【獣医師執筆】ペット保険の失敗しない選び方|5つのポイントを紹介

「ペット保険が多すぎて選び方が分からない」という悩みをよく聞きます。ペット保険を選ぶ前にはまず、どうして加入したいのかはっきりさせましょう。この記事では、ペット保険の必要性や、選び方のポイント、比較する際に気をつけるべき点について紹介します。

内容をまとめると

  1. ペット保険の選び方で重要なのは、「加入条件」「補償内容」「保険料」などを確認すること
  2. ペット保険は飼い主とペットの両方を守るために必要
  3. ペット保険を検討している方は、LINEで無料のチャット相談がおすすめ

ペット保険の選び方や比較方法のポイントを紹介!


こんにちは、MOFFME編集部で獣医師の田中(仮)です。 


動物病院代も安くはないのでペット保険を考えているけど色々ありすぎてよくわからない
ということはありませんか? 


  • 「うちの猫ちゃんにはどの保険会社・プランが一番いいの?」
  • 「保険の選び方のコツを教えてほしい」
  • 「ペット保険は最初が肝心だからよく考えて決めたい!」
  • 「犬を飼い始めたはいいけど、ペット保険って入った方がいいの?」


そんな悩みが当編集部にも多く寄せられています。 


これからペット保険に入ろうと考えている方・入るべきか悩んでいる方に向けて、この記事では

  • ペット保険は必要?不要?
  • 保険に加入する目的
  • 保険会社・プランを選ぶときのポイント
  • 保険を比較する際の注意点
  • 選ぶ上で最も大切なこと

以上のことを中心に説明します。 


記事を読み終える頃にはあなたにとって最適な保険の選び方がきっとみつかります! 


またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」を紹介しています。気になる方は合わせてお読みください。

そもそもペット保険は必要か?


ペット保険は、ペットの病気や怪我の治療に対して、そのうちの5〜10割を保険金として補償してくれるものです。


ただ、ペット保険の必要性に懐疑的な方はいまだにたくさんいます。実際日本でペットを飼っている方の約9割が保険に加入していないのが現状です


しかし、大多数の人が加入していないからといって、自分も加入しなくて良いという理由にはなりません。


例えば、飼い犬が椎間板ヘルニアになり、症状の度合いを示す「グレード」が高い場合、すぐに緊急手術が必要になります。ここで手術を行わないと歩けなくなってしまうためです。


手術やMRI、入院費用を諸々含めると、30万円以上かかることが多いです。


もし急にこれほどの大金が必要になった場合、躊躇わずに治療を受けさせてあげることができますか?払えたとしても、保険に入っておけばよかったと後悔はしないでしょうか?


中には治療費が払えないために、手術を諦めてしまう方もいるようです。  


ペット保険に加入していると、「高額治療が必要になった時の不安を和らげることができる」「大切な手術を諦めることがなくなる」といった、精神面のメリット、費用面でのメリットがあります。

「お金を積み立てるからペット保険は必要ない」は間違い!

ペット保険は必要だと主張すると、「ペットのために貯金を積み立てるから保険は必要ない」という反論も予想されます。 


確かに、すでにどれだけ高額な治療でも支払うことができるだけの貯金があるのであれば、保険に加入する必要はないでしょう。 


しかし、以下の図をご覧ください。

ペット保険と貯金の比較

ペット保険と貯金の比較

貯金の場合、十分な金額を積み立てる前に治療費が必要になる場合があります。 


上で解説したパテラは、事故や高いところからの転落など、年齢に関係なく起こり得ます。ペット保険に加入していれば、支払った保険料の額や期間に関わらず、一定の割合で補償を受けることが可能です。 


さらに、ペットにかける治療費は近年上がってきていることも無視できません。


日本獣医師会が平成27年にペットの飼い主に対して実施した、「犬・猫の飼育者意識調査」からも、年間で平均88,896円も動物病院に払っているということが分かります。 


ペット保険に加入しようか迷っている方は、ペットの万が一の時の備えが十分かどうかを判断基準におくと良いでしょう。 


ペット保険に加入しないのであれば、これほどの大金がかかる治療は稀ですが、50〜100万円はペットのために使えるお金があることが望ましいです。

まずは「加入目的」をはっきりさせよう

ペット保険に入ることを決めたらまず加入目的を明確にしましょう! 


ペット保険にも様々なプラン・内容があります。

 

「どのような治療費を補償してもらいたいか」「どのくらいの頻度で病院に行くか」

をメインに考えましょう。


具体例をあげると

  • 日常の小さな病気のみ補償してもらいたい(外耳炎、皮膚炎など)  
  • ストレスですぐ下痢をしてしまい通院が多いので、何回でも使える保険がいい 
  • 継続的に高額な治療費が必要になった場合でも対応できる 
  • 急に大きな病気をするのが心配なので手術のみの補償がいい
  • すべての治療費に関して補償がほしい  


心配性な方で些細なことでも病院で診てほしいと思っている方は保険回数が無制限のプランがいいですし、そこまで病院に行く回数は多くないが何かあったときはしっかり治療してあげたいという方は手術・入院にも適応したプランがいいです。


また、ワンちゃんであれば犬種によってかかりやすい病気も違ってきます。


例えばチワワは心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)がとても多い犬種です。この病気になると継続的な投薬治療が必要になります。


このように自分の子の体質も考えて将来を見越しながらプランニングをできるといいでしょう。 


上記を参考にして ペット保険の「加入目的を明確に決める」ことである程度方向性が決められたのではないのでしょうか?


次はペット保険を選ぶ際の細かいポイントをお伝えさせていただきます。  

ペット保険の選び方のポイントは5つ!何を見て選ぶべき?


今から紹介する5つの選び方のポイントをチェックするだけで、自分に必要なペット保険の大枠は見えてくると思います。


選び方のポイントは、

  1. 加入条件・補償対象
  2. 補償内容・補償割合
  3. 免責金額
  4. 保険金の請求方法
  5. 保険料

です。

ペット保険の選び方①まずは加入条件や補償対象を確認

いくら魅力的でも、加入するにはいくつかある条件をクリアする必要があります。


条件は大きく分けると、

  • 種類
  • 年齢
  • 既往症
の3つです。

種類


まずは自分のペットの種類に対応していることを確認します。とはいえ、犬や猫であればほとんどの種類が加入可能です。

また、猫の場合は一律ですが、犬は種類によって保険料が変わることも注意してください。大型の方が高くなります。

大型の方が使用する薬が多くなるなどの理由で、治療費が高くなるからです。これに関しては、後ほど詳しく解説します。

年齢

人間と同じで、高齢になると加入を受け入れてくれません

歳をとるほど病気になりやすくなり、保険金の請求が増えるため、保険会社にとって不利益になることが理由です。

年齢制限は保険会社ごとに異なり、生まれてから8〜12歳までというところが多いです。

各ペット保険会社ごとの年齢制限について」はこの記事を参考にしてください。

既往症

既往症とは「今までかかったことがある病気」のことです。

既往症があると 
  • 保険への加入が認められない
  • その病気に対しての診療費はでない
ことがあるので必ず確認しましょう。 

例えば ガン・糖尿病・腎不全・心臓病などの命に係わる病気・生涯的な治療を伴う病気に関しては保険加入を認められない場合がほとんどです。 


(※もし既往症を隠して保険に入ると、重大な契約違反として 契約解除・いままでの保険金の返金を求められることがあるので申請は必ず正確に行いましょう!) 


保険会社が提示するペット保険の加入条件は「ペットが現時点で健康であること」が第一です。 病気になってから入るのでは遅いのでしっかりと先を見越して健康なうちに入っておきましょう。  

ペット保険の選び方②補償内容や補償割合を確認

ペットが加入できることを確認したら、次は補償内容を決めていきましょう。


補償内容

補償内容を大きく分けると、「フルカバー型」と「限定型」に分けられます。



補償内容特徴
フルカバー型入院、手術、通院補償が手厚い
保険料が高い
限定型入院と手術のみ
通院のみなど
補償が限定的
保険料が安い


補償内容は自分の目的をはっきりとさせることで、自然と決まります。


保険料が高くても、突然の高額な出費を避けたい方はフルカバー型を、補償は限定的でも保険料が安い方が良いという方は限定型を選びましょう。


また、中には「補償限度額」「回数制限」がある場合もあります。


「1年に〜円までしか補償しません」「保険金請求は〜回までです」と定められているものです。


ペット保険は毎年契約を更新する必要があるのですが、限度を超過すると、時期以降更新できなくなってしまいます。


気にしたくない方はこれらがないプランを選ぶべきなのですが、その分保険料も高くなるため、どれだけ動物病院に通うつもりなのか、事前に検討しておくことも重要になります。


補償対象の範囲

全ての診療に対して補償がでるわけではありません。


基本的に下記にあげるものはほとんどの保険会社が補償対象外としています。

  1. 既往症のある病気 
  2. ワクチンの接種により予防できる病気
  3. 予防関連費用:マイクロチップ挿入、ワクチン、フィラリア予防薬、                                        ノミダニ予防薬など 
  4. 日常ケア:爪切り、肛門腺絞り、毛刈り・トリミングなど 
  5. 病気に当たらない手術:去勢・避妊手術、断耳、断尾など 
  6. 先天性異常:乳歯遺残、潜在精巣、臍ヘルニア・鼠径ヘルニアなど 
  7. 健康診断の為の検査
  8. 医薬部外品(サプリメント)

それ以外は保険会社によって様々です。 


例えば 海外薬、薬用シャンプーによる薬浴
などは保険会社によって補償になるか否かが変わってきます。 

 

補償内容をしっかりと確認しておくことで、
入った後に
「実は補償対象外で多額の支払いをしなければならなくなった」というトラブルを避けることができます。 


補償割合

ペット保険は、必ずしも治療費の全額を負担してくれるものではありません。

80%、90%、100%の割合で補償してくれるものもありますが、50%70%がメジャーです。

補償割合が70%というと、人間の健康保険の補償割合と同じですので、そのありがたみがイメージしやすいのではないでしょうか。

補償割合が高いものについては、実はそれほどおすすめしません

その分保険料も高くなり、「手頃な保険料で高額補償を受ける」という、ペット保険の1番の魅力が失われてしまうからです。

補償割合が80%を超える保険も多くはないので、よほど高い補償を求めていない限り、50%、70%のものを選ぶと良いでしょう。

また、実は保険金を受け取る際のトラブルが1番多いのです。以下の記事でペット保険に関するトラブルについて紹介しているので、気になる方は参考にしてください。

ペット保険の選び方③免責金額を確認

免責金額というのは、飼い主が最低限払わなければいけない治療費のことです。 


少しわかりやすくするために、具体例を挙げます。 


あなたが補償割合70%のペット保険に加入しているとします。ペットが病気になり動物病院に連れて行ったところ、治療費が50,000円かかりました。 


免責金額を10,000円として、ありの場合となしの場合を比較します。


免責金額がありの場合

 (50,000-10,000)×70%=28,000 


治療費から免責金額を引いた料金の70%、28,000円が保険会社から補償されるということになります。

つまり自己負担額は50,000-28,000=22,000円となるのです。 


免責金額がなしの場合

50,000×70%=35,000 

治療費の70%、35,000円が補償され、自己負担額は50,000-35,000=15,000円となります。 


これだけ見ると免責金額はない方が良いように見えますが、免責金額をありにすると、補償額が減る分、保険料が安くなるというメリットがあります。


ちなみに、免責金額よりも治療費が安い場合、全て自己負担になるので、注意が必要です。


以下の記事で免責金額について詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。 

ペット保険の選び方④保険金の請求方法を確認

保険金の請求方法も、選ぶ際には意外と大切です。


請求方法には「窓口精算型」と「直接請求型」の2種類があります。


窓口精算型

窓口精算の流れ

窓口精算の流れ

動物病院の窓口にペット用の保険証を提出することで、補償額を差し引いた分の治療費を支払いすることができる方法です。


直接請求型

直接請求の流れ

直接請求の流れ

一旦受付で治療費を全額払い、改めて保険会社に補償額を請求します。


通院が多い場合は窓口精算型がおすすめです。その度に保険金を請求する手間が省けるためです。


しかし、窓口精算が可能な動物病院はそれほど多くはないので注意が必要です。また、窓口精算のプランがある保険会社も日本に2社しかありません。


近くや通いつけの動物病院は、窓口精算に対応しているかどうか、事前に確認しておきましょう。


窓口精算のメリットやデメリット、窓口精算が可能な保険会社について以下の記事で詳しく紹介しています。気になる方はぜひ参考にしてください。


窓口精算が可能なペット保険を探したい場合は、以下のボタンからどうぞ。

ペット保険の選び方⑤保険料を確認

選び方のポイントを4つ紹介しましたが、どんなに補償内容が良くても保険料が高くなってしまっては良い補償とは言えません。


ペット保険は急な出費から飼い主やペットを守るためのものですが、家計を苦しめるような保険料にはならないよう予算を決めることが大切です


補償が手厚いほど保険料は高くなりますので、保険料を下げるためには、

  • 補償内容を限定型にする
  • 補償割合を下げる
  • 免責金額ありのプランにする
  • 特約をつけない

などの方法があります。


例えばAi社のフルカバー型のものを、補償割合を変えて比較してみます。(2021年5月2日の保険料改定後のものを参考にしています)


50%70%
月払保険料2,480円3,090円
年払保険料28,850円35,980円


このように補償割合が変わると、1年で約7,000円ほど支払い保険料額が変わります


自分はどれだけの補償が必要なのか、しっかりと考えて条件を選ぶことが必要です。


以下のボタンから自分の条件に合わせた保険料のシミュレーションが可能です。また、自分に必要な補償が分からないという方は、LINEで無料チャット相談も可能なので、気になる方はぜひ活用してください。

補足:他にも確認したいペット保険の選び方のポイント

また、重要度は少し下がりますが、その他にも確認しておきたいポイントが5つあります。

  • プランの途中変更は可能か
  • 補償は終身かどうか
  • 特約について
  • 待機期間はどれくらいか
  • web申し込みで割引はあるか

こちらも加入する前に確認して損はありません。


プランの途中変更は可能か

ペットを飼っていると徐々に必要だと思うことが変化していくこともあると思います。

「今までは回数制限つきのプランだったけど高齢になってきたので無制限にしたい」 
「病気にならず保険もあまり使用していないので、補償範囲が小さくなるが安いプランがいい」 という風になったときに変更を受け入れてくれるかどうかを調べておきましょう。

多くの保険会社はプランの変更を認めていますが、一般的には契約更新日に合わせて変更する形を採用しています。 

更新日期間外の途中変更は別途料金がかかる場合もあるので契約時にしっかり確認しましょう。 


補償は終身?それとも補償年齢が定められている?

補償期間が終身かそうでないかは大きな問題です。

実はペット保険には1年ごとに更新があります。そのため歳をとるごとに保険料も徐々に高くなっていくのです。

終身というのはペットが亡くなるまで補償してくれるということですが、最後まで治療費を補償してくれるというのはとてもありがたいですよね。

一般的に更新する年齢に上限がなく、終身タイプが多いです。しかし中には更新可能年齢に上限があるものも存在します。

やはり、高齢になれば動物病院にかかる頻度も増え、治療費も増えてくるため、終身タイプを選ぶことがおすすめです。

【合わせて読みたい記事】⇨終身のペット保険について

特約をつけることも可能

ペットの万が一の時にあれば助かるオプションサービスを用意しているものもあります。 

例えば、ペットが人や物を傷つけた時に賠償金を補償してくれる個人賠償責任特約や、ペットが亡くなった時のお葬式費用の補償を希望で付帯できるというものもあります。 

さらには、マイクロチップを埋め込んでいるペットは割引があったり、ペットの健康やしつけに関する相談サービスを行っている保険会社もあります。 

ただやはり特約をつけると保険料は高額になってしまうので、保険料をできるだけ安くしたいと考えている方は考えなくても良いかもしれません

加入した初年度のみ待機期間がある

一般的に、加入してすぐの病気や怪我には保険が下りない「待機期間」というものを保険会社は設けています。


これは、保険に加入する以前からの病気や怪我に保険金を支払ってしまう間違いを防ぐためにあります。


期間は各社によって違いますが、おおよそ1ヶ月くらいが相場です。


しかし保険会社によっては、疾病の種類によって期間を細かく設定しているところもありますので、選んだ保険会社はどんな規定を定めているか、一通り目を通して把握しておくことが大切でしょう。


【合わせて読みたい記事】⇨待機期間について


web申し込みの割引はあるか

ネット社会の発展に伴って、窓口を通さずWeb上で申し込みができるペット保険会社も増えてきました。 


Webでの申込みは保険手続きにかかる人件費や郵便費を節約できることから 「Web申し込みによる保険料割引」を採用しているところも多いのでチェックしておいて損はないです!


場合によっては保険料が継続的に〇〇%OFFというものもあるので、それによる割引も加味して保険会社・プランを比較しましょう。 

ペット保険を比較する際の注意点


ペット保険を選ぶ際には注意しておかなければならないこともあります。


注意点は、

  • ペットの種類や年齢で保険料が変わる
  • 健康状態の告知が必要

です。


このポイントを確認して、自分の家計やペットに最適の保険を選びましょう。

比較する際の注意点①犬種・猫種、年齢に注意!

ペット保険には、1年ごとに契約の更新をしなければいけないという決まりがあります。そのため、保険料は加入時のままではなく、1年ごとに高くなっていきます


年齢によってどのように変化していくのか、I社の保険料を例にして紹介します。


 70%プランの保険料(月払い例)です。(2021年5月2日の改定後保険料を参考にしています)

小型犬中型犬大型犬
0歳3,090円3,660円4,990円2,990円
3歳3,490円3,890円5,580円2,990円
5歳4,310円4,590円7,200円3,260円
7歳5,190円5,490円9,020円3,940円
10歳6,990円7,780円12,550円4,990円


ペットが若い頃は保険料はそれほど変化はありませんが、シニアになる7歳を境に、グンと上がっていることがわかります。


高齢になると病気になる可能性も大きく上がるので、それに伴って保険料も上がるのです。


大型犬などは特に負担額が大きくなりますので、その支払額に耐えられるかどうかを考えておくのも大切な選び方のポイントとなります。


ペット保険の加入制限等については、以下の記事でまとめています。気になる方は参考にしてください。

比較する際の注意点②健康状態の告知が必要な場合も!

ペット保険は人間の生命保険と同様に、ペットの健康状態の告知が必要になります。


正直に告知しておかないと、動物病院の通院歴などで後で判明した場合、補償が受けられないという不利益を被る場合があります


今までの病気や怪我の履歴を告知して、保険会社が審査を行い、健康体として引き受けるか、その病気だけ補償対象外とするか、もしくは加入不可にするかが審査されます。


加入できない可能性の高い既往症については先ほど解説しましたが、ここでは、加入できる可能性はあるが、その病気の治療費は補償対象外というものの例を挙げます。

  • 股関節形成不全
  • 緑内障
  • 白内障
  • 歯周病
  • 尿結石
  • 膀胱炎
  • アトピー性皮膚炎
  • てんかん様発作
  • 慢性外耳炎

病気や怪我の種類は上記以外にもありますし、各社それぞれ定めているものは違いますので、ご自身でよく確認してから契約に進んで下さい。


告知義務については以下の記事でより詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。

獣医師に聞く!結局どこを重視するべきなの?

さて、ペット保険を選ぶうえで様々なポイントを解説させていただきましたが一番大切なのは、自分の財政状況と保険料のバランスを考え、 ペットの健康を守るための診療を受け続けられる保険を選ぶ ということです。


どんなに補償内容がいいペット保険に入っても保険料を支払い続けることができなければ解約せざるを得ませんし、 逆に保険料が安くても大病を患ったときに思ったより保険金がおりず、治療費が払えないということもあります。


自分が出費し続けられる範囲で、最初に設定した加入目的を満たせるような保険を選ぶようにしましょう。  


適切なバランスを見極めることで保険を最大限利用できるようになれば、飼い主さんとペットのQOL(生活の質)は大きくあがります。


私自身も診療をしていて、高額な治療費を払わなければいけない病気になってしまったときに「こんなことなら保険に入っておけばよかった」と後悔する患者さん・「保険に入っておいて本当によかった」と安心する患者さんの両方を見てきました。


有効な治療法はあるのに金銭的問題で治療が受けられず自分を責める飼い主さん・苦しそうな動物をみるのは獣医師としてもとても心苦しいです。


ペット保険の認識・考え方がこの記事を通じてもっと広がることで少しでもそのような飼い主さん・動物が少しでも減ってくれることを願っています。

まとめ:ペット保険の選び方は目的次第

ペット保険の選び方について解説してきましたがいかがでしたでしょうか? 


この記事のポイントは 

  • 飼い主とペット両方のQOL(生活の質)を保つためにもペット保険は必要
  • ペット保険に入る目的を明確にすることで選択肢をしぼれる 
  • 選ぶ際は「加入条件」「補償範囲」「補償内容」を確認し、保険料の比較を行う 
  • 金銭状況とライフスタイルに合わせた保険会社・プランを選ぶことが大事 

ということです。 


最適な保険というのは人それぞれ違います。 


「周りが入っているから」「おすすめされたから」でなんとなく選ぶのではなく、この記事で学んだ選び方を参考にしてしっかりと自分でリサーチをして決めましょう。 


どんな飼い主さんもペットにはずっと健康でいてほしいと思っています。


ペット保険は愛するペットとの生活を少しでも長く続ける為の手助けをしてくれる存在です。 


何が必要なのかを吟味し、自分とペットにとって失敗しないペット保険を選びましょう。 


MOFFMEでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、

是非ご覧ください。 

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「MOFFME」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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