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猫の失禁はストレスが原因でしょうか。愛猫がトイレ以外でおしっこをしていたらとても心配ですよね。尿路結石等、どんな病気が原因として考えられるか、また粗相の対処法が気になりますよね。この記事では猫の失禁とストレスについて考えられる病気やストレス解消法を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫の失禁はストレスが原因?考えられる病気や対処法を解説!

猫は決まったところでトイレをして砂をかけて後始末をする習性がある綺麗好きな生き物です。


そのため、一度トイレを覚えてしまえば粗相をすることなく、安心して生活でき、気に入ったトイレボジションを見つけてしまえば、トイレ以外でもトイレをするようになってしまう困った一面もあります。


そんな猫ちゃんがトイレ以外で失禁してしまった時は、どこか身体が悪いんではないか?と不安になりますよね。


今回「MOFFME」では猫の失禁について以下の項目別に解説していきます!

  1. 猫の失禁はストレスが原因?ストレスや老化等の原因を解説!
  2. 猫の失禁の原因として考えられる病気とは?失禁の対処法も解説!
  3. 猫のストレスとは?原因や症状・サイン、解消法を徹底解説!
  4. 猫のストレスとは?原因や症状・サイン、解消法を徹底解説!
  5. 念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

猫が失禁してしまった経験がある、猫が今後失禁してしまった時のためにもこの記事を最後まで読んで失禁の原因や注意点について理解しておきましょう。


またMOFFMEでは、ペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。

猫の失禁はストレスが原因?ストレスや老化等の原因を解説!


猫の失禁の原因はストレスが関係しているのことはご存知ですか?


もちろん、ストレス以外にも原因はありますが、ストレスを溜め込むことで猫はうまく排泄ができずにトイレ以外で失禁してしまうことがあります。


猫がトイレ以外でおしっこをしてしまったり粗相をしてしまった時には何が原因なのか確認してください。


もしかしたら病気が原因でうまく排泄できなくなっていることもありますので、その場合は早急に動物病院へ連れていきましょう。


ここでは猫が粗相をしてしまう原因をいくつかご紹介致します!

  • 周囲の環境やストレスが原因で粗相をしてしまう
  • 老化が原因で粗相をしてしまう
  • 病気が原因で粗相をしてしまう

原因①:周囲の環境やストレス

猫は縄張り意識が強く周囲の環境の変化にストレスを感じてしまう生き物です。


ストレスを溜め込むことで排尿を上手くできずに失禁してしまうこともあります。


自分のテリトリー内で何か不安や恐怖となるストレスがあった際に、安心感を得るためにマーキングとしてトイレ以外でおしっこをしてしまうこともあります。


また猫は綺麗好きな生き物ですので、トイレが汚れていたり不衛生だとトイレでおしっこをする気がなくなり、結果トイレ以外で失禁してしまうことになります。


人間も汚いトイレや匂いの臭いトイレで排泄したいとは思わないですよね。


人間より嗅覚が優れている猫なら、なおのこと綺麗なトイレで排泄したいと思います。


また身の回りの環境の変化に敏感で、引っ越しや模様替え、家族の増減でもストレスを感じて普段どおりの排泄ができなくなり失禁してしまうこともありますので注意しましょう。

原因②:老化

人間と同じく猫も老化によって失禁してしまうことがあります。


猫の平均寿命は14歳と人間より短命であり、老化も早いです。


臓器に関わる筋肉は加齢とともに減少していき、結果トイレに間に合わずに失禁してしまうことが多々あります。


老後のシニア猫は若い頃のようにトイレに向かって排泄するつもりでもトイレに向かっている途中で失禁してしまうこともあります。


シニア猫のトイレを手伝うトイレまでのスロープなどもありますので、シニア猫を飼っている人は、失禁が多くなる前にスロープの導入をおすすめします。

原因③:病気

尿器官関連の病気によっても猫は失禁してしまうことがあります。


  • 膀胱炎によっておしっこをうまく溜められない。
  • 尿路結石でおしっこがうまく出せない。

こういった尿関連の病気は猫ちゃんもしんどい思いをしてしまい、トイレがうまくできないことで更にストレスを感じてしまうので悪循環です。


尿路結石膀胱炎になった際には、すぐ動物病院へ連れて行って治療を受けてください。


尿路結石が進行してしまうとおしっこを出せずに最悪、取り返しのつかない結果になってしまうこともあります。

猫の失禁の原因として考えられる病気とは?失禁の対処法も解説!


普段ちゃんとトイレで排尿できていた愛猫が失禁してしまった時、「どこか具合が悪いのではないか?」と考えます。


病気が原因で失禁してしまっているケースもありますので、その場合はすぐに動物病院へ連れていきましょう。


失禁は猫にとって重要なSOSサインです。


中には血尿が出ることもあり、血尿が発覚して初めて病院へ連れて行くこともありますが、環境の改善を行っても、失禁が丸々1日続いてしまえば病気の可能性を考えたほうがいいでしょう。


ここでは猫の失禁にまつわる病気、改善方法について解説していきます!

  • 猫のトイレの失敗の原因として考えられる病気は?症状等を解説!
  • 猫の失禁の対処法は?ストレス発散や掃除、トレーニング等を解説

猫のトイレの失敗の原因として考えられる病気は?症状等を解説!

考えられる病気は「膀胱炎」「尿路結石」による失禁です。


膀胱炎はおしっこを上手に膀胱内に溜めることができずに気づけば漏れてしまう、失禁してしまうことになります。


尿路結石は、排尿、排泄が思ったとおりにできずに、何度もトイレにいっては何も出せずにウロウロしてまたトイレに行きを繰り返し、トイレ以外で失禁してしまうことになります。


また無理に力んでしまったり、おしっこを出せないストレスから尿道を舐めてしまい、傷を付けてしまい血尿が出ることもあります。


血尿が出た時にはすぐに動物病院へ連れていきましょう。

放っておくと傷口から菌が入り化膿してしまったり、二次被害に発生する恐れがあります。


失禁してしまった時には、マーキングにより同じ場所で排尿をする習慣がついてしまうので、匂いを消しておきましょう。


また、膀胱炎尿路結石の改善方法は手術以外には栄養摂取による回復を促すしかないので動物病院へいって抗生物質を出してもらい、症状を改善するための栄養素に特化したごはんに変えてください。

猫の失禁の対処法は?ストレス発散や掃除、トレーニング等を解説

猫の失禁の対処法について知っておけばいざという時に対応することができます。


猫が失禁してしまった時はまず失禁の原因を考えてみましょう。


環境の変化ストレスによる失禁か、老化による失禁か、何か病気になってしまっているのかを見極め対処することが大切です。


はじめに行なうべきは、何か身の回りの変化が無かったか、トイレや水飲みなど猫の生活に関わる場所が汚れている、不衛生だった場合は綺麗に掃除してあげましょう。


餌や猫砂をいきなり変えてストレスで食欲不振になった、トイレが上手にできなくなったといったケースもありますので猫が新しいものに慣れるまでは徐々に変えていきましょう。


ストレスが原因で排泄がうまくできずに、粗相してしまっていることもありますので猫にストレスを与えない環境作りやスキンシップ、適度な運動を与えてください。


ストレスを発散することで失禁が無くなることもあります。


また粗相が続くようなら、排泄、排尿を行いそうなタイミングで猫をトイレに連れて行ってトイレで排泄をするトレーニングをしてあげましょう。

猫のストレスとは?原因や症状・サイン、解消法を徹底解説!


失禁の原因の1つである猫のストレスについて解説していきます。


猫は繊細な生き物で些細なことでもストレスに感じてしまいます。


また飼い主に言葉で不満を訴えることができないので、飼い主である我々人間が猫のストレスサインにいち早く気付き、ストレス要因を解消、ストレスを発散してあげる必要があります。


ここでは猫のストレスについていくつかご紹介していきますので、確認しましょう。

  • 猫のストレスの原因は?留守番や閉じ込める等の原因を解説!
  • 猫のストレス行動は?食欲不振や血尿、失禁等の症状を解説!
  • 猫のストレス発散法を解説!構いすぎない、運動させることが大切

猫のストレスの原因は?留守番や閉じ込める等の原因を解説!

猫のストレスの原因はいくつかありますが主に5つの要因が原因となっております。

  1. 寂しい、飼い主が構ってくれない、お留守番や独りの時間が多い
  2. 身の回りの環境の変化、知らない人の来客、家族の変化
  3. 運動不足
  4. 大きな音や匂いなど猫にとっての刺激

飼い主が忙しくて猫とのスキンシップが足りない、構ってあげられないなど独りの時間やお留守番が多いとストレスに感じて分離不安症などの病気へ発展することもあります。


しかし、無理に構いすぎるのは禁物です。


猫は気まぐれな生き物であることを理解し、猫のペースで猫が遊んでほしそうな時、甘えたい時に思いっきり遊んであげて、思いっきりスキンシップを取りましょう!


過度なスキンシップは余計ストレスを与えることになりますので注意してください。


また、猫は運動能力が高く、運動不足によってもストレスを感じてしまいます。


ゲージ飼いや狭い場所に閉じ込めたりして、運動できない環境、猫を不安にさせるようなことは避けてください。


猫は嗅覚や聴覚も優れている生き物なので大きな音や、匂いの変化にも敏感です。


猫にとって過ごしやすい環境作りがストレス無く、猫に過ごしてもらうための第一歩です。

猫のストレス行動は?食欲不振や血尿、失禁等の症状を解説!

猫がストレスを感じた時のストレスサインについて理解しておきましょう。


分かりやすいストレスサインはストレスを感じた時に猫は鼻が赤くなり乾燥して、尻尾をふりふり振り回しますので注意して観察してあげてください。


逆に鼻が真っ白で湿っていて、尻尾がピンッと立ち上がっている時はご満悦なサインです。


猫が急に大きな声で鳴く、夜鳴きする、急に走り出したりする奇行が見られた場合もストレスが溜まっていることが原因です。


他にも普段元気にごはんを催促してくる猫ちゃんがごはんを食べない、食欲不振や失禁、血尿が出た際には大きなストレスを溜め込んでいるか病気の可能性がありますので注意して見守ってください。


ストレス要因の改善が先決ですが、場合によっては動物病院へ連れていくことをおすすめします。

猫のストレス発散法を解説!構いすぎない、運動させることが大切

猫がストレスを溜めないようにすることが大切ですが、生活していく中でストレスは感じてしまうものです。


溜まったストレスをどのように発散していくかが大切になってきます。


必要なのは、ストレス要因を改善し、猫に構いすぎずに、猫のタイミングで遊んであげることです。


猫が遊んでほしそうなタイミングで1日15分でいいので遊んで運動させてあげましょう。


この際に横の並行運動ではなく、縦の垂直運動が運動不足解消に効果的ですので、猫じゃらしやおもちゃを使って、跳んだりはねたりの運動をさせることがポイントです。


猫は体力もそこまでないので1日15分の運動でも十分に満足してストレス解消になります。


あまり運動させすぎると余計疲れてしまい、体調不良の原因にもなりますので過度に運動させることは注意しましょう。

念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!


猫がストレスを溜め込むと失禁食欲不振にも繋がりますが、ひどくなると尿路結石膀胱炎などの病気になってしまうこともあります。


病気にならないことが一番ですが、万が一、通院し手術をすることになれば莫大な治療費がかかることになります。


猫が失禁してしまい「動物病院に連れていきたいけれど、治療費を気にして受診できない」なんてことにならない為にも、ペット保険に加入しておくことをおすすめします。


ペット保険に加入していれば、何か気になることがあった時に、気兼ねなく動物病院を受診できます。


何より、猫はどこかのタイミングで体調不良や病気になってしまいます。


一度疾患してしまった病気は保険適用外になることが多いので早い時期からペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは猫のペット保険一括比較サービス口コミや評判などを取り扱っていますのでペット保険選びの参考にしてください。

まとめ:猫の失禁はストレスが原因?

如何でしたか?


猫の失禁にはストレスも関係していますが、もしかしたら尿路結石膀胱炎など尿関係の病気になっていることもあります。


万が一のためにもペット保険に加入しておくことが飼い主の務めでもあります。


愛猫が失禁、粗相してしまった時のためにも注意点を抑えて正しい対応を行いましょう。

  • 猫の失禁はストレスや病気、老化が原因になっていることを理解する
  • 猫のストレスの原因を把握し、ストレスサインにいち早く気付く、ストレス解消に努める
  • 万が一のためにもペット保険に加入しておく

飼い主で解決できることが解決し、どうしようもない、分からない時はすぐに動物病院へ連れて行ってください。


猫は自分では病院に行くことも、不満や症状を訴えることもできません。


飼い主がちゃんと猫の変化に気付いて、対応してあげることが、愛猫がいつまでも元気に暮らせる近道です。


MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。