ペット保険の日本や海外の加入率は?ペット保険の必要性も解説!

本記事は犬・猫のペット保険の加入率について解説しています。内容は日本のペット保険の加入率や今後の推移、イギリスやスウェーデンなどの海外の加入率を解説しています。日本は海外と比べてペット保険の加入率が低いです。そのため、今後の加入率の上昇が期待されています。

海外と比較!日本の犬・猫のペット保険加入率は低い?

この記事をご覧のあなたは、ペットの保険加入率について詳しく知りたいと思っておられることでしょう。

ペットを飼うときペットショップで加入をおすすめされますが、実際に日本ではどのくらいの人が加入しているのか気になりませんか?

日本に比べ、海外の一部ではペット保険に入っているのが当たり前であることを知らない人は多いと思います。

そこで今回の記事では、
  • 日本の加入率の現状や考え方
  • 今後の加入率の推移について
  • 欧州を例に挙げて世界のペット保険を紹介
これらの点を分かりやすく取り上げていきます。

この記事を読んでいただければ、日本と世界のペット保険の現状と今後の日本の展望について参考となるでしょう。

ぜひ最後までご覧ください。

海外のペット保険加入率は?国別に紹介!


日本のペット保険加入率は、諸外国に比べてどのようになっているのでしょうか。


日本と欧米諸国の国別のペット保険加入率のランキングを紹介します。

順位国名加入率
1位スウェーデン50%
2位イギリス25%
3位ノルウェー14%
4位日本8%
5位カナダ2%
6位アメリカ1%

ご覧のとおり、ヨーロッパではペット加入率が高くなっています。

特に、福祉国家として有名なスウェーデンの加入率が群を抜いています


その理由としては、以下のことが考えられます。

  • 無保険で高い治療費を払った経験がある
  • 病気になってからでは遅いという認識が一般的になっている
  • 治療費をあまり気にせずに最適な治療法が選択できる
  • ペットを家族と考える価値観が浸透している

4つ目の理由については、「自分はペットのご主人などではなく、親のようなもの」と捉えており、ペットは家族の一員という思いが日本以上に強いと考えられます。

日本のペット保険の加入率は約8%!?

以下は日本・イギリス・スウェーデンのペット保険加入率を比較した図です。


日本のペット保険加入率は、現在7.7%に留まっています。

スウェーデンを始めとしたヨーロッパ諸国のペット保険加入率の高さに比べ、日本では加入者が非常に少ないと言わざるを得ません。


そもそも日本は、ペット保険に関しては後進国です。


1890年にスウェーデンでペット保険が誕生しましたが、日本でペット保険の販売が開始されたのは1995年です。


2006年に設立された「ペット&ファミリー少額短期保険」が、正式に認可された日本初の少額短期保険会社です。(現在は損害保険会社となっている)


スウェーデンよりも実に100年以上遅れており、日本のペット保険は歴史が浅いものです。そのため、ペット保険に対する意識がまだまだ低いという現実があります。

なぜ日本のペット保険加入率が低いのか

日本のペット保険加入率はなぜ低いのでしょうか。

考えられる要因は3つあります。


保険制度のスタートした時期が遅い

1つ目の要因として、ペット保険制度のスタートが遅いのが考えられます。


そもそもペット保険はヨーロッパを起点に世界に広がりました。


当時の日本ではまだそのような制度はなく、10年ほど世界から遅れて「ペット共済」としてスタートしたので、普及するのに時間がかかっています。


日本人におけるペット保険の重要度が低い

2つめの要因として、日本と世界ではペットの見方が違うことです。


ヨーロッパのスウェーデンでは、犬のペット保険の加入率は80%と非常に高いです。


スウェーデンの特色として福祉国家であり、人間の保険に加入するようにペットも家族の一員なので入るのが当たり前の考え方です。


また、スウェーデンだけでなくイギリスなどの欧州では、

  • ペットは家族の一員である
  • 病気になる前に備える
  • 常に適切な治療と獣医を
このような考え方が浸透しています。

安心感を得るために、病気やけがになってからを考えずに、なる前から備えるスタンスをとる人が多いのが分かります。

では、日本ではどうなのでしょうか。

アンケート調査を行った結果、病気やけがに備えて加入していると回答している人もいましたが、加入していない人の意見にはこのようなものがありました。
  • 月々の保険料の負担が大きい
  • ペットの年齢制限で加入できない
  • ケガや病気で審査が通らない
  • ペットがほとんど病院を利用しない
年齢制限病気など条件により断念している人もいますが、元気だから必要ない、負担を抑えるためなどを理由に加入していない人も多いです。

人間の保険とは違い、あくまでペットの保険だからと考え、重要度があまり高くないと考えていることが分かります。

保険制度がまだ発達段階

3つ目の要因として、まだ保険制度自体が発達途中であることです。

実際にアンケート調査で、年齢制限や病気が原因で加入できないケースもありました。

まだまだ改善の余地があり、カバーしきれていないところもあるので、保険制度が今後進化すれば加入漏れをしてしまうケースも減ると考えられます。

日本でもペット保険の加入率が年々上がっている?

歴史が浅いゆえに、現在はペット保険の発祥地のスウェーデンに比べて、加入率が非常に低いことは間違いありません。


しかし、日本でもペット保険加入率は年々上がってきています。日本初の少額短期保険会社が誕生してから15年弱で7.7%という状況です。


ペット保険が誕生してから徐々に加入率は上がってきたということであり、今でも年々上昇しています。


ペット保険先進国のスウェーデンを始め、ヨーロッパ諸国には遅れをとっていますが、今後も日本のペット保険加入率は上がっていくことが予想されます。


遅ればせながら日本人もペットリテラシーを身につけていき、ペットを飼っていればペット保険に加入して当たり前という価値観になっていくのではないでしょうか。

今後のペット保険加入率の推移はどうなる?

今は少しづつ伸びているのが現状ですが、今後はどのように数値が推移するのでしょうか。


毎年、ペット関連市場規模は安定して拡大しています。


以前までは、そこまでペットの食事にこだわらずにドッグフードなどを与えていましたが、ペットの家族化の影響で、様々な食事や玩具の種類が増え、ペットにお金や手間をかけるようになりました。


それと同様にペット保険料収入は拡大傾向にあり、2009〜2014年のペット保険会社12社の正味収入保険料の合計と前年に比べての伸び率を下の表にまとめました。

正味収入保険料(億円)伸び率(%)
2009117.6-
2010153.430.4
201119728.4
2012244.824.2
2013287.417.2
2014352.622.7

表をもとに2009〜2014年の平均の伸び率を計算すると24.4%であり、2桁成長と需要が高まっているのが分かります。


このような結果を仮に海外のイギリス同様の加入率を想定すると、今後も増えることが予想されます

スマートフォンなどの普及が大きな要因

ペット保険料収入が増えたのは、ペット保険の加入のしやすさが大きく影響しています


今では、ペットショップで購入する際に契約も一緒にするスタンスも増え、後からでも簡単にスマートフォンやパソコンで申請ができます


スウェーデンでは、スーパーコンビニでも保険申込みができてしまうほど身近なものです。


日本も海外のように存在がもっと身近なものになる可能性は高いので加入率は増えることが予想されます。

ペット保険の必要性やメリット・デメリットを紹介!

ご自宅でペットと一緒に暮らしている方はの中には、一度は動物病院にお世話になったことがあるという方が多いのではないでしょうか。


大切な家族の一員であるペットも、人間と同じように保険に加入する事ができます。ここからは、以下について解説をしていきたいと思います。

  • ペット保険に加入するメリット
  • ペット保険に加入するデメリット
  • ペットの治療費の具体例

この他にも、ほけんROOMでは「ペット保険」についての記事を沢山掲載しておりますので、是非こちらもご覧ください。

ペット保険に加入するメリット

これまでにペットが病気をしてしまい動物病院にかかったことがある方はご存知のことかと思いますが、ペットの治療にかかる費用は高額なものが多いです。これは、私たちが保険に加入をしていない場合の実際の医療費を全額負担するのと同じことですね。


ペット保険に加入することで、もしもペットが病気やケガをしてしまった際にかかる高額な治療費を抑えることができます。


また、加入するペット保険によっては様々な特約を付けることができます。


【特約の例】

  • ガン手術保険金特約
  • 高度後遺障害保険金特約(ペット用車イス費用特約)
  • 葬祭保険金特約
  • 診断書費用保険金特約
  • ペット賠償責任特約

特約を付加することによって保障になる対象が増え、更に万が一のときに備えることができるようになります。

ペット保険に加入するデメリット

【保障対象外の病気もある】

ペット保険では、保障の対象にならない病気がありますので、加入する前によく確認をしておきましょう。また、ペットの去勢手術や避妊手術、狂犬病などのワクチン接種は保障の対象外となります。


【病気になったことがあると加入できない場合が多い】

私たちが医療保険に加入する際に、これまでの健康状態を申告をする義務があることと同じように、ペット保険に加入する際にも告知義務があります。


そのため、過去に病気になったことがあったり、現在治療中の場合はペット保険に加入することができない場合が多いのです。


予めデメリットになる理由を知っておくことで、納得のいくペット保険を見つけることができるようになるでしょう。

補足:ペットの治療費の具体例

ペットの治療費が高額で驚いた経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ペット保険に加入することで、高額な治療費を抑えることができます。


それでは、実際にかかった治療費の具体例を、ペット保険に加入をしていた場合と比較してみましょう。


※自費負担額は、加入するペット保険のプランにより異なります。


【(小型犬)歯周病のため、全身麻酔下での歯石除去・抜歯】

治療費
診察800円
半日入院1,500円
検査16,000円
全身麻酔15,000円
歯科処置35,000円
抜歯24,000円
点滴3,000円
2,000円

合計97,300円⇒ペット保険加入の場合:※自費負担合計9,730円

【(猫)皮膚炎のため投薬治療】

治療費
診察1,500円
検査3,000円
2,500円

合計7,000円⇒ペット保険加入の場合:※自費負担合計2,100円

ペットの高齢化に合わせてペット保険に加入しておこう!

現在の日本は、平均寿命の延びや出生率の低下による、深刻な少子高齢化問題を抱えていることは周知の事実です。


人間だけではなく、環境や食生活の影響により、犬や猫の平均寿命も延びています。特に、トイプードルやチワワなど、日本で人気の小型犬の延びが著しいことが特徴です。


高齢化に伴い、病気や怪我のリスクが高くなることも、やはり人間と同じです。だからこそ、近年、ペット保険の重要性がより高まってきているのです。


さらに、不況のために、多くの人が出費を抑えたいと考えるようになっています。あるいは、無理にでも財布の紐を固くせざるを得ないという人も少なくないでしょう。


この状況で自由診療の診療を受けるのは、家計に大きな負担となることは目に見えています。ペットの高齢化に合わせてペット保険への加入をおすすめします


加入条件や告知については以下の記事で詳しく解説しておりますので参考にして下さい。

まとめ:ペット保険の加入率とは?

日本のペット保険の現状について、お分かりいただけたでしょうか。


今回の記事のポイントは以下のとおりです。

  • 海外の一部ではペット保険に入っているのが当たり前という価値観が浸透しており、日本よりもペット保険加入率が高い
  • ペット保険発祥の地のスウェーデンが50%なのに対して、日本はわずか7.7%である
  • ペット保険に加入すると、自由診療も比較的気軽に受けられ、最適な治療法を選択しやすくなる
  • ペット関連市場規模は安定して拡大しており、ペット保険加入率も上昇している
  • 人間だけでなくペットも高齢化の傾向にあり、医療に対する備えとしてのペット保険に加入することの重要性が増している

日本でもペット保険の加入率が上がってきましたが、海外と比較するとまだ低いのでペットと万が一の時のためにぜひ加入を検討してみてはいかがでしょうか。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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