idecoは手数料で損をする?実際にかかる手数料と対策方法を紹介!

idecoは所得控除ができるため、節税メリットがありますが、ideco運用にはあらゆる場面で手数料がかかってしまうのをご存知でしょうか?ここでは手数料で損をしないためにできる対策を紹介します。idecoで得をするはずが損をしていたという事態にならないように!

idecoの手数料で損をする?できる手数料の対策とは?

税制上かなり優遇されていて、最近注目が集まっているiDeCo。


しかし、いざidecoを使用するとなるとさまざまな手数料がかかる事をご存知ですか?


よくわからないけど漠然と不安を感じる方も少なくはないのではないでしょうか。


色々手数料がかかるのは知っていても「本当にすべて払わないといけないものなの?」

と思うかもいるかもしれません。


楽天証券やSBI証券などの大手証券会社は「手数料無料」となっています。


しかし、実際にはどの金融機関でも何かしらの「手数料」が発生し、金融機関によってその幅も広いのが現状です。


今回は

  • 手数料の種類と料金について
  • 年払いのメリット・デメリット
  • 損をしない為の手数料対策

について解説します。


この記事を読んでいただいたら、きちんと仕組みが理解でき漠然とした不安は抱かないはずです。


せっかくの積み立てに損をした結果にならないよう理解してできる対策をピックアップしています。


ぜひ最後までご覧ください。


idecoで手数料はどのくらいかかるのか

まずはidecoにかかる手数料の種類から説明していきます。


手数料は全部で5つです。

  • 開始手数料(初期費用2,777円)
idecoに加入する際にかかる費用になります。

どの金融機関を使っても金額は同額です。

  • 口座管理手数料(国民年金基金連合会に103円、信託銀行に64円)
口座管理手数料は金融機関によりさまざまですが、運営管理機関への口座管理料も追加されてしまいます。

   

運営管理機関手数料は月額0円~最大450円程度とその幅も広く、どの金融機関を使うかによっても月額手数料が大幅に変わってきます。


運営管理機関への手数料次第で、月々の講座管理手数料は167円〜617円と変動します。

  • 給付手数料(1回の給付で432円)
給付手数料とはいざ積み立ててきた資金を受け取る際にかかる手数料です。 
  • 還付手数料(国民年金基金連合会に1,029円、信託銀行に432円)
還付手数料とは限度額以上に積み立てがあったり、idecoに加入資格がない場合に支払われてしまった額を返還する際にかかる手数料になります。

還付される事は稀なのでそんなに気にすることはないですが、かかってくる手数料は高額なので自分が該当しないかの確認はしておいてください。
  • 移換手数料(他の金融機関への変更平均4,500円)
idecoは一人一口座になります。


そのため他の金融機関へ変更したい場合は移換手数料がかかります。

   

金額は金融機関によって異なります。

   

長い間関わっていくことになるので、極力後で変更しなくて済むように加入の際にしっかり考えて決めるようにしておきましょう。

  • 信託報酬手数料(金融機関によって異なる)
idecoの場合の信託報酬とは投資信託で運用する際の手数料の事になります。


国民年金基金への手数料対策:年払い

2018年1月の法改正により、idecoの掛金拠出時期が「月払い」に加えて「ボーナス払い」「年払い」を選択することが可能になりました。


拠出の回数を自分で選べる事によって、都度かかっていた手数料も節約することができます。

損をしないためにも知っておいてくださいね。


しかしidecoで「年払い」を選択し節約できるのは国民年金基金連合会への手数料のみになります。


「事務委託手数料64円」と「口座管理手数料」は毎月発生します。


年払いに変更で1,133円節約できる

拠出に対して国民年金基金連合会へ支払っていた手数料は「月払い」では手数料103円×12か月=年間1,236円かかります。


しかし、「年払い」にすることで手数料も1回分しかかからないため約1,133円の差額を節約することができます。


元本確保型商品」などで損せず運用しようとしている方には大きなメリットではないでしょうか?


その他2つの年払いのメリット

次にその他の年払いのメリットを後二つご紹介します。

どちらも大きな利点になる所なのでしっかりと頭に入れておきましょう。
  • ボーナスなども活用でき、より多く拠出する事ができる。
取り残しで拠出できないものがあった人は月単位で拠出限度額に満たない掛金を設定し、取り残しがあった場合ボーナスのタイミングで取り残していた差額分を追加拠出して拠出限度額を使い切る事ができるようになります。

  • 払う月や金額を自分で決める事ができる。
収入金額の変動が大きい人や限度額を使い切ることができない人は、損をしないためにも自分でコントロールできる方が便利です。



年払いにすることで起こる3つのデメリット

次に年払いにすることで起こるデメリットを3つ解説していきます。

メリットだけでなく、デメリットになる部分も理解して自分にはどちらがいいのかを判断できるようにしておきましょう。
  • ドルコルト平均法の良さを生かすことができない。

ドルコスト平均法とは

一定額で購入し続け、相場の安い時には多く購入し、高い時には少なく購入する事で購入価格平準化できます。

   

毎月から毎年に変わることで変動幅が大きくなってしまいます。

   

投資信託など、時期分散を徹底すべき人は毎月の方が向いている事になるのです。

  • 予定通りの納付がされなかった場合は計算上(通産拠出期間・老齢一時金裁定時の勤続期間)の対象外になる。 
  •   会社員などの第2号被保険者の場合、給与天引きにする事ができない場合もある。(個人払いに変更が必要)

月払いから年払いに変更する手続き方法

idecoは基本的に月単位の支払いになるため、年単位で拠出するには事前に年間計画である加入者月別掛金額登録や変更届けを提出する事が必要になるので忘れずに行うようにしてください。


11月分(12月納付)を含んでいる状態でないとならないため、注意して年間計画を提出して下さいね。


この届出を怠ってしまうと月単位のままになってしまいます。


損をする要因になってしまうので気を付けましょう。


口座管理手数料の対策としてできること

idecoでの口座管理手数料は運用期間中必ずかかるものです。


大手の金融機関では手数料無料の所が増えて来ていますが、それでも最低で年間2,004円はかかることになります。


掛金が低い場合、手数料が嵩めば嵩むほど、元本割れの危険があり結果的に損をしてしまうかもしれません。


損をしない口座管理手数料の対策としては、運用する金融機関を選ぶ際に手数料が無料である所を選択するといいのではないでしょうか?


損はしたくないし、極力コストは安く抑えたいですよね?


その部分だけで選択するのはよくありませんが、手数料無料の金融機関のなかでより良い商品を選ぶようにすると毎月かかる口座管理手数料は抑える事が可能になり損する可能性も低くなります。


口座管理手数料は所得控除の仕組みで元がとれる

idecoに加入すると定額で口座管理手数料が必ずかかってしまう中、


「銀行の預金ならかからないものをなぜ?勿体ないし、損じゃないか?」と考える方もいるかもしれません。


原則として老後の資金の積み立てとして60歳まで拠出できないidecoですが、優遇処置も税制上取られています。


節税という部分で口座管理手数料など必ずかかる手数料をカバーする事が可能になって損をしないようになっています。


idecoでの毎月の掛金分は全額所得控除になり、所得税などで取り戻すことができます。


利益に対しても非課税で運用することができ、受け取る際も一時金で受け取ると「退職所得控除」、年金として受け取ると「公的年金等控除」の対象になるのです。


各銀行や証券会社の手数料を比較

次にidecoで運用する銀行や証券会社の手数料を実際に比較して見てみましょう。

金融機関名加入時
(初回のみ)
運用期間中かかる費用
(積立を行う場合)
運用期間中にかかる費用
(積立を行わない場合)
移換手数料受け取り時
イオン銀行2,777円167円64円432円
大和証券2,777円167円64円4,320円432円
楽天証券2,777円167円64円4,320円432円
SBI証券2,777円167円64円4,320円432円
りそな銀行(イデコプラス割)2,777円167円64円4,320円432円
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント(資産100~200万未満)2,777円307円以内204円432円
さわかみ投信3,857円437円334円4.320円432円

運用期間中に積み立てを行う場合の手数料が違う所だけでなく、積み立てを行わない状態であっても高い手数料がかかってしまう金融機関もあります。


細部まできちんと確認したうえで運用する金融機関は決めるようにしましょう。

参考:月5000円でも手数料で損をしない場合も

年間に3%程度の運営をidecoに月5000円の掛け金でした場合、運用金額は積立金額よりも30年後には約100万円増えます。


そしてプラスして約36万円程、節税もすることができるのです。


受け取りの際の手数料(1回432円)を考えても大きくプラスになる事になります。


一番低い5000円の掛け金で大幅に利益が出ている事から、少額の掛け金では元本割れや損をするのではないかと不安を持っていた方も安心して加入する事ができますね。

まとめ:idecoの手数料で損をしないために対策を

idecoの手数料と損をしない為の対策方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?


今回の損をしないidecoの手数料対策ポイントは

  1. 年払いに変更し、拠出する頻度を減らす事で拠出にかかる手数料を減らす。
  2. 所得控除など対象となる控除に見落としが無いようにしておく。
  3. きちんと金融機関を見比べて自分に合う所を選択する。
です。

金融機関の選択肢も多い上に個人でしっかりと損をしないように管理してくてはなりません。

着実に利益を増やしていくためにもきちんと理解し、把握する事が重要になってきます。

手数料についてだけでなく、商品の内容についても考えることができるとより良いでしょう。  

税制上も優遇措置が受けられますが、年払いへの変更などは自分で変更を行わなければなりません。

自動的になるものではないので、変更の見落としには注意してくださいね。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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