柴犬は多頭飼いできる?多頭飼いのコツや注意点、相性について解説!のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 柴犬は独立心が強く多頭飼いに向いているとは言えないため、相性や性格をよく判断してから多頭飼いをしよう!
  2. 柴犬の多頭飼いはオス・メスの異性同士がうまくいきやすい!
  3. 不安な医療費用の負担はペット保険で備えておこう
  4. 柴犬の治療費用は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!

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柴犬は多頭飼いできるかご存知ですか?多頭飼いに向く性格ではないですが、相性や性別、犬種に注意すれば多頭飼いも可能です。では多頭飼いするメリット・デメリットは何でしょうか。この記事では柴犬の多頭飼いについて、しつけや散歩のコツ、飼い方の注意点等を解説します。

記事監修者「望月 紗貴」

この記事の監修者望月 紗貴
一般社団法人愛玩動物健康管理協会(CAHA)代表理事

大型犬5頭、中型犬1頭、愛猫3匹と暮らす。長年犬の生物学の研究を行っており、ペットフードの委託開発を行う。その他、ペット用品開発、ペット関連事業者のコンサルタント、ペット用品の監修者、ペット関連教材制作者として活躍しながら、積極的に動物保護活動に参加。【保有資格:犬の管理栄養士・犬の管理栄養士/アドバンス・愛玩動物救命士・犬猫行動アナリスト・ペット看護士資格・ペット看護士資格マスターライセンス・ペット介護士マスターライセンス・ペットセラピスト資格・ドッグトレーニングアドバイザー・ドッグヘルスアドバイザー他】

この記事の目次

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柴犬は多頭飼いできる?失敗しない多頭飼いのコツ、注意点を解説

犬好きな方なら一度は多頭飼いに憧れたことがあるのではないでしょうか。


柴犬は人気犬種ランキングでは毎年常に上位にランクインする程、日本人には馴染みのある犬種です。ペットショップや街の中でもよく見かけますよね。


今回「MOFFME」ではそんな人気のある柴犬は多頭飼いに向いている犬なのか、多頭飼いをする場合はどのようことに注意するべきなのかを詳しく解説します。


これから柴犬の多頭飼いを検討している方は是非参考にしてみてください。

  • 柴犬の性格は多頭飼いに向いているの?メリット・デメリットについて
  • 柴犬の多頭飼いにはお互いの相性が大切!
  • 柴犬の多頭飼いするときの注意点と飼育のコツについて
  • 多頭割引適用でペット保険へ加入しよう
  • 柴犬の多頭飼いについてのまとめ
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柴犬は多頭飼いに向いている?メリット・デメリットも解説!

モデル:むぎ


柴犬は天然記念物にもなっている日本原産の犬種です。凛々しい姿やその性格から日本ではもちろんのこと、海外でも人気が高まっています。


そんな柴犬は多頭飼いに向いている犬なのか、また柴犬の多頭飼いをするメリット・デメリットについて説明します。


柴犬という犬種について理解した上で、多頭飼いができるかを考えてみましょう。


  • 柴犬の性格は多頭飼いに向いているのか
  • 柴犬を多頭飼いするメリットはなにか
  • 柴犬を多頭飼いするデメリットはなにか

柴犬の性格・特徴は?多頭飼いに向いているか解説!

柴犬の性格は、以下の通りです。

  • 忠実
  • 誠実
  • 警戒心が強い
  • 活発
  • 独立心が強い
  • 勇敢

柴犬は飼い主に対して忠実ですが、基本的には他の犬種と比較すると常にベタベタとスキンシップをされることが嫌いな犬が多く、自我が強い一面を持っています。


柴犬は元々番犬として飼われ家庭を守ってきた犬なので、体は小柄ですが独立心の強さ勇敢さは他の犬種と比べてもずば抜けているのが特徴です。


この性格や特徴から想像できるように、あまり群れることが好きなではない犬種なので柴犬は多頭飼いに向いている犬とは言えません。


しかし、人間も性格がそれぞれ違うように、柴犬にもそれぞれ個性があります。柴犬の全てが多頭飼いに向いていないということではありません。


実際に柴犬を多頭飼いしている家庭も沢山あるので、上手に飼ってあげれば多頭飼いをすることは可能です。

柴犬の多頭飼いのメリットとは?

柴犬を多頭飼いするメリットは次のようなことが挙げられます。

  • 犬の社会性が身につく
  • 二匹目以降を迎えたときしつけの負担が減る
  • 犬同士遊び相手がいると運動不足解消になる
  • 飼い主が不在でもストレスが溜まりにくい
  • 飼い主は愛犬が増えて家庭が賑やかで楽しくなる
  • 愛犬たちに留守番をさせても寂しい思いをさせなくて済む
柴犬に限ったことではありませんが、可愛い愛犬たちに囲まれて過ごす多頭飼い生活は飼い主にとって最高の癒しです。


また、犬同士においてもストレス解消や留守番中の寂しさの軽減など、メリットが沢山ありますね。

多頭飼いをすることで飼い主も犬たちも、これまで以上に充実した生活を送ることができるのです。

柴犬の多頭飼いのデメリットとは?

柴犬の多頭飼いには沢山のメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。


柴犬を多頭飼いするデメリットは次のようなことが挙げられます。


  • 飼育費用の負担が増える
  • お世話や掃除の手間が増える
  • 医療費への不安が増える
  • 先住犬がストレスを溜めてまう可能性がある


単独飼いであっても犬の飼育費用は安いとは言えません。日頃の餌代や予防薬だけでなく、病気や怪我の治療費など、様々な面で費用が必要です。


多頭飼いだと当然これまで以上に経済的負担は大きくなります。


また、柴犬は抜け毛が多い犬種なので、ケージの掃除・ブラッシングやシャンプーなどにかける時間や手間も増えます。


更に柴犬は独立心が強く、お互いの存在がストレスになってしまう可能性があるので注意が必要です。

柴犬の多頭飼いで大切な相性とは?多頭飼いの相性について解説!


モデル:むぎ


犬同士の相性が悪いとトラブルが多くなり、楽しいはずの多頭飼いが飼い主や犬たちにとって不幸なものになってしまいます。


事前に先住犬や迎える犬の性格を知った上で多頭飼いが可能を判断しましょう。


飼い主が多頭飼いをしたいと思っても、どうしても多頭飼いに向いていない柴犬もいます。その場合は先住犬の性格を尊重し、単独飼いをおすすめします。


  • 柴犬の多頭飼いに向いている性格と向いていない性格
  • オス同士・メス同士よりも性別はバラバラで飼った方が良い
  • 柴犬と多頭飼いするのに向いている犬種っているの?

多頭飼いと相性が良い・悪い性格とは?性格の相性も大切に!

多頭飼いには向いている性格と向いていない性格があります。


多頭飼いに向いている性格


  • 他の犬に対してフレンドリー
  • 社会性が身についている


多頭飼いに向いていない性格


  • 警戒心が強い
  • 臆病
  • 攻撃的
  • 縄張り意識が強い
  • 飼い主に対する依存心が強い

多頭飼いは先住犬のしつけがきちんとできていることが大前提です。


先住犬のしつけがきちんとできていないと新しく迎える犬も問題行動を起こしたり、飼い主の指示が通らず飼育が難しくなることがあります。


また、病気を抱えている犬や、年齢が離れすぎてライフスタイルが異なる犬の多頭飼いは避けましょう。


性格の相性は実際に犬同士を会わせてみないとわかりません。可能であればトライアル期間を設けたり、普段から他の犬への接し方をよく観察しておくことが大切です。

性別の相性は?オス同士・メス同士ではなく異性同士がおすすめ!

柴犬に限らず、多頭飼いをする場合は異性同士の方が上手くいくことが多いです。一番は「オスとメス」、次に「メス同士」、そして「オス同士」です。


オス同士の場合は相性が合わないとお互いが怪我を負うような激しい喧嘩になる可能性があるので注意が必要です。


オスとメスで多頭飼いをするとトラブルが起こる可能性は低いですが、そのまま飼っていると妊娠してしまう可能性があります。


異性同士で飼う場合は必ず去勢・避妊手術を受けるようにしましょう。

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犬を去勢して後悔?去勢のデメリット、去勢方法・費用相場等を解説!

柴犬と相性の良い犬種は?多頭飼いにおすすめの犬種を解説!

多頭飼いはお互いの性格が重要なので、柴犬と相性の良い犬種はこの犬!と断言するのは難しいです。


柴犬は日本犬特有の自我が強い犬種なので、あまりしつこく遊びに誘われたりフレンドリーすぎる犬は苦手な場合が多いです。


性格から考えると、柴犬の同居犬も柴犬である方がお互いに干渉しすぎることなく、良い距離感で生活が出来る傾向があります。


他の犬種が絶対にダメというわけではありませんが、柴犬は柴犬同士での多頭飼いがおすすめです。

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柴犬の多頭飼いの注意点とは?仲良しにさせるコツを解説!


モデル:むぎ


柴犬の多頭飼いに性格の相性は重要ですが、飼育する環境や飼い主の配慮も大切なことです。


最初は相性が良くても一緒に生活するうちに仲が悪くなってしまったという例もあります。その理由はいくつか考えられますが、飼い主の工夫コツで回避できることも多いのです。


その内容について詳しく見ていきましょう。


  1. お世話の全てにおいて先住犬を優先する
  2. ケージやトイレはそれぞれ別々に分ける
  3. 犬同士の喧嘩にはあまり干渉しないよう気を付ける

①:散歩や餌、しつけ等何でも先住犬を優先する

多頭飼いをすると、先住犬の中には新人犬に飼い主を取られたと感じ、ストレスを溜めてしまったり、新人犬に対して攻撃的になることがあります。


飼い主は、平等に愛情を注ぎつつ、餌をあげる順番、スキンシップやしつけをする順番などは常に先住犬を優先しましょう。


そうすれば先住犬は「飼い主の優先順位は自分が一番上だ」と安心します。


また、新人犬も先住犬との上下関係をはっきり理解することが出来き、良好な関係を築くことが出来るのです。

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②:ケージやトイレは分ける

ケージは犬がゆっくり休める場所であり、大事なテリトリーです。どんなに相性が良くても室内に一匹でくつろげる場所をそれぞれ確保してあげましょう。


トイレもオスはマーキングをして縄張りを主張するので、別々に用意した方が同居犬同士のトラブル防止になります。


飼い主もそれぞれの排泄物を確認できるので、健康状態が把握しやすいです。


ただ柴犬はトイレは室内よりも外派の子が多いので、様子を見ながら必要性を考えましょう。

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柴犬のケージはどこに設置する?トイレの場所やケージの利点など

③:喧嘩等をしてても犬同士の関係にはなるべく干渉しない

愛犬同士が喧嘩をすると慌てて止めに入りたくなりますが、犬同士の喧嘩に人間が干渉しすぎるのは良くありません。


犬たちはお互いの上下関係を決めて生活します。その中で立場が上の犬が下の犬に対して教育的指導をすることがあります。指導を受けることで下の犬も遊び方や社会性を身につけていくのです。


普段が仲良しであれば、多少の喧嘩は犬同士に任せておきましょう。


また、一見喧嘩をしているように見えても本人たちにとっては遊んでいるだけという場合もあります。

ただし、愛犬たちの喧嘩による怪我にだけは十分注意しましょう。本気の喧嘩と先住犬によるしつけ的攻撃、遊び。この3種の識別ができないと、柴犬の多頭飼いは難しいです。

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ペット保険は多頭割引もあるので、加入しておくのがおすすめ!

多頭飼いをするデメリットとして費用面の負担を挙げましたが、その中でも医療費の負担はとても心配な点ではないでしょうか。


現在のペットの医療費は高額になりがちです。愛犬たちには健康でいてほしいですが、どんなに気を付けていてもそれは約束されるものではありません。


ペット保険の加入は義務ではありません。しかし、愛犬たちのもしものに備えて加入しておくことをおすすめします。


多頭飼いの場合は多頭割引が適用されるので、保険料も安くなります。


MOFFMEでは柴犬のペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判も取り扱っているので、これから保険の加入を検討している方は是非参考にしてください。

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まとめ:柴犬は多頭飼いできる?

柴犬の多頭飼いについてのまとめです。

  • 柴犬はあまり多頭飼いに向いていないが性格によって可能な場合もある
  • 柴犬を多頭飼いする前にメリットとデメリットを理解しておく
  • 柴犬の多頭飼いはお互いの性格が多頭飼い向きかを確認する
  • 多頭飼いをするときは「オスとメス」の組み合わせがベスト
  • 柴犬と相性の良い犬種は柴犬
  • 多頭飼いをするときは先住犬を優先して安心させる
  • ケージやトイレは別にして環境を整えてあげる
  • 犬の喧嘩は犬同士に任せる
  • ペット保険はもしものときの医療費の負担を軽減してくれる

柴犬の多頭飼いは他の犬種の多頭飼いに比べて難しいことが多いかもしれませんが、絶対に無理なことではありません。


柴犬の多頭飼いを始めるときは、最初に犬同士の相性や性格を見極めて楽しい柴犬ライフを満喫しましょう。


MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください。