猫の痙攣はストレスが原因?考えられる病気やストレス解消法を解説!のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 猫の主な痙攣の原因は①痙攣②病気 
  2. 猫の痙攣を引き起こす病気は脳の異常によるものとそれ以外に分類される 
  3. 痙攣を引き起こした場合、できるだけ早く動物病院に連れて行くことが大切 
  4. 猫の治療費用は全額自己負担になるため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ

猫の痙攣はストレスが原因なのでしょうか。睡眠中等に尻尾や背中、後ろ足がピクピク震えるのを見たらとても心配ですよね。腎不全やてんかん等の病気も考えられるのでしょうか。この記事では猫の痙攣とストレスについて、考えられる病気やその対処法、ストレス解消法を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫の痙攣はストレスが原因?ひきつけの原因となる病気も解説!

猫ちゃんに突然痙攣が起きたら、どのように対処したらよいのか戸惑ってしまうこともありますよね。猫ちゃんの痙攣の原因は様々で、心配しなくても大丈夫な場合や早く病院に連れていくべき場合など症状によって変わってきます。


そこで今回「MOFFME」では

  • 猫ちゃんの痙攣の原因とは?
  • 痙攣の原因として考えられる病気とは?
  • 猫ちゃんの痙攣の対処法とは?
  • 猫のストレスの原因とは?
  • ペット保険に加入しよう
について解説していきます。

もし猫ちゃんに痙攣が起きてしまったときの為にも、この記事を読んで原因や対処法を覚えておきましょう。


ぜひ、最後までご覧ください!


またMOFFMEではペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。

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猫の痙攣の原因とは?ストレスや寒さ、病気等の原因を解説!


猫ちゃんの尻尾や背中、後ろ足などが震えているのを見たら心配になりますよね。

猫ちゃんの痙攣は、大きく2種類に分けられます。ストレスを感じた時に身体を震わせたり、運動のやり過ぎで筋肉が疲れて起こるような生理的なものが原因の場合とてんかんなどの病気が原因の場合です。

今回こちらでは、
  • 生理的な原因
  • 病気による原因
について解説していきます。

原因を知る為にも、痙攣が起きた時の猫ちゃんの様子や症状をしっかり確認してくださいね。

原因①:ストレスや寒さ、高齢等、生理的なもの

生理的な原因として考えられるものは

  • 睡眠中に夢を見ている
  • 筋肉疲労
  • 寒さ
  • 恐怖やストレス
  • 筋力低下(高齢猫)
などがあります。

猫ちゃんの震えでまず考えられるのが、寒さです。体温調節のために体を震わせることが多いので、そのような場合は部屋を暖めたり毛布などを用意してあげてくださいね。

生理的なものが原因の場合は、その原因を取り除くことが出来れば震えも収まることが多いです。頻繁に震えるようであれば獣医さんに診てもらいましょう。

特に重要なのは、痙攣の時に猫ちゃんの意識があるか、ないかです。意識がない場合は、痙攣の可能性が高いので注意してください。

原因②:てんかんや腎不全等、病気によるもの

痙攣をおこす原因として考えられる病気は

  • てんかん
  • 脳炎
  • 脳腫瘍
  • 水頭症
  • 中毒
  • 腎機能不全
  • 熱中症
  • 感染症
などがあります。

病気や歯周病などのケガの痛みから身体が震えることもあります。震えが頻繁にある、元気がない、体重も落ちている、などの場合はすぐに病院を受診してください。

  • 1分以上痙攣が続いている
  • 何度も繰り返す
  • 元気がない
  • 意識がなく、呼びかけても反応がない
などの場合は、後遺症などの心配もあるので出来るだけ早く病院を受診してください。

猫の痙攣の原因として考えられる病気をそれぞれ詳しく解説!


身体の震えや痙攣を起こす病気には様々な種類があります。どんな病気があるのか、どんな症状なのか、どんなことに気を付けるべきなのかしっかり確認しておくことが必要です。


こちらでは、猫ちゃんの痙攣と考えられる病気を大きく2つに分けて

  • 脳の異常・病気
  • 脳以外の異常・病気
について解説していきます。

痙攣発作は命に関わることもありますので、少しでも気になることがあれば動物病院で診察してもらいましょう。

①:てんかんや脳炎等、脳の異常・病気

猫ちゃんのてんかんは100頭に1頭以下の発症率と言われています。てんかんとは、突然発作が起き、意識障害や痙攣が繰り返される病気です。


てんかんには

  • 症候性てんかん(水頭症・脳炎・脳腫瘍・脳出血など)
  • 特発性てんかん(原因不明)
の2種類があり、特発性てんかんが一般的です。

症状は
  • 全般てんかん発作(全身が痙攣)
  • 焦点性てんかん発作(身体の一部が痙攣)
があり、猫ちゃんは焦点性てんかん発作が多いとされています。

全般てんかん発作の場合は、突然倒れて全身が痙攣します。その後、走り回ったり、手足をバタバタしたりすることもあります。

特発性てんかん発作の場合は、顔の痙攣・よだれ・手足の一部痙攣などがあります。発作の症状が猫ちゃんによって変わるため、気付きにくいこともあります。

興奮したとき、ストレスを受けて緊張したとき、光や音の刺激を受けた時などに発作が誘発されたり、前兆としてあくびや歯ぎしり、過剰なグルーミングなどが見られることもあるので注意してください。

②:腎不全や中毒等、脳以外の異常・病気

脳以外で震える・痙攣などの症状が見られる病気には

  • 腎機能不全
  • 肝機能不全
  • 感染症
  • 低血糖
  • 熱中症
  • 中毒
などがあります。

尿毒症

尿として身体から排出されるはずの毒素が体内に溜まることで嘔吐や下痢がみられ、ひどくなると神経障害を起こすこともあります。

熱中症

猫ちゃんは、発汗をして体温を下げることが苦手です。熱中症の時には、呼吸が早くなりよだれが出ます。症状がひどくなると、全身が痙攣したり、意識を失うこともあります。

低血糖

血液中の糖分が少なくなり、血糖値が下がることが原因です。元気がない、食欲不振などの症状に注意が必要です。

中毒

細菌・薬品の誤飲・キャットフードのカビの摂取などが原因で起こります。症状は原因によって変わり、下痢や嘔吐・よだれ・痙攣など様々です。

他にも、ワクチンが原因でアレルギー反応が起きたり、甲高い大きな音が原因で15歳前後の高齢の猫ちゃんに発作が起きる可能性もありますので注意しましょう!

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猫の痙攣の対処法とは?飼い主にできることを解説!


猫ちゃんが突然痙攣を起こしたらビックリして何をしたら良いかわからなくなってしまうと思います。しかし、近くにいる飼い主さんだからできる対処法もあるんです。


今回こちらでは、

  • 出来るだけ早く病院に連れていく
  • 発作の持続時間や頻度を計測する
について解説していきます。

痙攣が起きてしまったときの対処法として参考にしていただけたらと思います。

出来るだけ早く動物病院に連れて行くようにする

猫ちゃんは、あまり震えることのない動物です。その為、痙攣や震えが起きている時は何か身体に異変があると考えられます。


寒さやストレスなどの生理的なものが原因でない場合、少しでも様子がおかしいと感じたら早めに病院を受診しましょう。


その時に、大きな声で呼びかけたり、身体を揺すったりしてしまうと状態が悪化してしまう事もあるので、落ち着いて対応するようにしてください。

痙攣発作の持続時間や頻度を計測しておく

猫ちゃんに発作が起きた時にチェックしておくべきことは、持続時間頻度です。痙攣がどのくらい続いたのか、何度起きたのかをしっかり記録しておきましょう。


また、その時の様子を動画で撮影しておくことで、獣医さんが猫ちゃんの状況を判断することが出来ると思います。


突然痙攣が起きた場合、戸惑ってしまう事もあると思いますが出来るだけ落ち着いて、その時の状況や猫ちゃんの様子をしっかり確認してください。

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補足;猫のストレスの原因や症状、ストレス発散法を解説!

身体の震えに繋がることもあるストレス。猫ちゃんの為にも、出来るだけ取り除いてあげたいですよね。ここでは、ストレスの原因や症状を紹介していきます。


猫ちゃんのストレスの原因

  • 環境の変化
  • 騒音
  • 運動不足
  • トイレやご飯を気持ちよく出来ない
  • 多頭飼育
この他にも、寂しがり屋の猫ちゃんはスキンシップが足りないことが原因になったり、自由を好む猫ちゃんは無理に抱っこをされることなどがストレスに繋がることがありますので、注意が必要です。

猫ちゃんのストレス症状
  • 下痢や嘔吐
  • 食欲不振
  • 粗相が多い
  • 爪とぎが増える
  • 過剰なグルーミング
  • 隠れる
ストレスが原因で病気になってしまう事もあるので、猫ちゃんの様子をしっかり観察しましょう。

ストレス発散方法
  • 高い所に猫ちゃんのスペースを作る
  • 遊んでほしそうな時はスキンシップをとる
  • ご飯やトイレは静かな落ち着いた場所に
  • キャットタワーなど運動できる場所の確保

出来るだけストレスを溜めずに暮らしていけるように、普段の生活環境を考えていきたいですね!

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念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

猫ちゃんの痙攣はいつ起こるか予想が出来ません。心配のいらないケースもありますが、すぐに病院で診察を受けた方が良い場合もあります。


てんかん発作が5分以上続いたり、何度も繰り返す場合は緊急で診察を受けないと命に関わることもあります。また、発作中に意識がなくなることで、高い所から落ちてしまったり、物にぶつかってケガをすることもあるので注意が必要です。


痙攣が起きた時に、病院では血液検査や尿検査をを行います。そして、場合によってはMRI検査や脳脊髄液検査が必要になることもあるんです。


そのような時のためにペット保険に加入しておくのがおすすめです。


MOFFMEでは、猫のペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判を取り扱っておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

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まとめ:猫の痙攣はストレスが原因?

今回こちらの記事では

  • 猫ちゃんの痙攣の原因
  • 痙攣の原因として考えられる病気
  • 猫ちゃんの痙攣の対処法
  • ストレスの原因や症状
  • ペット保険に加入しましょう
について解説いたしました。

猫ちゃんがピクピクと震える時には、様々な原因があることがあることがわかりました。ストレスや寒さなどは出来るだけ取り除いてあげたいですね。また、普段から猫ちゃんの様子をしっかり観察して小さな変化に気付いていきましょう!

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。