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ペットロス症候群をご存知ですか?ペットの死と別れによる悲しみ・罪悪感から、無気力等のうつ病に似た症状が出ます。ではペットロス症候群の克服方法やなりやすい人、乗り越えるまでの期間はどうなのでしょうか。この記事ではペットロス症候群について詳しく解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ペットロス症候群は乗り越えられない?チェック方法や克服法とは

ペットを飼うということは、ペットとの別れがあるものです。


動物の寿命は人間の寿命よりもはるかに短く、ペットの最期を看取ることも飼い主としての責任でもありますよね。


しかし、お別れが来ることはわかっていても、長年家族として一緒に暮らしていたペットとのさよならはとても辛いもので、我が子同然にお世話をしていた大事なペットが亡くなってしまうのは耐えがたい悲しみに陥ってしまう事でしょう。


近年ではペットを亡くしてしまう事で陥ってしまう、「ペットロス症候群」が問題視されています。


今回「MOFFME」ではそんな「ペットロス症候群」について

  • 「ペットロス症候群」の症状
  • 「ペットロス症候群」と「鬱病」について
  • 「ペットロス症候群」からの立ち直り方
この3つについて詳しくお話をさせていただきます。

またMOFFMEではペットロスペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらも是非ご覧下さい。

そもそもペットロスとは?ペットロス症候群と症状について解説!


「ペットロス症候群」とは

ペットが亡くなてしまって、ペットがいなくなってしまったことで悲しい気持ちになる…

ということは何となくわかりますが、そもそも「ペットロス症候群」とは具体的にどのような症状の事なのかはピンと来なかったりしますよね。


まず初めに

  1. ペットロスの意味とは?具体的に「ペットロス症候群」について解説
  2. 「ペットロス症候群」の心理的症状と身体的症状について
この2つについて詳しく解説をしていきます。

ペットロスの意味とは?ペットロス症候群について解説!

ペットロスとは、ペットが亡くなってしまったり、盗難に遭ってしまったり、迷子になって帰ってこなくなってしまったり、いきなりペットを失ってしまう事です。


ペットを飼っていると、ペットとお別れは必ず訪れるものですし、飼い主であれば乗り越えていかないといけない事です。


しかし、そんなペットとのお別れによる悲しみが重症化してしまい、心理的な病や心身的な病を発症してしまう場合があります。

そんな症状のことが「ペットロス症候群」と言われます。


近年、この「ペットロス症候群」に陥ってしまう人が増えてきてしまっています。

原因として考えられるのは、少し昔と比べてペットと飼い主の関係が変わってきていることにあります。


一昔前、日本では動物を飼うときに犬であれば「番犬」として飼われていたり、「使役動物」として飼われているケースが多かったのですが、近年では「愛玩動物」として飼われることがほとんどです。

これはいい傾向でもあるのですが、そのぶんペットを失ったときにに「ペットロス症候群」を引き起こす原因にもなっています。

ペットロス症候群の心理的・身体的な症状を解説!

では、「ペットロス症候群」の症状を具体的に解説していきます。


心理的な症状

ペットを失ってしまったことで、情緒が不安定になってしまいます。

その為に「怒り」「悲しみ」等の気持ちのコントロールが出来なくなってしまいます。

ペットが亡くなってしまったことに「罪悪感」を感じていまし、自分のせいでペットが亡くなってしまったと自分を責めてしまう事もあるでしょう。

他にも、ペットが亡くなってしまったことを受け入れられず、「現実逃避」してしまう場合もあります。


身体的な症状

人間は心理的なストレス等が原因で、身体に異常が起こってしまいやすいもの。

ペットを亡くした悲しみから、眠れなくなってしまったり、ご飯が食べられなくなってしまったり、逆に過食してしまったり…


これらの症状が原因で「うつ病」を発症してしまう場合もあります。

ペットロス症候群はうつ病に注意!なりやすい人、診断方法とは


「ペットロス症候群」から「うつ病」を発症してしまうケースは少なくはありません。


自分は大丈夫!と思っていても、いざペットが亡くなってしまうと「ペットロス症候群」が重症化してしまい、うつ病を発症してしまうかもしれません。


次は

  1. うつ病になりやすい「ペットロス症候群」の症状のチェック
  2. 「ペットロス症候群」になりやすい人とは?
  3. 「ペットロス症候群」が重症化・長期化してしまう原因とは?
この3つについて詳しく解説をしていきます。

ペットロス症候群はうつ病にも注意!チェック方法を紹介!

「ペットロス症候群」の症状の中でも、こんな症状が続く人は注意が必要です。


  1. 1人ぼっちになった、と虚無感を感じてしまう
  2. 何にも関心を持てなくなって、興味を持てなくなった
  3. 夜眠れなくなったり、眠りが浅くなった
  4. お腹が空かず、食事をとりたいと思わなくなった
  5. 気を抜くとすぐに泣いてしまいそうになる
  6. ペットはなくなってしまったのは自分のせいと思ったり「罪悪感」を感じてします
ペットが亡くなってしまうと、落ち込んでしまうのは当たり前です。
しかし、ペットがいないことをなかなか受け入れることが出来なかったり、自分の気持ちを抑え込み過ぎてしまう事で、ペットを亡くしてしまった落ち込みからうつ病に発展してしまう事もあるのです。

ペットを亡くした落ち込みと、うつ病は全く違うものです。
自分がうつ病になるわけない!と思い込むのではなく、理解をする事がとても大事な事です。

ペットロス症候群になりやすい人はどんな人?

「ペットロス症候群」は誰しも陥ってしまうかもしれない事です。

では、どういう人が「ペットロス症候群」になってしまいやすいのでしょうか。


ペットを我が子のように思い過ぎてしまう人

「ペットは家族」とよく言われますよね。

確かにペットは家族の一員ではありますが、「我が子のように可愛がってきた」と「我が子として可愛がってきた」ではペットを亡くしてしまった後の悲しみは違ってきます。

我が子として可愛がってきた人であれば、ペットが亡くなってしまった後の気持ちは子供を亡くしてしまったときと同じ気持ちになってしまうはずです。


ペットとのお別れの仕方、飼育方法に後悔をしている人

例えば、昨日まで元気だったのに朝起きると亡くなってしまっていたり、散歩中に逃げ出してしまって迷子になって帰ってこなくなってしまったり、お別れがあまりにも急で心の準備が出来ていない場合も「ペットロス症候群」になってしまいやすくなります。

他にも、体調が悪いことに気が付いていたけど大丈夫だろうと判断してしまい病院に連れて行かなかったり自分が防げたのではないか?と思ってしまう原因がある場合も同じく「ペットロス症候群」になってしまいやすいようです。

ペットロス症候群が重症化する要因は?長期間に渡る原因を解説!

「ペットロス症候群」になってしまったときに重症化してしまわないためにも、重症化してしまう場合の要因を知っておくのは大事な事です。


重症化してしまう要因として考えられるのは

  1. ペットに依存してしまっている
  2. 後悔をしやすかったり、自分を責めてしまいやすい
この2つと言われています。

ペットを可愛がり過ぎるあまり、ペットに依存してしまっていると亡くなった時の悲しみも大きくなってしまいます。

さらに、後悔をしてしまいやすくてなかなか気持ちの切り替えが出来ない人お場合もペットが亡くなった落ち込みからなかなか立ち直れずに長期間にわたり「ペットロス症候群」に陥ってしまい、重症化してしまう事もあります。
自分を責めてしまいやすい人も、ペットが亡くなったことを自分の責任だと思ってしまい、重症化しやすい要因になってしまいます。

ペットロス症候群の上手な立ち直り方・対策を解説!


ペットを亡くして「ペットロス症候群」になってしまうことは仕方がありません。

でも、そこから立ち直ることがとても大事な事です。


そこで「ペットロス症候群」から立ち直るためのポイントについて


  1. 無理に忘れようとせず、自分の感情と向き合う
  2. 睡眠や食事、運動はしっかりとする
  3. 亡くなったペットの写真や動画を見返す
  4. 似た境遇の人と話をしたり、カウンセリングを受ける
  5. 新しいペットをお迎えする
この5つのポイントを詳しくご紹介をしていきます。

①:無理に忘れたりせず、自分の感情としっかり向き合う

泣くのを我慢したり、無理に忘れようとすればするほど忘れられなくなってしまうもの。

さらに、無理をしてしまえばしまうほど追い詰められてしまいます。


なので、ペットが亡くなったことへの悲しいを我慢するのではなく、思いっきり泣いて自分の感情と向き合うことが「ペットロス症候群」を乗り越えるためには大事な事なのです。


悲しい気持ちを我慢せずしっかり泣いて、しっかり落ち込んで、泣いて落ち込んだ後は気持ちを切り替えることが「ペットロス症候群」から立ち直るために大事な事です。

②:睡眠や食事、運動はしっかり取る

ペットが亡くなった悲しみから、夜に眠れなくなってしまったり食事をとれなくなってしまったり、引きこもりがちになってしまったりすることもあるかもしれません。


しかし、人間にとって睡眠や食事、運動はとても大事なこと。


これらが出来てないことで、余計に気分が下がってしまいやすくなってしまいますし、「ペットロス症候群」の症状が悪化してしまう原因になる場合もあります。


運動して体を動かすことで気分転換にもなります。

落ち込んでしまい、気分がなかなか上がらないときはちょっと体を動かしてみるのもおすすめですよ。

③:亡くなったペットの写真や動画を定期的に見返す

ペットが亡くなってしまった悲しみから、ペットの写真や動画を見返すことが出来なくなってしまったりもしますよね。


ペットが亡くなたことを受け入れられず、ペットの写真を見返すことが出来なくなってしまう事もあるはずです。


でも、ペットが亡くなたことを受け入れることも、「ペットロス症候群」を乗り越えるためには大事な事なのです


なので、生前のペットの写真や動画を見て当時のペットとの思い出を思い返して、ペットの死を受け入れることも大事な事です。

④:似た境遇にある人やカウンセリングに相談する

一人でペットの死を乗り越えることが出来ないときは、誰かに話を聞いてみることも大事です。


誰かに話をする事で、自分の中で整理が出来るきっかけになる場合もあります。


同じようにペットを亡くしたことがある人にどうやって立ち直ったのか相談してみたり、どうしても気持を切り替えることが出来ない場合は専門のカウンセラーにカウンセリングしてもらうことで、ペットとのお別れを受けいれることが出来るようになるきっかけになる場合もあります。


一人で抱え込まず、誰かを頼ってみるのも「ペットロス症候群」から立ち直る一つの方法ですよ。

⑤:新しいペットをお迎えする

亡くなってしまったペットの変わりはいませんが、新しいペットをお迎えすることも「ペットロス症候群」から立ち直る方法の一つです。


もし、ペットとのお別れの仕方に後悔があるのでしたら、新しくお迎えしたペットに後悔がないようにお世話をしてあげる事で罪悪感を取り除くことが出来るきっかけにもなるはずです。


無理に新しいペットをお迎えするのは逆効果でもありますので、もし運命の出会いがあった場合は新しいペットをお迎えすることで「ペットロス症候群」を乗り越えるることが出来るきっかけになる方法の1つです。

念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

「ペットロス症候群」になってしまう原因一つでもある、ペットの飼育に後悔がある。

これはちょっと体調がおかしいかな?と思っていても飼い主の判断で大丈夫と思ってしまい、病院に連れて行かず症状が悪化してしまった等もそう思ってしまう原因の1つです。

そうならないためにも、ペットの体調が少しでもおかしいかな?と思ったときには病院で診てもらいようにしましょう!

とはいっても動物病院は保険が効かないので治療費が心配になってしまいますよね…
そんな時のためにも念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめです!

MOFFMEでは、ペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判を取り扱っておりますので、ペット保険への加入を検討している方は参考にしてみてくださいね!

まとめ:ペットロス症候群は立ち直れない?立ち直る方法とは

今回は「ペットロス症候群」について

  • 「ペットロス症候群」とは?症状と原因について
  • 「ペットロス症候群」の重症化と「うつ病」について
  • 「ペットロス症候群」になってしまったときの立ち直り方について
この3つについて解説をさせていただきました!

ペットを飼うということは、いつかお別れが来てしまいます。
大事な家族の一員として過ごしてきたペットとのお別れはとても辛いものですし、なかなか立ち直れないかもしれません。

でも、「ペットロス症候群」が長引くことで重症化してしまい、「うつ病」を発症してしまう可能性もあります。

「ペットロス症候群」を重症化してしまわない為にも、ペットの死を受け入れて自分としっかり向き合う事が大事な事ですよ。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。