猫は春菊を食べちゃダメ!春菊の危険性、誤食の際の対処法を徹底解説のサムネイル画像

猫が春菊を食べるのは大丈夫でしょうか?春菊にはシュウ酸が豊富に含まれており、与えるのは危険な食べ物です。では猫が春菊を誤食した際の対処法が気になりますよね。またそもそも春菊はどんな野菜で、どんな栄養素を含むのでしょうか。この記事では猫と春菊について解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫は春菊を食べていい?誤食の際の対処法も徹底解説!

寒い季節になるとご家庭で鍋料理をすることが多くなり、材料として春菊を使うという方も多いのではないのでしょうか?


猫と共に暮らしていると、ついつい私たちが食べているものをあげたくなってしまいますよね。では野菜のひとつである春菊を猫に与えても大丈夫なのでしょうか?


今回「MOFFME」では、猫が春菊を食べていいのか、また食べてしまった場合どのように対処すればよいのかについて解説していきます。

  • 猫に春菊は与えてはいけない!春菊の危険性や栄養素について
  • 誤って春菊を食べてしまった場合の対処法について
  • 補足:猫が食べられる野菜と食べられない野菜について
ぜひ最後までご覧ください!

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猫に春菊を与えてはダメ!春菊の危険性や栄養素について徹底解説


寒い時期になると、食卓にも登場することの多い春菊。鍋には欠かせないという方も多いのではないでしょうか?


冬の旬野菜である春菊は猫に与えてはいけません。私たち人間にとっては美味しく食べられる野菜ですが、猫にとってはとても危険なものなのです。


では具体的に春菊とはどういった野菜なのでしょうか?含まれる栄養素や危険性について詳しく解説していきます。

  • 春菊に豊富に含まれるシュウ酸などの危険性について
  • 含まれる栄養素やその期待できる効果について

猫が春菊を食べるのは危険!豊富なシュウ酸等の春菊の危険性とは

春菊はアクが出る野菜のひとつです。アクが出る野菜にはシュウ酸が多く含まれています。他にもほうれん草なども同じようなことが言えます。


また小松菜にもシュウ酸は含まれていますが、春菊と比較すると春菊の方が圧倒的に含まれている量が多いです。


シュウ酸が多く含まれていると、シュウ酸カルシウムができやすくなります。そのため、摂りすぎると尿石症になってしまう恐れがあります。


ですので、健康な猫にはもちろんのこと、オシッコの病気を持っている猫には、その病気を悪化させてしまう可能性もあるため、絶対に与えないようにしましょう。


また、過去に泌尿器系の病気にかかったことのある猫も、より注意が必要です。


茹でることによって、アクをとりシュウ酸の量を減らすことはできますが、なるべく与えないようにした方がよいでしょう。

そもそも春菊はどんな野菜?含まれる栄養素や期待できる効果とは

春菊はキク科キク属の植物で、若い歯と茎を食用にします。名前の通り、菊の一種です。春菊にはいくつかの品種があり、地方によっても特色があったりもします。


旬の時期は冬で、寒い時期には鍋料理などにも使われることが多いですよね。


栄養価が高く、βカロテンが豊富で、ビタミンB2やビタミンC・E、食物繊維、カリウム、カルシウムなどが多く含まれています。


この最も多く含まれているカロテンは体内でビタミンAに変化し、目の健康や粘膜を丈夫に保つ働きをします。


また、ビタミンAに変換されないカロテンは、抗酸化作用を発揮して、動脈硬化やがんの予防効果があるといわれています。


ビタミンB群は、糖質・脂質・たんぱく質を有効利用するためのビタミンで、ビタミンCは皮膚を健康に保ち、体のストレス耐性を高める働きがあるといわれています。

猫が春菊を食べてしまった!誤食の際の対処法を徹底解説!


猫に春菊を与えてはいけないということが分かりましたが、誤って猫が春菊を食べてしまった場合、私たちはどのようなことをすべきなのでしょうか?


慌ててしまう飼い主さんも多いと思いますが、その時の対処法について解説していきます。

  • 食べた量が少量であれば、落ち着いてまずは様子を見る
  • 春菊を誤って食べた後、体調が悪いようであればすぐに動物病院へ

猫が春菊を食べた!少量であれば、まずは様子を見よう

もし誤って猫が春菊を食べてしまった場合、慌ててしまうこともあるかもしれません。


しかし春菊を食べた量が少しであれば、そこまで慌てる必要がない場合が多いです。


春菊を食べても猫に特に変わった様子がなければ、まずはしばらく様子を見ておきましょう


その後もしばらくは注意深く様子を観察するようにします。

猫が春菊を誤食した後、体調が悪そうならすぐに動物病院を受診!

春菊を誤って食べてしまった後に、猫に少しでもいつもと違った変わった様子が見られたり、具合が悪そうにしている場合はすぐに動物病院を受診するようにしてください。


その際、猫が実際に春菊をどのくらいの量食べてしまったのかを冷静に確認しましょう。その量によっても対処法が異なります。


動物病院では、どのぐらい前にどのぐらいの量を食べたのかをしっかりと医師に伝えるようにすることが大切です。


食べさせてはいけないと分かっていても、一瞬の隙に食べられてしまうということもあります。ですので、日頃から特に食べさせない方が良いものは、しっかりと管理をしておくことも大切です。

補足:猫が食べていい・食べちゃダメな野菜には何がある?


では猫が食べても大丈夫な野菜、または食べてはいけない野菜にはどんなものが挙げられるでしょうか?私たちが食べている食べ物を欲しがってくる時もありますよね。


私たちが猫と共に生活していく中で、知っておくと大変役に立つ情報になります。猫が欲しがった時の判断材料にもなります。食品を管理する際に、ぜひ参考にしてみてください。

  • 猫が食べても大丈夫な野菜
  • 猫が食べてはいけない野菜

猫が食べても大丈夫な野菜とは?

野菜にはさまざまな種類がありますが、猫が食べても大丈夫な野菜にはどんなものが挙げられるのでしょうか?いくつかの野菜をご紹介していきます。


①キャベツ

少量であれば問題ありません。

キャベツはカロリーの低い野菜なので、ダイエット中には良い効果を発揮してくれる場合もあります。

ただし、与えすぎは消化不良を起こし下痢などの症状になることもあるので注意してください。
②大根
多くの水分を含み、水分補給として最適です。

殺菌効果のある成分も含まれており、がんの予防にも効果があります。

ただし加熱をしてしまうとこれらの成分が減ってしまうため、そのままで少量を与えるようにしましょう。

③白菜

水分補給になりますが、定期的に与えることは腎臓に負担がかかってしまうため、習慣にならない程度に与える必要があります。
④ブロッコリー
加熱して少量なら大丈夫です。

ガンや貧血の予防、老化防止作用、免疫力の向上などといった様々な健康効果があります。

猫が食べちゃダメな野菜とは?

では反対に食べさせてはいけないものにはどんな野菜が挙げられるでしょうか?注意すべき引き起こしかねない病気・症状なども併せてご紹介していきます。

①ごぼう・れんこん

タンニンとよばれる成分が含まれており、腎臓病や肝臓病を引き起こす可能性があります。

②ねぎ

猫に与えてはいけない代表的な食べ物です。

アリルプロピルジスルファイドという成分が含まれており、赤血球を壊してしまうため大変危険です。

ねぎだけでなく、玉ねぎやにんにく、ニラといったねぎ類に分類される野菜は絶対に与えないようにしましょう。

③ほうれん草・小松菜

春菊と同じくシュウ酸が含まれています。

良い成分も含まれていますが、シュウ酸も一緒に摂取してしまい、尿路結石ができる原因になってしまいます。

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まとめ:猫が春菊を食べるのはダメ!

今回は以下の内容について解説してきました。

  • 猫に春菊は与えてはいけない!春菊にはβカロテンなどの栄養成分が多く含まれているが、猫が摂取してしまった場合、尿路結石を引き起こしてしまう危険性がある。
  • 誤って春菊を食べてしまった場合、少量であればまずは様子を見て、体調が悪いようであればすぐに動物病院へ!
  • 補足:猫が食べられる野菜はキャベツ、大根、白菜、ブロッコリー、食べられない野菜はごぼう・レンコン、ねぎ類、ほうれん草・小松菜

    いかがでしたか?私たちが日頃美味しく食べている多くの野菜の中には、猫にとって良いものと、反対に危険なものがあることが分かりました。

これらのことを知っておくと、猫が毎日健康に暮らしていけることにつながっていきますね。最後までお読みいただきありがとうございました。


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