【獣医師監修】ゴールデンレトリバーの平均・最高寿命は?短い?長生きのコツを解説

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ゴールデンレトリバーは飼い主に従順で優しいため他の犬種と比べて飼いやすいです。小型犬の寿命と比べてゴールデンレトリバーの寿命は短いため、少しでも寿命を長くしてあげられるようにしたいですね。かかりやすい病気や長生きのためのコツ・飼育法についても詳しく解説します。

ゴールデンレトリバーの平均・最高寿命は?長生きのコツは?

ゴールデンレトリバーは、飼い主に従順で優しい印象を持っている方も多いのではないでしょうか?


飼いたい場合は、その特徴をよく把握して家族の一員に迎えたいですよね。


しかし、ゴールデンレトリバーの平均寿命や長生きするためのコツについて皆さんご存じでしょうか。


そこで今回「MOFFME」では、

  • ゴールデンレトリバーの平均寿命は?
  • かかりやすい病気やその治療法は?
  • 長生きさせるコツはあるの?
  • ペット保険について
以上のことをわかりやすく解説していきます。

この記事を読めば、ゴールデンレトリバーの普段から気を付けるべきことが良く理解できます。

ぜひ、最後までご覧ください。

またMOFFMEではペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。

ゴールデンレトリバーの平均寿命は10〜12歳!最高齢は19歳?


みなさんは犬の全体の平均寿命をご存じですか?


一般的には、医療技術の発展の影響もあり、12歳~15歳といわれています。


しかし、ゴールデンレトリバーのような大型犬は小型犬より平均寿命が短いです。


ここでは、ゴールデンレトリバーの平均寿命について詳しく取り上げたいと思います。

ゴールデンレトリバーの平均寿命は10〜12歳

ゴールデンレトリバーの平均寿命は、10〜12歳となっており、全体と比べてみると短いですよね。


また、オスとメスの性差も影響しており、オスのほうが体が大きくなるため、その分寿命が短くなり、メスのほうが長生きする傾向があります。


なぜ大型犬のほうが寿命が短くなるのか、それにはいくつか理由があります。


体に対して臓器が小さい

1つ目に考えられる理由は、小型犬よりも大型犬は、臓器が体の比率からして臓器が小さいことです。

臓器が小さいので、普段の日常生活は小型犬よりも負担が大きいです。

負担が大きいということは、細胞の老化スピードも早めてしまい、寿命にも影響が出てしまいます。

細胞分裂の回数が小型犬に比べ多い

2つ目に考えられる理由は、細胞分裂の回数が小型犬に比べ多いことです。

細胞分裂を繰り返すことで大型犬は体が大きくなるのですが、細胞分れるの限度に達するのは、小型犬よりも早いです。

細胞分裂を繰り返すのに比例して寿命も早まります。

また、回数に比例して、がんの発症率も高まるので、病気のリスクも大型犬のほうがあるかもしれません。

確認されている最高齢のゴールデンレトリバーは19歳!?

ゴールデンレトリバーの平均寿命は、10歳~12歳程度と解説しましたが、実は確認されている最高齢は19歳です。


しかし、この情報に関しては不明な点があります。


仮に19歳のゴールデンレトリバーの年齢を人間に換算すると118歳という驚きの年齢になってしまいます。


もし、これが本当ならすごい数字ですが、普通に考えたらなかなか信じがたいですよね。

ゴールデンレトリバーの年齢を人間に換算すると?

皆さんは、ゴールデンレトリバーの年齢を人間に換算する方法をご存じですか?


小型犬や大型犬では、換算方法は異なります。


ゴールデンレトリバーはどのように換算するのでしょうか?


計算方法があるので紹介します。


小型犬の場合

  • 0歳~2歳:1年×12.5歳
  • 3年~:1年×4.32歳(ミニチュアダックスフンド)
中型犬の場合
  • 0歳~2歳:1年×10.5歳
  • 3年~:1年×5.74歳(ゴールデンレトリバー)
大型犬の場合
  • 0歳~2歳:1年×9歳
  • 3年~:1年8.90歳(ボクサー)
このように1年で歳をとります。

注意してほしいのは、3歳以降は犬種によって同じ大きさでもスピードが違うこととゴールデンレトリバーは中型犬のカテゴリーりなることです。

例えば、ゴールデンレトリバーが8歳の場合の計算方法は、

(2年×10.5)+(6年分×5.74)=55.4歳

のようになります。

それを踏まえて、ゴールデンレトリバーの生後半年から20歳までの年齢の表を作成したので、ぜひ参考にしてください。

実年齢換算した年齢(歳)
生後半年5.25
1歳10.5
2歳
21.0
3歳26.7
4歳32.5
5歳38.2
6歳44.0
7歳49.7
8歳55.4
9歳61.2
10歳66.9
11歳72.7
12歳78.4
13歳84.1
14歳89.9
15歳95.6
16歳101.4
17歳107.1
18歳112.8
19歳118.6
20歳124.3

ゴールデンレトリバーのシニア期・高齢期はいつから?

それでは、ゴールデンレトリバーのシニア期・高齢期はいつからなのでしょうか?


一般的に5歳からがシニア犬8歳からが高齢犬になるといわれています。


成長スピードが早いからと分かっていますが、とても早く感じますよね。


シニア期になってくると、

  • 歯周病による口臭
  • 目や耳などの機能が低下する
  • 足腰が弱くなり運動機能が低下する

などのサインがあらわれます。


シニア期からは食事も年齢に合わせて、ドッグフードを変える必要があります。


また、散歩もペースを変えたり、距離や時間も愛犬に合わせてあげるようにしましょう。

ゴールデンレトリバーがかかりやすい病気やその治療費、予防法は?


ゴールデンレトリバーを飼う際に心配となるのは、どんな病気にかかりやすいのかではないでしょうか。


実際にゴールデンレトリバーが気を付けるべき病気は存在します。


中には、深刻な病気も存在するので、愛犬の体調をよく観察し少しでも元気に過ごせるように気を付けてあげましょう。


ここでは、3つの病気について解説したいと思います。

胃捻転(胃拡張胃捻転症状群)

1つ目のかかりやすい病気は、胃捻転(胃拡張胃捻転症状群)です。


あまり聞き覚えのない病名ですが、胃にたまったガスが膨張して胃がねじれてしまう病気です。


放置してしまうとガスがたまり続け、胃が拡張してしまい、周りの血管を圧迫してしまいます。


最悪の場合、循環不全になってしまい、胃も壊死してしまいます。


原因について

食事の仕方が大きく関係しています。
  • 早食い
  • 一度に大量の食事
  • 運動前後に大量の水を与える
  • 台を使った食事
これらが胃に負担をかけやすいです。

症状について

症状もいくつかあるので、あてはまる場合は病院に連れて行くようにしましょう。
  • 吐きたくても吐けない
  • 元気喪失
  • 呼吸の乱れ
  • 頻繁によだれを垂らす
  • そわそわする
などが症状として現れます。

予防法について

予防法は食事のコントロールが効果的です。
  • 早食いをさせない
  • 食事は数回に必ず分ける
  • 運動前後に水を大量に与えない
など普段から気を付けることで十分に予防につながります。

治療法について

基本的に外科治療である手術が必要です。

もし仮に、治療が必要となった場合は、
  1. レントゲン検査など行い、胃にどのくらいガスがたまっているのか調べる
  2. 胃の減圧のために口からチューブを入れ、胃内のガスを抜く
  3. 犬の状態が安定したら、メスを入れねじれ状態を治す(壊死している場合は切除)
このような手順を踏み手術をおこないます。

一般的にこの治療にかかる費用は、15〜30万円ほどです。

とても高額なので、愛犬がならないように予防を忘れないようにしましょう。

骨肉腫

2つ目のかかりやすい病気は、骨肉腫です。


この病気は骨に腫瘍ができてしまう病気で、転移する確率も高く、悪性であることが多いです。


また、大型犬の場合はそのほとんどが四肢の骨に発症します。


原因について

発症リスクは10kg以上に犬種のほうが10kg未満の犬種より150倍も高いといわれています。

また、骨折の可能性も考えられます。

骨折部位に金属プレートなどを埋め込んだ場合、年月の経過とともに金属プレートに含まれている金属イオンの一部が溶け出してしまい、リスクにつながると考えられています。

症状について

症状は次のようなものが表れたら注意が必要です。
  • 足をひずりながら歩く
  • 歩くのを拒む
  • 寝たきりで動こうとしない
  • 足に硬い腫れものができる
あてはまる症状がある場合、病院に連れて行きましょう。

予防法について

具体的な予防策はありません。

早期発見が重要となるので、定期検診や普段の愛犬の出すサインを見逃さないようにしてください。

普段から足などマッサージをしてあげると異常に気付きやすいかもしれません。

治療法について

大きく分けて2つのパターンがあります。
  • 手術治療
  • 抗がん剤などの薬物療法
転移などしていない場合は、一般的に切除できる部分を手術で摘出します。

手術後は再発防止のために手術後に抗がん剤療法に移ることが多いです。

すでに数か所に転移していて摘出が難しい場合は、犬の体力のことも考え手術は行わずに薬物療法をおこないます。

しかし、完治は非常に難しく、どちらの治療をおこなっても、延命できる可能性がありますが、数年で命を落とす恐れもあります。

治療費は一般的に手術や薬などを用いるので、目安は20~30万円です。

悪性リンパ腫

3つ目のかかりやすい病気は、悪性リンパ腫です。


悪性リンパ腫とは、悪性腫瘍の一種でリンパ節や肝臓、脾臓(ひぞう)などの臓器にできる腫瘍のことです。


また、転移も早く再発する可能性のある病気です。


原因について

残念なことにリンパ腫の原因は、はっきりと解明されていません。

症状について

悪性リンパ腫にはいくつかタイプがるので、それぞれ症状は次のようなものがあります。
  • 多中心型:リンパ節の腫れ、食欲不振、発熱
  • 縦隔型:頻繁に咳をする、呼吸困難、口を開けた呼吸
  • 皮膚型:皮膚が赤くただれる、出血や気にする動作
  • 消化器型:下痢・嘔吐・食欲不振
このような症状が出たら注意が必要です。

特に食欲不振、嘔吐や下痢の症状は進行するとすべてのタイプにあてはまるので、よく観察するようにしてください。

ちなみに、縦隔型の縦隔とは、左右の肺にはさまれた場所をさします。

予防法について

残念なことに、リンパ腫の原因ははっきりとしていないため、予防策はありません。

そのため、早期発見・早期治療が必要です。

リンパ腫の腫れを発見することが早期発見にもつながるため、普段から可愛がる時についでに、マッサージや全身を触ってあげるとよいでしょう。

治療法について

治療法は、
  • 化学療法・薬物治療
  • 放射線治療
  • 手術(外科摘出)
の3つの方法があります。

放射線治療や手術(外科摘出)はできない場合も多く、一般的に抗がん剤で治療するのをおすすめされます。

抗がん剤は悪性リンパ腫に対して反応がよく、複数の抗がん剤を組み合わせることで腫瘍を縮小させる可能性もあります。

早期発見をすればその可能性も大きくなるので、特にシニア期からは定期的な検診をおすすめします。

治療が必要となった場合にかかる費用は、月額10万〜15万です。

決して短期間では治ることはないのでとても高額な費用がかかってしまいます。

ゴールデンレトリバーが長生きする3つのコツ・飼育法を解説!


ここまで平均寿命や病気について解説しましたが、次に普段から気を付けるべきポイントを3つまとめてみました。


生活環境の改善で平均寿命を超えて長生きできる可能性も十分にあるので早速実践してみましょう。

長生きのコツ①:適度な運動

ゴールデンレトリバーは、とても活発的な犬種です。


毎日2回に分けて、30分~40分ほどの時間を確保して散歩をするのが理想的です。


もし運動不足になってしまったら、肥満の原因にもなります。


室内で飼われている場合は、とてもストレスがたまるので問題行動にもつながるかもしれません。


なるべくストレスフリーな環境をつくってあげるようにしてあげましょう。

長生きのコツ②:健康的な食事

病気の時にも説明しましたが、食事や水の与え方次第では胃捻転のリスクが生まれてしまいます。


しっかりと飼い主が食事のペースや量を管理して、胃に負担がかからないようにしてあげましょう。


また、運動前後の水の与えすぎにも注意をしてください。


食後すぐの運動や早食いは避けましょう。どうしても早食いしてしまう場合はコングを

利用してください。


病気のリスクもありますが、年齢に合ったドッグフードを与えることも重要です。


シニア期から噛む力や消化器官も弱まるので、年齢に合った食事を与えるようにしてあげましょう。

長生きのコツ③:定期的な健康診断

病気の早期発見や早期治療をするためにも定期的な健康診断は必要です。


シニア期までは年に1回ペースほどでいいのですが、それ以降は年に2回~3回いくことをおすすめします。


また、健康診断だけではなく、愛犬のボディチェックマッサージすることも心がけましょう。


骨肉腫の腫れやリンパ腫の腫れなども十分に見つけることができます。

ゴールデンレトリバーのペット保険とは?保険料や補償内容等を解説!

ペット保険を知っている方は多いですが、普及率はまだ高くありません。


そもそもペット保険とはどのようなものかわからない人も多いと思います。


ペット保険とは、医療費が発生したときに、一部を補償してくれる保険商品です。


ペット保険には申告義務があり、審査が通れば加入できるシステムです。


年齢制限や過去の既病歴など審査が通らない場合や条件付きの場合もあります。


最近では様々な保険会社とプランがあり、その家庭にあったプランを選ぶことができるのが特徴です。


ペット保険会社に存在するプランの多くは、

  • フルカバータイプ:手術・入院・通院をカバーするプラン
  • 手術特化タイプ:手術に対する手当が充実しているプラン
  • 通院特化タイプ:通院に対する手当が充実しているプラン
の3つが多いです。

フルカバータイプのプランは、治療費の50%分を補償、70%分を補償として保険が適用されることが多いです。

毎年更新が必要ですが、基本的に自動更新されます。

基本的に犬の大きさで月々の保険料が異なっていることが多いです。

ゴールデンレトリバーの場合は、大型犬に分類されることが多いです。

例として、あるペット保険会社の0歳から10歳までの月々の保険料をまとめたので、参考にしてください。(70%プランの場合)

年齢月額年額
0歳1,56017,800
1歳1,44016,460
2歳1,50017,140
3歳1,52017,350
4歳1,87021,320
5歳2,14024,490
6歳2,40027,390
7歳2,52028,760
8歳2,69030,700
9歳2,82032,190
10歳2,94033,620
またペット保険にはペットの賠償責任特約等があり、治療費を補償するだけでなく、基本補償の他に特約等も付帯できます。

愛犬が他の人や犬・猫等にかみついてケガをさせてしまい、トラブルになるケースも増えています。

もし、相手を傷つけてしまった場合には賠償責任が発生しますが、賠償責任特約により最大1,000万円まで補償が下ります。

他にも例外のケースもあるので、必ず検討している保険会社の規約に目を通すようにしてください。

このように犬のペット保険は、とても充実しています。

まだ加入していない人は必ず加入して、愛犬のためにも備えておきましょう。

MOFFMEでは、ゴールデンレトリバーの保険についても取り扱っておりますのでぜひご覧ください。

まとめ:ゴールデンレトリバーの平均寿命や長生きさせるコツについて

ゴールデンレトリバーの平均寿命や長生きさせるコツに関する注意点について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • 平均寿命は10歳~12歳と少し短いが、生活習慣を見直すことで寿命は延びる
  • かかりやすい病気もあり予防が難しいものが多い
  • 毎日のボディチェックや定期的な健康診断で病気を早期発見する
  • 治療費が高額になることが多いので事前にペット保険への加入が大切
以上の点です。

ゴールデンレトリバーは比較的飼いやすいですが、少し寿命は短い犬種です。

できるだけ長く健康体でいられるように、食生活や運動等に気を配り病気の予防を努めましょう。

ペットショップで勧められたペット保険に安易に加入せず、ご自身でしっかりと調べた上でペット保険に加入しましょう。

MOFFMEではペット保険に関する記事を多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「MOFFME」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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