ペット保険の市場規模は拡大中!?動向や加入率、将来性を徹底解説!

本記事はペット保険の市場規模について徹底解説しています。内容はペット保険の市場規模の動向や拡大している理由、日本のペット保険会社、ペットビジネスの将来性や新規参入の可能性、海外のペット保険の普及率です。本記事を見れば、ペット保険の市場規模を確実に把握できます。

ペット保険の市場規模は?

保険と一口に言っても、生命保険や学資保険をはじめ、様々な商品があります。

また、保険の市場規模というと多くの人が怪我や病気、将来のお金に備えて加入している巨大な市場をイメージするのではないでしょうか。


一方で、ペット保険の市場規模となるといかがでしょうか。市場の存在すらご存知ないという方もいらっしゃると思います。


実は子供よりもペット(犬と猫)の数が多い時代に突入しており、その背景もあってペット保険市場は拡大を続けています。


この記事では

  • ペット保険の市場規模動向
  • ペット保険市場が拡大している理由
  • ペット保険会社
  • ペット保険の将来性

について詳しくご説明します。

ペットを飼っている方はもとより、ペットビジネスに興味のある方や新規事業の市場規模に興味のある方にとって、参考になる情報をまとめておりますので、是非最後までご覧ください。

ペット保険の市場規模は加入率の上昇により拡大中


ペットの飼育頭数は2003年に15歳未満の子供の数を超えてからも増え続け、現在では一定の数を保ったまま推移しています。ペットの数が多いことも背景の1つですが、ペット保険の市場規模が拡大している理由はこの他にいくつかあります。


ペット保険の市場規模がどのように拡大しているか、その理由も含めて以下で詳しく確認していきましょう。

ペット保険の市場規模の動向

ペット保険の市場規模はどのように変化しているのでしょうか。以下の表をご覧ください。


年度別ペット保険の市場規模(単位:億円)

年度収入保険料
2014年度369
2015年度445
2016年度521
2017年度606
2018年度704


2017年度は見込み、2018年度は概算のデータですが、明らかに右肩上がりで市場規模が伸びていることをご理解いただけると思います。


一方で、日本のペット保険加入率は7.7%(2017年度時点)にとどまっており、イギリスの約25%やスウェーデンの約50%に比べるとまだまだ低く、市場規模の拡大の余地は大きくあります。

ペット保険の市場規模が拡大している理由

2014年度から4年間で倍近く成長してるペット保険の市場規模ですが、その理由は何なのでしょうか。大きく分けて以下の3つの理由があります。

  1. ペット飼育率の増加
  2. ペット診察は自由診察(医療費が高額)
  3. ペットの長寿命化

上記の通り、まずはペットの飼育率が増えたこと。2008年をピークに堅調に推移しており、2018年度時点でも約1850万頭の犬や猫が飼育されています。


またペット医療は全額自己負担であり、手術では20万円以上の出費が必要なケースもあります。


その他にも、動物病院の普及や室内飼育の普及によってペットの長寿命化が進み、これらの状況に鑑みてペット保険に参入する企業が増えたことで市場が拡大しております。


ご参考:一般社団法人ペットフード協会平成30年全国犬猫飼育実態調査結果

日本のペット保険会社一覧

ここで日本のペット保険会社をご紹介します。

他のサイトに最新情報は見当たりませんでしたので、2018年度の最新情報をこちらでまとめました。この記事でしか確認できませんので、是非ご覧ください。


各ペット保険会社における正味収入保険料(2018年度)


保険会社名正味収入保険料
アニコム約345億円
アイペット約148億円
ペット&ファミリー約52億円
楽天少額短期保険
(旧もっとぎゅっと)
約17.7億円
日本アニマル倶楽部約17.5億円


これら5社の収入保険料合計は2015年度時点では、約400億円でしたが、2018年度では約580億円にまで市場規模が拡大しています。このことからもペット保険の普及や市場規模の拡大は急速に進んできたことがわかりますね。


参考:アニコム損害保険株式会社アイペット損害保険株式会社ペット&ファミリー損害保険株式会社楽天少額短期保険株式会社日本アニマル倶楽部株式会社

ペットビジネスの将来性は?

ペットビジネスの将来性はどうなのでしょうか?保険に限らず、ペットフードなども含めたペット市場全体で確認していきましょう。


結論からすると、ペットビジネスの成長は今後も続くと思われます。以下にその理由を記載しますが、キーワードはペットの「家族化」です。


日本の1世帯あたりのペット関連支出はここ10年で約1.4倍に膨らんでいます。この背景には少子化・核家族化・未婚率の上昇に伴う、「ペットの家族化」にあります。今後、この社会的背景が劇的に変わる様子はありません。


また、2010年以降の新築マンションの9割がペットの飼育を条件付きで認めているとするデータもあります。


ペットを家族として認識することで、今後人間と同様に、保険の加入や見守りサービスの利用、食事を中心とした日々の生活の質の向上が見込まれていく上に、ペット不可のマンションが多かった中で、今後は2010年以降のマンションが安価な中古物件として出回ることで、住居環境のハードルも低くなります。


また、ペット保険に加えて

  • ペット住宅
  • ペットメディア(マーケティング、雑誌など)
  • 老犬ホーム
  • ペット葬儀
などの新規参入も盛んになってきていることから、今後さらに市場は伸びていく可能性が高いのではないでしょうか。

補足:海外のペット保険の普及率


日本から世界に目を向けてみましょう。海外のペット保険の普及率はどうなのでしょうか。


先ほどイギリスやスウェーデンについて少し触れましたが、スウェーデンに至っては犬に関する保険の加入率は7割を大きく超えています。


アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでもペット保険が普及しており、ペットを家族として捉えている層が多いことがわかります。


日本ではまだ7.7%の普及率ですが、海外の例に鑑みれば今後さらに大きな成長可能性があると考えられます。

まとめ:ペット保険の市場規模について

いかがでしたでしょうか。

ここまでペット保険の市場規模を中心にご紹介いたしました。


ポイントは以下の4点です。

  • ペットの「家族化」によりペット保険の市場が拡大
  • 住居環境、少子化などの外部環境もペットビジネスに追い風
  • 海外では日本よりもペット保険が普及している
  • ペット保険以外にも老犬ホームやペット葬儀など新たなビジネスの参入が盛んに
ペット保険も含めたペットビジネスの市場は今後も拡大していくことが予想されます。
様々な新規事業も立ち上がっていますので、興味のある方は調べてみてください。

この記事ではペット保険を考えている方、ペット保険の市場規模について知りたい方、新規事業の事例を探している方にとって、参考となる情報を掲載しておりますので、是非何度でもご覧ください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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