
  • まばたきが増える
  • 涙が大量に出る
  • 目の周りがぴくぴくと痙攣している
このような症状があらわれたら、すぐに病院に連れて行きましょう。

この病気の治療法は、
  • 内科療法:角膜などを刺激しているまつ毛の抜毛や点眼
  • 外科療法:まぶたの矯正
があります。

内科療法でカバーできない場合、手術を行うケースが多いです。

一回の通院で3千円~5千円の治療費が必要です。

皮膚炎
秋田犬は皮膚が弱いのでアレルギー性の皮膚炎になりやすいです。

ダニやその死骸などハウスダストや花粉などが原因になるケースが多いです。

それが体の表面付着して、皮膚が弱いので体内に侵入してしまいやすいです。

体内に侵入したものに対して免疫機能が過剰反応を起こすことで炎症などを起こしてしまいます。

症状は、
  • なめる・かく(かゆみにより)
  • 炎症
があげられ、放置してしまうと外耳炎濃皮症になってしまいます。

治療には、内科療法であるかゆみ止めなどの薬やメディカルシャンプーを使用します。

また、根本的解決を目指すために、あえて原因となるものを体内にいれ慣れさせる感作療法を行うこともあります。

治療費は3000円~5000円が毎月かかる目安です。

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秋田犬が長生きするためのコツ・飼い方を解説


病気を防ぐためにも日常から気を付けるべきことはたくさんあります。


特に大型犬は寿命が小型犬などに比べて短いです。


しかし、生活環境を整えることで、少しでも元気に長生きができます。


ここでは、4つコツをご紹介します。

長生きのコツ①:定期的に健康診断を受けよう

大型犬がかかりやすい病気や皮膚炎の病気など様々な病気のリスクがあります。

早期発見・早期治療するために、定期的に健康診断を受けるとよいでしょう。

子犬のころは、年に1回のペースで良いのですが、シニア期からはリスクも考え年に2回の健康診断が良いでしょう。

血液検査のほかにもレントゲン検査や超音波検査などもあるので獣医師と相談して病気に備えましょう。

健康状態を把握することで、病気の可能性があるときにいち早く病気を絞り込め対処ができます。

また、老犬になってから病気になり手術が必要な場合は、体力が持たなく無理な場合もあります。

若いうちから健康診断を続けて愛犬の変化に気づけるようにしておきましょう。

愛犬の健康を把握するとともに、病気にかかる治療費が高額であるケースも多いので費用の面から考えても定期的な健康診断は必要です。

病気になってしまった場合も、ペット保険に加入していれば、一部を請求できます。

加入がまだの方は愛犬が健康である内に、ペット保険に加入するべきです。

長生きのコツ②:毎日の運動でストレス解消

必ず、毎日の運動時間を確保してください。


肥満はさまざまな病気のリスクを生み出します。


また、運動は愛犬のストレス発散にもつながります。


ストレスをため込みすぎてしまうと、攻撃的になったり、トイレを失敗したり問題行動にもつながります。


しかし、注意点もあります。


子犬のころは、まだ股関節や骨格がまだ丈夫ではないので、長時間で激しい運動は股関節や骨に負担をかけてしまうので注意しましょう。


なので、運動というよりは飼い主の横で一緒に散歩するといった形で構いません。


小さい頃に首輪やリード、飼い主の言うことを聞くといった基本的なことを教えてあげましょう。


基本的に散歩の時間は、1日30分~60分を1~2回を目安に毎日散歩をしてあげましょう。


シニア期からは、筋力と足腰が弱くなるので散歩の方法も工夫してあげましょう。


例えば、歩くペースも落ちるので

  • 歩くペースの調整
  • 一回の散歩の距離や時間の調整
などをして愛犬の無理のないようにしてあげましょう。

長生きのコツ③:飼育環境を整え暑さから守る!

秋田犬は分厚い毛並みで2段構造になっているので、湿気高温に注意が必要です。


飼い主の方がうまくコントロールをしてあげる必要があります。


あの分厚い毛並みなので、扇風機はあまり効果はありません。


散歩の際は、夏場など気温が高い日は朝や夕方などできるだけ暑くない時間帯にしてあげましょう。


特に高齢期になると自分では体温調節が難しくなるので、熱中症などのリスクも増えます。


夏のような気温が高い日は湿気も調節できるクーラーで調節してあげましょう。


逆に、寒さには強いので、冬のような寒い日は毛布一枚を与えましょう。

長生きのコツ④:食事に気を付けよう!

愛犬の健康で一番重要といっても過言ではないのが「食事」です。


肥満にならないようにバランスの取れた栄養素が必要です。


与えすぎると肥満につながりますし、不足してしまうと骨がもろくなったりしてしまいます。


年齢にも気を付けてください。


成長期は歯も丈夫でかむ力も強いので硬い食事でも問題ないのですが、高齢になると、歯周病やかむ力も衰えるので栄養素とは別に柔らかさなども考慮する必要があります。


シニア期以降の年齢は歯周病などにかかりやすいです。


8割以上が歯周病の疑いがあるともいわれています。


なので、高齢期は歯周病歯槽膿漏などで歯がない場合もあります。


ふやかしてあげて少しでも食べやすい食事も考えてあげましょう。


また、人間が食べる味のついたものも与えないでください。


基本的に犬は味覚があまり発達していないので味を楽しむことができません。


なので味が付いているものは、少量でも肝臓や腎臓などにダメージを与える可能性があり寿命を縮めてしまうデメリットしかありません。


またチョコレートやネギなどは犬にとって毒素も含まれているので基本的にはドッグフードやジャーキーなどを与えてください。

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秋田犬のしつけ方法が知りたい!始める時期と問題行動の改善方法とは?

秋田犬のペット保険とは?保険料や補償内容、特約も解説!

ペット保険のプラン内容や条件を知らない人も多く、まだ加入していない人も多いと思います。

基本的にペット保険は、治療費が発生した際に、毎月の保険料を納めることで、一部を負担してくれます。

ペット保険の加入のほとんどは申告義務があり、審査に通ると加入ができます。

加入するには、年齢制限や今の健康状態、過去の病気などが審査されます。

最近は保険会社とプランが充実しているので
  • フルカバータイプ:手術・入院・通院をカバーするプラン
  • 手術特化タイプ:手術に対する手当が充実しているプラン
  • 通院特化タイプ:通院に対する手当が充実しているプラン
など、家庭や愛犬にあわせてプランを選べます。

例えば、秋田犬は皮膚炎のリスクが高いので通院することも多いだろうと考え「通院特化タイプ」に加入しようといったように備えることができます。

フルカバータイプの多くは、治療費の50%分や70%分を補償として保険が適用されるプラン内容が多いです。

ペット保険は毎年更新が必要ですが、自動更新されるプランが多いです。

月々の保険料は、犬種の大きさで設定していることが多いです。

秋田犬の場合は、大型犬に設定されます。

またペット保険の多くは、賠償責任特約等があり、基本補償のほかにも特約等も付帯できます。

愛犬が他の人やその所有物、犬にかみついてケガをさせてしまうトラブルも増えています。

もし、相手を傷つけてしまった場合には、飼い主に賠償責任が発生しますが、賠償責任特約があれば、最大1,000万円まで補償が下ります。

他にも多頭割引や亡くなった後の葬祭の補償もあるので、必ず検討している保険会社のホームページや問い合わせを活用してください。

最近のペット保険は充実しているのでまだ加入していない人は必ず加入しましょう。

MOFFMEで、秋田犬のペット保険についても取り扱っておりますのでぜひご覧ください。
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まとめ:秋田犬の寿命や、人気の理由・長生きのコツについて

ここまで秋田犬の平均・最高寿命や長生きさせるコツについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

今回の記事のポイントは
  • 秋田犬の平均寿命は10歳~15歳である
  • 忠実で素直な性格だが、飼い主以外には凶暴になる場合もある
  • いくつか発症しやすい病気がある
  • 寿命を延ばすコツは食事や運動、体温調節が重要である
以上の点です。

元気に長生きするコツはいくつかあるので、日常から注意しつつサインを見逃さないようにしましょう。

また、ペットショップで勧められたペット保険に安易に加入せず、ご自身でしっかりと調べた上でペット保険に加入しましょう。

MOFFMEではペット保険に関する記事を多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。