犬はもずくを食べても大丈夫!上手に与えてあなたの愛犬も健康に!のサムネイル画像

可愛い響きから犬の名前に使われることもあるもずく。実は人間と同様に犬ももずくを食べることができるのをご存知でしょうか?豊富な栄養素で体を丈夫に、美しくしてくれるなどのメリットもあります。この記事では犬ともずくについて適切な与え方や注意点も含めて解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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犬はもずくを食べられる?栄養効果や適切な与え方も解説!

素麺のような細長い形状で枝分かれがある糸状藻類のもずく


わかめのような歯ごたえとぬるっとした表面が特徴です。そんなもずくはお酢やみそ汁、天ぷらなどして食べることが多いのではないでしょうか?


また、もずくは肌の保湿力を高めてシワを抑える効果であったり、血糖値を抑えたりなど、健康やダイエットにとても効果的な食材です。


飼い主様はそんな栄養価の高いもずくを犬に与えることが出来るか気になるのではないでしょうか?


実は、犬ももずくを食べることが出来ますが、与え方や注意点など気を付けることもあります。


そこで今回の「MOFFME」では

  • 犬はもずくを食べられる!もずくを与えるとこんなメリットが!
  • もずくの適切な与え方とは?
  • 犬にもずく酢・めかぶも与えて大丈夫?
  • むやみにあげるとデメリットも?注意すべき点とは

について詳しく解説します。


今、犬を飼っている方も、これから犬を検討している方にも参考にして頂ければ幸いです。


またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

犬はもずくを食べられる!もずくを与えるとこんなメリットが!


私たちの食卓に並ぶもずくは、とても栄養価が高く、糖尿病や高血圧を患う方にも適した食材です。


そんなもずくは、犬が食べても大丈夫な食材です。しかし、犬にとってどのような栄養やメリットがあるのか気になりますよね。


そこでこの項目では

  • 犬にもずくを与えても大丈夫!
  • もずくに含まれる栄養素と効能は?デトックス効果もあるの?
について詳しくご紹介します。

犬にもずくを与えても大丈夫!

健康やダイエットに効果的なもずくは、モズク科やナガマツモ科に属する海藻で別名はイトモズクと呼ばれています。


私たち人間も好んで食べていますが、犬ももずくを食べることが出来ます。


もずくは犬にとっても栄養価が高く、内臓の健康にも働きかけてくれます。そのため積極的に与えたい食材です。


しかし、もずくは食物繊維が豊富なため、お腹が弱い犬などは与え方に注意する必要があります。


健康管理の1つとして、注意点に気をつけながら与えてみるのも良いのではないでしょうか?

もずくに含まれる栄養素と効能は?デトックス効果もあるの?

犬にもずくを与えることが出来ますが、まず、もずくにはどのような栄養や効果があるのかご紹介します。

  • フコイダン
  • セレン
  • ビタミンK
  • 食物繊維
  • βカロテン
  • ナトリウム
  • カルシウム

フコイダン

海藻のぬるっとした部分がフコイダンの成分となります。このフコイダンは胃潰瘍や消化器官の炎症を予防・修復を助け、がんの予防や発生・進行を遅らせる作用があります。

セレン

セレンはミネラルの一種で、もずく以外の海藻類では含まれていない成分となります。セレンは抗酸化作用が強く、がん予防やがんの進行や転移を防ぎ、デトックスアンチエイジングに効果があります。また、内臓や血管、皮膚や細胞の老化を防ぎ、若々しい体を保つ働きもあります。

ビタミンK

怪我などで出血した際に、血を固めて止血する働きを助けます。

食物繊維

もずくには食物繊維が豊富なため、善玉菌が増え、腸内環境を整える働きがあります。便秘気味な犬には適した食材です。

βカロテン

βカロテンを摂取すると、体内でビタミンAに変換されます。抗酸化作用にも効果的で、また粘膜にも働くため、細菌から体を守る免疫力も上昇します。シニアの犬や病気を患う犬には適した栄養ではないでしょうか。

ナトリウム

不要なナトリウムを体内から排出させる働きがあり、血圧の調整も関わる栄養素です。

カルシウム

骨や歯、筋肉の健康に働きかける栄養素です。しかし、過剰摂取するとかえって骨折などに繋がるおそれがあります。与える量には注意する必要があります。

もずくの適切な与え方とは?


犬がもずくを食べれることが分かりましたが、もずくの栄養を効率的に食べられるようにしたいと思うのではないでしょうか?


そこでこの項目では

  • 基本は生もずくで!
  • 茹でてから細かく刻んだりペースト状にして与えよう!

について詳しくご紹介します。


私たちがもずくを食べる感覚と同じ感覚で犬に与えると体に悪影響がある可能性があります。そのため、もずくの種類食べ方など、犬用の食べ方をまとめました。


お家でもずくを食べる際の参考にしてください。

基本は生もずくで!

もずくに含まれる成分や栄養は犬にとって体に悪影響はありません。


しかし、味が付いたもずくは与えないでください。犬に与えるもずくは基本的に生もずくにしましょう。


スーパーなどの市販で売られているもずくは、三杯酢や黒酢などが加えられていることが多いです。こちらの味が付いたもずくはお酢だけでなく、塩や砂糖、みりんなどが使われています。


そのため、市販のもずくは犬にとって塩分や砂糖を過剰摂取してしまう可能性があることから、あまりおすすめは出来ません。


生もずくであれば、そのような心配はありません。ただし、生もずくは市販ではあまり見かけないため、海産物の直売所やネットなどで塩もずくを購入し、水で塩抜きをすれば犬に与えることが出来ます。

茹でてから細かく刻んだりペースト状にして与えよう!

塩抜きしたもずくを犬に与えて問題はありませんが、生で与えると消化がしづらく、上手く栄養を体内に吸収することが出来ません。


そのため、塩抜きしたもずくをお湯でさっと加熱しましょう。その後、包丁やフードプロセッサーなどで細かく刻んだりペースト状にして与えることで効率的に栄養を吸収することが出来ます。


細かく刻んだもずくは、そのまま与えても良いですし、ドッグフードにトッピングしたり、手作りご飯に加えて与えるようにしましょう。

補足:犬にもずく酢・めかぶも与えて大丈夫?


生もずくであれば基本的に問題がないことが分かりましたが、市販で売られているもずく酢やめかぶは犬に与えても大丈夫なのでしょうか?


もずく酢めかぶについてご紹介します。


市販で販売されているもずく酢は塩分や砂糖が多く含まれているため、犬に与えることは適されていません。


しかし、少量のお酢であれば犬に与えても問題はありません。そのため、生もずくに犬が慣れてきたら、お酢を少量~1適程度加えて与えても良いかもしれません。


わかめの根本部分であるめかぶは犬に与えてることが出来ます。めかぶももずく同様にフコイダンや食物繊維などが豊富なため、栄養価が高い食材です。


こちらも加工がされていないめかぶを犬に与えるようにしましょう。

むやみにあげるとデメリットも?注意すべき点とは


もずくの与え方などをご紹介しましたが、もちろんもずくを与える場合には更にいくつかの注意点があります。


注意点を理解しないと、犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。


そのため、こちらの項目では

  • 食べ過ぎは危険!おなかを壊さないようにほどほどに
  • アレルギーがないかしっかり確認しよう!

について詳しくご紹介します。

①:食べ過ぎは危険!おなかを壊さないようにほどほどに

もずくに限ったことではありませんが、もずくの与えすぎには注意しましょう。


もずくは食物繊維が豊富です。そのため、食べ過ぎるとお腹を壊してしまったり、消化不良となり下痢を起こしやすくなります。


そのため、もずくは適正な量を与えるようにしましょう。


もずくはトッピング程度とし、1日の総摂取カロリーの20%以下としてください。

②:アレルギーがないかしっかり確認しよう!

もずくを初めて犬に与える場合は、アレルギーが発生しないか確認するためにも必ず少量から与えるようにしましょう。


アレルギーが発生した場合、以下の症状が現れることが多いと言われています。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 目の充血
  • 皮膚をかく
  • 湿疹やじんましんが出る
  • 元気がなくなる
このような症状が発生した場合は、速やかに動物病院へ連れて行くようにしてください。

もずくを与えて半日~1日程度、犬の様子を観察し、変わった様子が無ければ、もずくを少しずつ増やして問題はないかと思われます。

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まとめ:もずくを上手に与えて愛犬に海藻パワーを!

犬ともずくについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?


今回の記事では

  • 犬はもずくを食べることができる。
  • 犬には塩抜きした生もずくを与える。
  • 市販で味付けされたもずくは与えない。
  • もずくの与えすぎに注意する。

について徹底解説しました。


塩抜きしたもずくは犬に与えることも出来ますが、私たちが食べる料理にも使える食材です。そのため、日々のご飯に取り入れても良いかもしれませんね。


ただし、もずくは食物繊維が豊富なため、与えすぎるとお腹を壊してしまう可能性がありますので、必ず犬の適正にあった量を与えるようにしてください。


犬がおいしくもずくが食べることが出来るよう、ドッグフードのトッピング手作りご飯に少し加えると効率的に栄養を摂取することが出来ます。


もずくに慣れたら、少しのお酢を加えても良いかもしれません。お酢も腸内環境を整える働きがあるため、こちらも量には気を付けましょう。


もずくを使った美味しいご飯で愛犬と楽しく健康な毎日を送りませんか?


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