【獣医師監修】ボストンテリアの平均・最高寿命は?長生きのコツや保険も解説!のサムネイル画像

注目記事ボストン・テリアのペット保険人気ランキングを確認する。ペットの病気・ケガの治療費は全額自己負担です。

ボストンテリアの平均・最高寿命は何年なのでしょうか。この記事ではボストンテリアの平均・最高寿命や、かかりやすい病気やその治療法・治療費、人間の年齢への換算表、ペット保険などを紹介しています。長生きさせるコツは適度な運動、温度管理、ストレス等に気を配ることです。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

目次を閉じる

ボストンテリアの平均・最高寿命は?長生きさせるコツも解説!

ボストンテリアは、よくメディアで「ブサカワ犬」と紹介されていて人気の犬種ですよね。


実際にあの姿に魅力を感じて飼いたいと思われる方も多いです。


しかし、どのくらいの平均寿命なのか、日常では何に気を付けるべきかなど知らない人も多いと思います。


そこで今回「MOFFME」では、

  • 平均寿命と最高年齢は?
  • 病気やその治療法は?いくらかかる?
  • 飼い方のコツは?
などを解説します。

この記事を読んでいただければより一層、ボストンテリアの寿命や育て方について深く知れるでしょう。

またMOFFMEでは、「ボストンテリアのペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。

ボストンテリアのペット保険ランキングを確認する

ボストンテリアの平均寿命は10~14歳!最高齢は20歳?


近年、ペットの医療発達や飼い主の方の知識量がネットの普及で増えたので、犬の寿命も徐々に延びております。


ボストンテリアの今の平均寿命を知ることで、どのくらいの年齢からシニア期に入るのかなどを知れるので対策ができます。


ここでは、ボストンテリアの寿命などについて解説します。

ボストンテリアの平均寿命は10~14歳

ボストンテリアの平均寿命は10~14歳といわれています。


ボストンテリアは小型犬に分類され、小型犬の平均寿命は13歳前後なのでほぼ平均的な寿命ですよね。


最近では、動物医療の発展とともに動物病院の数自体も増え、気軽に検診や健康診断などがおこなえるので今後も寿命が伸びると予想されます。

ボストンテリアの最高齢はなんと20歳?

日本で記録されたボストンテリアの最高寿命は、正式な記録ではありませんが、20歳といわれています。

20歳は平均よりも5年以上生きたことになるので非常に寿命が長いことが分かります。

仮に20歳を人間の年齢に換算すると113歳なので、そこからも凄さが分かりますよね。

このように個体差がありますが、環境や育て方次第でも寿命が大きく違います。

【ボストンテリアの年齢換算表】人間でいうと何歳?

ボストンテリアの年齢換算表をご紹介します。

犬の年齢換算した年齢
生後半年9歳
1歳16歳
2歳23歳
3歳28歳
4歳33歳
5歳38歳
6歳43歳
7歳48歳
8歳53歳
9歳58歳
10歳63歳
11歳68歳
12歳73歳
13歳78歳
14歳83歳
15歳88歳
16歳93歳
17歳98歳
18歳103歳
19歳108歳
20歳113歳

この表からもわかるように、人間と比べるとどれだけ成長スピードが早いのかが分かりますよね。


2歳以降は一年で人間に換算すると5年分成長します。


一般的にボストンテリアのような小型犬は5.6歳からがシニア期9.10歳頃からが高齢期です。


人間と同様に歳を重ねるにつれ、筋力の低下など身体機能などは衰えます


高齢犬になるとあまり動かず寝たきりの場合も多いです。


シニア期になると、

  • 視力・聴力の低下
  • 足がぶるぶると震える(筋力の低下)
  • 歯周病による口臭
  • 代謝が落ちて肥満になりやすい
などのサインがあらわれます。

シニア期以降は、体温調節や散歩のコースなど年齢に合わせてあげる必要があります。

ボストンテリアの性格や特徴は?歴史についても解説!


ボストンテリアはどのような性格・特徴・歴史を持つのかについて見ていきましょう。


性格は優しく活発で甘えん坊と言われますが、この性格が形成されることになった歴史的背景を解説していきます。


また、オスとメスでは性格の違いが見られることや個体差があることも説明します。


身体的特徴としては、被毛・顔の造形・体臭などについて触れていきます。時として体臭が気になるというネガティブな意見も聞かれますが、その原因と対策のほか、清潔感を保つポイントも見ていきましょう。


ここでは、以下の内容について説明していきます。

  • ボストンテリアの歴史とは?
  • ボストンテリアの特徴は?臭い匂いがするという声も
  • オス・メス別に性格の違いを紹介!

ボストンテリアの歴史とは?

ボストンテリアは1860年代にブルドッグと絶滅してしまったホワイトイングリッシュテリアを交配して誕生した犬種です。


誕生当時の性格はとても荒く攻撃的だったんだとか。体重も20kgと大型だったので当時は闘犬として大活躍していたそうです。


ですが、闘犬が禁止となってからは飼いやすくするため、攻撃的な性格から穏やかな性格へと改良を重ねられます。また同時に、小型化への改良も進められました。


1900年代の初めにヨーロッパで紹介され、以後世界中に広く知れ渡ることになります。


現在でも攻撃的な一面を見せることがあるのは、元々の性格の名残だと言われています。

ボストンテリアの特徴は?臭い匂いがするという声も

ボストンテリアの特徴は何と言ってもタキシードを着ているように見える被毛です。


また大きな口に短い鼻であるため「鼻ぺちゃ犬」という愛称でフレンチブルドッグらと同様に親しまれています。


ただ、臭い匂いがするというネガティブな意見もあるようです。


臭い匂いの主な原因は体臭とされています。犬の身体には生殖のためにフェロモンを含む汗を分泌する汗腺(アポクリン腺)が全身に存在しています。


このフェロモンを含む汗と皮脂が空気に触れることで、雑菌が繁殖し臭い匂いを発してしまう原因となっているのです。


また体臭以外にも耳垢が溜まっていたり、目ヤニや涙やけなどがあると臭い匂いがすることがあります。


そのため、定期的にブラッシングやシャンプーをして身体を清潔に保てるようにしてあげたり、耳垢や目ヤニなどが付いていたら綺麗にふき取ってあげるようにしましょう。


体臭が酷い時はフードのせいである可能性もあります。


フードに動物性脂肪やたんぱく質が多く含まれている場合は、少ないものに切り替えてみましょう。

オス・メス別にボストンテリアの性格を紹介!

ボストンテリアの基本的な性格は優しく活発で甘えん坊とされています。

ですが、オスとメスで性格が違うという話もあるようです。


一体どんなところが違うのでしょうか。ここからはオスとメスの性格の違いを紹介していきます。


オスの性格

オスはメスよりも活発で甘えん坊な性格とされています。
飼い主にべったりくっついてくるのもオスの方が多いのではないでしょうか。

また、大人になって活発なのは変わらず、よく遊ぶ犬が多いようです。

メスの性格

メスは子犬から落ち着くのが早く聡明で比較的大人しい犬が多いとされています。

オスのように飼い主にべったりくっついてきたりすることも少ないと言われています。

ただ、この性格ですが個体差が非常に大きいです。
オスで大人しい犬もいれば、メスでもやんちゃで甘えん坊な犬もいます。

個体によって性格はそれぞれ違うので、性別で決めつけないようにしましょう。

のサムネイル画像

ボストンテリアのしつけ方を徹底解説!噛み癖等の問題行動の対策とは

補足:フレンチブルドッグやパグとの違い、見分け方は?

ボストンテリアは大きな口に短い鼻、クリっと丸い目など顔立ちや体型がフレンチブルドッグやパグととても良く似ています。


そのため見分けられないという方もいるのではないでしょうか。


ここからはボストンテリアとフレンチブルドッグパグの違いや見分ける方法について説明していきます。


フレンチブルドッグやパグとの違いは以下の3つです。

  • 耳の形
  • 被毛の色
  • 体型

これを知ることで見分けることができるようになります。


耳の形

まず、見てほしいところは「耳の形」です。

ボストンテリアは耳がやや細く、先端がとがっています


対して、フレンチブルドッグの耳は先端がやや丸くなっているのが特徴です。


パグの場合は、耳が折れているのですぐに見分けがつきやすいと思います。


被毛の色

次に比べてほしいのが「被毛の色」です。

ボストンテリアはタキシードを着ているように見える「ブラック×ホワイト」ですが、フレンチブルドッグとパグがそのような色合いになることはありません。

フレンチブルドッグは「クリーム」「ブリンドル」「パイド」「フォーン」の4種類。

パグは、「フォーン」と「ブラック」の2色となっています。

体型

最後に見てほしいのが「体型」です。ボストンテリアは脚が長くスリムで、小顔なのが特徴です。尻尾は少しだけあります。

対してフレンチブルドッグは胸板が厚くがっしりしています。また後ろ脚ががに股のようになっており、尻尾はほとんどありません。

パグは、体が小さくしわが多いのが特徴です。尻尾は高い位置についており、長い尻尾でクルンと丸まっています。

のサムネイル画像

【獣医師監修】フレンチブルドッグの平均・最高寿命は?長生きのコツや保険も解説!

のサムネイル画像

【獣医師監修】パグの寿命や性格・飼育方法は?長生きのコツや病気の予防、保険も解説

ボストンテリアのお迎え・購入方法は?価格や選び方も紹介!


ここまでボストンテリアの性格や特徴についてお話してきましたが、実際購入を検討している方もいるのではないでしょうか。


購入をして家に迎え入れるためにはまず、お迎えの準備が必要です。また、購入にも色々な方法があります。


ここからは実際購入を考えている方へ向けて、ボストンテリアのお迎え・購入方法、ボストンテリアの価格や選び方までお話していきます。

ボストンテリアのお迎え・購入方法

ボストンテリアを購入する前にまずお迎えの準備をする必要があります。


お迎えの準備

準備として行うことは必要なものを揃えることです。

  • ケージ・サークル
  • 食器類
  • トイレ
  • ペットシーツ
  • フード
  • クレート
ケージやサークルの大きさは、飼育環境によって変わります。

常に家に誰かいるのであれば、ケージは小さい物でも構いません。ただ、一人暮らしの方や家を空けることが多い方はその分、犬にケージの中で過ごしてもらう時間が多くなるということなので、大きいサイズのケージを購入するようにしましょう。

クレートは犬を運ぶときに必要になってくるものです。

犬を購入した時はクレートに入れて自宅まで運ぶことになりますので、忘れずに準備しておきましょう。

購入方法

ボストンテリアを購入する方法には以下の2つがあります。
  • ブリーダーから直接購入する
  • ペットショップで購入する
また購入する以外に、保健所など里親募集している所から引き取る方法もあります。

ボストンテリアの価格や選び方

ボストンテリアはブリーダーから購入するかペットショップで購入するかによって価格が異なります。

  • ペットショップで購入する場合:10~20万円
  • ブリーダーから購入する場合:30~40万円
ペットショップとブリーダーでは20~30万円もの差があることが分かります。

何故このような差が出るのかというと、ブリーダーはショードッグ向けのボストンテリアを育てているからです。

ボストンテリアの中でも理想の容姿になるように育てているため、それだけ値段が高くなっています。ただ容姿よく育てているブリーダーから買うのがいいのかと言うとそうとも限りません。

容姿が良くても健康状態など何か問題があるかもしれないからです。

ボストンエリアを選ぶ際には、最低でも以下の4点を確認するようにしてください。
  • 目ヤニがついていないか
  • 涙が出過ぎていないか
  • 鼻水が垂れていないか
  • 臭くないか、耳など汚れている部分はないか
ただ、上記を確認しても全ての状態を把握することは困難です。

そのため気になる子がいたら、健康状態などをブリーダーやペットショップの店員に詳しく聞くことをおススメします。

ボストンテリアがかかりやすい病気やその治療法・治療費は?


ボストンテリアにはかかりやすい病気がいくつかあります。


ボストンテリアの顔の特徴でもある鼻が短い短頭種ならではの病気もあります。


ここでは、ボストンテリアが気を付けるべき病気を3つ解説します。

病気と治療法①:幽門狭窄

幽門狭窄症はあまり聞き覚えの無い病気ですよね。


ボストンテリアのような短頭種に多く見られる病気です。


本来は胃で消化され、消化されたものが十二指腸を通ります。


この病気は、胃の出口を幽門というのですが、その幽門の胃粘膜や筋肉に異常が起こり、胃から十二指腸への排出が正常に行えない病気です。


症状

主な症状は、
  • 慢性的な吐き気
  • 脱水症状
  • 体重の減少(食欲不振)
などがあげられます。

少しでも吐き気が続くようなら病院に連れて行きましょう。

治療法と費用

治療は、内科療法と外科療法があります。

内科療法では、吐き気止めの薬や胃の機能を整える薬などが使用されます。

嘔吐や脱水の対処法として点滴を行いながら薬と並行して経過を観察します。

外科療法では、内科療法の効果が見られない場合に根本から解決するため、手術をして胃の通りをよくします。

実際に幽門が肥大化しているといった場合は切除をしたり、幽門を広げるといった手術内容です。

目安として平均的にかかる治療費は12万円前後です。

入院の日数で費用は変動しますので各動物病院にお確かめください。

病気と治療法②:第三眼瞼線脱出(チェリーアイ)

遺伝の影響から第三眼瞼線脱出にもかかりやすいです。


別名はチェリーアイとも呼ばれ、涙を生成している目頭にある第三眼瞼が炎症などを起こして膨れ上がり飛び出してしまう病気です。


症状

症状は以下のようなものがあります。

  • さくらんぼのように眼球付近が赤く膨れ上がる
  • 眼が充血している
  • 涙が大量に出る
  • 眼をこする

外見からすぐに、さくらんぼのように膨れ上がっているので判断できると思います。


犬はすごく気にして目をこすります。


爪でこすると傷つけてしまい、悪化するので、症状に気づき次第、すぐに病院に連れて行きましょう。


治療法と費用

基本的に内科療法と外科療法の2種類があります。


内科療法では、目薬などの点眼薬を用いて対処をします。


エリザベスカラーを付けて犬がこすらないように対応します。


もう一つの外科療法では手術を行います。


飛び出してしまった第三眼瞼を正常の位置に戻し、縫い合わせる手術です。


この病気は再発の可能性があるので、一度症状が治まったからと言って気は抜けません。


あくまで目安ですが、手術の場合は7万円~10万円が費用として必要です。

のサムネイル画像

【獣医師監修】犬のチェリーアイとは?放置は危険?症状や原因、治療法などを解説!

病気と治療法③:短頭種気道症候群

短頭種気道症候群はボストンテリアのような短頭種にかかりやすいです。


この病気は、短頭種の口や気管の構造上、呼吸がしにくい場合があり、その総称を短頭種気道症候群と呼んでいます。


症状

症状は以下のようなものがあります。

  • 喘息のように「ヒューヒュー」といった呼吸
  • 睡眠時に「グーグー」「ゼーゼー」といった呼吸
  • 常に口を開けて早い呼吸をする
のように基本的に息がしずらくてこのような症状があらわれます。

若い時から発症しますので、注意してください。

放置してしまうと呼吸困難失神をおこしてしまうので、呼吸の乱れが続くようでしたら病院に連れて行きましょう。

治療法と費用

治療は、内科療法と外科療法の2種類があります。

内科療法では、酸素吸入や気管炎症を起こしている場合はステロイド剤など症状を対処しながら日々の食生活、運動を改善してリスクを排除するのを目的とします。

外科療法は、鼻の通りや奥の伸びた筋肉を切除するといったように気道の通りをよくする手術を行います。

気道が狭くなっている場所を突き止めて、のどや鼻などの部位の軌道を広げます。

治療費は、内科療法の場合、1回の酸素吸入が3,000円前後、薬が5,000円前後かかります。

外科療法の場合、2万円~8万円が手術の場所により必要です。

ボストンテリアが長生きする4つのコツ・飼い方を解説!


ボストンテリアはいくつかかかりやすい病気があることはお分かりになったと思います。


そのようなボストンテリアを育てるうえで、日常から気を付けるべきことはいくつかあります。


ここでは、ボストンテリアが長生きする4つのコツ・飼い方を解説します。

長生きのコツ①:適度な運動

ボストンテリアは、肥満にもなりやすく、肥満はたくさんの病気を引き起こすリスクにもなるので運動が重要になってきます。


しかし、呼吸がうまくできないこともあり、長時間の運動や激しい運動は危険にもつながります。


しっかり飼い主の方が制御して無理のないようにしてあげましょう。


おすすめはボール遊びです。


ボストンテリアは寂しがり屋で甘えん坊な一面もあります。


ボール遊びは運動にもつながりますし、一緒に遊ぶ、ふれあえるといったコミュニケーションにもつながるので、ぜひやってみてください。


散歩を行う際は、1日に2回、30分程度を目安にしてください。


仮にドッグランなどで自由に遊ばせてあげる場合は、一定時間たったら休ませて水分補給させることを忘れないでください。


忘れてしまうと、脱水症状や夏場の熱中症のリスクを高めてしまいます。


散歩の際は給水できる携帯用の水を持ち歩くとよいでしょう。


子犬のころ、成長期の段階で十分に運動させて筋力をなるべく落ちさせないようにしておきましょう。


人間にも言えますが、運動不足が続いた場合は、疲れやすく筋力も衰えやすいです。


また、シニア期以降、特に高齢期からは呼吸器官や足腰も弱まりますので注意が必要です。


散歩の歩くペースを変えたり、距離や時間も減らしてあげましょう。


帰ってきた後は足をマッサージなどしてあげると血流も良くなるのでおすすめです。

長生きのコツ②:ストレスを与えない

ストレスを溜めさせないように注意しましょう。


ストレスが溜まってしまうと、問題行動や病気につながります。


例えば、

  • 今までできていたトイレを失敗する
  • 身体がこわばり震えている
  • しっぽを常に下げて足の間にしまい込む
  • 無駄吠えをして攻撃的になる
などをするようになったらストレスが溜まっているサインです。


ボストンテリアは寂しがり屋なので長時間の留守番が苦手で、とてもストレスが溜まってしまいます。


必ず、留守番後は一緒に遊んだりしてかまってあげましょう。


その際に顔のしわの汚れを拭きとってあげるのもいいですね。


ボストンテリアのような顔にしわのある犬種は、ゴミや汚れがたまりやすいです。


放置してしまうと皮膚炎になるリスクもあるので清潔にしてあげましょう


また、毛が短いのでブラッシングはそこまで重要ではありませんが、定期的にブラッシングをしてあげましょう。


ブラッシングは単に気持ちがいい、マッサージ効果だけではありません。


皮膚炎の原因にもなるダニや花粉なども取り除けます。


また皮膚状態のチェックにもなりますので忘れずにしてあげましょう。

のサムネイル画像

犬のストレスサイン、見逃してない?原因と解消法を解説!

長生きのコツ③:適度な温度管理

犬は呼吸を用いて温度調節を行います。


しかし、ボストンテリアのような短頭種は温度調節が苦手です


夏場などは特に注意が必要で、飼い主の方がうまく室内温度を一定に保つ必要があります。


基本的に26度~28度ほどが適温です。


気温が高い日などは、必ず暑い昼間は避けて朝方や夕方に散歩をするようにしてください。


また、散歩後もクーラーで冷やしてあげましょう。体を濡らしてから扇風機を当てるのも効果があるのでおすすめです。


夏とは逆の冬のような寒い日にも注意が必要です。


とても寒がりなので、毛布や暖房器具は必須です。


また、散歩にも服を着させたりなど防寒対策をしてあげましょう。


シニア期以降の体温調節機能はより落ちてしまうので、今まで以上に注意が必要です。


気温が高い日のお留守番の際に、クーラーをつけ忘れてしまったなど一回のミスで命取りになることもあります。


シニア期以降はよく注意して面倒を見てあげましょう。


このように暑い日も寒い日も苦手なので、温度に関してはよく気を配る必要がある犬種ですね。

長生きのコツ④:定期的な健康診断

ボストンテリアは短頭種特有の病気のリスクがあります。


定期的に健康診断を受けて病気の早期発見・早期治療に備えましょう。


成長期までは、年に1回のペースで十分です。


5歳~6歳のシニア期から病気のことも考え、年に2回の健康診断が安心できるでしょう


診断の種類も血液検査のほかにもレントゲンなどもあるので獣医師と相談して必要に応じて増やしてください。


また、老犬になってからでは、手術の際に体力が持たない場合もあります。


若いうちから健康診断を続けて愛犬の健康状態が常にわかるようにしておきましょう。


病気になってしまった場合、治療費が高額である場合も多いです。


費用の面から考えても事前に病気を防ぐ、早期治療をすることで手術など高額な治療を避けれます。


もしも病気になってしまった場合も、事前にペット保険に加入していると、一部を負担してくれますので、加入がまだの方は加入をご検討ください。

のサムネイル画像

【獣医師が教える】ペット保険で犬猫の健康診断費用の補償はできる?

ボストンテリアのペット保険とは?保険料や補償内容も解説!


ペット保険の名前は聞いたことはあるけれど、プラン内容を知らない人も多く、全体の加入率も低いのが現状です。


ペット保険とは、毎月保険料を支払うことで、薬や手術など治療費が発生した際に、一部を負担してくれます。


ペット保険の加入の際には申告義務があり、審査に通ることで加入ができます。


申告項目には、今の健康状態、過去の病気、年齢制限などが条件を達しているか審査されます。


最近は保険会社とプランも数多くあり、

  • フルカバータイプ:手術・入院・通院をカバーするプラン
  • 手術特化タイプ:手術に対する手当が充実しているプラン
  • 通院特化タイプ:通院に対する手当が充実しているプラン
など、愛犬のかかりやすい病気などその家庭にあわせてプランを選べます。

例えば、ボストンテリアは呼吸関連の病気のリスクが高いので通院する回数を考え「通院特化タイプ」に加入して備えたりできます。

また、フルカバータイプに比べ、月々の費用も抑えられるので、全体はカバーできませんが安くて一部の手当てが厚いのが強みですね。

フルカバータイプの補償率は、治療費の50%分の補償や70%分を補償として保険が適用される場合が多いです。

ペット保険は毎年更新が必要ですが、多くの会社が自動更新されるプランが多いです。

月々の保険料は、犬種の大きさで判断しています。

ボストンテリアの場合は、小型犬に設定されることが多いですが、中型犬に分類されている会社もありますので、各保険会社のホームページにてご確認ください。

またペット保険は基本補償だけではなく、特約等も付帯できる賠償責任特約等があります。

例えば、愛犬が他の人やその所有物、犬にかみついてケガをさせてしまったとします。

相手を傷つけてしまった場合には、飼い主に賠償責任が発生し賠償金を支払わなければなりません。

しかし賠償責任特約があれば、最大1,000万円まで補償が下りるので安心できます。

他にも亡くなった後の葬祭やマイクロチップを埋め込む補償などたくさんあります。

各保険会社のホームページを参考にして、まだ加入していない人は必ず加入しましょう。

また、MOFFMEではボストンテリアのペット保険についても取り扱っておりますのでぜひご覧ください。
ボストンテリアのペット保険ランキングを確認する

まとめ:ボストンテリアの平均・最高寿命や長生きさせるコツについて

ここまでボストンテリアの平均・最高寿命や長生きさせるコツについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • ボストンテリアの平均寿命は10歳~14歳である
  • 基本的な性格は優しく活発で甘えん坊
  • いくつかかかりやすい病気がある
  • 運動、体温調節、ストレスを与えないことを日常から気を付ける
以上の点です。

日常から散歩や食事、遊びなど少しでもボストンテリアにとって過ごしやすい環境を整えることで元気に長く生きることができるでしょう。

また、ペットショップで勧められたペット保険に安易に加入せず、ご自身でしっかりと調べた上でペット保険に加入しましょう。

MOFFMEではペット保険に関する記事を多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。