【FXスプレッド比較】取引手数料をおさえられる口座9選

スプレッドの記事のアイキャッチ画像

「スプレッドって聞いたことはあるけど結局何?」

 スプレッドとは、FXを行う上での実質的な手数料のことで、取引する際には必ず押さえておきたい知識の1つです。

 FX会社や取引時間によってスプレッドは大きく異なるため、きちんと比較し自分の取引スタイルに合わせてFX会社を選ぶことがコストを抑えた運用につながります。

スプレッドが狭い編集部おすすめの会社3選
FX会社
米ドル円
ユーロ円
ポンド円
詳細
0.09銭~
0.3銭~
0.6銭~
業界最狭水準スプレッド
とにかく少額で投資したい人におすすめ
0.2銭
0.4銭
0.8銭
総合的に主要通貨のスプレッドが狭い
主要通貨ペアで取引したい人におすすめ
0.2銭
0.4銭*1
0.6銭*1
スプレッド縮小キャンペーンが魅力
ポンド円での取引がしたい人におすすめ

*スプレッドは原則固定、例外あり

*SBI FXは 1~1000通貨時の数値

*1 キャンペーン期間:2021年12月6日(月)午前9時~2021年12月24日(金)午前3時(提示時間帯:対象期間中の各営業日午前9時~翌午前3時)

 この記事では、取引手数料が抑えられるFX会社を紹介。スプレッドの概念から計算方法取引スタイルによる影響を徹底解説していきます。

監修者 監修者

鹿内武蔵

FXライター

鹿内武蔵

国内唯一の月刊FX情報誌、FX攻略.comの元副編集長として、2008年の創刊時より取材・編集・執筆に携わる。 多くの勝ち組トレーダーや証券会社を取材してきた経験を活かし、FXが国民的投資になることを目標に活動中。各種メディアでの執筆の他、トレーダーとしてFXの運用も行っている。

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スプレッドとは

売値(Bid)と買値(Ask)の価格差のことをスプレッドといいます。FX取引において実質的な取引手数料にあたるので、コストを抑えたい方はスプレッドを正しく理解しておきましょう。

チャートのイメージ図で解説

「売値と買値に差がある」というのはつまり、「新規エントリーすると必ずスプレッドの分だけマイナスからスタートする」ことなのですが、文章だけではイメージがつかみにくいかもしれません。以下の図を使って解説しましょう。

スプレッド説明1

まず「これから相場が上昇する」と予想し、買いでエントリーしたとします。買いのときは買値(Ask)の値段が適用されるので、どのFX会社でもスプレッドの分だけ高く買うことになります。

スプレッド説明2

その後、予想どおり相場は上昇しました。しかし、スプレッドの分だけ高く買っていることになるので、ASKの値段に到達するまでは利益になりません。つまり、エントリーした瞬間にはスプレッドの分だけ含み損を抱えている状況です。

スプレッド説明3

幸い、相場はさらに上昇しました。ASKの値段に到達した瞬間に損益は「0円」となり、そこから先が含み益となります。

つまり、スプレッドが広いと「含み損を抜けるまでが長い」ともいえます。

スプレッドはココを見ればわかる

下の画像はとある日の米ドル円(USD/JPYの)相場ですが、左側には1ドル113.919銭、右側には1ドル113.921銭という数字があり、買値と売値の間に「0.2」という数字が記載されています。これがスプレッドです。

スプレッドホーム画面

この場合、新規に買うときは0.2銭(0.2pips)高く買い、新規に売るときは0.2銭(0.2pips)安く売る仕組み。つまり、買いでも売りも、エントリーした時点でスプレッドの分の含み損を背負った状態で取引が始まる、というのは冒頭で解説したとおりです。

同様の仕組みは、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)にもあります。個別株や投資信託など他の金融商品では見られないものなのでピンとこないかもしれませんが、外貨両替をしたことがある人ならイメージしやすいのではないでしょうか。

たとえば、海外旅行などで利用する外貨両替店で提示されている交換レート。「米ドル→日本円」の交換レートと「日本円→米ドル」の交換レートに必ず価格差があります。この価格差がFXにおけるスプレッドであり、外貨両替店やFX会社の手数料収益になっています。

なお、個別株や投資信託などは売買する際に手数料が発生するのに対し、ほとんどのFX会社では取引手数料は無料です。FXの裁量取引で発生するコストは、基本的にスプレッド分のみとなっています(リピート系自動売買など各社独自の注文サービスには手数料が発生するものもあります)

実際の取引ではどう見える?仕組みを詳しく解説

スプレッドについて、何となくイメージできたでしょうか。実際のトレード画面ではどのように体感されるかについても見ておきましょう。

下の画面はヒロセ通商のデモトレードですが、今度は上記とは逆の「売りから入るパターン」でやってみます。

エントリー時

ちなみにこのチャートは、ポンド円。これからポンドの為替レートが下がっていくと予想して、売りでエントリーした直後の状態が上の画像です。

売りの場合は「スプレッドの分だけ安く売る」ことになるので、この画面でいうと、青い線のところまでが含み損の領域です。まずはここまでチャートが下がらなければ、利益にはなりません。

含み益

幸い、予想どおり相場は下落し、青い線を越えて下がっていきました。ここから先は下がれば下がるほど含み益を拡大していくことができます。

スプレッドによる含み損 含み損が消滅 含み益

このチャートの動きを、実際の損益で見るとこのようなイメージ。取引したロット数は1万通貨で、エントリーした瞬間には「-10」(つまりマイナス10円)だったものが、為替レートが下がるにつれ含み損が減っていき、「0」を越えた先からが損益がプラスに転じました。

つまり、このスプレッドの幅が狭ければ狭いほど、プラスに転じるのが早いということになります。

通貨ペア、FX会社によって異なる

通貨の価格を提供しているFX会社それぞれでスプレッドは異なっています。「米ドル/円0.2銭(原則固定・例外あり)」のように、ほぼ終日同じスプレッドを提供しているところもあれば「ユーロ/円0.4〜0.6銭」とスプレッドが細かく変動しているところもあります。

また、米ドル/円0.2銭、ユーロ/円0.4銭、豪ドル/円0.6銭といったように、通貨ペアによってもスプレッドは異なっています。

投資で安定して利益を出すには時間がかかりますが、投資で発生する支出(コスト)は今すぐにでも下げることが可能です。とにかくコスト削減を重視するのであれば、スプレッドの狭い通貨ペアで取引した方がいいでしょう。代表的なものは米ドル円で、ほとんどのFX会社が自社最安の設定にしています。

その他、ユーロ円やポンド円、ユーロドルなどの主要通貨ペアも、どちらかといえば低い水準です。

一方、マイナーな通貨ペアはスプレッドが広めの傾向があるので、大ロットで短期売買を繰り返すような取引をするとトータルのコストが大きくなります。高金利通貨として有名な南アフリカランド円、メキシコペソ円、トルコリラ円などもスプレッドが広めなので、コスト面でいえば短期売買にはあまり向いていないといえるでしょう。

そして、スプレッドは会社によっても設定が異なっています。少しでもコスト削減を重視するなら、FX会社選びの際にスプレッドにも注目するといいでしょう。ただ、近年ではこの差がかなり狭まってきているのも事実です。

激しい競争により会社間の差がなくなってきている

例えば米ドル/円の場合、スプレッドが0.3銭→0.2銭→1,000通貨取引までなら0.09銭…といったように、近年ではFX業界で低スプレッド競争が起きています。

もちろんこれは顧客獲得のためですが、いずれにせよスプレッドの狭さをアピールするFX会社が増えてきたことにより、FX会社間で提示するスプレッドには大きな違いがなくなってきています

特に米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルなど人気のある通貨ペアは、各社横並びの狭いスプレッドが主流。スプレッドは実質的な取引コストですから、トレーダーにとっては喜ばしい話といえます。

銭とpips

「銭」と「pips(ピップス)」は価格の単位で、スプレッドにもこれが使われます。銭は、一方が日本円の対円通貨ペアの場合(米ドル/円、ポンド/円など)に使われ、pipsは日本円が絡んでいない組み合わせの通貨ペアの場合に使われます。

米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円など
pips ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、ユーロ/ポンドなど

pip(s)とは、価格変動の最小単位を示すFX特有の数値で、さまざまな通貨を同じ単位に揃えるために用いられています。

そのため、先ほど日本円が絡んでいない通貨ペアで使われると説明しましたが、対円通貨ペアでも「ドル円のデイトレで30pips獲得できた」「今日のユーロ円はマイナス20pipsの負け」といったように、トレードの成績を語るときなどにpipsが用いられることもあります。

米ドル/円やユーロ/円などの日本円が絡んだ通貨ペアの場合、1pipは1銭(0.01円)。ユーロ/米ドルやポンド/米ドルなどドルストレートの通貨ペアでは、1pipは0.0001米ドルとなります。

なお、1pipあたりの損益金額は通貨ペアによって異なるので注意が必要です。日本円で損益金額を求めるには、下の表のように、対円通貨ペアの価格を掛けて円換算します。

取引数量を1万通貨とした場合の各通貨ペアの損益金額

米ドル/円 ユーロ/米ドル ユーロ/ポンド
1pipの損益 100円
=0.01円×1万通貨
1米ドル
=0.0001米ドル×1万通貨
1ポンド
=0.0001ポンド×1万通貨
決済時の日本円の価格 計算不要 1米ドル110円 1ポンド150円
損益金額(円換算) 100円 110円 150円


※米ドル/円が100円、ユーロ/米ドルが1.1、ポンド/円が150円の場合

主要FX会社の人気通貨ペアのスプレッド比較

ここまでの解説で「スプレッドは安いほど(幅が狭いほど)取引コストが低い」というのがわかったのではないでしょうか。

そこで、スプレッドが低めの会社を9社ピックアップして比較してみます。これらの会社はスプレッドが低水準であるだけでなく、サービス面も総合的に充実しているのでおすすめです。

主要通貨ペア比較
FX会社
米ドル円*1
ユーロ円*1
ポンド円*1
0.09銭~*2
0.19銭*3
0.30銭~*2
0.4銭*3
0.69銭~*2
0.9銭*3
0.2銭 0.4銭 0.8銭
0.2銭 0.4~1.6銭 1.0銭
0.2銭 0.4銭 0.9銭
0.2銭*1 0.4銭*1*4 0.7銭*1*4
0.2銭 0.5銭 1.0銭
0.2銭*5
4.0銭*6
0.5銭*5
6.0銭*6
1.0銭*5
10.0銭*6
0.2銭 0.5銭 1.0銭
IG証券のロゴ 0.2銭*5
11.0銭*7
0.5銭*5
19.0銭*7
1.0銭*5
32.2銭*7

*1 スプレッドは原則固定、例外あり

*2 1~1000通貨

*3 1001~100万通貨 ※100万1通貨以降、取引ロットが増えると拡大

*4 キャンペーン期間:2021年12月6日(月)午前9時~2021年12月24日(金)午前3時(提示時間帯:対象期間中の各営業日午前9時~翌午前3時)

*5 9:00~27:00

*6 上記以外の時間帯

*7 27:00~9:00

主要通貨ペア比較②
FX会社
ユーロ米ドル*1
豪ドル円*1
NZドル円*1
0.19pips~*2
0.38pips*3
0.38銭~*2
0.58銭*3
0.90銭~*2
1.10銭*3
0.3pips 0.6銭 1.0銭
0.3pips 0.6銭 0.8銭
0.3pips 0.6銭 1.0銭
0.3pips*1*4 0.5銭*4 1.0銭*4
0.4pips 0.7銭 0.8銭
0.4pips*5
4.0pips*6
0.7銭*5
6.0銭*6
1.2銭*5
8.0銭*6
0.4pips 0.7銭 1.2銭
IG証券のロゴ 0.4pips*5
9.0pips*7
0.7銭*5
16.0銭*7
1.1銭*5
11.0銭*7

*1 スプレッドは原則固定、例外あり

*2 1~1000通貨

*3 1001~100万通貨 ※100万1通貨以降、取引ロットが増えると拡大

*4 キャンペーン期間:2021年12月6日(月)午前9時~2021年12月24日(金)午前3時(提示時間帯:対象期間中の各営業日午前9時~翌午前3時)

*5 9:00~27:00

*6 上記以外の時間帯

*7 27:00~9:00

スプレッドによるコストを計算してみよう

「米ドル/円0.2銭」「豪ドル/円0.6銭」「ユーロ/米ドル0.3pips」と表記されてあるものの、実際にスプレッドがどのくらいのコストになるのか、イメージが掴みにくいですよね。

「1銭もかからないのであれば気にする必要はないのでは?」と思う方のために、スプレッドのコストをここで計算してみます。

1万通貨取引なら0.1pipsが10円

米ドル/円のスプレッドが0.2銭のときにどうなるか計算してみましょう。米ドル/円やクロス円など対円通貨ペアのスプレッドによる取引コストは、「取引数量×スプレッド」で簡単に求められます。

◎米ドル/円のスプレッドが0.2銭、1万通貨取引した場合

10,000(取引数量)×0.002円(スプレッド)
スプレッドによる取引コストは20円

◎米ドル/円のスプレッドが0.2銭、1,000通貨取引した場合

1,000(取引数量)×0.002円(スプレッド)
スプレッドによる取引コストは2円

◎米ドル/円のスプレッドが0.2銭、10万通貨取引した場合

100,000(取引数量)×0.002円(スプレッド)
スプレッドによる取引コストは200円

米ドル/円をはじめとする対円通貨ペアの場合は、1万通貨単位での取引なら0.1銭あたり10円のコストがかかっていることになります。

1回の取引にかかるコストは安く感じるかもしれませんが、取引する回数や取引数量が増えていくほどコストが積み重なっていく点に注意しておきましょう。

例えば、1か月にポンド/円(スプレッド0.6銭)を10万通貨で50回トレードをする人がいたら、その人は毎月3万円のコストを払っていることになります。

取引スタイルによるスプレッドの影響

スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、ポジショントレードなど、FXにはさまざまな取引スタイルがあります。ポジションを保有する時間の長さによって分類されているのですが、取引スタイルが違うとスプレッドの影響も変わってくるのでしょうか?

取引スタイル別、ポジション保有時間目安

スキャルピング:数秒〜数分
デイトレード:数分〜数時間
スイングトレード:数日〜
ポジショントレード:数週間〜数年

スプレッドの影響は取引回数が増えるほど大きくなる

スプレッドによるコストが発生するのは「1取引につき1回」のみ。スプレッドの影響は取引の回数が増えれば増えるほど大きくなります。

そのため最もスプレッドの影響を受ける取引スタイルは、取引回数の多いスキャルピングといえるでしょう。逆に、取引回数の少ないスイングトレードやポジショントレードは、それほどスプレッドの影響がありません

取引スタイル別、取引回数目安

スキャルピング:1日に数回〜数百回
デイトレード:1日に数回
スイングトレード:1か月に数回
ポジショントレード:年に数回

スキャルピングは影響大、スイングトレードは影響小

また、スキャルピングは2〜3pipsの値幅を狙った取引スタイルなのに対し、スイングトレードは1回の取引で50〜100pips以上を狙います。

たとえば米ドル/円のスプレッドが0.2銭のときにスキャルピングとスイングトレードでそれぞれ取引をしたとします。スキャルピングは、獲得値幅に占めるスプレッドの割合が圧倒的に大きいことは一目瞭然でしょう。

スキャルピングをするのであれば、「スプレッドの狭さ」を重視してFX会社を選ぶ必要があります

【編集部コラム】多くのFXトレーダーはスプレッドをそんなに気にしなくて良いって本当?

新規建玉の平均的な保有期間の画像

こちらは金融先物取引業協会が行ったFX取引の実態調査から引用した資料。どんな取引スタイルのトレーダーが多いのかが見て取れます。

スキャルピングとデイトレード(1分未満〜1日未満)が全体の33.1%なのに対し、スイングトレードとポジショントレード(1日以上〜)が66.9%と、一般的なトレーダーは長期的な取引スタイルが多いようです。

また取引しているLot数についても、1万通貨以下の少額トレードが多いことも実態調査のデータに現れています。

スプレッドは取引コストなので狭いに越したことはありません。大きなLotを高頻度で取引するプロ並みのトレーダーにとって、低スプレッドは必須条件ともいえるでしょう。しかし「少額・長期的なポジション保有」でトレードするなら(つまり多くの一般トレーダー)は、スプレッドの影響が少ない人たちに分類されます

FX会社選びのポイントは、取引ツールの使いやすさや、スワップポイント、通貨ペアの種類などさまざま。スプレッド「だけ」に注目するのではなく、総合的に比較してFX会社を選んでみてはいかがでしょうか

引用:https://www.ffaj.or.jp/wp-content/uploads/2018/09/20180927_summary.pdf

スプレッドが変動する(広がる)のはどういうとき?

FX会社の公式サイトや広告で「米ドル/円0.2銭(原則固定・例外あり)」といったスプレッドの表記を見かけたことはないでしょうか。「例外あり」と記載されているのは、実はスプレッドは常に一定ではなく、広くなるタイミングがあるからなのです。

思わぬ損失を被る可能性があるので、どのようなときにスプレッドが広くなるのか、リスクをしっかりと頭の中に入れておきましょう。

マーケット参加者が一方に偏るとき

どんな金融商品でもそうですが、マーケットに買い手と売り手がいて取引が成立します。米ドル/円が110.00円のときに買い注文を出したときに、同じ価格で売りたい人がいるから取引が成立(約定)するわけで、もし同じ価格に売り手がいないと、その価格では注文は通りません。

外国為替市場は金融市場の中で最大規模の取引量があるため、注文が通らないことは滅多にありませんが、まれに相場が急変動する際、買い手と売り手のバランスが偏り、スプレッドが広くなることがあります

マーケット参加者が一方に偏る代表的なケースとしては、例えば経済に大きな影響と与える突発的なニュース(要人の政治的・経済的な発言、災害なや紛争など)が挙げられます。こういったニュースが報じられると相場が急変動し、スプレッドが拡大することがあります。

また、世界中から注目が集まる「経済指標や政策金利の発表」でもスプレッドは拡大しがちです。ただ、指標発表の日時は事前にわかっているため、各社のスマホアプリには事前にお知らせしてくれる機能もあります。重要な指標の発表は事前に押さえておき、直前直後のトレードは控えるなどの対策をしましょう。

早朝や年末年始など、マーケット参加者がほとんどいないとき

先ほど「マーケットに買い手と売り手がいて取引が成立する」と説明しましたが、24時間取引可能なFXの世界では、買い手と売り手ともに少なくなる時間帯があります。

これを専門用語で「流動性が低下する」というのですが、たとえばNY市場が終わり東京市場が始まる前の朝6〜8時頃(日本時間)。この時間は他の時間帯と比べてマーケットの参加者が少なく、取引量も減るため、スプレッドが広くなりやすい傾向があります(年末年始などにもこの傾向があります)。

下の画像は、みんなのFXアプリの画面。とある日のスプレッド実績で、左画像は朝6時、右画像は夕方16時のものです。早朝に配信されているスプレッドはかなり大きくなっていることがわかるはずです。早朝のスプレッド拡大は、どこのFX会社にもみられます。

スプレッド一覧画像 スプレッドの一覧画像

通常のスプレッドの10倍近く広がる通貨ペアもあるので、スキャルピングやデイトレードをしている方は注意しましょう。また最近では、そういった広がる時間帯を事前に告知するFX会社も増えてきました。

FX会社が事前にスプレッド拡大時間を告知するケースも

公式サイトなどでスプレッドが拡大する時間帯を告知しているFX会社もあるので、スプレッドが気になる方は目を通しておくといいでしょう。午前3時にスプレッドが切り替わるケースが多いです。

外為どっとコムのスプレッド

外為どっとコム公式サイトより

マネーパートナーズのスプレッド

マネーパートナーズ公式サイトより

リピート系自動売買は手数料の分スプレッドが広いことも

マネースクエアの「トラリピ」やインヴァスト証券の「トライオートFX」などの自動売買は「リピート系」と呼ばれています。

こういった自動売買は、最初に設定するだけで文字通り自動的に売買を繰り返してくれるのが魅力ですが、裁量取引と比べて取引コストが高くなる点には要注意

スプレッド+手数料(自動売買サービス利用料)で取引コストが膨らむケースや、手数料を織り込んだ広めのスプレッドを提供するケースがあります。

自動売買の利便性を取るか、取引コストを抑えて裁量トレードをするかは人それぞれ。いずれにしても投資をするならコストのことは常に考えておきたいところです。

海外FX業者はスプレッドが広いことが多い

スプレッド競争下にある国内のFX会社と比べ、海外のFX会社はスプレッドが広めの傾向にあります。ハイレバレッジや入金ボーナスなどをアピールしていますが、低いレバレッジで裁量取引をするのであれば、スプレッドの狭い国内FX会社を選ぶ方が賢明でしょう。

国内・海外FX会社のスプレッド比較
国内A社(原則固定・例外あり) 海外B社(変動制)
米ドル/円 0.2銭 1.2銭
ユーロ/円 0.4銭 1.3銭
ポンド/円 0.8銭 1.6銭
豪ドル/円 0.6銭 1.9銭
NZドル/円 1.0銭 2.3銭
ユーロ/米ドル 0.3pips 1.1pips

※2021年9月23日15:50調べ

そもそも海外FX業者は日本の金融庁の登録を受けていないところが多くあります。実際に海外業者との出金トラブルなどは数多く報告されており、金融庁も注意喚起をしています。いろいろなリスクを取ってまで、あえて海外業者を選ぶ意味はないといっていいでしょう。せっかく大切な資金を預けるのですから、安心できる国内業者を選ぶことをおすすめします

まとめ

スプレッドは取引コストなので、FX会社選びの重要な要素なのは間違いありません。

しかし記事内で解説したように、少額の証拠金で取引頻度がさほど多くない人であれば、影響度は限られます。

スプレッドの「高い・安い」ばかりに注目するのではなく、自分はどんなトレードがしたいのか、それによってスプレッドがどの程度影響するのかまで考えて総合的なができるようになりたいものです。

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