犬が吠えないのはストレスが原因?ストレスサインや解消法も解説!のサムネイル画像

犬が吠えない理由はストレスなのでしょうか。よく吠える愛犬が全く吠えない、なんて時は病気等が心配ですよね。またストレスサインや解消法についても気になりますよね。この記事では犬が吠えない場合について、ストレスが理由なのか、ストレス症状、発散方法を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

目次を閉じる

犬が吠えないのはストレスが原因?ストレス行動、解消法も解説!

犬の無駄吠えが多く困っている方はよく見かけます。


しかし逆に全く吠えないのも心配になるでしょう。


ではなぜ吠えないのでしょうか?


実はストレスが原因で吠えなくなることがあります!


犬にとって吠えるとは、あいさつや愛情表現をする手段だったり、威嚇や警戒を表現するための、大切なコミュニケーションのツールなのです!

なので今回「MOFFME」では

  • ストレスが原因による愛犬が吠えない理由
  • ストレスレベル別、愛犬のストレスサイン
  • 愛犬のストレス解消法5選
  • 念のためペット保険に加入しておくのがおススメ
について解説していきます!


この記事を読めば、愛犬が吠えない理由やストレスのサイン・ストレス解消法が分かるので、ぜひ最後まで目を通して下さい!


また、MOFFMEではペット保険のランキングについても詳しく紹介しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。

愛犬が吠えないのはストレスが原因?理由を詳しく解説!


ストレスが原因で犬が吠えない主な理由は次の4つです。

  1. 健康問題やストレス
  2. 愛犬の犬種や性格
  3. ハネムーン期
  4. しつけ、もしくは声帯除去

これらを詳しく解説していきます。


ストレスが原因で犬が吠えない理由を知ることにより、犬にストレスを与えないよう対策することが出来ます!


また、逆に無駄吠えを止めさせる、しつけ方法も一緒に解説します!

原因①:健康問題やストレス

普段はよく吠えるのに、急に吠えないは病気やストレスが原因の可能性を疑いましょう。


人間も風邪など体調不良の時は喋るのも辛い時がありませんか?


犬も同じで体調が悪い時は動きや鳴き声に現れます。


吠えない事、以外にも食欲の減退など体調不良の兆しがあれば、動物病院で検査してもらいましょう。


またストレスが原因で急に吠えない理由は人間でいうと、すねている状態に近いです。


運動不足や承認欲求が満たされないことが原因でストレスが溜まり、周りに関心を持たなくなった結果、吠えなくなります。

原因②:愛犬の犬種や性格

犬種や性格により元々あまり吠えない子もいます。


キャバリアやマルチーズなど、もともと室内犬として品種改良された犬種は温厚な性格な子が多く、あまり吠えないです。


逆にシェルティーやボダーコリーなどの牧羊犬や、狩りに連れて行くための犬種は吠えるのも仕事として品種改良されたため比較的、吠える事が多いです。


ただし注意して欲しいのが国民性や県民性と同じで、犬種によって性格の傾向が多いというだけです。


なので1頭ごとに性格は違います!


犬種の性格をそのまま当てはめるのではなく、その子の個性を見てあげる事が大切です!

原因③:ハネムーン期

ハネムーン期とは犬の生活環境が変わった事により、落ち着ける場所がなく不安が募り、ストレスが溜まることです。


例えば愛犬を引き取ったばかりで家になじめていなかったり、入院やペットホテルに預けて慣れない環境で長期間過ごさなければいけない場合です。


この場合は慣れてくれるのを待つしかないので、愛犬がリラックス出来る環境になればコミュニケーションをとるため、吠えるようなってきます。

原因④:しつけ、もしくは声帯除去

しつけや声帯除去手術をした場合も吠えなくなります。


ただし声帯除去手術はおススメしません!


声帯手術は吠える事は出来ても声にならなくなる手術です。

なので犬は吠えて何かを伝えようとしているのに、声が出ないのでストレスになります。


これにより、声が出ないので余計に吠えるようになったり、逆にストレスから全く吠えなくなります。

一見、無駄吠えが解消されたように見えますが、実際は声が出ないストレスを抱え続けているだけなので、重篤な精神疾患や病気になるリスクを溜め続けることになります。


また無駄吠えのしつけをするのは大切なことです。

ただし、やみくもに吠える事がいけない事だと教えると、吠えることでのコミュニケーションが出来なくなり、愛犬のストレスになってしまうので注意して下さい!

補足:愛犬の無駄吠えをやめさせるには?しつけ方法を解説!

無駄吠えのしつけで意識しなければならない大切なことがあります。


それは、どんな理由で吠えているかを理解してあげることです!


犬が吠える理由は大きく分けると、

  • コミュニケーションや承認欲求を満たすために吠える。
  • 外敵などから身を守るために警戒のため吠える。

になります。


基本的にどちらの場合も強く注意することはおススメしません


なぜなら注意することで、遊んでもらっていると勘違いしたり、余計に警戒心を駆り立てたりするからです。


承認欲求を求めて吠えているのであれば、無視をするのが効果的です。

無視をすることで吠えても相手にしてくれない事を覚えさせましょう!


何かに警戒をして吠えているのであれば、飼い主さんの落ち着いた態度を見せてあげましょう!

吠えている対象が怖いものではないと、覚えさせる事で無駄吠えが減っていきます。

愛犬のストレスサインとは?ストレスレベル別に詳しく解説!


たかがストレスと侮ってはいけません!


人間と同じように犬もストレスが原因で精神疾患や病気になります。


ここでは愛犬がストレスを感じているサインを3段階で解説していきます。


特にかなりのストレスを感じているサインに当てはまった場合は、すぐに対処をしましょう。

場合によっては動物病院で詳しく検査をしてあげて下さい!


またストレスレベルが軽度でも油断せずに改善してあげましょう。

①:ストレスレベルが低度の場合

吠えない

吠えないのはストレスが溜まっている事が原因かもしれません。
ストレスが溜まったことで、無駄吠えが増える事もありますが、逆に塞ぎこんでしまい、吠えない事もあります。
吠えない事もストレスのサインです!

呼吸が速い

運動後や暑いわけでもないのに、呼吸が早くなるのはストレスが原因の可能性があります。

慢性的なものではなく、興奮したり緊張したりすると脈拍数が上がり、呼吸が早くなります。


あくびを頻繁にする

眠かったり、寝起きでもないのに、あくびを頻繁にする場合はストレスが溜まっているサインです。

精神的に落ち着かない時に平静を保つために自己防衛であくびをします。


目や顔をそらす

これは怒られたりしつけが厳しい子に多いです。

恐怖の対象から逃げるように目や顔を逸らします。

怖い人として認識されると犬が常に気を遣う状況になるので、犬にとってストレスです。

②:ストレスレベルが中程度の場合

舌が青紫に変色する

舌が青紫になる原因は血中酸素濃度が低下した時に起こり、過剰に興奮した時に見られます。


慢性的に舌が青紫になっている場合は、心臓や肺の病気の可能性があるので、すぐに動物病院で検査をしてもらいましょう。


震える

特に怒ったり怖いものがある訳でもなく震えるのは、精神的不安によるものが原因の可能性があります。


お留守番が多く人の時間が長い子など、孤独に不安を感じる子に多い症状です。


マウンティングが多い

マウンティングとは対照の上に乗り腰を振る動作です。


本来は格下の相手に向けて、自分の優位性を示すために行う行為ですが、ストレス発散でマウンティングをしてしまいます。


本来は生きた相手に行う行為ですので、椅子や机など無機物の物にマウンティングをする場合はストレスが原因の可能性が高いです。

③:ストレスレベルが重度の場合

体を執拗に舐めたり、自分の毛をむしる

自傷行為なので、とても危険です。


単発的なストレスではなく、慢性的に日常生活でストレスを感じる原因がある可能性が高いです。


なので改めて飼育環境を見直しましょう!

また放置していると、よだれで汚れていたり、毛が薄くなった場所から皮膚病に掛かる危険があるため、動物病院で診察してもらいましょう!


下痢・嘔吐が続く

内臓系の病気の可能性もありますが、動物病院で診察を受けても原因が分からない場合は、ストレスが原因の可能性があります。


ストレスが原因の場合は、病院の検査では発見しづらいので、対処が遅れてしまいます。

なので病院の検査だけでなく、ストレスを与えていないか飼育環境を見直しましょう!

愛犬のストレスはどう発散する?ストレス解消法を5つ紹介!


犬に待くストレスを与えずに飼育するのは難しいです。


なのでストレスを溜めるだけでなく、ストレスを発散させる事が大切です!


今回はおススメのストレス発散方法、

  • スキンシップを積極的に取る
  • 散歩やドッグランを活用して運動させる
  • 騒音や温度管理等、飼育環境を見直す
  • 多頭飼いの場合は、1頭の時間を作ってあげる
  • 食事量を考え直す
の5つを紹介します!


全部は出来なくても、愛犬に合ったものを1つ2つ試してみるのも効果的です!

①:積極的にスキンシップを取る

これは1番簡単で基本的なストレス解消法です!


もともと犬は群れを作って集団生活をする生き物なので、家族のスキンシップはとっても大切な行為です。


このスキンシップが上手くいっていないと、犬が家族を群れと認識せず、孤独を感じる原因になります。


甘えん坊な子はしっかり甘えさせてあげ、遊び好きな子は一緒におもちゃで遊んであげるなど、愛犬に合ったスキンシップをとってあげましょう。

②:散歩やドッグラン等でしっかり運動させる

運動はストレス発散の1番の方法です!


運動は気持ちを整える効果が高く、自律神経を整えてくれます。


程よい運動は体を温めることで筋肉の緊張をほぐし、体にリラックス効果をもたらします。

また運動で程よく疲労が溜まると、睡眠の質が上がり、ストレスを溜め込まない体作りに役立ちます!


ただし過剰で激しい運動や、嫌がっているのに無理やり走らせたりするのは、逆にストレスの原因になるので、NGです!

③:騒音や温度管理等、飼育環境を見直す

ストレスの原因になる騒音などの飼育環境を見直してみましょう!


例えば、洗濯機や家庭電話など、急に大きな音が出るものがゲージの近くにありませんか?

またケージのある部屋にエアコンがなく、部屋の温度が一定でないとストレスの原因になってしまいます。


犬は特別、音に鈍感だったり、気温変化に強い生き物ではありません。

人間がうるさくて、エアコンのない部屋に住みたくないのと一緒です!

④:多頭飼いの場合は、犬同士を離す

犬にも1頭ごとに性格が違い犬同士の相性があります。


合わない相手と24時間一緒に生活するのは犬も息が詰まります。


もし多頭飼いをしていてケンカが多かったり、距離を保とうとしているのなら、残念ながら相性が良くないかもしれません。


この場合は1頭でいられるの時間や、飼い主さんを独り占めできる時間を作ってあげて下さい!


犬にも1人(1頭)になりたいことがあるんです!

⑤:食事量を見直す

ちゃんと適正なご飯の量を食べさせていても、犬にとっては少なくて不満があるかもしれません。


しかし好きなだけ自由に食べさせると肥満の原因になり、病気やケガの原因になってしまいます。


なので一気に早食いをさせずに、ゆっくり食べさせる工夫や、低カロリーのおやつを間食に与えるようにしましょう。


特に早食いは胃腸に負担を掛けるので、あえて食べづらいエサ皿を使うなど、時間を掛けて食べさせる工夫をしてあげて下さい!

念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!


念のためにペット保険へ加入することをおススメします!

特に今回紹介したストレスが原因による病気は、原因の特定が遅れ悪化しやすい傾向にあります。


特に胃腸など内臓に疾患が出来てしまった場合は比較的、長期間通院が必要になってきます。


長期間の通院は安くないお金が掛かります。

このお金の負担を軽減してくれるのがペット保険です!


病気やケガは事前に予告してはくれません。

急な病気やケガをした時の為にペット保険に加入しておきましょう。


MOFFMEではペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判を取り扱っているので、ぜひ参考にして下さい!

まとめ:犬が吠えないのはストレスが理由?

いかがだったでしょうか?

  • ストレスによる愛犬が吠えない
  • ストレスレベル別、愛犬のストレスのサイン
  • ストレスを解消させる方法5選
  • ペット保険に加入しておく理由
を解説していきました。


重要な事はストレスが原因で吠えないのではなく、ストレスが溜まったサインとして吠えないのです!


なので大切なのは、ストレスを与えない溜め込ませないの2つです。


犬は言葉を話せないので、飼い主さんが愛犬の変化をチェックしてあげなければ、いけません。


難しく考えず、普段からスキンシップをとってあげて、いつもと違う変化に気づいてあげることが大切です!


また万が一に備えてペット保険にも加入をしておくと安心です!


最後までお読みいただき、ありがとうございました!


MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。