猫のしつけ方を徹底解説!必要性や上手なしつけのコツ・注意点とは?のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 猫も犬と同じようにしつけをするのが大切!
  2. 猫のしつけはお迎えして出来るだけすぐに始めよう
  3. 猫はトイレや夜鳴き、留守番等のしつけが必要
  4. 猫のしつけは、一貫性を持って気長に行うのが大切
  5. MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用してみるのもおすすめ

猫のしつけの仕方・方法をご存知ですか?鳴き声がうるさい・噛む、イタズラする場合や人間の食べ物を食べたがる等の問題行動を取らない様にしつけは必要です。またしつけの際は唐辛子等を使ったしつけ用スプレーを使っても良いでしょうか。今回の記事では猫のしつけを解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫の上手なしつけ方とは?問題行動の防止方法を徹底解説!

日々の生活に癒しを与えてくれる愛猫。

しかし、愛猫の鳴き声がうるさかったり、家具や壁に爪痕を残したり、上手くトイレが出来なかったりなど、問題行動に困っている飼い主様や飼い方に悩んでいる飼い主様も多いのではないでしょうか?

でも、猫は犬と違いしつけが出来ない動物だと思っていませんか?実は、猫もしつけを行うことが出来るのです。

そこで、今回「MOFFME」では

  • 猫もしつけが必要なのはなぜ?しつけを始める時期も解説!
  • 猫の上手なしつけ方とは?5つの基本的なしつけを徹底解説!
  • 猫のしつけのコツ・注意点とは?4つのポイントを徹底解説!
について徹底解説します。これから猫を飼われようとしている方も是非、最後までご覧ください。

また、MOFFMEでは「ペット保険のランキング」など様々なコンテンツを紹介しているので、そちらも是非ご覧ください。

猫もしつけが必要なのはなぜ?しつけを始める時期も解説!


犬はしつけが必要だけど、猫にしつけは必要ない
猫のしつけは大変

そのような考えを持たれている飼い主様は多いと思います。

猫の行動に対して、何も不満に持たれていない方であれば、猫にしつけは必要ないと思います。

しかし、日々の生活で鳴き声トイレ噛むなど猫の問題行動に困っている飼い主様は多いのではないでしょうか?

こちらの項目では

  • 猫のしつけの必要性とは?犬のしつけとの違いも徹底解説!
  • 猫のしつけはいつから始める?子猫の頃から始めると良い!

について、ご紹介します。

猫のしつけの必要性とは?犬のしつけとの違いも徹底解説!

愛猫との暮らしの中で、鳴き声や噛み癖、物を倒したりなどの問題行動が目立つことはあると思います。


猫と人が共存するためにも、猫のしつけは必要となります。


しかし、犬のしつけと同じように対応しても、猫は何に対して怒っているのか分からない場合があり、最終的に猫との信頼関係を失うことがあります。


猫には猫用のしつけが必要となりますが、まず、猫を叱らない環境作りから始めましょう。


猫は犬と違って、立体的に、上下運動が出来る動物で好奇心が旺盛なため、すぐ物に触るといった行動をします。


猫の行動範囲や気持ちや習性などを理解し、以下のような「叱らない環境」を作るようにしましょう。

  • 机などの上に壊れやすい物を置かない。
  • 倒れて欲しくない物には、転倒防止対策を行う。
  • コンセントやケーブルにはカバーを付ける。
  • 食べ物は出しっぱなしにしない。
  • 臭いが出るゴミは新聞紙などに包み、蓋の付いたゴミ箱に捨てる。
  • ストーブや鉢植えにはガードやカバーを付ける。
  • 猫が入ってはいけない部屋がある場合は、必ずドアを閉める。

猫のしつけはいつから始める?子猫の頃から始めると良い!

猫のしつけはいつから始めたらいいのでしょうか?


出来れば、子猫の頃からしつけは始めることをおすすめします。


子猫はまだ、何も知らない無垢な状態が多いため、その段階でしつけを行うと、成猫になっても自然としてはいけない行動の分別が出来るようになります。


成猫からもしつけを行うことは出来ますが、成猫になると自身の性格が決まっており、時には機嫌が悪くなりやすいことも多いです。


そのため、成猫からのしつけは子猫と違い、根気が必要となりますので、ゆっくりしつけを行うようにしましょう。


また、しつけに対して飼い主様が張り切り過ぎて声を荒げたり、むやみに怒るようなしつけはやめましょう。猫にストレスが発生し、怒りやすくなったり病気になるなど逆効果になります。

猫の上手なしつけ方とは?5つの基本的なしつけを徹底解説!


猫に犬と同じようなしつけを行うと、信頼関係を崩す恐れがあります。そのため、猫にあったしつけを上手に行う必要があります。


そのため、こちらの項目では

  • トイレのしつけ
  • 噛み癖のしつけ
  • 歯磨き・爪研ぎのしつけ
  • 鳴き声がうるさい場合のしつけ
  • 分離不安・留守番のしつけ
  • 猫も犬と同様に、「お手」等の芸もしつけられる!

に付いてご紹介します。

①:トイレのしつけ

猫のトイレのしつけは犬に比べて比較的に簡単です。


猫は元々、砂や砂利の上で排泄を行っており、前足などを使って排泄物を隠す習性があります。


その習性を使って、室内に猫砂等を用意し、猫が排泄を行う環境を作れば、比較的に短時間でトイレを覚えることが出来ます。


また、猫砂を配置する場所にも注意するようにしましょう。


落ち着いてトイレが出来るよう、人の出入りが少ないところに設置することがポイントです。


もし、前回にトイレで使った猫砂がある場合は、新しい猫砂に少し混ぜてあげてください。そうすることでトイレの場所を覚え、猫も自分の匂いがすることから安心することも出来ます。


そして、猫にトイレの場所を覚えさせるためにはタイミングが重要です。猫がトイレをしたい場合、そわそわ、うろうろする仕草が見られます。


そのサインが見られたら、猫をすぐに抱き上げてトイレに連れて行ってください。そして、トイレの場所で排泄を行うことが出来れたら優しい声で褒めましょう。

②:噛み癖のしつけ

子猫は甘噛みをする傾向が多いです。しかし、その甘噛み行為を許すと、エスカレートして本格的に痛くなります。


一般的に甘噛みと聞くと、「歯が痒いのかな?」と思いがちですが、猫が甘噛みをする理由は歯が痒いという意味だけではありません。

  • 触られたくない
  • 甘えたい
  • 遊びたい
  • 発情期
  • 狩猟本能
などの理由が挙げられます。

猫が手や足を噛んだ場合は、「痛い!」「いけない!」と叱る必要があります。

しかし、猫の性格も様々なので、叱る声が大きいと恐怖を覚えたり信頼関係が崩れる恐れがあります。

そのため、猫を叱る場合は、落ち着いた声のトーンで、短い単語で叱るようにしましょう。

また、噛まれてすぐに猫の要求に答えてはいけません。「噛んだら私の要求が通る」と認識してしまい、結果、噛み癖が直らない場合があります。

むしろ、噛み癖がエスカレートする可能性があるため、猫を叱った後は無視したり、猫にかまって遊ぶのは控えるようにしましょう。

もし、家具やケーブル等に噛みついてしまう場合は、唐辛子を使ったスプレーを使う方法もあります。

唐辛子は猫にとって嫌う味であるため、噛む行為をやめる場合があります。

「噛んだら楽しいことがない」と、猫にデメリットがあることを教えるのです。

③:歯磨き・爪研ぎのしつけ

猫の歯磨きや爪とぎの場所を教えるしつけに苦労する飼い主様は多いのではないでしょうか?


それぞれのしつけの方法についてご紹介します。


歯磨きのしつけ

いきなり歯ブラシを持ち出すと猫は驚いてしまいます。


そのため、最初は飼い主様の手で猫をたくさん撫でるところから始めるようにしてください。少しずつ、慣れてきたら手で歯を撫でて、歯ブラシで優しく歯に当てみたりして慣らしていくようにしましょう。


歯ブラシは違和感があるため、嫌がる猫も多いため、指サック型の布ブラシや歯磨きシートを使用するのも良いかと思います。


爪研ぎのしつけ

猫が爪研ぎを行う理由として、爪の手入れやマーキング、ストレス発散であると考えられています。


爪研ぎのしつけはトイレのしつけと同じで、「爪とぎをしてもよい場所」を教えるようにしましょう。


爪研ぎのしつけはトイレのしつけと違い、根気が必要となります。


猫が違う場所で爪を研ぎそうになったら、速やかに爪研ぎ器の場所へ連れて行き、しつけを繰り返してください。


もし、爪研ぎの場所をなかなか覚えてくれない場合は、爪研ぎ器の場所を変えるというのも1つの手段かと思います。

④:鳴き声がうるさい場合のしつけ

猫が鳴く理由は何かを訴えている事が多いです。猫が鳴く度に飼い主様がご飯をあげたり、遊んであげると、猫は「鳴いたら要求に応えてくれる」と認識してしまい、鳴き声がエスカレートしてしまう可能性があります。


そのため、鳴き声がうるさくなった時のしつけを3つのポイントに分けてご紹介します。


鳴いた場合は相手にしない

おやつが欲しい、遊んで欲しいと騒ぐ場合は、まずはグッと我慢して猫を相手にしないようにしましょう。


静かになってお利口に出来たら、ご褒美に少しだけおやつを与えてください。泣き止んだらメリットがあると認識させるのです。


時間がかかるかもしれませんが、将来的に必ず役に立つしつけです。


食後はたくさん遊ぶ

猫はご飯のエネルギーを消化すると、興奮しワクワクとした感情が爆発する動物です。そのため、猫のご飯は早めに与える方が良いでしょう。


ご飯は定時に与え、鳴き止んだら与えてください。そして、就寝前にはたくさん猫と遊んであげましょう。疲れさせてたくさん寝てもらう作戦です。


就寝後の鳴き声に応じない

夜行性である猫は、鳴いたり家具などをガリガリして遊んだりすることがあります。注意をこっちに向けて欲しいときにそのような行動を起こす場合もあります。


飼い主様にとって一番辛いですが、就寝したら耳栓をして朝まで起きないよう繰り返しましょう。


飼い主様が無視を続け、反応してくれないことを猫が理解すれば、鳴き止んだり大人しくなることがあります。

⑤:分離不安・留守番のしつけ

基本的に猫は単独行動する動物であるため、一人ぼっちの留守番も基本的に苦ではありません。猫が留守番している間は毛づくろいやうたた寝するなど、マイペースに過ごしていいるものです。


しかし、早い時期から母猫や兄弟猫と離れた場合、一人ぼっちになって寂しいことから仲間を呼ぶために鳴く場合があります。


離乳食が終わっていない子猫の場合、長時間は家を空けないようにしてください。


また、留守番中は退屈に感じることがあるため、おもちゃや上下運動が出来る空間を確保するなど遊ぶスペースを用意してあげましょう。


綺麗な水や十分なフードがあれば、猫は1泊2日程度の留守番は可能です。


しかし、留守番ばかりしている猫もストレスを感じる場合があるので、帰宅したらたくさん猫を褒めて遊ぶようにしてください。


猫とのスキンシップは猫の心身を安心させる効果もあります。

補足:猫も犬と同様に、「お手」等の芸もしつけられる!

サーカスやSNSなどで猫がお手やお座り等の芸を見たことはありませんか?


「特別なしつけをしているからうちの子は無理」と思っている飼い主様も多いかもしれませんが、実は猫も簡単にお手やお座り等の芸を覚えることが出来ます。


子猫はもちろん、成猫から教えても覚えることが可能です。おやつやクリッカーを準備するだけでOKです。


猫のお手のしつけ方については、以下の記事で詳しく解説しておりますのでぜひ参考にしてみてください。

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猫は元々単独行動で生活していた動物であるため、そもそも主従関係や命令等は好きでないことから、飼い主様もしつけの仕方注意点について理解する必要があります。


そのため、猫のしつけのポイントとして、こちらの項目では

  • イタズラや問題行動をした場合はすぐに叱る
  • 家族全員で一貫性を持ってしつける
  • 叩く等、厳しくしつけるのは嫌われる恐れもあるのでダメ!
  • 上手くしつけができない場合は獣医師等の相談するのも良い

についてご紹介します。

①:イタズラや問題行動をした場合はすぐに叱る

甘噛み等のイタズラや問題行動をした場合、その場ですぐに叱るようにしましょう。しかし、声を荒げたり高い声で叱ることはNGです。


声を荒げると、猫が恐怖心を頂く恐れがあり、信頼関係を築くことが困難となります。


また、猫や犬等の動物にしつけをするのに高い声は不向きです。野生時代の本能で、小動物の声は高い声をしていることから、狩猟本能で興奮してしまうようです。


そのため、高い声でしつけを行っても改善されず、むしろエスカレートする可能性があります。


しつけを行う際は低い声で短い単語で叱るようにしましょう。

②:家族全員で一貫性を持ってしつける

例えばお父さんに甘噛みをしたら叱られたけど、お母さんに甘噛みをしても叱られなかった。といったことが起こると、猫も混乱し結局甘噛みが直らないこともあります。


そのため、猫にしつけを行う際は、まず家族で相談し、一貫性を持ってしつけをするようにしてください。


家族内での約束事を決めた方が良いでしょう。


しかし、家族に高齢者や子供がいる場合は、途中から約束事を破る傾向があるため、徹底して注意するようにしましょう。

③:叩く等、厳しくしつけるのは嫌われる恐れもあるのでダメ!

猫に限りませんが、叩く等の体罰や、厳しくしつけを行うことは絶対にやめてください。


臆病でデリケートな猫は体罰を受けると反発や恐怖、不安等から、飼い主様に対して不信感が生まれます。


また、攻撃的な性格になる可能性もあり、お互いに怪我をすることがあるため、逆効果です。


低い声で短く叱ることが基本です。しかし、「だめ~」等、飼い主様の真剣さが伝わらない言い方はやめしょう。


しかし、猫の性格も様々であるため、短い単語でやめない場合もあると思います。例えば大きい音が苦手な猫であれば、イタズラした場合、手を叩くなどで止めさせるのも方法の1つです。


イタズラするとデメリットが発生することを猫に理解させるのです。それぞれの猫の性格にあったしつけを行うようにしましょう。

④:上手くしつけができない場合は獣医師等の相談するのも良い

猫の性格が様々で、気難しい性格を持った猫は多いため、大変で上手くしつけが出来ないこともあるかと思います。


もし、飼い主様が上手くしつけが出来ない場合や、猫自身がストレスを溜めやすい場合は、獣医師猫のペットシッター等に相談するのも良いです。


たくさんの猫を見て経験している獣医師やペットシッターであれば、解消方法や飼い方の良いアドバイス等が貰えるかと思います。


まずは無理せず、周りに助けてもらうことも必要な場合があるので、相談もできるという選択肢は持っておきましょう。

MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用してみるのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

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まとめ:猫のしつけは気長に無理せず行おう!

猫のしつけについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?


今回の記事についてのまとめです。

  • まずは猫を叱らない環境作りから始める。
  • 猫のしつけはいつでも出来る。出来れば子猫からしつけを行った方が良い。
  • 低い声で短い単語で叱る。
  • 要求で鳴く場合は、鳴き止むまで無視する。
  • 体罰や厳しすぎるしつけは絶対にしてはいけない。
基本的なしつけをマスターしたら、子猫の間にいろんな人と接する機会を設けることをおすすめします。

どんな人間も優しく怖くないと思わせることで、家族以外の人間が触れることもでき、また、動物病院でも獣医師が簡単に診察することが出来ます。

猫と飼い主様がストレスなく生活できるために、猫のしつけを始めてみませんか?

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!