うさぎにバナナを与えても大丈夫?上手な与え方や注意点を徹底解説!のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. うさぎにバナナを与えても大丈夫!
  2. 与える場合は、おやつとして1~2週間に一度、ごく少量を与えるようにする
  3. ただし肥満や偏食、病気になる恐れもあるので与えすぎには要注意!
  4. うさぎの治療費は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ

うさぎにバナナを与えても大丈夫かご存知ですか?バナナはうさぎの好物で食べられる果物ですが、食べ過ぎはうっ滞や太る危険性があるため注意が必要です。では与える適量や頻度はどれくらいでしょうか。この記事ではうさぎがバナナを食べるのは大丈夫かについて解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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うさぎがバナナを毎日食べるのは大丈夫?与える際の注意点とは

皮を手で剥けて、簡単に食べることができる、甘くて美味しいバナナ。


老若男女に好かれるフルーツですよね。


みなさんも朝食やデザートとして、食べる習慣がある人もいるのではないでしょうか。


そんな甘くて美味しいバナナを、「うさぎは食べていいのかな?」とか「甘くて美味しいからうさぎも喜ぶかな」と思ったことがある人もいると思います。


バナナはうさぎの好物で与えるのは大丈夫です。

ですが、与える際に注意が必要なフルーツでもあります。


今回「MOFFME」では

  • うさぎにバナナを与えるメリットやデメリット
  • バナナチップスを与えても大丈夫なのか
  • うさぎにバナナを与える上手なあげ方
  • うさぎにおやつはいつから与えていいのか
について詳しく紹介していきます。


うさぎを飼育している人に役立つ内容になってますので、ぜひ最後までご覧ください。


また、うさぎを飼っている方にはペット保険への加入もおすすめです。MOFFMEではうさぎが加入できるペット保険や、小動物のペット保険ランキングを紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

うさぎにバナナを与えて大丈夫?与えるメリットやデメリットとは


老若男女から好かれるバナナは、もちろんうさぎも大好きです。


そんな好物のバナナですが、うさぎに与える際には注意が必要です。


飼育している愛おしいうさぎのためにも、うさぎにバナナを与える際の注意点をしっかり把握しておきましょう。


そこでここからは

  • 少量のバナナはうさぎに与えても大丈夫
  • うさぎにバナナを与えるメリット・デメリット
  • 皮やバナナチップスはうさぎに与えても大丈夫なのか
についてご説明します。

おやつ程度の少量であれば、うさぎにバナナを与えても良い!

バナナは手軽に食べられて、腹持ちも良く、習慣的に食べている方も多いと思います。


熟したバナナは柔らかくて甘く、おもわず笑顔になってしまいますよね。


美味しいものを食べた時には、「この食べ物はうちのうさぎ(ペット)にあげても大丈夫なのかな?」思うと人もいると思います。


喜びをペットと共有したいと思うのは当然です。


そして、うさぎはバナナが大好物。喜んで食べる姿を見ると「もっと与えたい」と思うかもしれません。


しかし、うさぎにバナナを与える場合は少量にとどめましょう!


その理由を、うさぎにバナナを与えるメリットとデメリットを交えながら詳しくご説明します。

うさぎにバナナを与えるメリット・デメリットとは?

では、うさぎにバナナを与えるメリット、デメリットは何なのでしょうか?


メリット

  • うさぎが喜ぶ

うさぎも甘いものが大好物。好きなものを食べると喜ぶのは人間もうさぎも一緒。何かを頑張った時の特別なご褒美にもできます。


  • 食欲がなくても食べてくれる

病気などで体調を崩してしまった場合でも、バナナなら食べてくれるという子は多いです。


  • 薬を飲ませることができる

犬や猫をはじめ、動物は薬などの異物に敏感です。しかし、つぶしたペースト状のバナナに薬を混ぜると、飲ませられることが多いです。もしもの時のために、ペースト状にしたバナナにも慣らしておきましょう。



デメリット

  • 太りやすい

甘くて美味しいバナナは糖質が多いフルーツです。バナナ100gあたりに、約20g近くの糖質があり、これは体が小さいうさぎにとっては大変多い量となります。


  • 他のものを食べなくなり、栄養が偏る

バナナの味を覚えると、そればかり欲してしまい牧草やペレットを食べない恐れがあります。


  • 腸毒素血症という病気になる可能性がある

下痢やショック症状、最悪の場合は死につながる腸毒素血症という病気は、うさぎの腸内細菌のバランスが崩れて引き起こされます。


繊維質が少なく、炭水化物(でんぷん)が多いバナナをあげすぎると、腸毒素血症を発症してしまう恐れがあります。


このような理由から、うさぎにバナナを与えるのはお留守番や通院、爪切りを頑張った時など、特別な時のご褒美として少量与えるだけにしましょう。

補足:バナナの皮やバナナチップスも餌として与えて大丈夫?

では、バナナの皮やバナナチップスをうさぎが食べても大丈夫でしょうか?


・バナナの皮

バナナの皮はうさぎに与えないほうが無難です。


海外から輸入され、販売されているバナナは、皮に農薬など、目に見えない付着物が残っている可能性があります。


万が一を考えて与えないほうがいいでしょう。


・バナナチップス

小動物のおやつコーナーでバナナチップスを販売しているのをみたことがある人もいると思います。


ペット用として販売されているバナナチップスは与えても大丈夫です。

ただし、人間用の砂糖がかかっているものなどは与えないでください。


また、ペット用といっても、与えすぎはNG。

牧草やペレットを食べてくれなくなる場合があるので、ご褒美として少量与えるようにしましょう。

うさぎにバナナはどうやって与える?上手な与え方や量を解説!


では、うさぎにバナナを与えるときはどのように与えたらいいのでしょうか?

具体的な頻度や量を知っておきたいですよね。


そこでここからは

  • うさぎにバナナを与える際の適量や頻度
  • うさぎがバナナを食べすぎる危険性
  • うさぎにバナナなどのおやつを与えていいのはいつからか
について詳しくご説明します。

うさぎにバナナを与える際の適量や頻度はどれくらい?

うさぎにバナナを与える際は少量がいい、というのはわかったかと思います。


では、具体的にはどのぐらいの量を、どれぐらいの頻度で与えていいのでしょうか?


うさぎの主食である牧草やペレットをきちんと与えている状態で、生の果物や野菜をおやつとして与える場合、体重1kgに対して5gまでにとどめておくのがベストです。


1.5kgのうさぎには多くても7.5gまで、2kgのうさぎには多くても10gまで、という具合です。


バナナをはじめ、果物や野菜などのおやつを与える場合は、キッチンスケール(0.1g単位で測れるものがベスト)できちんと計量し与えるようにしましょう。


また、毎日与えるのではなく、1〜2週間に一度を目安に与えるようにしてください。

うさぎがバナナを食べ過ぎる危険性は?肥満や下痢、うっ滞に注意

では、うさぎがバナナを食べすぎると、どういう体の変化・効果が現れるのでしょうか。


先にも紹介しましたが、糖質が多いバナナを食べすぎると太りやすく、日常的に食べていると肥満になってしまします。


肥満は脂肪肝や、さまざまな内臓、また脚や関節への負担にもなるので、体重を測定してコントロールをするようにしましょう。


また、肥満を引き起こす原因の糖質は、下痢やうっ滞の原因にもなります。


うさぎは自分の胃腸で糖質を分解することができません。

ではどうするのかというと、盲腸内の腸内細菌が糖質を分解します。


しかし、本来、牧草やペレットの糖質を分解するための腸内細菌なので、バナナの多すぎる糖質を分解するのにはかなりの時間がかかってしまいます。

そうすると、消化不良を起こし、下痢やうっ滞、ひどくなると腸毒素血症の症状が現れます。

補足:うさぎにバナナ等のおやつはいつから与えても良い?

バナナをはじめとするおやつはいつごろから与えていいのでしょうか


うさぎは生後5〜6週ごろから離乳期に入ります。

ただ、この頃はまだお腹の調子が整ってなく、成長途中です。


完全に離乳が終わる3ヶ月ごろから野菜や果物などのおやつを与え、「これは食べられるものだ」と認識して貰えば、大人になってからの食事の幅が広がります。


ただ、個体により差がありますので、糞の様子を見ながら少しずつ与えていくようにしましょう。詳しくは下記記事を参考にしてくださいね!

うさぎおやついつからのサムネイル画像

うさぎのおやつはいつから?頻度や量・あげすぎると起こる問題についても解説

補足:バナナ以外にもうさぎが食べて良い果物・野菜はある?

うさぎは牧草とペレットを主食として食べます。

そして、野菜は副菜として、フルーツはおやつにあたります。


フルーツはバナナに限らず糖質が多いものが多く、食べすぎるとやはり肥満の原因になってしまいます。


与えすぎには注意しながら与えていくようにしましょう。


代表的なうさぎが食べていい果物や野菜は以下の通りです。


野菜

  • キャベツ
  • 小松菜
  • レタス
  • 大根の葉
  • にんじん
  • トマト
  • セロリ
  • 白菜
  • 大葉

など


果物

  • バナナ
  • りんご
  • いちご
  • パイナップル
  • スイカ
  • マンゴー
  • もも

など


注意したいのは、どれもよく水洗いした後に、種や皮を取り除いてからあたえるようにしましょう。


また、与えてもいいものとは言っても、あくまで主菜は牧草やペレットです。


与えすぎに注意して、体調を観察しながら少しずつ与えるようにしていきましょう。

うさぎもペット保険に加入できる?ペット保険を検討してみよう

犬と猫だけしか加入できないと思われがちなペット保険ですが、近年はペットも多様化し、うさぎが加入できるペット保険が増えてきています。


すこし前までは、うさぎの平均寿命は6〜7年と言われてきましたが、最近では10〜12年と平均寿命が伸びてきています。


理由としては、飼い主の飼育に関する知識の向上や、フードの質も上がり、さらに医療の進歩が大きな要因と考えられています。


その分病院にお世話になる機会も必然的に増えてきます。


しかし、健康保険がある人間と違い、自由診療のみのうさぎをはじめとする多くのペットは、時には人間以上に医療費がかかってしまうことも。


その際、ペット保険に加入していれば医療費の一部を保険会社が負担してくれるので、費用の心配が軽減し、ご自身のうさぎにとって最善の選択を選びやすくなります。


以下のページではうさぎのペット保険について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

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うさぎにペット保険は必要?おすすめの人気ペット保険を徹底解説【2023年最新版】

まとめ:うさぎはバナナが好き!ただし与える際は量や頻度に注意

うさぎにバナナを与えても大丈夫なのか、適切な頻度や量について説明してきましたが、いかがだったでしょうか?


この記事のポイントは

  • うさぎにバナナを与えても大丈夫
  • ただし与える場合は体重1kgにつき5gまでにとどめ、1〜2週間に一度の頻度で
  • バナナの与えすぎは肥満や病気の原因に
  • バナナの皮は与えない。バナナチップスを与える場合はペット用のものを
  • うさぎにバナナやおやつを与える場合は、離乳が終わる生後4ヶ月以降に様子を見ながら少量ずつ
でした。


可愛いうさぎが美味しいフルーツを食べてご機嫌な様子はとても可愛いですよね。


ただし、与えすぎに注意しながら、特別な日のおやつとしてうさぎに楽しんでもらうようにしましょう。


MOFFMEでは、他にも様々なペットやうさぎのペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください。