ドーベルマンの適正体重とは?月齢体重の推移や体重管理方法を解説!のサムネイル画像

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ドーベルマンの標準体重はどれくらいでしょうか。愛犬の大きさが平均よりも大きい・小さいかは気になるところですよね。また子犬から成犬までいつまで成長し、どの様な体重の増え方をするのでしょうか。この記事ではドーベルマンの体重について、適正体重や管理方法を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ドーベルマンの適正体重はどれくらい?体重管理方法も解説!

引き締まった身体が格好いいドーベルマンですが、この犬種の適正体重や大きさがどのくらいなのかご存じではない方もいらっしゃるのではないでしょうか。


今回MOFFMEではドーベルマンの適正体重に注目しながら、飼い方や飼育の際に抱えることの多い悩みなどを取り上げ詳しく解説していきます。

  • 基本的な特徴や性格、寿命
  • オス・メスごとの適正体重や子犬から成犬になるまでの体重の推移
  • 最適な食事と運動
  • かかりやすい病気とおすすめの保険
これからドーベルマンを飼いたいと考えている方や、飼い方や体重管理にお悩みの方は是非ご覧ください。

またMOFFMEでは、「ドーベルマンのペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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そもそもドーベルマンはどんな犬?特徴や歴史、寿命、性格を解説


筋肉質でスタイリッシュな印象をもったドーベルマンは、家庭犬としても人気のある犬種です。


この犬種の格好いい印象に惹かれ、ぜひとも家族の一員に迎えたいと思う方も多いのではないでしょうか。


そんな方のために、ここではドーベルマンについて知っておきたい特徴や魅力を紹介しています。この犬種について詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。

  • 原産国や歴史背景、使役犬としての役割
  • 寿命や子犬の価格
  • 性格の特徴やオス・メスの性格の差

ドーベルマンはどんな犬?特徴や歴史、寿命、価格を解説!

ドーベルマンは、1890年頃にドイツで作り出された大型の犬種です。


屠畜解体人や収税を生業としていた「カール・フリードリヒ・ルイス・ドーベルマン」氏は、犬の保護員をテューリゲン州で行っていました。


彼は犬の交配能力にも長けており、町をうろついてた大型の犬たちをかけ合わせてこの品種を作り出したとされています。


ドーベルマンの特徴は、ほっそりとした筋肉質で逞しい体つきです。


さらに高い警戒心と運動能力を兼ね備えているため、警察犬や軍用犬として最適な犬種であるといえるでしょう。 


子犬をお迎えする際には、主にブリーダーから購入することになります。


子犬のお迎えにかかる費用は平均して25~40万円ほど、飼育用品を含めると30~50万円程度です。断耳をする場合には、さらに追加で5~10万円必要となります。


子犬から大切に育ててきたドーベルマンにも、いつかは寿命が訪れます。


寿命は大型犬としては平均的な約11年程度です。

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【獣医師監修】ドーベルマンの平均・最高寿命は?長生きのためのコツや保険も紹介!

ドーベルマンの性格を解説!オス・メスで性格も違う?

ドーベルマンは見た目のイメージ通り、忠誠心と高い警戒心を持った護衛犬としての素質が高い性格をしています。


防衛意識が高く家や家族を守ろうとする意識が非常に強い犬種なので、お客さんに対して警戒心を発揮してしまうこともあります。


これを防止するためには、子犬の頃からしっかりとしたしつけを行っておくことが重要です。


反面、忠誠を誓った飼い主には甘えん坊で穏やかになるという可愛らしい一面もあります。信頼関係を築いた飼い主さんに甘えてくる姿には、癒されること間違いなしです。


基本的にオスはやんちゃで警戒心が強く、メスはオスよりも落ち着いているしつけのしやすい子が多いとされています。


しかし子犬期には、性別にかかわらずやんちゃな子が多い傾向にあるようです。

ドーベルマンの適正体重はどれくらい?体型チェック方法も紹介!


ドーベルマンは大型犬に該当する犬種です。


そのため家族に迎え入れる前に、どのくらい大きくなるのかや自宅で飼える犬種なのかどうかをしっかりと確認しておく必要があります。


ここではドーベルマンの適正体重について詳しく解説しています。


この犬種を家族に迎え入れようと考えている方や、愛犬の適正体重を知りたい方はぜひともご覧ください。

  • この犬種の適正体重
  • 成長による体重の増え方やいつまで成長するのか
  • 体型チェックの方法
  • 2種のタイプについて

ドーベルマンの適正体重とは?月齢別の体重推移も紹介!

ドーベルマンの適正体重は、オスが35~45㎏、メスが28~35㎏だといわれています。


オスはメスよりも一回り大きくがっしりとした体形になることも、この犬種の特徴のひとつです。


この犬種は生後半年まで体重の増え方が顕著であり、その後はゆっくりと時間をかけて成熟していきます。


子犬期の月齢別体重推移は以下の通りとなります。

月齢適正体重(アメリカン)適正体重(ヨーロピアン)
2ヶ月9㎏14㎏
3ヶ月13㎏18㎏
4ヶ月18㎏27㎏
5ヶ月22㎏27㎏
6ヶ月27㎏31㎏

ドーベルマンの体型チェック方法とは?BCSについて解説!

愛犬の体型チェックには、BCS(ボディ・コンディション・スコア)を用いると良いでしょう。


これは人間でいうBMIに該当するもので、犬の体を見たり触ったりして5段階で評価するといったものです。


チェックするポイントは以下の通りです。

  1. 横から見たウエストのくびれ具合は程よいか
  2. ウエストを触った際のくびれ具合は適切か
  3. 上から見た腰回りにしっかりとくびれがあるか
  4. 腰を上から触った際に腰骨は確認できるか
  5. わき腹を触った際にあばらが確認できるか
チェックをしたら、以下の表に愛犬のボディコンディションを当てはめましょう。

BSC3に該当すれば標準体型となり、それより低ければ痩せ気味、高ければ太り過ぎとなります。

BCS(体型)確認方法
1(痩せ型)骨の感触が強く、あばらや腰骨、骨盤がはっきり目視できる
触っても脂肪が確認できず。腰の括れや腹部の吊りあがりが顕著
2(痩せ気味)あばらと腰のくびれがはっきりと目視で確認できる
腹部の吊りあがりがはっきりわかる
3(理想体型)触れて確認できる程度の適度な脂肪があり、肋骨は触診のみで確認可能
上から見たときに肋骨の後ろに腰のくびれがある
腹部の吊りあがりは横から見たときにわかる程度
4(太り気味)脂肪がやや多いが肋骨は触って確認可能
上から見たときの腰のくびれは少ない
横から見たときの腹部の吊りあがりは多少みられる
5(肥満体系)脂肪に覆われた肋骨は触診で確認できない
腰やしっぽの根元にまで脂肪がついている
腰のくびれや腹部の吊りあがりは見られない

補足:アメリカン・ヨーロピアンタイプの2種類がある!

ドーベルマンにはアメリカンとヨーロピアンの2種類があります。


家庭犬として飼われているドーベルマンの多くは、アメリカンタイプという種類に該当します。


アメリカンタイプは比較的小柄でスマートであり、家庭犬向けに品種改良された種類です。筋肉質はヨーロピアンタイプより少なく、性格はやや敏感な傾向にあります。


一方のヨーロピアンタイプは、使役犬として作られたそのままの姿をした大柄な種類です。


ブリーダー経由で譲り受けるケースは少なく、警察犬訓練所のような特別な施設から譲り受ける必要があります。


アメリカンタイプより体が大きいだけではなく、全体的なパーツが分厚くしっかりとしていることも特徴です。

ドーベルマンの体重管理方法とは?適切な食事・運動管理が大切!


筋肉質でしなやかな体をもったドーベルマンですが、その体系を維持するためにはしっかりとした食事と運動量の管理が必要となります。


ここではこの犬種が必要とするライフスタイルはどのようなものなのかを、食事と運動にスポットを当てて詳しく解説しています。

  • 一日に必要とする食事量とカロリー
  • 一日に必要とする運動量
飼育を検討している方や、現在飼っている愛犬の生活スタイルを見直してみたい方はぜひ参考にしてみてください。

食事管理が大切!ドーベルマンの適切な食事量はどれくらい?

ドーベルマンはしなやかな筋肉をもつ犬種であるため、飼育の際には栄養価の高いドッグフードを必要とする犬種です。


成長段階やBCSに応じて、栄養成分のはじめもしくは2番目に牛や羊などの肉類が表示された、タンパク質を多く含んだフードを与えてあげましょう。


この犬種に必要なカロリーは、以下の通りです。

ライフステージ必要カロリー給餌回数
子犬(生後2~6ヶ月)1000~2000キロカロリー 4回
若犬(生後6ヶ月~2歳)2000~2500キロカロリー3~4回
成犬(2~7歳)1500~2000キロカロリー2

太りにくく痩せやすい犬種なので、ゆで卵やささみ、加熱したサーモンなどをタンパク質補給のためのおやつとして与えるのもおすすめです。

運動管理も大切!ドーベルマンに必要な運動量はどれくらい?

ドーベルマンという犬種は持久力に優れており、一日にかなりの運動量を必要とします。


室内飼育の際にもある程度の広さを必要とする上に、運動が出来ないとストレスがたまり暴れて制御ができなくなってしまいがちです。


引き締まった身体を維持し、健康な犬に育てるためには1日2回、1回1時間程度の散歩を行うとよいでしょう。


走り回ることも好きな犬種なので、ドッグランで遊ばせたりランニングを取り入れた散歩をするのもおすすめです。


生後2~3ヶ月の子犬は、まだワクチン接種を済ませていないため散歩に出ることができません。


しかし子犬は活発であるため、室内でボール遊びや引っ張りっこなどの遊びをして、からだ作りができるようにしてあげてください。

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ドーベルマンのしつけ方を徹底解説!しつけのコツや始める時期とは?

ドーベルマンのかかりやすい病気とは?ペット保険に加入しよう!

犬には大小様々な犬種があり、犬種ごとにかかりやすい特徴ある病気も存在します。


ここでは、ドーベルマンがかかりやすい病気について詳しく解説しています。

  • かかりやすい病気
  • がペット保険に加入するのは保険は必要か

この犬種の飼い主を特に悩ませる代表的な病気が、胃捻転股関節形成不全です。


この2つの疾患はいずれも手術を必要とすることがあり、治療には莫大な医療費がかかってしまうこともしばしばあり得る重大な病気です。

ドーベルマンにはかかりやすい病気があるので注意!

ドーベルマンは胸が深く、その体系から胃捻転に特にかかりやすい犬種です。


胃捻転は意を固定している組織がねじれることで起こりやすく食後すぐに運動したり、フードをドカ食いすることで発症するとされています。


胃捻転になってしまった際には、緊急手術が必要となります。

胃捻転の手術は胃の中のガスを抜いた後、回復して胃のねじれを直しつつ元の位置に戻す大手術となるので、保険適用を行わない場合費用は10万円を超えてしまいます。


また純血種の大型犬全般が患いやすい疾患として、遺伝的な股関節の形成不全が挙げられます。


こちらの疾患も歩けないほどの重篤な症状があると、多くの場合手術を必要とします。


股関節形成不全は遺伝要素の強い病気なので、お迎えする前にはその子の家系図をしっかりと確認しておくと良いでしょう。

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【獣医師監修】犬の胃捻転とは?原因から症状、治療費、予防まで解説

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【獣医師監修】犬の股関節形成不全とは?原因や症状、治療法や予防法について解説!

念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

ドーベルマンは胃捻転や股関節形成不全などの手術を必要とする重篤な疾患にかかりやすい犬種であるため、万が一の時に備えてペット保険に加入することをおすすめします。


人間と異なり、ペットには人間のような必須加入保険がないため、保険証も存在しません。そのためペット保険に入っていない場合、通院や入院・手術などの費用は全て飼い主さんの自己負担となってしまうのです。


ペット保険に入っていれば、万が一の際の入院や手術代はもちろんのこと、定期的な通院費や検査代などを大幅に減らすことができます。


あなたの愛犬を守るために役に立つペット保険を、MOFFMEでは多数紹介しています。保険の一括比較サービス口コミ・評判を取り扱っていますので是非チェックしてみてください。

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まとめ:ドーベルマンの適正体重はどれくらい?

この記事では

  • ドーベルマンの特徴や歴史、寿命、性格
  • 適正体重と体型チェックの方法
  • 食事や運動による体重の管理方法
  • かかりやすい病気
について解説しましたが、いかがだったでしょうか。

ドーベルマンは筋肉質な体と忠誠心の強い性格が特徴の大型犬です。

オス・メスに体格差がある犬種であり、適正体重はオスが35~45㎏、メスが28~35㎏だといわれています。

運動量が多くカロリーもたくさん必要とするため、飼育の際にはしっかりとした運動や食事の管理が必要となります。

ドーベルマンは胃捻転股関節形成不全などの病気にもかかりやすい犬種でもあります。この記事を機にMOFFMEであなたの愛犬の適正体重や体型を見直し、万が一の病気や怪我に備えてペット保険に加入させてあげてみてはいかがでしょうか。