ペット保険の待機期間とは?待機期間がなし・短いペット保険も紹介!

更新日:2021/02/27

ペット保険には待機期間というものがあります。この記事では、待機期間についての解説や、待機期間がなし、短いペット保険について比較しながら紹介します。ほとんどのペット保険で待機期間があるため、この記事を読んで選ぶ際の疑問を解決してください。
内容をまとめると
- 待機期間とは、加入直後病気などの治療費に対する補償が降りない期間のこと
- 待機期間は病気の潜伏期間などを考慮し、設定されている
- ペット保険への加入を検討している方は、LINEで無料チャット相談が可能!
この記事の目次
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ペット保険の待機期間とは何か?
ペット保険には「待機期間」が設けられている場合が多いです。
加入を検討しているときに、資料などで重要事項の箇所を見て、「待機期間とはなんだろうか?」と疑問に思われている方も多いと思います。
また、「この期間があることで何か不利益を被ることがあるのか」などの不安を抱く方もいると思います。
そこで本記事では、
- 待機期間とは何か
- 各会社ごとの比較
- 待機期間がなし、短い保険会社について
- 待機期間不適用特約について
ペット保険の待機期間とは保険金が支払われない期間のこと
そもそもペット保険というのは、「病気や怪我の治療費を一定割合補償するもの」です。
しかし実は加入直後に病気になっても、保険金は補償されないのです。
この保険金が支払われない期間のことを待機期間と言います。保険会社にもよりますが、契約が開始してから、1ヶ月〜2ヶ月間は保険金が支払われない場合が多いです。
つまり、この期間中にかかった病気への治療費に対しては、一切補償されないということです。
それ以降にかかった病気や怪我であれば、保険金はおります。
ペット保険に加入したからといって、最初の数ヶ月は安心はできないということを覚えておきましょう。
ペット保険の待機期間はどのくらい?病気の待機期間は少し長い!
すべての保険にあるわけではありませんが、多くに待機期間が設けられています。
一般的な待機期間は契約後、保険開始日から30日です。この間は病気であると診断されても補償は受けられません。
保険開始日というのは、保険契約が始まった日のことです。
がんの場合は契約後、保険開始日から60日から120日です。
この期間はがんの治療費への補償を受けられません。がんの場合は発見に時間がかかり、検査をするにしても一般的な病気よりも検査が大変なため、長く設定されています。
保険の契約が開始する日と、補償が開始する日は違うということに注意が必要です。
ペット保険には待機期間がある理由は?
それではなぜペット保険には、待機期間が設定されているのでしょうか?
その理由は、加入する際の条件として、加入時にペットが病気にかかっておらず、健康な状態であることが必須条件だからです。
というのも、病気には潜伏期間があり契約前にかかった病気が発症するまでに時間がかかります。
つまり、加入したときにペットの病気が発症していなくても、すでに感染はしている可能性があるということです。
間違いなく保険開始後にかかった病気と証明するためにこの待機期間が設けられています。
そのため、病気にかかっていそうだから、治療費を安くするためにペット保険に入ろう、ということはできません。
ペット保険会社ごとの待機期間を比較!待機期間が短いのはどこ?
ここでは、名前は出せないのですが、保険会社ごとの待機期間を表で比較しています。
保険会社 | 待機期間 |
---|---|
ep社 | ケガ・・0日 病気・・15日 |
Pc社 | ケガ、病気・・0日 がん・・30日 |
SI社 | ケガ・・0日 病気・・30日 |
An社 | ケガ・・0日 病気・・30日 |
a●社 | ケガ・・0日 病気・・30日 |
Np社 | ケガ・・0日 病気・・30日 がん・・60日 |
Ra社 | ケガ・・0日 病気・・30日 がん・・60日 |
pf社 | ケガ・・0日(商品によっては15日) 病気・・30日 がん・・90日 |
Ax社 | ケガ・・0日 病気(がんは除外)・・30日 がん・・120日 |
このように保険会社によって違いがあります。
ケガについてはほとんどの会社で設けられていませんね。これは、ケガに潜伏期間がないことが理由です。保険加入前にケガをして、加入してから気が付いたなんてことはありませんよね。
また、短いところでは、病気の場合15日と設定されています。しかし一般的なのは、病気の場合30日ですね。
病気とがんで項目が分けられている会社もあります。
がんが長めに設定されていることが多い理由は、がんという病気はは気づいていない間に罹患している場合が多いためです。年齢が高いほど、がんに気付くのが遅い傾向があるようです。
また、ペット保険に加入しようとしている方が、待機期間を知る上で混乱しやすい理由の1つとして、
- 申し込み日
- 保険開始日(契約開始日)
- 補償開始日(責任開始日)
ペット保険の待機期間は毎年?更新の場合はどうなるか
ペット保険は1年ごとに契約が更新されます。
よく、更新されるごとに待機期間も設定されると勘違いする方がいらっしゃいますが、そうではありません。
待機期間は契約初年度のみです。初めてペット保険に申し込んだときのみ、契約後待機期間が開始します。
契約の更新も、自動で行われるので面倒なこともありません。
問題は別の会社に乗り換えるときです。
別の会社に乗り換えて、契約し直した場合、新規契約となるので、また新たに治療費が補償されない期間が発生しますので、注意してください。
ペット保険の乗り換えのコツについては、以下の記事で解説しています。気になる方は参考にしてください。


待機期間なしのペット保険は存在するのか
これまで各保険会社の待機期間などを紹介してきました。
それでは待機期間の設定されていないペット保険はあるのでしょうか?
多くの保険会社が設けているのですが、Fp社とP●社、Ai社には待機期間がありません。
実はペット保険の比較サイトなどでは、補償割合や補償内容で絞り込みはできても、待機期間の有無での絞り込みはできないことが多いです。
もし、待機期間のないペット保険に加入したいのであれば、この3社から選ぶのが良いでしょう。
待機期間不適用特約とは何か?
多くの会社で待機期間が設定されているということがわかりましたね。
しかし、この期間を設定されていても、その期間に保険金を支払ってもらえる方法が1つあるのです。
それは加入するプランに、待機期間不適用特約をつけることです。この特約を契約の際に付けることにより、この期間中にかかった病気を補償してくれるのです。
全ての保険会社のプランでこの特約をつけることができるわけではないので、事前に確認しましょう。
もちろんこのような便利な特約をタダでつけられるはずもなく、保険料が高くなってしまうことには注意してください。
個人的には、このような特約をつけることは不要だと思っています。
理由は、どうしても待機期間がないプランが良いのなら、先ほど説明したFp社などの保険に加入した方が、余計な保険料も払う必要がないためです。
すでに保険会社を決めており、なおかつ待機期間は絶対にない方が良いという方は、保険料も考慮して検討してください。
ペット保険を選ぶ際に待機期間は考慮するべき?
ペット保険を選ぶ際には、補償内容や補償割合、保険料など、さまざまな要素を比較する必要があります。
では加入を検討するとき、待機期間はどの程度考慮すれば良いのでしょうか。
私が選ぶ際に重要なことを順位づけするとしたら、以下のようになります。
- 加入条件
- 補償内容、補償割合、保険料
- 保険金の請求方法
- 待機期間など


まとめ:ペット保険の待機期間は保険会社によって違う!
いかがでしたか?この記事では、待機期間について、その必要性やそれぞれの会社の違いを解説してきました。
今回の記事のポイントとしては、
- 待機期間は病気になっても、保険金を支払ってもらえない
- 病気の潜伏期間を考慮して、待機期間は設定されている
- 一般的に待機期間は30日、ガンの場合は60日から120日
- 待機期間があるのは初年度のみ
- 待機期間がないペット保険はFp社、P●社、Ai社
- 待機期間不適用特約があれば、待機期間も病気が補償される
以上です。
ペット保険の待機期間について、加入しようと考えている人には是非知ってもらいたい情報です。
ワンちゃんネコちゃんは具合が悪くても、自分で訴えることができません。飼い主さんがいつもと様子が違うと感じてからは遅いのです。
健康なうちにペット保険に入り、待機期間も安心して過ごせるように早めから準備しておいてください。
MOFFMEでは、この記事の他にも役に立つ記事を多数掲載していますので、是非ご覧ください。
