【獣医師執筆】ペット保険の失敗しない選び方|5つのポイントを紹介

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「ペット保険が多すぎて選び方が分からない」という悩みをよく聞きます。ペット保険を選ぶ前にはまず、どうして加入したいのかはっきりさせましょう。この記事では、ペット保険の必要性や、選び方のポイント、比較する際に気をつけるべき点について紹介します。

内容をまとめると

  1. ペット保険の選び方で重要なのは、「加入条件」「補償内容」「保険料」などを確認すること
  2. ペット保険は飼い主とペットの両方を守るために必要
  3. ペット保険を検討している方は、LINEで無料のチャット相談がおすすめ

ペット保険の選び方や比較方法のポイントを紹介!

こんにちは、MOFFME編集部で獣医師の田中(仮)です。


動物病院代も安くはないのでペット保険を考えているけど色々ありすぎてよくわからない ・結局何がいいのか、という悩みはございませんか?

  • 「うちの猫ちゃんにはどの保険会社・プランが一番いいの?」
  • 「保険の選び方のコツを教えてほしい」
  • 「ペット保険は最初が肝心だからよく考えて決めたい!」
  • 「犬を飼い始めたはいいけど、ペット保険って入った方がいいの?」

そんな悩みが当編集部にも多く寄せられています。


これからペット保険に入ろうと考えている方・入るべきか悩んでいる方に向けて、今回「MOFFME」ではペット保険の選び方について、

  • ペット保険は必要?不要?
  • 保険に加入する目的
  • 保険会社・プランを選ぶときのポイント
  • 保険を比較する際の注意点
  • 選ぶ上で最も大切なこと

以上のことを中心に説明します。


記事を読み終える頃にはあなたにとって最適な保険の選び方がきっとみつかります! 


またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」を紹介しています。気になる方は合わせてお読みください。

そもそもペット保険は必要?ペット保険の必要性や目的を解説!

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ペット保険は、ペットの病気や怪我の治療に対して、そのうちの5〜10割を保険金として補償してくれるものです。


ただ、ペット保険の必要性に懐疑的な方はいまだにたくさんいます。実際日本でペットを飼っている方の約9割が保険に加入していないのが現状です


しかし、大多数の人が加入していないからといって、自分も加入しなくて良いという理由にはなりません。


例えば、飼い犬が椎間板ヘルニアになり、症状の度合いを示す「グレード」が高い場合、すぐに緊急手術が必要になります。ここで手術を行わないと歩けなくなってしまうためです。


手術費用やMRI、入院費用を諸々含めると、30万円以上かかることも多いです。


もし急にこれほどの大金が必要になった場合、躊躇わずに治療を受けさせてあげることができますか?払えたとしても、保険に入っておけばよかったと後悔はしないでしょうか?


この項では、ペット保険の選び方について解説する前に、


  • ペットの治療費は高額になっている!
  • 加入目的

の3点についてまず最初に詳しく解説していきます。

「お金を積み立てるからペット保険は必要ない」は間違い!

ペット保険は必要だと主張すると、「ペットのために貯金を積み立てるから保険は必要ない」という反論も予想されます。


確かに、すでにどれだけ高額な治療でも支払うことができるだけの貯金があるのであれば、保険に加入する必要はないでしょう


しかし、以下の図をご覧ください。

ペット保険と貯金の比較

ペット保険と貯金の比較

貯金の場合、十分な金額を積み立てる前に治療費が必要になる場合があります。


上で解説した椎間板ヘルニアは、事故や高いところからの転落など、年齢に関係なく起こり得ます。ペット保険に加入していれば、支払った保険料の額や期間に関わらず、一定の割合で補償を受けることが可能です。


ペット保険に加入しようか迷っている方は、ペットの万が一の時の備えが十分かどうかを判断基準におくと良いでしょう


ペット保険に加入しないのであれば、これほどの高額な費用がかかる治療は稀ですが、50〜100万円はペットのために使えるお金があることが望ましいです。

ペットの平均寿命や治療費は年々上昇!

ペットの平均寿命は、年々上昇しています。

2008~2017年の10年間で、犬は0.8歳、猫は0.5歳分の寿命が延びているのです。

また、この30年間で犬の寿命は約2倍になったという報告もあります。

それは、私たち人間がペットを「家族の一員」として考え、ペットの健康に注目しはじめたことが大きな要因だと考えられます。

室内での飼育が主流となったことで熱中症などの病気や事故を防ぎ、ワクチンを接種することにより感染症を大幅に減らすことが可能になりました。

良質なペットフードはもちろん、個体ごとの栄養バランスを考慮した手作りフードなど、ペットの食事も大きく変化しています。

さらにペットの医療技術が大幅に進歩したことも、ペットの長寿化に直結しているのです。

一方で、その分の治療費も増加傾向にあります

1ヶ月間にかかる平均治療費は、犬の場合で7,435~9,281円、猫が6,991円という調査結果が出ています。

また、1回あたりの治療費の最大額は平均で58,993円とかなり高額であり、家計への負担が懸念されます。

ケガや病気のリスクは若いうちからある!

「高齢のペットの方が、ケガや病気のリスクが高いのでは?」と考える方は多くいらっしゃいます。


しかし若いペットでも、ケガや病気を患う確率にさほど違いはありません。


とある保険会社の調査では、「手術補償を受けたペットのうち、およそ50%が0~6歳の若い動物だった」という結果が出ています。


さらに年齢問わず、加入後1年以内に保険を利用した割合は60%ほどだそうです。


以上の統計からもケガや病気は年齢に関係なく、また高頻度で発生していることが分かります


特に手術に関しては、ペットが若くても必要になるケースが十分にあります。


手術は高額になることが予想されるので、今からペット保険に加入し、万が一に備えておくことが重要になるでしょう。

まずは「加入目的」をはっきりさせよう

ペット保険に入ることを決めたらまず加入目的を明確にしましょう!


ペット保険にも様々なプラン・内容があります。


「どのような治療費を補償してもらいたいか」「どのくらいの頻度で病院に行くか」

をメインに考えましょう。


具体例をあげると

  • 日常の小さな病気のみ補償してもらいたい(外耳炎、皮膚炎など)
  • ストレスですぐ下痢をしてしまい通院が多いので、何回でも使える保険がいい
  • 継続的に高額な治療費が必要になった場合でも対応できる
  • 急に大きな病気をするのが心配なので手術のみの補償がいい
  • すべての治療費に関して補償がほしい

心配性な方で些細なことでも病院で診てほしいと思っている方は保険回数が無制限のプランがいいですし、そこまで病院に行く回数は多くないが何かあったときはしっかり治療してあげたいという方は手術・入院にも適応したプランがいいです。


また、ワンちゃんであれば犬種によってかかりやすい病気も違ってきます。


例えばチワワは心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)がとても多い犬種です。この病気になると継続的な投薬治療が必要になります。


このように自分の子の体質も考えて将来を見越しながらプランニングをできるといいでしょう。


上記を参考にしてペット保険の「加入目的を明確に決める」ことである程度方向性が決められたのではないのでしょうか?


次はペット保険を選ぶ際の細かいポイントをお伝えさせていただきます。

ペット保険の選び方のポイントは5つ!何を見て選ぶべき?

今から紹介する5つの選び方のポイントをチェックするだけで、自分に必要なペット保険の大枠は見えてくると思います。


選び方のポイントは、

  1. 加入条件・補償対象
  2. 補償内容・補償割合
  3. ペットがかかりやすい病気
  4. 免責金額
  5. 保険金の請求方法
  6. 保険料

です。

ペット保険の選び方①まずは加入条件や補償対象を確認

いくら魅力的でも、加入するにはいくつかある条件をクリアする必要があります。


条件は大きく分けると、

  • 種類
  • 年齢
  • 既往症
の3つです。

種類


まずは自分のペットの種類に対応していることを確認します。とはいえ、犬や猫であればほとんどの種類が加入可能です。

また、猫の場合は一律ですが、犬は種類によって保険料が変わることも注意してください。大型の方が高くなります。

大型の方が使用する薬が多くなるなどの理由で、治療費が高くなるからです。これに関しては、後ほど詳しく解説します。

年齢

人間と同じで、高齢になると加入を受け入れてくれません

歳をとるほど病気になりやすくなり、保険金の請求が増えるため、保険会社にとって不利益になることが理由です。

年齢制限は保険会社ごとに異なり、生まれてから8〜12歳までというところが多いです。

各ペット保険会社ごとの年齢制限について」はこの記事を参考にしてください。

既往症

既往症とは「今までかかったことがある病気」のことです。

既往症があると
  • 保険への加入が認められない
  • その病気に対しての診療費はでない
ことがあるので必ず確認しましょう。

例えばがん・糖尿病・腎不全・心臓病などの命に係わる病気・生涯的な治療を伴う病気に関しては保険加入を認められない場合がほとんどです。


(※もし既往症を隠して保険に入ると、重大な契約違反として契約解除・いままでの保険金の返金を求められることがあるので申請は必ず正確に行いましょう!)


保険会社が提示するペット保険の加入条件は「ペットが現時点で健康であること」が第一です。中には病気でも入れる保険もありますが、基本的には持病持ちの場合には保険加入は不可能ですので、しっかりと先を見越して健康なうちに入っておきましょう。

ペット保険の選び方②補償内容や補償割合を確認

ペットが加入できることを確認したら、次は補償内容を決めていきましょう。


補償内容

補償内容を大きく分けると、「フルカバー型」と「限定型」に分けられます。


補償内容特徴
フルカバー型入院、手術、通院補償が手厚い
保険料が高い
限定型入院と手術のみ
通院のみなど
補償が限定的
保険料が安い

補償内容は自分の目的をはっきりとさせることで、自然と決まります。


保険料が高くても、突然の高額な出費を避けたい方はフルカバー型を、補償は限定的でも保険料が安い方が良いという方は限定型を選びましょう。


また、中には「補償限度額」「回数制限」がある場合もあります。


「1年に〜円までしか補償しません」「保険金請求は〜回までです」と定められているものです。


ペット保険は毎年契約を更新する必要があるのですが、限度を超過すると、時期以降更新できなくなってしまいます。


気にしたくない方はこれらがないプランを選ぶべきなのですが、その分保険料も高くなるため、どれだけ動物病院に通うつもりなのか、事前に検討しておくことも重要になります。


補償対象の範囲

全ての診療に対して補償がでるわけではありません。


基本的に下記にあげるものはほとんどの保険会社が補償対象外としています。

  1. 既往症のある病気
  2. ワクチンの接種により予防できる病気
  3. 予防関連費用:マイクロチップ挿入、ワクチン、フィラリア予防薬、ノミダニ予防薬など
  4. 日常ケア:爪切り、肛門腺絞り、毛刈り・トリミングなど
  5. 病気に当たらない手術:去勢・避妊手術、断耳、断尾など
  6. 先天性異常:乳歯遺残、潜在精巣、臍ヘルニア・鼠径ヘルニアなど
  7. 健康診断の為の検査
  8. 医薬部外品(サプリメント)

それ以外は保険会社によって様々です。


例えば海外薬、薬用シャンプーによる薬浴などは保険会社によって補償になるか否かが変わってきます。


補償内容をしっかりと確認しておくことで、入った後に「実は補償対象外で多額の支払いをしなければならなくなった」というトラブルを避けることができます。


補償割合

ペット保険は、必ずしも治療費の全額を負担してくれるものではありません。

80%、90%、100%の割合で補償してくれるものもありますが、50%70%がメジャーです。

補償割合が70%というと、人間の健康保険の補償割合と同じですので、そのありがたみがイメージしやすいのではないでしょうか。

補償割合が高いものについては、実はそれほどおすすめしません

その分保険料も高くなり、「手頃な保険料で高額補償を受ける」という、ペット保険の1番の魅力が失われてしまうからです。

補償割合が80%を超える保険も多くはないので、よほど高い補償を求めていない限り、50%、70%のものを選ぶと良いでしょう。

また、実は保険金を受け取る際のトラブルが1番多いのです。以下の記事でペット保険に関するトラブルについて紹介しているので、気になる方は参考にしてください。

ペット保険の選び方③ペットがかかりやすい病気は?

犬種や猫種など、ペットの種類によってかかりやすい病気があります


ご自身のペットがどの病気にかかりやすいのかを把握し、その病気が補償されるペット保険を選択することが重要になります。


例えば、チワワは膝蓋骨脱臼(パテラ)を発症しやすい犬種です。


チワワがペット保険に加入する際には、その膝蓋骨脱臼(パテラ)が補償対象外では保険の意味がありません。


また、繰り返しやすい皮膚炎などにかかりやすいペットの場合は、通院回数が増えることが予想されるため、通院補償が手厚い保険を選ぶ必要があるのです。


そのように、ペットの特徴に合った補償内容を選択することで、充実した補償を受けることが可能になります。


各犬種ごとのかかりやすい病気や、その治療費の一例を下表にまとめました。


保険会社の補償内容を確認する際の参考にしてください。

種類かかりやすい病気診察内容治療費 
腎臓疾患通院270,000円
チワワ膝蓋骨脱臼(パテラ)手術・入院・通院250,000円
フレンチブルドック皮膚炎通院20,000円
レトリーバー股関節形成不全手術・入院・通院410,000円

ペット保険の選び方④免責金額を確認

免責金額というのは、飼い主が最低限払わなければいけない治療費のことです。


少しわかりやすくするために、具体例を挙げます。


あなたが補償割合70%のペット保険に加入しているとします。ペットが病気になり動物病院に連れて行ったところ、治療費が50,000円かかりました。


免責金額を10,000円として、ありの場合となしの場合を比較します。


免責金額がありの場合

(50,000-10,000)×70%=28,000


治療費から免責金額を引いた料金の70%、28,000円が保険会社から補償されるということになります。つまり自己負担額は50,000-28,000=22,000円となるのです。


免責金額がなしの場合

50,000×70%=35,000

治療費の70%、35,000円が補償され、自己負担額は50,000-35,000=15,000円となります。


これだけ見ると免責金額はない方が良いように見えますが、免責なしの保険の場合は保険料が高めであるというデメリットがあります。


ただし免責ありの保険の場合も、免責金額よりも治療費が安い場合は全額自己負担になるので注意が必要です。


以下の記事で免責金額について詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。

ペット保険の選び方⑤保険金の請求方法を確認

保険金の請求方法も、選ぶ際には意外と大切です。


請求方法には「窓口精算型」と「直接請求型」の2種類があります。


窓口精算型

窓口精算の流れ

窓口精算の流れ

動物病院の窓口にペット用の保険証を提出することで、補償額を差し引いた分の治療費を支払いすることができる方法です。


直接請求型

直接請求の流れ

直接請求の流れ

一旦受付で治療費を全額払い、改めて保険会社に補償額を請求します。


通院が多い場合は窓口精算型がおすすめです。その度に保険金を請求する手間が省けるためです。


しかし、窓口精算が可能な動物病院はそれほど多くはないので注意が必要です。また、窓口精算のプランがある保険会社も日本に2社(アニコム損保・アイペット損保)しかありません。


近くや通いつけの動物病院は、窓口精算に対応しているかどうか、事前に確認しておきましょう。


窓口精算のメリットやデメリット、窓口精算が可能な保険会社について以下の記事で詳しく紹介しています。気になる方はぜひ参考にしてください。


窓口精算が可能なペット保険を探したい場合は、以下のボタンからどうぞ。

ペット保険の選び方⑥保険料を確認

選び方のポイントを4つ紹介しましたが、どんなに補償内容が良くても保険料が高くなってしまっては良い補償とは言えません。


ペット保険は急な出費から飼い主やペットを守るためのものですが、家計を苦しめるような保険料にはならないよう予算を決めることが大切です


補償が手厚いほど保険料は高くなりますので、保険料を下げるためには、

  • 補償内容を限定型にする
  • 補償割合を下げる
  • 免責金額ありのプランにする
  • 特約をつけない

などの方法があります。


例えばAi社のフルカバー型のものを、補償割合を変えて比較してみます。(2021年5月2日の保険料改定後のものを参考にしています)


50%70%
月払保険料2,480円3,090円
年払保険料28,850円35,980円

このように補償割合が変わると、1年で約7,000円ほど支払い保険料額が変わります


自分はどれだけの補償が必要なのか、しっかりと考えて条件を選ぶことが必要です。


ただし保険料の安さにばかり目を引かれて、ご自身のペットがかかりやすい病気(パテラや椎間板ヘルニア等)を補償してくれない、入ってはいけない保険に加入することのない様注意して下さい。


自分に必要な補償が分からないという方は、LINEで無料チャット相談も可能なので、気になる方はぜひ活用してください。

その他の確認したいペット保険の選び方のポイント!

また、重要度は少し下がりますが、その他にも確認しておきたいポイントが6つあります。

  • プランの途中変更は可能か
  • 補償は終身かどうか
  • 特約について
  • 待機期間はどれくらいか
  • web申し込みで割引はあるか
  • 口コミ・評判について
  • 補足:入ってはいけない保険とは

こちらも加入する前に確認して損はありません。


それぞれのポイントについて詳しく説明していきます。

プランの途中変更は可能?

ペットを飼っていると徐々に必要だと思うことが変化していくこともあると思います。


「今までは回数制限つきのプランだったけど高齢になってきたので無制限にしたい」


「病気にならず保険もあまり使用していないので、補償範囲が小さくなるが安いプランがいい」という風になったときに変更を受け入れてくれるかどうかを調べておきましょう。


多くの保険会社はプランの変更を認めていますが、一般的には契約更新日に合わせて変更する形を採用しています。


更新日期間外の途中変更は別途料金がかかる場合もあるので契約時にしっかり確認しましょう。

補償は終身?それとも補償年齢が定められている?

補償期間が終身かそうでないかは大きな問題です。

実はペット保険には1年ごとに更新があります。そのため歳をとるごとに保険料も徐々に高くなっていくのです。


終身というのはペットが亡くなるまで補償してくれるということですが、最後まで治療費を補償してくれるというのはとてもありがたいですよね。


一般的に更新する年齢に上限がなく、終身タイプが多いです。しかし中には更新可能年齢に上限があるものも存在します。


やはり、高齢になれば動物病院にかかる頻度も増え、治療費も増えてくるため、終身タイプを選ぶことがおすすめです。

特約をつけることも可能

ペット保険では治療費の補償以外にも、様々なオプションサービスが用意されています。


保険会社によって違いはありますが、主なオプションは以下のとおりです。


ペット賠償責任特約

ペットが他人や他人の所有物を傷付けた場合に、賠償金などを補償してくれる特約です。

自動車保険や火災保険の特約と重複することがあるので、ペット賠償責任特約の追加を検討する際には注意が必要です。

ペット火葬費用特約

ペットが亡くなった際の火葬費用や、お葬式費用を補償してくれる特約です。

ガン手術費用特約

ペットがガンの手術をした場合に、通常の保険金に特約分を上乗せした金額を受け取ることができます


ペットの車イス費用特約

ケガや病気によって歩行が困難になった場合、車イスの購入費用が補償されます。


診断書作成費用特約

保険金を請求する際に必要な診断書の発行費用を補償してくれる特約です。


この他にもマイクロチップを付けているペット限定の「マイクロチップ割引」や、ペットの健康やしつけに関する「無料相談サービス」を提供している保険会社もあります。


これらのサービスが気になった方は、ぜひご確認ください。

加入した初年度のみ待機期間がある

多くのペット保険には、加入した初年度のみ「待期期間」が設けられています。


待機期間とは、ペット保険に加入後、定められた期間内に発生した治療費については保険金が支払われない制度を指します。


健康な状態でペット保険に加入したことを証明するために、病気の潜伏期間を考慮して設定されている期間なのです。  


そのためペット保険に加入しても、すぐに保険金を受け取れない場合があるので気を付けましょう。


治療の種類によって待機期間は異なりますが、一般的には以下のように設定されています。

治療待期期間
ケガ0~15日
病気15~30日
ガン60~120日

中には、病気の種類によって待期期間を細かく設定している保険会社もあります。


加入を検討している会社の規約を確認し、病気ごとの補償開始日を把握しておくと良いでしょう。

web申し込みの割引はあるか

現在、多くの保険会社がWeb上での契約手続きを推奨しています。


保険会社によっては「インターネット契約割引」など、Webで保険を契約することで保険料が割り引かれる制度が用意されています。


保険料の割引については、「初年度のみ」だけでなく「翌年以降も継続的に」利用できる保険会社もあります。


インターネット契約割引を活用することで、よりお得にペット保険を利用できるので、ぜひチェックしてみてください。


ペット保険を選ぶ際は、割引後の保険料も含めて各社のプランを比較すると良いでしょう。

口コミ・評判

ペット保険に加入する際には、利用者のリアルな口コミや評判も非常に重要な要素です。


実際にペット保険を利用している方からの評価はとても参考になり、メリットやデメリットをより具体的に知るきっかけもなるでしょう。


1つのペット保険に対する、様々な側面からの評価を把握することで、自身のペットにしっかり合った保険を探すことができます。


また評判を確認する際は、良い口コミだけではなく、悪い口コミに注目してください


特に、

  • 「保険金が支払われなかった」
  • 「突然持病が補償対象外になった」
  • 「病気になったら継続を断られた」
などの口コミが多い保険会社は、加入後のトラブルが予想されるため、避けた方が無難でしょう。

補足:注意!入ってはいけないペット保険とは?

ここまでペット保険の選び方について解説してきましたが、反対に絶対に入ってはいけないペット保険についてお伝えしたいと思います。

以下のようなペット保険には、加入しないように注意してください。

終身補償ができない

ペット保険は一般的に1年ごとの更新が必要ですが、毎年更新することで終身継続が可能です。

しかし過去には、ある保険会社から終身継続を拒否されたとして問題になったケースもあります。

そのような保険会社には注意するようにしましょう。

かかりやすい病気が補償対象外

『ペット保険の選び方③ペットがかかりやすい病気は?』でもお伝えしたように、保険選びは「自身のペットがかかりやすい病気を補償してくれるか」ということがとても重要になります。

かかりやすい病気が補償されないのであれば、ペット保険に加入する意味がありません。

加入前には必ず規約を読み、補償対象外の病気について把握しておきましょう。

高齢時の保険料が予算以上に高額

ほとんどのペット保険は、加入時の保険料が手頃でも、高齢になるにつれて高額になっていきます。

中には加入時の3倍以上の金額になる場合もあり、支払いができずに解約するケースは珍しくありません。

そのためペット保険を選ぶ際は、現在の保険料だけでなく高齢時の保険料を把握した上で検討するようにしてください

詳しくはこちらの記事で解説していますので、ご覧ください。

ペット保険を比較する際の注意点


ペット保険を選ぶ際には注意しておかなければならないこともあります。


注意点は、

  • ペットの種類や年齢で保険料が変わる
  • 健康状態の告知が必要
  • 補償限度額や限度回数

です。


このポイントを確認して、自分の家計やペットに最適の保険を選びましょう。

比較する際の注意点①犬種・猫種、年齢に注意!

ペット保険には、1年ごとに契約の更新をしなければいけないという決まりがあります。そのため、保険料は加入時のままではなく、1年ごとに高くなっていきます


年齢によってどのように変化していくのか、I社の保険料を例にして紹介します。


70%プランの保険料(月払い例)です。(2021年5月2日の改定後保険料を参考にしています)

小型犬中型犬大型犬
0歳3,090円3,660円4,990円2,990円
3歳3,490円3,890円5,580円2,990円
5歳4,310円4,590円7,200円3,260円
7歳5,190円5,490円9,020円3,940円
10歳6,990円7,780円12,550円4,990円

ペットが若い頃は保険料はそれほど変化はありませんが、シニアになる7歳を境に、グンと上がっていることがわかります。


高齢になると病気になる可能性も大きく上がるので、それに伴って保険料も上がるのです。


大型犬などは特に負担額が大きくなりますので、その支払額に耐えられるかどうかを考えておくのも大切な選び方のポイントとなります。


ペット保険の加入制限等については、以下の記事でまとめています。気になる方は参考にしてください。

比較する際の注意点②健康状態の告知が必要な場合も!

ペット保険は人間の生命保険と同様に、ペットの健康状態の告知が必要になります。


正直に告知しておかないと、動物病院の通院歴などで後で判明した場合、補償が受けられないという不利益を被る場合があります


今までの病気や怪我の履歴を告知して、保険会社が審査を行い、健康体として引き受けるか、その病気だけ補償対象外とするか、もしくは加入不可にするかが審査されます。


加入できない可能性の高い既往症については先ほど解説しましたが、ここでは、加入できる可能性はあるが、その病気の治療費は補償対象外というものの例を挙げます。

  • 股関節形成不全
  • 緑内障
  • 白内障
  • 歯周病
  • 尿結石
  • 膀胱炎
  • アトピー性皮膚炎
  • てんかん様発作
  • 慢性外耳炎

病気や怪我の種類は上記以外にもありますし、各社それぞれ定めているものは違いますので、ご自身でよく確認してから契約に進んで下さい。


告知義務については以下の記事でより詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。

比較する際の注意点③補償限度額や限度回数

補償限度額や限度回数の考え方は、保険会社によって以下の2パターンに分けられます。
  1. 通院・入院・手術ごとに補償限度額や限度回数を設定しているタイプ
  2. 年間の補償限度額のみが設定されているタイプ
具体的に表で確認していきましょう。

①通院・入院・手術ごとに補償限度額や限度回数を設定しているタイプ

補償内容補償限度額限度回数・日数年間の補償限度額
通院10,000円/日年20日まで200,000円
入院20,000円/日年30日まで600,000円
手術100,000円/回年2回まで 200,000円
このように、補償内容ごとに限度額や限度回数が決められています。

こちらのタイプは、年間の補償限度額の合計が高額であることがメリットとして挙げられます。

しかし1日あたりの限度額や年間の限度回数が決められているので、それを超えてしまった場合は全額自己負担になってしまうのがデメリットだと言えるでしょう。

②年間の補償限度額のみが設定されているタイプ
補償内容補償限度額限度回数・日数年間の補償限度額
通院
入院
手術
600,000円
無制限600,000円
こちらは補償限度額の合計だけが決められており、1日あたりの限度額や回数・日数は無制限というタイプです。

タイプ①とは異なり、補償限度額内であれば限度回数に縛られずに利用できることから利便性に優れています

特に高額な手術や長引く入院費を支払う際には、タイプ①よりも自己負担額を抑えられるというメリットがあります。

一方で、補償限度額の合計がタイプ①よりも低額であるという点がデメリットでしょう。

そのため高額な治療費を支払い続けると、すぐに補償限度額を超過してしまう場合もあるのです。

以上、2つの補償限度額の仕組みについて、それぞれのメリット・デメリットをお伝えしました。

どちらのタイプがご自身やペットに合っているのかを見極めることも、保険選びの重要な要素なのです。

参考:獣医師に聞く!結局どこを重視するべきなの?

さて、ペット保険を選ぶうえで様々なポイントを解説させていただきましたが一番大切なのは、自分の財政状況と保険料のバランスを考え、ペットの健康を守るための診療を受け続けられる保険を選ぶということです。


どんなに補償内容がいいペット保険に入っても保険料を支払い続けることができなければ解約せざるを得ませんし、逆に保険料が安くても大病を患ったときに思ったより保険金がおりず、治療費が払えないということもあります。


自分が出費し続けられる範囲で、最初に設定した加入目的を満たせるような保険を選ぶようにしましょう。


適切なバランスを見極めることで保険を最大限利用できるようになれば、飼い主さんとペットのQOL(生活の質)は大きくあがります。


私自身も診療をしていて、高額な治療費を払わなければいけない病気になってしまったときに「こんなことなら保険に入っておけばよかった」と後悔する患者さん・「保険に入っておいて本当によかった」と安心する患者さんの両方を見てきました。


有効な治療法はあるのに金銭的問題で治療が受けられず自分を責める飼い主さん・苦しそうな動物をみるのは獣医師としてもとても心苦しいです。


ペット保険の認識・考え方がこの記事を通じてもっと広がることで少しでもそのような飼い主さん・動物が少しでも減ってくれることを願っています。

ペットの年齢によって選ぶ保険も変わる!

ペットは年齢ごとにかかりやすい病気や、起こりやすいケガの種類に違いがあります。


そのため、ペットの年齢によって選ぶ保険も変わってくるのです。


年齢別のかかりやすい病気や、起こりやすいケガは以下のものが挙げられます。

年齢かかりやすい病気・ケガ
0歳胃腸炎・下痢・異物誤飲・骨折
1~4歳アレルギー疾患・尿結石
5~7歳白内障・腫瘍・糖尿病
8歳~心疾患・関節疾患・腎疾患・悪性腫瘍(ガン)

幼犬や幼猫は消化器官が未発達であるため、胃腸炎下痢になる傾向にあります。


また好奇心が強いため誤飲や誤食骨折などのケガも多いのです。


そのため手術だけでなく、通院の機会も多くなることが予想されるため、通院補償が手厚いペット保険がおすすめです。


高齢になるにつれ、内臓疾患腎疾患腫瘍などが目立つようになります。


若い時期と比べて1つ1つの治療費が高額になるため、それを安心して補えるようなペット保険を選択すると良いでしょう。

ペット保険のメリット・デメリットとは?


これまで、ペット保険を選ぶ際のポイントや注意点について詳しく解説してきました。


ではそもそもペット保険に加入することでどのようなメリットがあるのでしょうか?一方でデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?


ここでは

  • ペット保険のメリット
  • ペット保険のデメリット

についてそれぞれ詳しく紹介していきます。

ペット保険のメリット

それではペット保険に加入するメリットとは何でしょうか?詳しく解説していきます。 


ペット保険に加入するメリットとして、

  1. 治療費の自己負担額を減らすことができる
  2. 多少治療費が高くても、ペットに高度な治療を受けさせてあげられる
  3. 損害賠償にも対応してくれる

ことの主に3つが挙げられます。


ペットには平均で年間約9万円も治療費がかかり、また椎間板ヘルニア等の重篤な病気にかかると数十万円の治療費が必要になることは紹介しましたが、これら全額を自己負担するのはなかなか大変ですよね。


ペット保険に加入していれば治療費の自己負担額を大きく減らすことができますし、高額な治療であってもよりペットに最適な治療を受けさせてあげることができます


また愛犬が他の人に怪我をさせたり、他の人のものを壊してしまった場合等も、「ペット賠償責任特約」がついていれば補償してくれるので安心です。

ペット保険のデメリット

一方でペット保険に加入するデメリットとは何でしょうか?詳しく解説します。


デメリットは主に、

  1. 毎月保険料がかかる
  2. 掛け捨てである
  3. 高齢になるにつれて保険料が上がる保険が多い

の3つが挙げられます。


ペット保険は基本的に1年契約で年払い・月払いを選ぶことができますが、基本的に毎月保険料がかかってしまいます。


さらにペット保険は掛け捨てですので、治療の回数が少なければ保険料が無駄になってしまうこともあります。


ただし、ペット保険は万が一の場合にも安心して治療を受けさせてあげるために加入するものなので、掛け捨てであるかどうかはそこまで大きな問題ではないでしょう。


また高齢になるにつれて保険料が高くなる保険が多いですが、保険料がずっと変わらない保険もありますので、気になる方はそちらに加入されることをおすすめします。

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近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、LINEでペット保険の無料相談を行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

まとめ:ペット保険の選び方は目的次第

ここまでペット保険の選び方について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?


この記事のポイントは

  • 飼い主とペット両方のQOL(生活の質)を保つためにもペット保険は必要
  • ペット保険に入る目的を明確にすることで選択肢をしぼれる
  • 選ぶ際は「加入条件」「補償範囲」「補償内容」を確認し、保険料の比較を行う
  • 金銭状況とライフスタイルに合わせた保険会社・プランを選ぶことが大事

ということです。


最適な保険というのは人それぞれ違います。


「周りが入っているから」「おすすめされたから」でなんとなく選ぶのではなく、この記事で学んだ選び方を参考にしてしっかりと自分でリサーチをして決めましょう。


どんな飼い主さんもペットにはずっと健康でいてほしいと思っています。


ペット保険は愛するペットとの生活を少しでも長く続ける為の手助けをしてくれる存在です。


何が必要なのかを吟味し、自分とペットにとって失敗しないペット保険を選びましょう。


MOFFMEでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、

是非ご覧ください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「MOFFME」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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