猫の多頭飼いでおすすめのペット保険は?多頭割引や選び方を徹底解説

更新日:2022/05/14

猫を多頭飼いされてる方も多くいるかと思いますが、ペット保険は加入しているでしょうか?多頭飼いの場合、治療費も倍増しますので加入するのがおすすめです。この記事では、猫の多頭飼いで人気のペット保険について、口コミ・評判やランキングと共に比較・解説していきます。
内容をまとめると
- ペット保険は予期せぬ高額治療に備えるためにも、加入しておくと安心
- 特に多頭飼いの場合は治療費も倍以上必要になるので、加入しておこう
- 猫の場合は歯周病や尿石症にかかりやすいので、それらが補償される保険に加入しよう
- ペット保険によっては多頭割引もあるので、保険料も安く抑えられておすすめ
- ペット保険を検討している方は、LINEで無料のチャット相談がおすすめ
猫の多頭飼いでおすすめのペット保険とは?
- ペット保険が必要な理由と猫がかかりやすい病気
- 猫の多頭飼いに適したペット保険を選ぶ3つのポイント
- 多頭割引のあるペット保険について
- 多頭飼いの猫がペット保険に加入する際の4つの注意点
そもそもなぜペット保険は必要なの?猫のかかりやすい病気も解説
現在ペットを飼う家庭が増えていることもあり、ペット保険の加入数も増加傾向にあります。
しかし全体を見た場合には、ペット保険の加入率は7.7%というかなり低い数字になっています。
そんなペット保険ですが、なぜ必要だと言われているのでしょうか?
- なぜペット保険は入るべき?
- 実際の治療費事例
- 猫がかかりやすい病気と特に注意が必要な病気
- 猫の多頭飼いの場合、特にペット保険に加入しておく必要がある!

なぜペット保険は入るべき?実際の治療費事例と共に解説!
猫をはじめとするペットも、私たち人間と同じように怪我や病気で病院に行くことがあります。
私たち人間の場合は、健康保険制度を利用することで少ない負担額で医療を受けることが可能です。
しかし、健康保険制度が適用されていないペットの治療費は、100%飼い主さんの負担になってしまうのです。
それでは誤飲の事例を参考に、どれ程の治療費が発生するのかを確認していきましょう。
誤飲の治療費 | |
---|---|
通院 | 18,500円(2回) |
手術 | 63,000円(1回) |
入院 | 41,000円(3日間) |
合計治療費 | 112,500円 |
単頭飼いの場合でも、上記のように高額な治療費を請求されることがあります。
多頭飼いではその負担が倍以上に増え、さらに金銭的な問題により治療を諦めなくてはならない可能性もあるのです。
ペット保険に加入することで金銭的な負担が抑えられ、また最適な治療法を選択できるという安心感を得ることに繋がります。
猫がかかりやすい病気とは?特に注意が必要な病気を徹底解説!
猫がかかりやすい病気と、その治療費の例について紹介します。
病名 | 1回あたりの通院費 | 手術が必要な場合 |
---|---|---|
結膜炎 | 4,000円 | ー |
胃腸炎 | 4,000円 | ー |
膀胱炎 | 7,500円 | ー |
尿石症 | 4,000円 | 150,000円 |
慢性腎臓病 | 9,000円 | 100,000円 |
歯周病 | 12,000円 | 50,000円 |
以上が、猫を飼う上で注意したい病気です。
表を見ると、通院費については意外と低額だと感じる方もいるかもしれません。
しかし注意したいのは、これが1回あたりの通院費だということです。
どの病気も、完治するまでに定期的な通院が必要である場合が多く、その回数分の治療費が上乗せされていきます。
さらに結膜炎や膀胱炎などは繰り返し発症しやすい病気であるため、通院の回数が増えることが予想されます。
1~6歳の成猫では膀胱炎や尿石症が多く見られ、7歳以上の老猫では慢性腎臓病の発症率が高まります。
特に慢性腎臓病の場合は、完治させることができません。
そのため、進行を緩やかにする処置を一生涯行っていくのです。
また猫種によって発症しやすい病気などもあり、その治療費の負担もかなり大きいことが懸念されます。
猫の多頭飼いの場合、特にペット保険に加入しておく必要がある!
猫の治療費について具体的な数字を用いてお伝えしましたが、表に記載されている金額は猫1匹あたりの治療費です。
表からも分かるように、猫の場合は継続的な治療を要する病気が多いため、その分の負担が大きいという特徴があります。
例えば、慢性腎臓病の進行具合によっては、病院での点滴処置が必要な場合があります。
毎日点滴をしなくてはならないケースも多く、多額の出費を伴うことが考えられます。
2匹以上を飼っている場合は、当然その治療費も倍増するのです。
支払いができず、治療を中断せざるを得ないという状況も珍しくはありません。
そのような悲しい選択をしなくても良いように、ペット保険に加入しておくことをおすすめします。
猫の多頭飼いに適したペット保険の、3つの選ぶポイントを解説!
ペット保険には複数の会社やプランがありますが、猫の多頭飼いに適したペット保険の選び方から紹介していきます。
- 歯周病や慢性腎臓病等、かかりやすい病気が補償されているか
- 窓口精算等、保険金の請求方法が簡単かどうか
- 保険料が手頃かどうか、多頭割引があるかどうか

①:歯周病や慢性腎臓病等、かかりやすい病気が補償されているか
ペット保険を選ぶ際、まずはじめに確認したい項目は、かかりやすい病気が補償されているかということです。
猫は、歯周病や慢性腎臓病、尿石症などを発症しやすい傾向にあります。
ペット保険に加入したとしても、上記の疾患が補償対象外である場合は、保険としての実用性に欠けますよね。
保険を十分に活用するために、「かかりやすい病気が補償の対象であるか」ということはとても重要なのです。
さらに猫種によっては、発症しやすい疾患が存在します。
それらの疾患も補償対象である保険を選ぶことができれば、より心強いでしょう。
補償対象の病気については、保険会社によって違いがあります。
そのため各保険会社の規約をよく読み、どの保険会社またはどのプランが最も適しているのかを把握しておきましょう。
歯周病が補償されるペット保険については以下の記事で詳しく解説しておりますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

②:窓口精算等、保険金の請求方法が簡単かどうか
ペット保険の保険金の請求方法は、以下の2種類です。
- 直接請求
- 窓口精算
直接請求とは、動物病院で治療費を全額支払ったのち、申請の手続きを行うことで保険金が返金される制度です。
一方、窓口精算はその場で保険が適用されるため、自己負担額を支払うだけで完結します。
多頭飼いの場合は申請の回数が増えてしまうことから、手間を必要としない窓口精算がおすすめです。
ただし、窓口精算に対応している保険会社や動物病院は限られています。
かかりつけの動物病院が窓口精算に対応しているかを、今一度確認してください。
かかりつけの動物病院が窓口精算に対応していない場合は、オンラインでの申請が可能な保険会社を選ぶことで、負担が軽減されるでしょう。
ペット保険の請求方法については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

③:保険料が手頃かどうか、多頭割引があるかどうか
猫を複数頭飼っている場合は、その分保険料の負担も大きくなります。
そのため保険料の手頃さや、多頭割引の有無が重要になるのです。
保険料は通院・入院・手術の全てを補償する「フルカバー型」よりも、その中のいずれかを補償する「特化型」の方が低額に設定されています。
よりリーズナブルな価格に抑えたい場合には、特化型を選択するという手段も有効です。
また、2匹以上の契約で適用される「多頭割引」があるプランも、多頭飼いの飼い主さんの負担を軽減してくれます。
保険会社によって、割引率や割引が適用される条件は異なります。
多頭割引があるペット保険や、その割引率についてはこのあと紹介しますのでご確認ください。
ペット保険の保険料の相場については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

多頭割引のあるペット保険とは?割引率やプランについても紹介!
2匹以上契約することで適用される多頭割引は、契約数が多いほど割引率が上がるため、多頭飼いの飼い主さんにはおすすめしたい制度です。
そんなお得な多頭割引が付けられているペット保険は、以下の5社です。
- アニコム損保
- アイペット損保
- SBIプリズム少額短期保険
- 日本ペット少額短期保険
- イーペット少額短期保険
①:アニコム損保
- ふぁみりぃ50%/70%プラン
- しにあ50%/70%プラン
割引率 | |
---|---|
1匹目 | - |
2匹目以降 | 50円割引(年間600円割引) |
②:アイペット損保
- うちの子50%/70%プラン
- うちの子ライト
割引率 | |
---|---|
1匹目 | 次回の継続契約から割引適用 |
2匹目 | 2%割引 |
3匹目 | 2%割引 |
4匹目 | 3%割引 |
③:SBIプリズム少額短期保険
全てのプランで、100%の補償を受けることができるSBIプリズム少額短期保険。
そんなSBIプリズム少額短期保険の、多頭割引があるプランは以下のとおりです。
- グリーンプランII
- プレミアムオレンジプランII
- ホワイトプランII
- プラチナプランⅡ
- シルバープランⅡ
続いて、割引率を確認していきましょう。
割引率 | |
---|---|
1匹目 | 次回の継続契約から割引適用 |
2匹目 | 5%割引 |
3匹目 | 5%割引 |
4匹目 | 8%割引 |
アイペット損保同様、新しく契約した猫は初年度から割引が適用されますが、契約済みの猫については次回の継続契約後に反映されます。
④:日本ペット少額短期保険
- プラチナ50%/70%/90%プラン
- ゴールド50%/70%/90%プラン
割引率 | |
---|---|
1匹目 | 次回の継続契約から割引適用 |
2匹目以降 | 年間900円割引/匹 |
⑤:イーペット少額短期保険
初回の怪我を全額補償してくれるという、イーペット少額短期保険。
そんなイーペット少額短期保険の、多頭割引があるプランは以下のとおりです。
- e-ペット50/70
割引率 | |
---|---|
1匹目 | - |
2匹目以降 | 3%割引 |
多頭飼いの猫がペット保険に加入する際の4つの注意点とは?
猫を多頭飼いしている飼い主さんがペット保険に加入するべき理由と、多頭割引のある保険会社を紹介しました。
しかし多頭飼いの猫がペット保険に加入する際には、注意しなくてはならないことがいくつか存在します。
- 多頭割引等、安い保険料だけに拘らず補償内容を大事に!
- ペット賠償責任特約等の重複に注意!
- 避妊手術等、補償対象外の治療もある
- 1つのペット保険には1匹までしか加入できない!
①:多頭割引等、安い保険料だけに拘らず補償内容を大事に!
- 猫がかかりやすい病気が補償対象項目に含まれているか
- 「フルカバー型」または「特化型」のどちらを選択するか
- 補償割合50%または70%のどちらを選択するか

②:ペット賠償責任特約等の重複に注意!
ペット保険には、ペット賠償責任特約というオプションがあります。
ペット賠償責任特約とは、ご自身の猫が他人や他人のペットに怪我をさせたり、他人の所有物を破損してしまった際に受けられる補償を指します。
低価格で追加できるため、利用している方も多い補償なのです。
しかし、気を付けなくてはならないのが重複契約です。
自動車保険や火災保険などには「個人賠償責任特約」が用意されている場合があります。
実はその個人賠償責任特約には、ペット賠償責任特約と同等またはそれ以上の補償が含まれているのです。
重複契約をしているからといって、その分の補償が多くもらえるわけではありません。
保険料を無駄に支払ってしまうことがないよう、重複契約には注意しましょう。
ペット保険の特約については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

③:避妊手術等、補償対象外の治療もある
- 避妊手術、去勢手術
- 健康診断
- 予防接種
- 予防接種を打つことで防げる病気
- 自然災害による怪我
- 飼い主の過失による怪我

④:1つのペット保険には1匹までしか加入できない!
ペット保険には、1契約につき1匹までという決まりがあります。
そのため、飼っている猫ごとに契約をする必要があるのです。
また補償内容や補償対象を考慮した際、1匹目の猫には保険会社Aのプランが適しているが、もう1匹には保険会社Bのプランが合っているというケースも考えられます。
その場合は、保険会社を掛け持ちするという選択も可能です。
それぞれの猫に合わせて、最適な保険を選択してあげてください。
しかし中には掛け持ちができない保険会社もあるので、掛け持ちを希望する際は各保険会社の規約を確認しておきましょう。
ペット保険の掛け持ちについては以下の記事で詳しく解説しておりますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

MOFFMEの無料LINE相談サービスを利用するのもおすすめ
近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。
ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。
しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね。
もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、LINEでペット保険の無料相談を行っております。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!
まとめ:猫の多頭飼いではペット保険に加入しておくのがおすすめ
猫を多頭飼いしている方におすすめなペット保険についてお伝えしました。
この記事のポイントをまとめます。
- 多頭飼いの場合は、金銭的負担を抑えるためにペット保険に加入しておくと安心
- 猫の場合は継続的に治療が必要な病気が多いため、事前に備えておくことが大切
- 多頭飼いでペット保険に加入する場合は「補償対象項目・負担の少ない請求方法・保険料・多頭割引の有無」を確認する
- 多頭割引がある保険会社は「アニコム損保・アイペット損保・SBIプリズム少額短期保険・日本ペット少額短期保険・イーペット少額短期保険」の5社
- ペット賠償責任特約の重複契約を防ぐため、自動車保険や火災保険の契約内容を確認しておく