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犬の抜け毛対策はどうしたら良いのでしょうか。換毛期になると生え変わりで抜ける毛が室内や車内に大量に落ちて掃除が大変ですよね。掃除機を使う以外の方法はないのでしょうか。この記事では犬の抜け毛対策について換毛時期の掃除方法やコツ、ブラシ等の便利グッズを解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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犬の抜け毛対策はどうする?掃除のコツや便利グッズを紹介!

記事モデル:モフ


健康な犬の被毛は美しくツヤがあるといわれますが、飼い主さんはその状態を保つため毎日、抜け毛対策に追われているのではないでしょうか。


犬も人と同じように毛が生え変わり、抜け毛がどうしても出るため掃除は欠かせません。


また抜け毛が多い犬と少ない犬、時期によって抜け毛が増える換毛期がある犬もいます。


今回「MOFFME」では

  • 犬の被毛と換毛期について
  • 毛が抜けやすい犬と抜けにくい犬
  • 抜け毛が多いときの効果的な対策
  • 抜け毛掃除の方法と注意点
  • もう困らない!便利な抜け毛掃除グッズ
以上を中心にご説明していきます。

この記事を読んでいただければ犬の抜け毛対策に役立つ知識が身につきます。

ぜひ最後までご覧ください。

またMOFFMEではペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧下さい、

そもそも犬の換毛期とは?毛が抜けやすい・抜けにくい犬種も紹介


人には発毛サイクルがあり、毛が生えて抜けるを繰り返していますよね。


犬も被毛が生え変わり、とくに毛が抜けやすい換毛期をもつ犬種がいます。


換毛期とは、古い毛から新しい毛の生え変わりとその時期を指しており、換毛期の犬の抜け毛はとても多いといわれています。


そこで

  • 換毛期に毛が抜ける理由
  • 換毛期があり毛が抜けやすい犬と抜け毛が少ない犬
  • 犬にとって被毛はどのような役割を果たしているのか
について、わかりやすく解説していきます。

そもそも犬の換毛期とは?換毛期に毛が抜ける理由を解説!

人は季節が変わると快適に過ごせるよう衣替えを行いますよね。


犬も暑い・寒いなど気候に合わせ自分の毛を調整しており、そのため古い毛が新しい毛として生え変わります。


結果として抜け毛の多い時期、犬の換毛期が発生してしまうのです。


そもそも犬の換毛期ってなに?

犬の換毛期とは

  • 個体差はあるもののおおむね「春と秋の年2回
  • 暑い夏、寒い冬に備えるため毛が生え変わる時期
であり、かんたんに表現すると抜け毛が多い時期と理解しておきましょう。

この時期に換毛することは犬にとって
  • 体温がコントロールしやすくなる
  • 暑い夏や寒い冬も健康に過ごせる
という効果があり、犬が元気に暮らすために必要不可欠なことなのです。

換毛期になぜ毛が抜ける?

犬の毛は、人間の衣替えのように古い毛から新しい毛に生え変わるのですが、どうして換毛期に毛が抜けるのでしょうか。

換毛期に毛が抜ける理由は
  • 体温調整をつかさどるアンダーコート(下毛)が新しく生え変わる
  • アンダーコートは大量に生え変わるため抜け毛が多い
アンダーコートは、春と秋の換毛期に生え変わりますが、逆に換毛期のない犬は抜け毛が少なくなります。

ちなみに皮膚を守るオーバーコート(上毛)は、時期に関係なく生え変わるそうです。

換毛期のある犬種とは?毛が抜けやすい・抜けにくい犬種を紹介

どのような犬種に換毛期があるのか気になりますよね。


そこで換毛期のある毛が抜けやすい犬種と、換毛期がなく毛が抜けにくい犬種についてご紹介いたします。


換毛期のある毛が抜けやすい犬種

犬は、オーバーコートとアンダーコートの2つの毛で覆われているタイプオーバーコートのみのタイプがあります。


従いまして換毛期のある毛が抜けやすい犬とは

  • オーバーコートとアンダーコートの2つの毛で覆われている
  • アンダーコートが換毛期に生え変わる
そのためオーバーコートのみの犬と比べると抜け毛が多いといわれています。

主な犬種は

  • ゴールデン・レトリーバー
  • ジャーマン・シェパード・ドッグ
  • ウェルシュ・コーギー・ペンプローク
  • ポメラニアン

換毛期がなく抜け毛が少ない主な犬種

オーバーコートのみのタイプとなり、アンダーコートが抜ける換毛期がないため、抜け毛は少なくなります。

主な犬種は
  • プードル
  • マルチーズ
  • シー・ズー
  • パピヨン
  • ヨークシャー・テリア

その他

ワイヤー・フォックス・テリアやエアデール・テリアなどごわごわした頑丈な毛質の「ワイヤーヘアー犬種」も換毛しないため、抜け毛が少ないそうです。

一方、去勢された犬はホルモンの変化が起因し換毛の時期に関係なく毛が生え変わることがあります。

犬の被毛ってどんな役割を果たしているの?

    

犬の被毛は、犬が健康に暮らしていくための体の重要な装置であり、さまざまな役割を担っています。


被毛とは

被毛とは犬の体を覆っている毛のことで

  • オーバーコート(上毛)
  • アンダーコート(下毛)
があり、その両方の毛で覆われている犬オーバーコートのみの犬がいます。

被毛の役割

被毛には、犬の体を守る以下の重要な役割があります。
  • 雨や紫外線、ウイルスなどから皮膚を守るオーバーコート
  • 体温調節の機能を担うアンダーコート
犬の皮膚は、頑丈でなく外部からダメージをうけるとトラブルを起こしやすいので、被毛が保護しています。

また犬にとって体温は生命線であり、その調整に夏の暑さをしのぐため毛が抜け、冬の寒さに耐えるため毛は生えてきます。

犬の抜け毛が多い!4つの上手な抜け毛対策方法を徹底解説!


柴犬のような短毛種でも、換毛期があるため春と秋に毛が抜ける量が多くなります。


犬の被毛は、長毛と短毛にかかわらずオーバーコートとアンダーコートの2つの毛をもつ犬種に換毛期があるため、抜け毛が多くなるといわれています。


一方、オーバーコートのみの犬種は換毛期がないので、換毛期のある犬種と比べ抜け毛の量は少ないようです。


そのため犬の被毛は種類によってお手入れの方法や抜け毛の対策が異なります。


そこで犬の抜け毛対策の4つの方法をご説明いたします。

①:こまめなブラッシング

犬の抜け毛の基本的な対策は、やはり毎日のこまめなブラッシングではないでしょうか。


とくに年二回の換毛期がある犬種は毛が抜ける量が多いため、ブラッシングは必須です。


ただし長毛と短毛ではブラッシングが異なりますので、正しい方法をお伝えいたします。


犬のブラッシングの目的と効果

ブラッシングの目的は

  • 被毛の絡みや付着した塵・埃を取り除きキレイする
  • 被毛の生え変わりによる抜け毛を取り除く

ブラッシングの効果は
  • 被毛を整えツヤを出し見た目がよくなる
  • 皮膚の状態を確認できるとともにマッサージ効果が得られる
ブラッシングは、抜け毛対策だけでなく犬の健康にも良いといわれています。

長毛の犬のブラッシング方法

準備するツールは
  • コーム
  • ピンブラシ
  • スリッカーブラシ
  • ラバーブラシ
  • 抜け毛取りブラシ

ブラッシングの回数は
  • 春や秋の換毛期 1日2回
  • 換毛期以外   1日1回
を目安に行い、長毛のブラッシングはオーバーコートより、アンダーコートを意識してブラッシングすることが重要です。

短毛の犬のブラッシング方法

準備するツールは、長毛と同様です。

ブラッシングの回数は
  • 春や秋の換毛期 1日2回
  • 換毛期以外   1日1回を基本に抜け毛が多くない場合は週2~3回
とくに換毛期は、抜け毛取りブラシの使用が効果的ですので、こまめに行いましょう。

②:定期的なシャンプー・リンス

換毛期になると、毎日こまめにブラッシングを行っても古い毛がどんどん抜けるため、犬が室内で暮らしている場合は、掃除が大変ですよね。


ブラッシング以外に抜け毛対策としておすすめしたい方法は、定期的なシャンプー・リンスです。


シャンプーをすることは抜け毛を取り除く、とても有効な手段になります。


ただしシャンプーのし過ぎは、皮膚が乾燥しトラブルを起こすことがありますので、注意しましょう。


そのため犬のシャンプー・リンスは

  • 犬の皮膚にやさしい保湿効果のあるタイプがおすすめ
  • シャンプー・リンスの回数は「月3回」を目安にする
こまめにブラッシングしていればシャンプーを多く行う必要はありません。

③:術後服等の服を着せてあげる

犬が散歩や外出するときに服を着る場合がありますが、目的は愛犬をオシャレに見せたい、雨や寒さなどから体を守るなどさまざまな理由があるようです。


実は、犬の服が抜け毛対策として効果的なことをご存知でしょうか。


犬に服を着させることで

  • 抜け毛の飛散防止につながる
  • 犬を抱き上げても抜け毛がつかない
など抜け毛によるいくつかの困り事が解消できます。

ただ犬によって服を着ることを嫌がり、ストレスに感じる場合がありますので、十分に犬の様子を確認しましょう。

④:掃除機や吸着タイルマットを使う

犬の抜け毛問題で飼い主さんが最も苦労していることは、掃除ではないでしょうか。


掃除が必要な場所は、犬がいつも過ごしている部屋の床だけでなく、ソファやクッション、ベッドなど家全体かもしれません。また車の中も犬の抜け毛は多いようです。


粘着ローラーで抜け毛を取り除くことは可能ですが、フローリング床や畳の掃除には不向きと考えます。


床に落ちいてる抜け毛を効率的に掃除するには、犬の抜け毛がどんどん吸い取れる「掃除機」がおすすめです。


回転式ヘッドブラシが装備された掃除機であれば、カーペットに絡んだ抜け毛もスムーズに掃除できます。


最近、ハンディタイプの掃除機もヘッドブラシが回転する機種がありますので、車や犬のベッドなど狭い場所の掃除に最適です。


さらに床に吸着タイルマットを敷いておくと、抜け毛が絡まないため掃除を楽に行えるでしょう。

犬の抜け毛対策の注意点やコツ、掃除の際の便利グッズを解説!


愛犬との暮らしは、癒しや喜びなど犬の素晴らしさを満喫できる反面、さまざまな悩みがあることも事実です。


そのひとつの犬の抜け毛は、多くの飼い主さんの悩みであり、毎日掃除や対策を施しても抜け毛は無くなりません。


さらに抜け毛を吸引した掃除機、人間の衣類などいろいろな所についてしまいます。


抜け毛を放置しておくと嫌な臭いのもとになり、カビやダニが繁殖する恐れもありますので、注意が必要です。


そこで犬の抜け毛対策の注意点やコツ、掃除がはかどる便利グッズをご紹介いたします。

犬の抜け毛掃除に掃除機を使うと匂いがつくので注意!

犬の抜け毛を確実に取り除くために、毎日掃除機を使用していることでしょう。


その掃除機から犬の匂いが漂っていませんか?


犬の抜け毛を掃除機で吸引していると、どうして匂いが漂うのでしょうか。


なぜ掃除機から犬の匂いが漂うの?

掃除機の内部は吸引モーターが稼働し熱を発しており、そのため

  • 掃除機内部の温度が上昇し抜け毛の匂いが充満
  • 吸引された抜け毛が紙パックの中で大量に滞留
主にこの2点が掃除機の犬の匂いが漂う原因と考えられますので、注意してください。

犬の匂いを軽減する対策とは?

犬の抜け毛の掃除には、掃除機が欠かせませんので、掃除機に犬の匂いがつかないよう対策を講ずる必要があります。

犬の匂いがつかないために
  • 消臭効果がある重曹を使用
  • 重曹を約6g程度、掃除機で吸引し内部に行き渡せる
重曹は犬の毛に付着した皮脂の匂いを抑える作用があるので、対策として活用できます。

犬の抜け毛がついた服を洗濯する際のコツとは?

洗濯の際、衣類に犬の抜け毛がついたまま洗濯機に投入していませんか?


抜け毛を取らずに洗濯すると

  • 再び服に抜け毛がついてしまう
  • 洗濯機の中で抜け毛がついていない服につく
  • 洗濯槽の汚れがひどくなる
そのため犬の抜け毛がついた服をそのまま洗濯機の中に入れることは避けましょう

抜け毛がついた服の洗濯の基本

洗濯の基本は、洗濯物を大量に溜めこまずこまめに洗濯し、また抜け毛は必ず取り除いてから洗濯することです。 

抜け毛がついた服を洗濯するコツ

抜け毛がついた服を上手に洗濯し、できるだけ取り除くコツがありますので、ご紹介いたします。

抜け毛を上手に取り除くには、以下のアイテムを使用してみてはいかがでしょうか。

  • 粘着テープ 事前に粘着テープで服についた抜け毛を取ってから洗濯
  • ランドリーボール 洗濯槽に入れるだけで抜け毛を絡めとり汚れを落とす
  • ランドリースポンジ フィルター素材のスポンジを洗濯槽に浮かせ抜け毛を取る
そのほか犬の抜け毛がついた服とついていない服を区分けし、洗濯かごに入れておくと、抜け毛が広がりません。

また洗濯の回数が増えてしまいますが、犬の抜け毛がついた洗濯物を分けて洗濯するのも効果的です。

犬の抜け毛対策に使える便利グッズとは?


犬との暮らしのなかで、抜け毛対策として使える便利なグッズをご紹介いたしますので、ぜひ生活のなかに取り入れてみてはいかがでしょうか。


フローリング床用掃除ワイパー

掃除機をかける前や後に使用すると効率的に掃除ができます。


ドライシートとウエットシートを場面ごとに使い分けて、抜け毛を取り除きましょう。


ペットグローブブラシ

手のひらに突起物があるグローブでブラッシングにも使えますが、掃除に大活躍すること間違いなしの人気商品です。


カーペットやクッションについた抜け毛が簡単に取れる便利な対策グッズになります。


セーム革

シカなどの皮を油でなめしたもので、柔らかい革シートになります。


あらゆる掃除に使用されており、掃除機をかけた後に取り残した抜け毛をきれいに取ることができるグッズです。

念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

犬の抜け毛は、換毛期をはじめ毛が生え変わるという正常なサイクルだけでなく、皮膚疾患や内分泌の病気などによって抜け毛が増えることがあります。


異常な抜け毛は直ちに獣医師による診療が必要ですが、犬には健康保険制度がなく医療費はすべて全額自己負担です。


念のためにペット保険に加入していれば、医療費の支払いに不安を感じることなく動物病院で治療が受けられます。


MOFFMEではペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判もご紹介していますので、ぜひご覧ください。

まとめ:犬の抜け毛対策はどうする?

犬の毛が抜ける状態は自然なことであり、毛が抜けやすい犬種と抜けにくい犬種がいます。


なかでも換毛期がある犬はとてもよく毛が抜けることをお伝えするとともに、抜け毛の効果的な対策や便利グッズなどをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは

  • 犬の換毛期の仕組みと被毛の役割
  • 毛が抜けやすい犬と抜けにくい犬
  • 抜け毛による負担を減らす効果的な対策方法
  • 抜け毛の掃除や洗濯する際の注意点とコツ
  • 抜け毛の掃除がラクラク!便利グッズの活用
抜け毛を前向きに捉えるなら、ブラッシングやシャンプーなど犬との触れ合いで絆が深まるといえるでしょう。

また犬の健康を守るためにも、抜け毛の対策はしっかり行っていきたいものです。

MOFFMEでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。