ペット保険の日本や海外の加入率は?今後の推移なども考察!

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日本のペット保険加入率は、スウェーデンなどヨーロッパの国に比べると低いです。本記事では、日本と海外のペット保険加入率の比較、今後の推移についての考察、ペット保険の必要性などについて解説していきます。加入率が低いからといって、加入しなくて良いというのは早計です。

内容をまとめると

  1. 日本のペット保険加入率は7.7%と低い
  2. 今後25〜30%ほどに加入率が推移しても不思議ではない
  3. ペット保険加入を検討、迷っている方はLINEでチャット相談が可能!

海外と比較!日本の犬・猫のペット保険加入率は低い?

記事モデル:ココ&ララ@minuet_coco_lala

ペットを飼うときペットショップで加入をおすすめされますが、実際に日本ではどのくらいの人が加入しているのか気になりませんか?

実は、日本のペット保険加入率は7.7%と、他国と比較するとかなり低いのです。

海外の一部ではペット保険に入っているのが当たり前という考え方も広まっています。。

そこで今回「MOFFME」では、
  • 日本の加入率の現状や低い理由
  • 今後の加入率の推移について
  • 欧州を例に挙げて世界のペット保険を紹介
これらの点を分かりやすく取り上げていきます。

この記事を読んでいただければ、日本と世界のペット保険の現状と今後の日本の展望について参考となるでしょう。

ぜひ最後までご覧ください。

日本のペット保険の加入率は他国と比較しても低い!

以下は日本・イギリス・スウェーデンの加入率を比較した図です。


日本の加入率は、現在7.7%に留まっています。


この数値は一般法人団体日本ペットフード協会が平成29年に実施した「全国犬猫飼育実態調査」と、ペット保険会社の保有契約件数をもとに、当社が算出したものです。


スウェーデンを始めとしたヨーロッパ諸国の加入率の高さに比べ、日本では加入者が非常に少ないと言わざるを得ません。


そもそも日本は、ペット保険に関しては後進国です。


1890年にスウェーデンでペット保険が誕生しましたが、日本で販売が開始されたのは1995年です。


日本では、2006年に設立された「ペット&ファミリー損害保険」が、正式に認可された日本初の少額短期保険会社です。


少額短期保険というのは簡単に言うと、保険金が少額で契約が1年以下の保険のことです。


ペット保険に関する歴史については、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方は参考にしてください。

日本のペット保険加入率が低い理由

日本のペット保険加入率はなぜ低いのでしょうか。考えられる要因は4つあります。


保険制度のスタートした時期が遅い

1つ目の要因として、ペット保険制度のスタートが遅いのが考えられます。


先ほど述べたように、日本で販売が始まったのは今からやく25年ほど前とずいぶん最近なのです。


ペットを飼っている方でもペット保険の存在を知らない方も多く、完全に周知されていないことが理由の1つです。


ペット保険の悪いイメージ

日本のペット保険の始まりは、ペット共済というものからでした。

しかし、悪質な団体も多く、保険金が支払われないなど経営体質が非常に悪かったため、一時は日本から消えたのです。

その後、保険業法が改正され、認可された会社でないと販売できなくなり、経営体質は改善されていきました。

ただ、この頃の悪いイメージが消え去っていないことも、理由の1つと考えられます。

保険制度がまだ発達段階

3つ目の要因として、まだ保険制度自体が発達途中であることです。 

実際にアンケート調査で、年齢制限や病気が原因で加入できないケースもありました。 

まだまだ改善の余地があり、カバーしきれていないところもあるので、保険制度が今後進化すれば加入漏れをしてしまうケースも減ると考えられます。


ペットの重要度が低い

4つめの要因として、日本と世界ではペットの見方が違うことです。


ヨーロッパのスウェーデンでは、犬のペット保険の加入率は80%と非常に高いです。


スウェーデンの特色として福祉国家であり、人間の保険に加入するようにペットも家族の一員なので入るのが当たり前の考え方です。


スウェーデンだけでなくイギリスなどの欧州では、

  • ペットは家族の一員である
  • 病気になる前に備える
  • 常に適切な治療と獣医を
このような考え方が浸透しています。

安心感を得るために、病気やけがになってからを考えずに、なる前から備えるスタンスをとる人が多いのが分かります。

では、日本ではどうなのでしょうか。

アンケート調査を行った結果、加入していない人の理由にはこのようなものがありました。
  • 月々の保険料の負担が大きい
  • ペットがまだ若く健康だから
  • ケガや病気、年齢制限で審査が通らない
  • ほとんど動物病院を利用しない
年齢制限病気など加入条件を満たしていないために断念している人もいますが、元気だから必要ない、負担を抑えるためなどを理由に加入していない人も多いです。

人間の保険とは違い、あくまでペットの保険だからと考え、重要度があまり高くないと考えていることが分かります。

また、動物病院の利用機会が少ないという答えもありました。

これが原因で、ペットにどれだけの治療費がかかるかイメージしづらいのではないでしょうか。次にペットにどれだけの治療費がかかるか紹介します。

補足:ペットの治療費の具体例

ペットの治療費が高額で驚いた経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ペット保険に加入することで、高額な治療費を抑えることができます。


それでは、実際にかかった治療費の具体例を、ペット保険に加入をしていた場合と比較してみましょう。


70%補償のペット保険に加入していると仮定します。


【(小型犬)歯周病のため、全身麻酔下での歯石除去・抜歯】

治療項目治療費
診察800円
半日入院1,500円
検査16,000円
全身麻酔15,000円
歯科処置35,000円
抜歯24,000円
点滴3,000円
2,000円
合計97,300円

合計97,300円⇒ペット保険加入の場合:自費負担合計29,190円

【(猫)皮膚炎のため投薬治療】

治療項目治療費
診察1,500円
検査3,000円
2,500円
合計7,000円

合計7,000円⇒ペット保険加入の場合:自費負担合計2,100円

補足:ペット保険大国「スウェーデンの現状」

スウェーデンでは、加入率の高さから、加入していることが前提で話を進められることが多いです。


例えば動物病院にかかるとき、受付では保険番号を聞かれます。また、保険金請求の手続きも全て動物病院がやってくれるのです。


日本の窓口精算と同じようなシステムが、どこの動物病院でも利用できるのです。飼い主が支払うお金は、治療費から補償額を引いた金額だけで良いのです。


日本でも窓口精算を行っているペット保険がありますが、3社のみです。しかも3社と提携している動物病院でしか利用できません。


また、里親になるために加入を義務付けることもあり、むしろ加入していないことが非常識といった雰囲気もあるようです。


元々ブリーダー経由でペットを飼い始めることが多く、加入していた保険をそのまま継続することが多いです。


日本ではペットショップから購入する人が多く、飼い始めにペット保険へ加入することが習慣化されていないことも、加入率が低い原因かもしれませんね。


以下の記事では、窓口精算について詳しく解説しています。気になる方はぜひ参考にしてください。

今後のペット保険の市場や加入率の推移


記事モデル:@minuet_coco_lala


ペット保険の市場規模や加入率は、今後はどのように数値が推移するのでしょうか。


毎年、ペット関連市場規模は安定して拡大しています。


以前までは、そこまでペットの食事にこだわらずにドッグフードなどを与えていましたが、ペットの家族化の影響で、様々な食事や玩具の種類が増え、ペットにお金や手間をかけるようになりました。


それと同様に保険料収入は拡大傾向にあり、2009〜2014年のペット保険会社12社の正味収入保険料の合計と前年に比べての伸び率を下の表にまとめました。

正味収入保険料(億円)伸び率(%)
2009117.6-
2010153.430.4
201119728.4
2012244.824.2
2013287.417.2
2014352.622.7

表をもとに2009〜2014年の平均の伸び率を計算すると24.4%であり、2桁成長と需要が高まっているのが分かります。


現在でも毎年20%程度市場規模は成長しており、今後もますます伸びていくことが期待されます。

日本のペット保険加入率の推移は今後どうなっていく?

歴史が浅いゆえに、現在はペット保険の発祥地のスウェーデンに比べて、加入率が非常に低いことは間違いありません。


しかし今後、日本の加入率は増加していくと考えます


まずはペットの高齢化が進んでいることです。2020年の犬の平均寿命は14.5年、猫は15.5年と、10年前と比較すると犬は0.5年、猫は1年も長くなっているのです


フードの品質向上や、正しい飼育方法に関する情報が簡単に手に入るようになったこと、快適な環境である室内で飼われるペットが増えたことなどが要因だと考えられます。今後も伸びてくるかもしれません。


高齢化が進むと、病気のリスクや生涯にかかる治療費が増大します。動物医療もどんどん高度になってきていますし、治療費が高価格化することも可能性としてあります。


このようにペット保険の必要性は今後どんどん高まっていくのではないでしょうか?


さらに、加入率が高まることによって、今後治療費がペット保険で補償してもらうこと前提の料金設定になっていくかもしれません


しかし、1番の問題は認知度の低さです。ペットを飼っていない方はもちろんのこと、ペットを飼っている方でもペット保険について知らない方はたくさんいます。


実際、MOFFMEがペットを飼っている方に対して行ったアンケート(期間:2020年8月1日〜2日)では、457人中51人がペット保険について知らなかったと回答しています(無回答:135名)


認知度が今後より高まっていけば、イギリスのように25〜30%ほどの加入率には達することも十分に考えられます。

ペット保険の加入率や市場規模が拡大している理由

保険料収入が増えたのは、ペット保険の加入のしやすさが大きく影響しています。 


今では、ペットショップで購入する際に契約も一緒にするスタンスも増え、後からでも簡単にスマートフォンやパソコンで申請ができます。 


保険金請求や保険相談をLINEで行える会社もあり、このようなサービスは今後ますます増えていくでしょう。


スウェーデンでは、スーパーコンビニでも保険申込みができてしまうほど身近なものです。 


また、最近ではコロナウイルスによる緊急事態宣言の影響で家にいる時間が増えたことや、旅行やレジャーなどに使うはずだったお金が余ったことで、犬や猫をはじめとするペットを飼う人が増えました。


結果ペット保険に加入する人も増え、アニコム損害保険やアイペット損害保険などの大手の会社では、2020年4-9月の新規加入者数が半期で過去最高を記録しました。


一時的ですが、コロナウイルスの影響も最近の加入率には影響しています。

海外のペット保険加入率は?国別に紹介!

日本のペット保険加入率は、諸外国に比べてどのようになっているのでしょうか。


日本と欧米諸国の国別の加入率のランキングを紹介します。

順位国名加入率
1位スウェーデン50%
2位イギリス25%
3位ノルウェー14%
4位日本8%
5位カナダ2%
6位アメリカ1%

ご覧のとおり、ヨーロッパでは加入率が高くなっています。


そしてやはり、ペット保険発祥の地であるスウェーデンの加入率が群を抜いています


アメリカではまだ1%と低いですが、実はtrupenionという会社を筆頭に、ペット保険市場が急速に拡大しています。


中国でも加入率は低いものの、市場は成長しています。アリババなどの巨大企業のグループ会社も参入しており、「鼻紋認証」というペットを認識する技術なども取り入れており、今後も伸びていくと予想されます。


ペット保険市場は、世界規模で拡大しているということができますね。

ペット保険の必要性やメリット・デメリットを紹介!


ご自宅でペットと一緒に暮らしている方はの中には、一度は動物病院にお世話になったことがあるという方が多いのではないでしょうか。


大切な家族の一員であるペットも、人間と同じように保険に加入する事ができます。ここからは、以下について解説をしていきたいと思います。

  • 加入するメリット
  • 加入するデメリット
  • 必要かどうか

ペット保険に加入するメリット

ペットにかかる治療は言うまでもなく、飼い主の自己負担になります。


1番のメリットは当然、高額になるペットの治療費を補償してくれることです。実際に加入していなかったことで、高額な費用を払えないために手術を諦めたと言う方も少なくありません。


ただし最近では、「窓口精算」の人気が高まっており、小さな病気に対する低額な治療費の補償へのニーズも高まってきています


また、加入するペット保険によっては様々な特約を付けることができます。


【特約の例】

  • ガン手術保険金特約
  • 高度後遺障害保険金特約(ペット用車イス費用特約)
  • 葬祭保険金特約
  • 診断書費用保険金特約
  • ペット賠償責任特約

特約を付加することによって保障になる対象が増え、更に万が一のときに備えることができるようになります。

ペット保険に加入するデメリット

ペット保険のデメリットとしては、

  • 補償対象外の病気が多い
  • 年齢が上がるにつれ保険料が高くなる
  • 保険料が無駄になる場合もある

といったことでしょうか。


ペット保険では、去勢手術や避妊手術、狂犬病などのワクチン接種、健康診断などは保障の対象外となります。


また、歯科治療なども対象外としている会社が多いため、加入する前によく確認をしておきましょう。


また、年齢が上がるにつれて保険料は上がるため注意が必要です。これは、毎年契約の更新が必要であり、歳をとるにつれて病気のリスクが高まることが理由です。


ちなみに1,2歳時よりも0歳のペットの方が保険料は高いです。0歳時には免疫力が低いことや、骨折や誤飲などのリスクが非常に高いことが理由です。


保険料は掛け捨てのため、貯蓄性はありません。そのため、ペットがもし病院にほとんどかかることなく亡くなった場合、補償額よりも支払った保険料の方が高くなるという可能性があります。


予めデメリットになる理由を知っておくことで、納得のいくペット保険を見つけることができるようになるでしょう。


メリット・デメリットについては以下の記事でより詳しく解説しています。気になる方はぜひ一緒にお読みください。

ペット保険は結局必要?

筆者の意見としては、ペット保険はほとんどの方に必要だと思っています。


必要ないという方は、ペットのために貯金が100万円以上あり、どんなに治療費がかかっても家計に影響がないという方でしょう。


ペットの高齢化についてお話ししましたが、実はペットが幼い頃から保険に加入しておくことがベストです。


幼年期には先ほども述べたように、骨折や誤飲に対する手術などで数十万円の費用が必要になるというケースもあります。


また、シニア期に入る直前に加入しようとすると、年齢制限や既往症などで加入できる保険や補償内容などが制限されてしまう可能性もあります。


よく、保険ではなくペットのために貯金をするといった方もいらっしゃいますが、おすすめはできません。


なぜなら、十分に貯金を積み立てる前に高額な治療費が必要になる可能性もあるためです。保険であれば、支払い期間に関わらず補償してくれます。


1番あってはならないことは、治療費が原因で満足に治療してあげられなかったということです


貯金や家計を見直し、いざというときに治療費を払えるのかということを、加入するかどうかを決める基準にしましょう。

まとめ:日本や海外のペット保険の加入率について

日本のペット保険の現状について、お分かりいただけたでしょうか。


今回の記事のポイントは以下のとおりです。

  • 日本のペット保険加入率はヨーロッパと比べると低い
  • 理由はペット保険の歴史が浅い、ペットは家族という意識がまだ低いことなど
  • 全世界で加入率は高くなってきている
  • 今後も右肩上がりに推移していくと考えられる
  • ペット保険は、いざというときに治療費を払えるかどうかで加入を決めることが重要

日本でもペット保険の加入率が上がってきましたが、海外と比較するとまだ低いのでペットと万が一の時のためにぜひ加入を検討してみてはいかがでしょうか。


MOFFMEでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「MOFFME」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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