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抜け毛が少ない猫の種類はどれでしょうか。抜け毛が少ないとアレルギーの恐れも少なく、お手入れが簡単で飼いやすいですよね。またシングルコートとダブルコートとは何でしょうか。この記事では抜け毛が少ない猫の種類について、ランキング等で詳しく解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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抜け毛が少ない猫の種類を徹底解説!毛が抜けにくい猫とは?

十分に気を付けていても、猫を飼っていると部屋のいたるところで抜け毛がフワフワしていたりしませんか?


頻繁な掃除が大変ですし、抜け毛でアレルギーにならないか点も気になりますよね。


このような悩みを解決するために、今から飼い始める方なら抜け毛の少ない種類の猫を選んで飼う、すでに飼っている方は愛猫の抜け毛を減らす対策をとってみませんか?


今回「MOFFME」では、猫の抜け毛について以下の3点に注目して解説していきます。

  • 抜け毛が嫌なら知っておきたい猫の特徴とは
  • アレルギーは避けたい!抜け毛の少ない猫の種類とは
  • 抜け毛を少なくするためにできる対策とは
万が一のケースに備えられる手軽な保険についても紹介していきますので、ぜひ参考にご一読ください。

またMOFFMEではペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。

抜け毛の少ない猫の特徴とは?毛の長さや種類、質について解説!


抜け毛に悩まされない猫を選ぶと、掃除が楽で飼いやすいですし、アレルギーに悩まされないなどのメリットがあります。


猫を飼う予定でいる方に、抜け毛の少ない猫を見極められる特徴を紹介していきましょう。


ズバリ、注目すべきポイントは猫の毛質です。


ここからは、猫の毛質に大きく関わっている以下の2点を解説していきます。

  • 猫の毛の生え方とは
  • 猫に生えている毛の長さについて
雑種猫の毛についても、併せて紹介していきます。

抜け毛の少ない猫の毛質とは?シングル、ダブルコートも解説!

猫の毛の生え方には、大まかにわけてシングルコートとダブルコートがあります。


シングルは1つ、ダブルは2つを意味するように、猫の体がいくつの毛で覆われているかで猫の種類を分けることができるのです。


ここで抜け毛の少ない猫の毛質とは?の結論をこの特徴のどちらかでいうと、シングルコートです。


シングルコートの毛は、伸びて成長期が終われば抜け落ちて新しい毛が生える、というサイクルを各々の毛が繰り返しています。


何かの拍子にゴソッと毛が抜けることはありません。


一方のダブルコートは、皮膚に近いところでとどまる毛と外側まで伸びて体を守る毛の2構成となっています。


役割によって抜けるため、抜け毛が多いと感じることが多いようです。

抜け毛が少ない猫の毛の長さとは?長毛種は抜け毛が多い?

猫の毛質で次に注目するのは、長さです。


猫の毛について詳しく知らなくても、長さなら目で見て簡単に判断できますよね。


こちらも結論を先に言ってしまうと、毛の短い猫の方が抜け毛が少ないです。


上記で紹介したポイントも組み合わせると、シングルコート毛が短い猫がベストな条件となるでしょう。


長い毛の猫(長毛種)は、悩ましいポイントが2つあります。


1つ目は、長い毛は寒暖対策の役割をしていることが多く、調節のため頻繁に抜け落ちるためです。


温かくなる3月や寒くなる11月頃の毛の生え変わりでは、どうしても抜け毛が多くなります。


2つ目は感覚的な問題です。


毛が長いと目立ちますし、絡まってまとまりやすいいため抜け毛が多いと感じてしまいます。

補足:日本の雑種猫の毛の構造とは?

種類がちゃんと見分けられる血統種の猫であれば、上記で紹介してきたポイントとなる猫の毛の生え方や長さの特徴がつかみやすく、抜け毛が少ない猫かを判断しやすいですよね。


判断しづらいのが、血の混ざっている雑種猫です。


毛の生え方や長さについての特徴をはっきり断言することはできませんが、日本の雑種猫はダブルコートであることが多いようです。


雑種なので例外もあり得ますが、どちらかというと抜け毛が多い猫と判断できるでしょう。

抜け毛が少ない猫の種類を詳しく紹介!アレルギーの心配もない?


ここからは、様々な種類がいる猫の中でも抜け毛の少ない猫にはどのような種類が当てはまるのかを詳しく紹介していきます。


ここまで触れてきた部屋の掃除や洋服の手入れが楽になるだけでなく、アレルギーの心配を少なくしたい人必見です。


取り上げるのは以下の3点です。

  • 抜け毛の少ない6種類の猫を紹介
  • ほとんど毛のないレア猫種を選ぶのも1つ
  • 抜け毛が少ない=アレルギーの心配がなくなるのか
順に解説していきましょう。

抜け毛が少ない猫の種類を詳しく紹介!

具体的にあげるなら、シンガプーラ・ベンガル・コラット・オリエンタルショートヘアが代表的といえるでしょう。


この4種については、抜け毛の少ない猫の条件にバッチリ当てはまる猫です。


なかでもシンガプーラに関しては体が小柄です。他の3種の猫以上に抜ける毛が気にならないでしょう。


この他には、ロシアンブルーやラグドールという種類の猫も飼いやすいおすすめの猫です。


4種と分けて紹介した理由は、この2種類については抜け毛の少ない猫の特徴から外れる猫であるためです。


もし、毛の長い猫を飼いたいと思っている方はラグドールがおすすめです。


毛が長く体も大きいという特徴を持ちますが、そこまで抜け毛はひどくありません。

ほとんど毛が抜けないヘアレスキャットとは?その種類を紹介!

猫の中には、ほとんど体毛をもたないヘアレスキャットと呼ばれる種類の猫もいます。


少しでも抜け毛が気になるなら、いっそうのこと全く毛のない猫を選んでしまうのもアレルギー対策としてはいいかもしれません。


ヘアレスキャットで有名なのは、「スフィンクス」「ドンスコイ」「ピーターボールド」などの猫種です。


ただし、飼い主のアレルギー対策ができる一方で、ヘアレスキャットを飼うことによって特別注意しなくてはいけないポイントが出てくることを頭に入れておかなくてはいけません。


体を守る毛がないため寒暖の差に弱かったり汗などの分泌物が服や家具に直接ついてしまう、ケガをしやすいといった点に気をつけて飼わなくてはいけません。

抜け毛が少ない猫種はアレルギーの心配もない?

ところで、抜け毛が少なければアレルギーの心配がないと言えるのでしょうか。


これに対する答えは、「いいえ」となりそうです。


もちろん抜け毛もアレルギーの一因にあげられるものの、その他にも猫の唾液や皮膚から出る分泌物、フケなどもアレルギー発症の一因になるためです。


猫を飼っている限り、ずっとアレルギーになるリスクがつきまとうこととなるでしょう。


では、なすすべはないのかというとできることが2つあります。


1つ目は、ここまでで紹介してきたなるべく抜け毛の少ない猫を選ぶことがあげられます。


2つ目は、アレルギーにならないよう猫の毛のケアと生活環境を整えることがあげられます。


この2つ目について、次項で詳しく紹介しましょう。

猫の抜け毛のお手入れ方法とは?抜け毛を減らす対策を解説!


飼いたい猫が決まっていたけど、抜け毛の少ない猫種に変えようかななんて思った方もいるかもしれませんね。


ちょっとその前に、抜け毛を減らすことができる対策を頭に入れておきませんか?


ここで紹介するのは以下の手入れ方法3点です。

  • ブラッシング
  • シャンプーとリンス
  • こまめな掃除
これらの点に気をつければ、どのような猫とでも快適に暮らせるようになるはずです。

いま飼っている猫の抜け毛の多さに悩んでいる方もぜひ参考にしてください。

①:こまめなブラッシング

毛が短いタイプの猫には、ラバータイプのブラシを用意しましょう。グローブタイプなら撫でながらケアができるので簡単です。


日々の習慣としては2日に1回のペースで、生え変わる時期で抜け毛が目立つようになれば1日1回は必要です。


もし毛が長いタイプの猫を飼うなら、スリッカータイプやコームタイプのブラシを用意しましょう。


朝と夕方などに分けて、毎日1~2回は必要です。


ブラッシングを嫌がる仕草を見せたら、普段撫でていて気持ちよさそうにする箇所から少しずつ始めてあげてください。


また、長い時間押さえつけないこともストレスを与えないための重要なポイントです。


長くても3分ほどとし、リラックスしている間にサッと済ませてあげましょう。

②:定期的なシャンプー・リンス

シャンプーとリンスができれば、抜け毛を劇的に減らすことが可能です。ブラッシングに比べると、ケアの時に抜け毛が舞い上がらない点もメリット点としてあげられます。


ただ難点となるのは、ブラッシングのように自宅で気軽にできるケアとは言えない点でしょう。


全く受け付けない猫もいますし、できたとしても手間暇がかかりますよね。


このシャンプーとリンスによるケアは、飼い主がしなくてはいけないことではありません。


無理をせずトリミングサロンにお願いする手もありますので、ぜひ抜け毛ケアの1つとして取り入れてみて下さい。


もし、タオルで体をふくことに抵抗がないのであれば、濡らして絞ったタオルで撫でてあげるだけでも全然違います。

③:こまめに掃除機やクリーナーで掃除

3点目は、こまめに掃除機やクリーナーで掃除をすることです。


床の掃除では、部屋の隅や家具の隙間はもちろん、床材の目に沿って掃除機をかけることに注意してください。


ソファーなどの家具や猫のベッドの掃除では、掃除機のノズルをかえるか粘着ローラーなどを使い、表面だけでなく隙間の毛もしっかり取り除きましょう。


猫タワーなどの掃除にはゴム手袋を使ってみてください。撫でるだけで抜け毛をかき集めることができます。

念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!


抜け毛による悩みは、掃除が大変だったり飼い主がアレルギーになることだけではありません。


例えば、抜け毛が酷い理由として猫種が関係しているのではなく、皮膚病が関係している場合はどうでしょう。


できることは抜け毛のケアではなく治療となり、状況は一変してしまいます。


それと同時に考えなくてはいけないのが治療費の工面です。症状がひどい場合は一時的な治療だけでなく長期的に通院が必要になるかもしれません。


そんな万が一のケースに備えてペット保険に加入しておくのがおすすめです。


もし保険選びに迷ったら、猫の保険の一括比較サービスや口コミ・評判を取り扱っているMOFFMEを活用してみてください。


飼い主と愛猫にピッタリな保険が見つかるはずです。

まとめ:抜け毛が少ない猫の種類を徹底解説!

一緒に暮らしていてお手入れが楽でアレルギーになる心配も少ないことから、抜け毛の少ない猫の種類を徹底解説してきました。


猫を飼う前、飼ってからできる抜け毛への対策をまとめると、

  • 毛の生え方はダブルコートよりシングルコートが良い
  • 毛の長さは、長いより短い方が良い
  • アレルギー対策に、抜け毛が少ない猫種やヘアレスキャットもある
  • 抜け毛を少なくできる対策は、ブラッシング・シャンプーリンス・こまめな掃除
などがありました。

これらのポイントを重視しても、掃除が必要なくなったりアレルギーのリスクをすべて排除できるわけではありませんが、少しでも改善することは可能です。

万が一の備えも検討しつつ、飼い主と愛猫ともに快適に過ごせるよう努めましょう。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。