猫にプロテインは必要?与え方と注意したいポイントについて紹介のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 猫が人間用のプロテインを飲むのは危険
  2. 猫が人間用のプロテインを誤飲した際は、様子見しつつ動物病院を受診する
  3. 猫には猫用のプロテインがあるので、そちらを与えよう
  4. 猫の誤飲はペット保険で補償されるので、加入しておくと安心
  5. MOFFMEのペット保険一括比較サービスを一度利用してみるのがおすすめ

人間でもプロテインを日常的に摂取していますが、猫にプロテインは必要なのでしょうか。猫にプロテインを与えることで得られる効果や、プロテインを与える際に気をつけなければ行けない点や、与え方についてこの記事では紹介しています。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫にプロテインは必要なの?

筋肉をつけたい人におすすめのプロテインは、タンパク質を豊富に含んだ食品です。


実は、人間だけでなくネコちゃんにも、プロテインはおすすめの食品だということをあなたは知っていましたか?


人間のプロテインは猫には適しませんが、猫のための専用プロテインならネコちゃんでも安心して飲めます。


今回「MOFFME」では、猫にプロテインを与える方法を徹底解説します。

  • 猫へのプロテインの与え方と注意点を徹底解説
  • 猫が人間のプロテインを飲んだ・食べたときは?
  • 猫にプロテインを与える効果とメリットを紹介
ぜひ、最後までご覧ください。

また、MOFFMEでは「ペット保険のランキング」など様々なコンテンツを紹介しているので、そちらも是非ご覧ください。

猫へのプロテインの与え方と注意点を徹底解説!


「ネコちゃんにプロテインを与えたい!けど何に注意すればいいの?」

「人間用のプロテインを猫に与えて大丈夫?」


このような疑問を抱える飼い主さんもいるのではないでしょうか。


猫にプロテインを与える際には、以下の3つの注意点を守るようにしましょう。

  1. 人間用のプロテインはNG
  2. 猫には猫用プロテインサプリを
  3. ロイヤルカナンなどのキャットフードでプロテインを与えるのもおすすめ
以下では、各項目を徹底解説します。

①:人間用のプロテインはNG

ネコちゃんに人間用のプロテインを与えるのは、絶対にNGです。


その理由は、主に4つあります。

  1. プロテインに含まれる乳糖(ラクトース)や大豆タンパクを猫は消化できないから
  2. 添加物や人工甘味料、チョコレートなど猫にとって危険な食品が含まれる可能性があるから
  3. 甘く味付けの濃いプロテインを人間用の食品を飲ませるとキャットフードを食べなくなることがあるから
  4. 乳製品や大豆に対しアレルギーを起こす可能性があるから
上記の理由により、人間のために作られたプロテインは猫には適しません。

猫にプロテインを与える際には、必ず猫用のものを飲ませましょう。

②:猫用プロテインサプリで与える

成長期の子猫や妊娠中の猫、シニア期の猫にはタンパク質がより多く必要なことがあります。


タンパク質を十分に摂取させたいネコちゃんには、猫用のプロテイン与えましょう。


猫用プロテインは肉や乳糖を除いた牛乳などから作られているため、人間用のプロテインにみられるリスクはなく安心です。


猫用プロテインは、インターネットショッピングなどで簡単に入手できます。


ミルクタイプやウェットフードタイプなど、猫がおいしく食べやすい商品もたくさん。


あなたのネコちゃんの好みに合ったプロテインを、ぜひ選んでみてはいかがでしょうか。

③:ロイヤルカナンなどのキャットフードで与える

普段の食事でタンパク質摂取量を増やしたい方は、タンパク質含有量の多いフードを与えるとよいでしょう。

キャットフードの中には、ロイヤルカナンの「プロテイン エクシジェント 」などの、タンパク質を多めに添加したものが存在します。


プロテインなどのサプリを与えると、どうしても栄養バランスが偏ってしまいがち。


フードとサプリメントを併用すると、タンパク質などの過剰摂取リスクも発生しないとは限りません。


一方、タンパク質の多いキャットフードは、炭水化物や脂肪分をカットし適正カロリーを維持しつつタンパク質を摂れるよう工夫して作られています。


よって、栄養学に詳しくない方でも、ネコちゃんに高タンパクな食事をとらせやすいといえるでしょう。


よって、タンパク質を摂りながらダイエットをしたい肥満気味のネコちゃんに、キャットフードタイプのプロテインはおすすめだといえるでしょう。

猫が人間のプロテインを飲んだ・食べたときは?


もし猫が人間用のプロテインを飲んでしまったら、どうすればいいのでしょうか?


飼い主さんとしては飲んでしまった際の対処方法も、気になるところですよね。


ここでは、猫が人間用のプロテインを飲んだ時の対処法を徹底解説します。

  • 人間用のプロテインの誤飲・誤飲は危険!
  • 様子をみて体調不良であればすぐに病院へ
以下では、各対処法を徹底解説します。

人間用のプロテインの誤飲・誤飲は危険!

もし、猫が人間のプロテインを誤飲すると、以下のような症状が起こることがあります。

  1. 下痢
  2. 嘔吐
  3. 食欲不振
  4. 肝臓・腎臓に大きな負担がかかる
  5. チョコレート中毒などの中毒症状 など
人間用のプロテインには、猫が消化できない乳糖(ラクトース)や食品添加物が含まれています。

乳糖を猫が摂取すると、腎臓や肝臓に大きな負担をかけたり、下痢や嘔吐をしたりする原因になります。

継続的に人間用プロテインを摂取し続けると、ネコちゃんが腎臓病や肝臓病になってしまう可能性も否めません。

よって、人間用プロテインの誤飲は非常に危険だといえるでしょう。

様子をみて体調不良であればすぐに病院へ!

健康な成猫がもし人間用のプロテインを少量飲んでしまったなら、まず落ち着いて様子を見ましょう。

猫がプロテインを飲んだ際に症状が現れるかには、個体差があります。

様子を見て何事も無いようなら、動物病院に行かなくて済むケースもあるのです。

もし、プロテインを飲んだ猫の様子がおかしくなったり、大量のプロテインを飲んダリしてしまった場合には、すぐに動物病院に連れていきましょう。

動物病院に連れていく際には、以下の内容をメモしておくと診察がスムーズになります。
  • プロテインを飲んだ量
  • プロテインの種類(乳製品・大豆など)
  • アレルギーの有無
  • プロテイン内にチョコレートなどの中毒性食品が入っていたか
  • 腎臓・肝臓の疾患の有無 など
なお、体の小さい子猫やシニア猫、腎臓や肝臓に疾患を抱える猫がプロテインを誤飲した際には、症状の有無にかかわらず病院に連れていくようにしてください。

猫にプロテインを与える効果とは?メリットを紹介!


猫にプロテインを与える必要性はあるのだろうかと、思っている飼い主さんもいることでしょう。


ここでは、猫にプロテインを与えると得られる効果やメリットを紹介します。

  • 老猫には栄養素として良い影響が
  • 良い皮膚や毛ツヤを保つ効果がある

猫と人間では、プロテインを飲む意味は大きく異なってきます。


ネコちゃんにプロテインがどのような影響をもたらすのかを以下では徹底解説します。

老猫には栄養素として良い影響が!

猫はシニア期になると、老いて筋肉量が減少し大幅に免疫力が低下します。


若いころにはひかなかった風邪をひいたり、感染症に対し免疫がなくなったりするのです。


また、タンパク質の摂取量が減り、筋肉が減ると肥満になりやすくなります。


シニア猫が肥満になると、糖尿病や心臓病などの生活習慣病や関節炎にかかりやすくなってしまいます。


これらの症状を防ぐために、猫用プロテインは効果的。


若いころより多くのタンパク質を猫用プロテインで補えば、筋肉量は落ちにくくなります。


肥満のリスクや免疫低下を防げるので、シニア猫にプロテインを与えるのはおすすめだといえるでしょう。

良い皮膚や毛ツヤを保つ効果も

タンパク質は筋肉だけでなく、猫の体のあらゆる箇所を作っています。


タンパク質が不足すると、皮膚や被毛にもツヤがなくなるのはこのためです。


プロテインでタンパク質をダイレクトに補えば、皮膚や被毛の形成を助けてくれます。


特に、タンパク質の1種である「コラーゲン」を含む猫用プロテインは、ネコちゃんのつややかな被毛を保つのに効果的。


ネコちゃんの毛ヅヤが気になる方や、被毛に問題を感じているネコちゃんがいる方は、ぜひプロテインを与えてみてはいかがでしょうか。

MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

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まとめ:猫用のプロテインなら与えて大丈夫!

いかがだったでしょうか。


この記事のまとめは、以下の通りです。

  • 猫は猫用プロテインを飲めるが、人間用プロテインを飲むことはできない。
  • 人間用プロテインにはリスクがたくさん!猫には絶対に与えないこと
  • 猫専用のプロテインやサプリメント、タンパク質を多く配合したフードなら与えてOK
  • 人間用プロテインを猫が少量誤飲した場合は、まず様子を見よう
  • 具合が悪い場合や大量に誤飲した場合にはすぐ動物病院へ
  • 猫用プロテインにはシニア猫の免疫向上や被毛・皮膚の健康維持に効果的
猫はタンパク質をたくさん必要とする動物。

健康維持のために、あなたもぜひ猫用プロテインをネコちゃんに与えてみてはいかがでしょうか。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!