FXはスマホアプリのみで取引可能!おすすめ口座5選とPCとの違い

Fxのスマホアプリ記事のアイキャッチ画像

「スマホでFXを始めたい」
「どのアプリを選べばいいんだろう?」

FXは、スマートフォンだけで完結できます。スプレッドや取引できる通貨ペア数なども、当然ながらPCとスマホに違いはなく、同条件で取引できます。

おすすめのスマホアプリFX会社5社
FX会社
App Storeでの評価*
★★★★☆ : 4.2
  • デザイン性に優れたシンプルな取引画面が使いやすい
  • 総合力が高く使いやすいアプリで取引したい人におすすめ
★★★☆☆ : 2.5
  • ウィジット機能で最新レート・チャートが表示可能
  • アプリを開かずに分析したい人におすすめ
★★★☆☆ : 2.6
  • スマホアプリでも表示できるテクニカル指標が豊富
  • 複雑な分析をスマホでもしたい人におすすめ
★★★☆☆ : 2.5
  • 過去チャートから未来の値動きを予測
  • 分析がまだ苦手な人におすすめ
★★☆☆☆ : 2.2
  • 為替ニュースをもとにリアルタイムで相場を予測
  • AIの相場予測をもとに取引したい人におすすめ
*2021年12月時点

この記事に書いてあること

  • FXのスマホアプリでおすすめのFX会社
  • PCとスマホアプリの違い
  • スマホアプリのメリットとデメリット

監修者 監修者

鹿内武蔵

FXライター

鹿内武蔵

国内唯一の月刊FX情報誌、FX攻略.comの元副編集長として、2008年の創刊時より取材・編集・執筆に携わる。 多くの勝ち組トレーダーや証券会社を取材してきた経験を活かし、FXが国民的投資になることを目標に活動中。各種メディアでの執筆の他、トレーダーとしてFXの運用も行っている。

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FX初心者でも、「スマホアプリだけ」でFXはできる?

「パソコンを使わず、スマホだけでFXをしている」というスマホ専門トレーダーは近年増加しており、すでに「パソコンだけ」でトレードしている人の数を上回っています

下のグラフは、FX会社の外為どっとコムが発行している『外為白書』に掲載されているユーザー調査データ。これを見ればわかるとおり、2011年には「PCだけ」でトレードする人が約8割を占め、「スマホだけ」の人は1割以下でした。ところが両者の関係は年々近づき、2018年ごろを境に逆転しているのです。

取引デバイスの変化

(外為どっとコム総合研究所『外為白書2018-19』より)

「パソコンがないと本格的な取引はできないのでは?」「スマホだけで利益は出せるだろうか」と不安に感じている人も多いかもしれませんが、もしもスマホでのトレードが不利なら、ユーザー数の逆転は起きないはずです。

FXはスマホだけでもできる」というのは、実際にユーザーが証明している事実といえるでしょう。

FXをスマホアプリでトレードするメリット|3つ

PCを持っていなくても、スマホならではのメリットを活かすことで不利なくトレードができます。具体的にどんな要素がメリットとなるのか解説していきましょう。

スマホアプリのメリット

  • いつでもどこでもできる機能性
  • 短期売買取引スキャルピングにも最適
  • 自動売買・スワップも問題なし

①いつでもどこでもチャート確認・トレードができる

スマホでFXをする最大のメリットは、やはり「いつでもどこでも」という機動性。FXは平日であれば基本的に24時間取引可能なので、スマホの機動性を最大限に活かすことができます。

通勤時のトレード

例えば電車通勤をしている人なら、その時間をFXに使えます。経済ニュースをチェックしつつチャートの動きを分析し、その日のトレード計画を立てる。退屈な通勤を充実した時間に変えることができます。

ランチタイムや、ちょっとした休憩時間などにも、スマホさえあればさっとチャートを見ることが可能

デイトレード(新規エントリー後、日をまたがずに決済するスタイル)や、スイングトレード(新規エントリー後、数日~1週間程度で決済するスタイル)といった手法なら、こういった「すき間時間」を活かして取引できます。

②スマホでの短期売買はスキャルピングにも最適

スマホアプリの画面

実はスマホアプリには、「むしろPCより優れているのでは?」という部分もあります。

その代表例が「スピード注文」の機能。これは1タップで新規・決済注文ができるもので、多くのスマホアプリに実装されています

(※上の画像は、GMOクリック証券「GMOクリック FXneo」のスピード注文画面)

新規エントリーから決済まで数分(場合によっては数秒)という超短期売買の手法を「スキャルピング」といいますが、スキャルピングトレーダーの中には、「パソコンのツールより反応が早い」と、スマホアプリを愛用している人もいます。

中にはパソコンの大きなモニターでチャート分析を行い、注文はスマホアプリを使う二刀流スタイルもあり、いずれにせよスマホアプリのスピード感はPCと互角もしくはそれ以上のものがあります。

スキャルピングは長時間じっくりと相場に向き合ってチャンスを探す必要があり、中~上級者向きの手法ではありますが、スマホアプリのスピードを活かした取引スタイルも可能なのです。

③放置できる自動売買やスワップ運用もスマホで問題なし

ポジションを長期間に渡って保有し続けるスワップ狙いのトレードや、最初に設定するだけで取引を自動的に繰り返すリピート系自動売買など、「基本的には放置で問題ないトレードスタイル」の場合もスマホアプリで間に合います。

この手のトレードをしていると、日々のスワップポイントを見たり、自動売買の損益をチェックしたくなるものですが、スマホアプリならば場所を選ばずすぐに確認できるので便利です。

FXをスマホアプリでトレードするデメリット|2つ

機能面においてパソコンの取引ツールと肩を並べてきたスマホアプリですが、まだ「パソコンでしかできないこと」があるのも事実です。スマホのデメリットは、大きく分けて以下の2点です。

スマホアプリのデメリット

  • 物理的な画面の小ささ
  • 使えるテクニカル指標がPCに比べて少ない

①物理的な画面の小ささ

チャートの見やすさは、当然ながら画面が大きい方が有利です。いくつものチャートをチェックするなら、モニターも何枚かあった方が見やすくはなるでしょう。つまりスマホには、「画面が小さい」という物理的な制約があります。

FX会社はできるだけ視認性・操作性に優れるようにアプリを開発しているので、このデメリットについてはだいぶ解消されてきていますが、さすがにパソコンと比べれば劣るのが事実です。

②機能的な制約

テクニカル指標の数や描画機能など、さまざまなツールの網羅性に関してはPCに軍配が上がります。例えば下の画像は、みんなのFXにおける「アプリとパソコンで、使えるテクニカル指標の違い」です。

スマホアプリとパソコンの併用

下の画像は、みんなのFXの「アプリとパソコンによって、使えるテクニカル指標の違い」です。

アプリのトレンド系インジケーター PCのトレンド系インジケーター

アプリで表示できるトレンド系インジケーターは4種類ですが、パソコン用の取引ツールではマニアックなものを含めた10種類を使用できます。

使えるツールが多い=勝てるとは限りませんが、「複雑な分析がしたい」というニーズに応えてくれるのは間違いなくパソコンでしょう

その他、スマホにはできない機能面の制約(2021年時点)

  • MT4の自動売買やバックテスト

    MT4とは、ロシアのメタクオーツ・ソフトウェア社が開発した取引用のプラットフォームで、世界中のトレーダーが利用しています。カスタマイズ性が非常に高いことと、EA(Expert Advisor)という自動売買プログラムを導入して運用できることが主な特徴。
  • EAやインジケーターの自作

    スマホだけでも、インヴァスト証券の「トライオートFX」や、トレイダーズ証券の「みんなのシストレ」などの自動売買は利用可能です。しかしMT4でEAを稼働させた自動売買ができるのはパソコンのみです。

実際、スキャルピングをしている人の中にはパソコンとスマホの二刀流スタイルもいます。

スマホだけでも十分にFXの取引をすることはできますが、パソコンを併用するとより深くFXの世界を知ることができます

編集部おすすめ|スマホアプリが使いやすいFX会社を詳しく紹介

近年、FX会社が提供しているスマホアプリはどれも完成度が高く、以下のような基本的な機能についてはほぼすべてのアプリが満たしています。その点に関しては、どのアプリを選んでも大丈夫と言っていいでしょう。

各社のスマホアプリでできること

  • チャート、代表的なテクニカル指標の表示
  • 基本的な注文(成行・指値・逆指値・IFD・OCO・IFO)
  • 経済指標の表示やアラート機能

ただ、細かい部分の機能や使い勝手には違いがあるので、ここからは初心者目線で編集部が選んだおすすめできるスマホアプリをご紹介します。

DMM FX

DMM FX アプリ DMM FX アプリ  
取扱通貨ペア数 21種類
搭載テクニカル 11種類
最大チャート分割数 4画面
デモトレード機能
スピード注文

こんな人におすすめ

  • 総合力が高く使いやすいアプリで取引したい人

DMM FXは2021年3月時点での口座数が83万以上という、業界トップクラスの規模を誇るFX会社。スマホアプリの大きな特徴は以下の3点です。

特徴1 チャートを4分割できる

チャートを1画面表示と4画面表示に切り替えることができます。4画面表示はそれぞれ表示する通貨ペアを設定でき、分析に活かすことができます。

特徴2 背景色を変更できる

背景色を黒色と白色に切り替えることができます。好みに合わせてカスタム可能な点もDMM FXのスマホアプリのメリットの一つです。

特徴3 その他のツールも充実

DMM FXで取引しているトレーダーの通貨ペアごとのポジション状況が確認できる「売買比率」や、必要証拠金やロスカットラインを計算できる「証拠金シミュレーション」を利用できます。

GMOクリック証券

GMOクリック証券 スマホアプリ GMOクリック証券のウィジット機能
取扱通貨ペア数 20種類
搭載テクニカル 12種類
最大チャート分割数 4画面
デモトレード機能
スピード注文

こんな人におすすめ

  • アプリを開かずに分析したい人

GMOクリック証券は、2020年FX取引高日本一(ファイナンス・マグネイト社調べ)の実績を持つ、業界大手のFX会社。以下のような特徴を持つ「GMOクリックFX」というアプリをリリースしています。

特徴1 チャートを4分割で表示可能

チャートを最大4分割で表示可能です。時間足別、通貨ペア別に設定できるのでマルチタイムフレーム分析、他の通貨との比較をすることが可能。設定した内容を保存することもできます。

特徴2 チャート上から注文を素早く簡単に出せる

チャート上に表示される指値・逆指値ラインを注文したい価格帯にスライドさせて「Actionボタン」をタップすることで、ラインを置いた価格帯で簡単に注文を出すことが可能です。加えて、チャートを見ながら簡単に注文を出せる「SPEED注文」も搭載しており、即座の注文に対応することができます。

特徴3 トレードに役立つ便利機能が多い

トレードの内容が記録される「FXトレード日記」やマーケットニュース、カレンダー式の経済指標情報など、トレードの役に立つ機能も多く用意されています。

また、アプリを開かずに分析をすることができるウィジット機能もおすすめです。

ヒロセ通商

ヒロセ通商 スマホアプリ ヒロセ通商 スマホアプリ
取扱通貨ペア数 50種類
搭載テクニカル 19種類
最大チャート分割数 4画面
デモトレード機能
スピード注文

こんな人におすすめ

  • 複雑な分析をスマホでもしたい人

ヒロセ通商は、超短期取引の「スキャルピング」を公認している数少ないFX会社でもあります。もちろんスマホアプリも高速注文に対応しており、その他にも以下のような特徴があります。

特徴1 チャート表示は1、2、4画面

チャート表示を1画面、2画面、4画面から選択できます。それぞれ時間足や通貨ペア、テクニカル指標を設定できるほか、チャート上にクロスライン(水平線と垂直線)を表示させることも可能です。

特徴2 「LIONチャートPlus+」を表示することができる

「LIONチャートPlus+」はテクニカル指標を30種類表示でき、指値・逆指値の価格帯注文割合を表示する「価格帯別注文数」などを使える、より分析に特化した機能です。

特徴3 コンテンツが豊富

ロスカットレートや損益などの計算ができる「FX計算ツール」、取引データをグラフ化する「LION分析ノート」、元ディーラーの小林芳彦氏のレポートを読める「小林芳彦のマーケットナビ」といったコンテンツを利用できます。

FXプライムbyGMO

FXプライムのスマホアプリ FXプライムのスマホアプリ  
取扱通貨ペア数 20種類
搭載テクニカル 15種類
最大チャート分割数 4画面
デモトレード機能
スピード注文

こんな人におすすめ

  • 分析がまだ苦手な人

FXプライムbyGMOも、ヒロセ通商と同様にスキャルピングを公認している数少ないFX会社です。アプリにはスピードを追求した「ハイスピード注文」が備わるほか、以下のような特徴があります。

特徴1 チャートを4分割できる

チャート表示を1~4画面で表示させることが可能です。それぞれ時間足や通貨ペア、テクニカル指標を個別設定できます。

特徴2 入手できるマーケット情報が豊富

「MarketWin24」、「FXi24」、「過去の取引データ」など、トレードに役立つ情報が盛りだくさんです。

特徴3 「ぱっと見テクニカル」を利用できる

最大で約12年分の過去チャートの中から現在のチャートと形状が似ている時期を分析し、将来の値動きを予測するツール「ぱっと見テクニカル」を利用できます

みんなのFX

みんなのFXのスマホアプリ みんなのFXのスマホアプリ  
取扱通貨ペア数 29種類
搭載テクニカル 8種類
最大チャート分割数 1画面
デモトレード機能
スピード注文

こんな人におすすめ

  • AIの相場予測をもとに取引したい人

「みんなのFX」はトレイダーズ証券が提供しているFXブランド。同社は「LIGHT FX」という別ブランドも提供していますが、スマホアプリの基本的な性能は共通しています。

特徴1 レイアウトがシンプルで操作性が良い

通貨ペアの切り替えやテクニカル指標の表示、売買注文の発注などのアイコンが分かりやすく配置されており、初心者でも使いやすいレイアウトとなっています。

特徴2 「通貨強弱」、「ヒートマップ」、「ポジションブック」といった分析ツールを利用できる

通貨指数(過去の通貨の変動率から算出した指数)を基に通貨の強弱を可視化した「通貨強弱」、ファンダメンタルズの観点から通貨の強弱を可視化した「ヒートマップ」、みんなのFXの利用者の保有ポジションを確認できる「ポジションブック」を利用できます

特徴3 AIが予測して売買サインを出す「TMサイン」を使える

1時間後の米ドル/円相場が上昇するか下落するかをAIが予測して売買サインを出す「TMサイン」も利用できます。

「今すぐFXを始めたい」という人には、ここまでに紹介したアプリがおすすめですが、「スマホアプリについてもっと知りたい。じっくり選びたい」という人も多いでしょう。

そこで、ここからはFXのスマホアプリに関するさらに詳しい情報をお届けします。各社のアプリが共通してできることや、独自性が現れる部分など、実際のアプリ画面をふんだんに使って解説していきます。

スマホアプリをより深く知る・各社のアプリがほぼ共通してできること

FXアプリ選びをするなら、誰もが「一番優れているアプリはどれ?」と思うことでしょう。しかし、既に触れているとおり現在のアプリはどれも高い完成度を誇っており、基本的な機能としてはほぼ横並びだというのは、冒頭で解説したとおりです

では「横並び」とは具体的にどのような意味なのか、詳しく解説しましょう。例えば以下のような機能は、どのアプリにも備わっています。

チャート・テクニカル指標の表示

上の画像は、DMM FX、GMOクリック証券、外貨ex byGMOの3社のアプリ画面。同日、同時刻の米ドル円チャート(+インジケーター2つ)を表示したものです。

3枚の比較を見れば気付くと思いますが、デザイン的にはほぼ似通っていることがわかるでしょうか

スマホの限られた画面スペースの中に、チャート、オシレーター、そして注文やチャート切り替えのボタンを見やすく配置しようとすると、デザインの余地はほとんど残されていないでしょう。そのため、似通ってくるのは仕方ないのかもしれません。

ここでは3社の画面を紹介しましたが、どのFX会社のアプリもこの画面と似たようなデザインとなっています。

基本的な注文(成行・指値・逆指値・IFD・OCO・IFO)

上の画像は、DMM FX、GMOクリック証券、外貨ex byGMOにおける「注文」の画面です。

このデザインは会社によって異なりますが、FXをやるうえで基本となる以下のような注文は、どのアプリでも発注可能です。

注文の名称 どんなときに使用する?
成行(なりゆき) 注文した瞬間に売買を成立させたいとき
指値(さしね) ・現在より安くなったら買いたいとき
・現在より高くなったら売りたいとき
逆指値(ぎゃくさしね) ・現在より高くなったら買いたいとき
・現在より安くなったら売りたいとき
IFD(イフダン、またはアイエフディー) 新規エントリーの価格と決済の価格をセットで発注したいとき
OCO(オーシーオー) 保有ポジションに対して、相場が上がった場合、下がった場合のどちらにも対応できるように決済注文を2つ入れておきたいとき(新規エントリーにも使用可能)
IFO(アイエフオー、またはイフダン・オーシーオー) 新規エントリーと、その後の相場が上がった場合と下がった場合、計3つの注文を入れておきたいとき(IFDとOCOを組み合わせたような注文)

これらの注文が使えれば、FX取引においてほぼ不自由はないといっていいでしょう。

もちろん、FX会社によってはさらに細かいニーズに対応した複雑な注文ができるケースもありますが、多くのトレーダーには上記の注文ができれば十分です。

経済指標の表示やアラート

世界各国の政策金利や、GDP、失業率など為替相場に影響を与える経済ニュース。FXアプリでは、これらの情報をチェックすることができます。

その日に予定されている経済指標をあらかじめ押さえておくことができたり、発表の直前、直後にプッシュ通知(アラート)が届く設定にしておくことも可能。

こういった機能があれば、指標発表後の急変動に巻き込まれないように保有ポジションを決済しておいたり、指標発表を知らずにエントリーするのを防げたりします。

経済指標アラート機能 経済ニュースアラート機能

1枚目が外貨exアプリの経済指標情報。その日に予定されている指標発表の時間・重要度・予想値などを確認することができます。
2枚目は、外貨exの経済ニュース情報。一覧ページにはトピックスが表示され、タップするとより詳しいニュースを読むことができます。

「外出先でも気軽に経済情報にアクセスできる」のがスマホの魅力なので、こういった機能はほとんどのアプリに備わっています

もちろんアプリは各FX会社が無料で提供している

スマホアプリは、各社無料でダウンロードできます。公式サイトには「無料であること」がアピールポイントのように書かれている場合もありますが、ほぼすべてのFX会社が無料で提供しています。

チャートを見たりテクニカル指標を表示させたりするだけなら口座開設をしなくても使えることが多いので、気になるアプリがあれば、まずはダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

各社のFXアプリの違いとは?|優劣ではないので好みによる部分が大きい

ここまでに説明したとおり、現在各社のアプリ性能はかなり似通っています。しかし「違いがまったくない」というわけではないので、ここからは細かな違いについて解説していきますが、まずは結論から。

スマホアプリの機能の違いは「好み」による部分が大きく、単純に優劣で語れない場合も多いのです

その人にとって必要な機能であればいいのですが、まったく使わない機能がいくら搭載されていてもメリットにはなりませんよね。

ですので、以下に紹介する細かな違いは「人によっては必要ない」レベルの話になります。「A社のアプリにはこの機能があるけれど、B社にはない」という状況を知ると「じゃあA社の方が優秀だ」と思ってしまいがちですが、必ずしもそうとは限らない、という前提のもとに読み進めてください。

チャートの4分割表示

4分割チャート画面

アプリによって性能の異なる部分としてはまず「チャートの分割表示」が挙げられます。米ドル円・ユーロ円・ポンド円などの主要通貨ペアをすべてチェックしている人の中には、それらの通貨ペアを「同時に」見たい人もいるでしょう。

そんなとき、画面を分割して複数のチャートを表示することができれば、同時チェックが可能です。スマホアプリでは、この機能があるもの、ないものがあります。上に紹介しているのはDMM FXのアプリで、チャートの4分割表示が可能。「複数の通貨ペアを同時にチェックしたい」という人は、こういった分割表示機能がアプリを選ぶポイントになります

ただ、スマホには「画面が小さい」という制約があるのも事実。この小さい画面内の4分割チャートがどこまで活用できるかは、人によって見解が分かれるところでしょう。

1画面でしか表示できないアプリも画面を切り替えればすべて表示できるので、「同じ画面上に表示する」という部分にこだわりがないなら、必ずしも必要な機能ではありません

オシレーター系のインジケーターの表示数

オシレーター系のインジケーターをいくつ表示できるかはアプリによって異なります。

上に紹介しているのは、みんなのFXとDMM FXのアプリ画面。みんなのFXはローソク足チャートの下にオシレーター系インジケーターを一つしか表示できませんが(画面ではMACD)、DMM FXでは画面を3分割することにより二つのオシレーター(画面ではMACDとスローストキャスティクス)を表示することが可能です。

テクニカル分析をする際、「二つのオシレーター系インジケーターを同じ画面上に表示したい」という場合は表示可能数をチェックするといいでしょう

ただ、トレード方法はひとそれぞれ。「一つチェックできれば十分」「他のインジケーターが見たいときは、そのつど切り替えれば問題ない」という人にとっては、さほど気にする部分ではないでしょう。

トレンド系インジケーターの表示数や、インジケーターの設定自由度

トレンド系のインジケーターも、「同時にいくつ表示できるか」には違いがあります。オシレーター系で触れたとおり「同時に表示する」ことにこだわりがある人は、これが可能なアプリを選んだ方がいいでしょう。

ただトレンド系のインジケーターは、チャートと同じ画面に表示するものが多いため、二つ表示させると、どの線が何なのかわかりにくくなりがち。

インジケーター トレンド系インジケーター

1枚目の画像は、GMOクリック証券のアプリで「移動平均線3本+ボリンジャーバンド」を表示したものです。この時点ですでに見にくいのがわかるのではないでしょうか。

GMOクリック証券のアプリではトレンド系インジケーターが7種類使用できるのですが、仮にこれをすべて表示させると2枚目のようになってしまいます。

こうなるともう、分析どころではないでしょう。「同時表示できる数は多ければいいわけではない」というのがわかるはずです

ただ、インジケーターには「設定幅」の違いもあります。例えば日足の移動平均線であれば、短期・中期・長期でそれぞれ「どのくらいの日数の平均線なのか」を調整できます。

  • 5日/10日/25日
  • 5日/25日/75日
  • 25日/75日/200日

などなど、正解はありません。トレードスタイルや、その人なりの売買ルールによってさまざまな設定があるでしょう。この設定幅は、アプリによって若干の違いがあります

上の画像は、外為どっとコム(左)と、ヒロセ通商(右)の比較です。

外為どっとコムの移動平均線の設定幅は「1-140」となっているので、つまり最大値は140です。一方ヒロセ通商は最大999まで設定が可能です。さすがにヒロセ通商ほど設定幅が広くてもほとんどの人は使う場面がないかもしれませんが、アプリによってこういった微妙な違いがあります(ちなみに一般的には200が最大としているアプリが主流)。

また、「移動平均線が何本表示できるか」という違いもあります。スマホアプリの場合、短期・中期・長期の3本を表示できるものがほとんどですが、楽天証券FXのアプリでは5本の表示が可能です。

楽天証券FXの移動平均線

色味(カラーテーマ)を変えられるかどうか

これもまさに「好みの問題」の代表例ですが、チャートの色味(カラーテーマ)のカスタマイズ性はアプリによって違いがあります。FX会社が提供しているカラーで固定されているものが多いのですが、一部のアプリはこれを変更することが可能。

例えばDMM FXはテーマカラーを「ダークバージョン」と「ライトバージョン」から選ぶことができます。

DMM FXライトバージョン

上に紹介しているのは「ライトバージョン」の画像。背景を白っぽくしたタイプで、黒よりも見やすいと感じる人は、このパターンを選ぶことができます。

また、カスタマイズ性の高さといえばヒロセ通商が挙げられます。

チャートカラーのテーマが5種類あることに加え、ローソク足の細かい部分や、チャート上のラインの色を指定できるので、カスタマイズ性は相当に高いといえるでしょう。

もちろん、デフォルトの色味で構わない人にとってカスタマイズ性は必要ない部分ですが、「自分好み」という要素が好きな人にとっては魅力になるのではないでしょうか

どのチャートが好み?同時間・同通貨ペアの各社のスマホ画面を比較

スマホアプリ選びでポイントとなるのは、機能だけではありません。「なんとなくデザインが好み」という感覚も、意外と決め手になることがあります。

そこで、上記に紹介した5社のチャート画面を並べてみましょう。かなり似通っている会社もありますが、ボタンの位置や色味などは微妙に異なるので、好みのものを探してみてはいかがでしょうか。

GMOクリック証券のアプリチャート画面 DMM FXのアプリチャート画面 ヒロセ通商のアプリチャート画面

左からGMOクリック証券、DMM FX、ヒロセ通商の画面

FXプライムのアプリチャート画面 みんなのFXのアプリチャート画面

左からFXプライム byGMO、みんなのFX

デモトレードや口座開設など、実はアプリを試すハードルは低い

ここまでの解説を読んでもらえれば「アプリの基本的な機能に大差はない」「好みによるところも大きい」ということがわかったと思います。

しかし、そうなると「じゃあ自分にはどれが合っているんだろう?」という疑問も湧きますよね。これについての結論としては「究極的には使ってみるしかない」というのが現実です。いくらスペックを比較しても使い勝手まではわからないし、好き嫌いを分けるのは案外ちょっとした部分だったりもします。

デモトレードを提供しているFX会社なら簡単に試すことができるので、いろいろなデモトレードを試してみましょう。また、本番用のアプリでもチャートやインジケーターを表示させる程度であれば口座開設をしなくても使用できるものが多いので、実際にダウンロードして確かめるのもいいでしょう。

また、FX口座はいくつ開設してもOKです。一社で複数の口座は開設できませんが、違う会社であればいくつ口座を持ってもよく、口座開設はほぼすべての会社で無料。口座開設後に入金しなければならないルールもありません。

ですので「自分に合うアプリを一発で見つけなければならない」とプレッシャーを感じる必要はありません。気軽に試してみましょう。

最後に、デモトレードや口座開設のやり方など「具体的な手順」について解説します。「FXの仕組みをよく理解してから始めたい」という人はデモトレードを、「さっそくスマホでFXを始めたい」という人は口座開設をして、FXライフの第一歩を踏み出しましょう。

始めるための具体的な手順|まずはデモトレードで練習してみよう

スマホアプリでのFXを体験してみるなら、まずはデモトレードがおすすめ。デモトレードは各社が提供していますが、「アプリを手軽に体験できる」という部分でいえばGMOクリック証券と外為どっとコムがおすすめ

それぞれ、アプリをダウンロードするだけで(メールアドレスの登録は必要なし)デモトレードを体験することができます。

GMOクリック証券

App StoreやGooglePlayで「GMOクリック」と検索すれば、「GMOクリック FXneo」がすぐに見つかるはずです。インストールできたら準備完了。スマホアプリを起動して「デモ取引を始める」ボタンをタップするとデモトレードを始められます。

インターネット環境にもよりますが、ここまでの所要時間は1分程度です

GMOクリック証券のデモトレードは開始時から1カ月間の利用期限が設けられているので、1カ月経過後もまだ続けたいときは、再度「デモ取引を始める」ボタンを押して再スタートします。

またスタート時に100万円ある資金がなくなった場合は、デモ入金機能から入金してみましょう。口座残高最大1億円まで入金できるので(もちろんすべて仮想の資金です)、思う存分スマホアプリの機能やトレードを体験することができます。

  
GMOクリック証券 App Storeの画像 GMOクリック証券 スマホアプリ GMOクリック証券 スマホアプリ

4画面チャート、スピード注文、トレード日記など機能も豊富

GMOクリック証券 スマホアプリ GMOクリック証券 スマホアプリ GMOクリック証券のスマホアプリ

チャート機能では1画面に最大4分割のチャートを表示可能。お好みの設定をしたチャートを4つまで登録でき、チャート画面をスワイプするとそれらのチャートをチェックできます。

GMOクリック証券 スマホアプリ GMOクリック FXneo スピード注文
GMOクリック証券 スマホアプリ

スマホアプリでデモトレードするときに必ず体験して欲しい機能の一つが「スピード注文」です

画面のBID(青)とASK(赤)の部分をタップするだけで注文が完了するというもので、一瞬を逃したくないトレーダーのための機能です。

デフォルトの画面のほか、チャートを見ながらできる画面、横向きの画面などが用意されています。

GMOクリック証券 スマホアプリ GMOクリック証券 スマホアプリ

チャートや注文以外の機能も試してみましょう。トレードを記録できるツールや、独自の分析ツールなど、FX各社の“色”が出てくる部分です

「GMOクリック FXneo」では日々の損益が一目でわかる「トレード日記」が便利。期間や通貨ペアごとの成績を振り返ってトレードの改善点を探してみてはいかがでしょうか。

外為どっとコム

外為どっとコムのスマホアプリは、2021年10月にリリースされたばかり。このアプリは、本番用とデモトレードが同じアプリ内で使い分けられる仕組みになっています(デモトレード専用アプリがあるわけではありません)。

デモトレードを利用するためにはメールアドレスの登録が必要ですが、デモもリアルも一つのアプリで切り替えられるのがメリット。デモで練習を積んだ後にリアル口座を開設したくなったときは、そのまま同じアプリから開設が可能です。

画像

スマホ用アプリ「GFX」のホーム画面。リアルトレードのツール「外貨ネクストネオ」と、デモトレードの「VFX」の両方のログインボタンがあるのがわかるでしょうか。

このインターフェースを見るだけでも、デモトレードが本番とほぼ同じ環境であることが伝わってきます。

外コムデモアプリ チャート 外コムアプリ チャート

左がデモトレードのチャート画面、右がリアルトレードの画面です。違うポイントは画面下部の色くらいで(デモトレードはオレンジ)、テクニカル分析のインジケーターや描画機能はデモトレードでもまったく問題なく使うことができます

外コムアプリ レート 外コムアプリ 4分割 外コムデモアプリ インジケーター

ちなみに、スタート時の仮想資金は500万円です。これだけの仮想資金があると大きなロット数での取引も可能ですが、リアルトレードに移行したときを想定したロット数で練習するのがポイントです。

搭載されている機能は一通り試しておきたいところですが、スマホならではのスピード注文機能はぜひ試してみましょう。その他、4分割チャートも表示可能です。

デモではマーケット情報を見ることができませんが、違いがあるのはそのくらいで、リリースされたばかりのアプリだけに、機能面では死角がない印象です。

口座開設もスマホだけで完結|eKYCによる本人確認の方法

スマホでできるのはトレードだけではありません。現在では口座開設の申し込みや本人確認まで、スマホで完結させることができます。

スマホでの本人確認は専門用語で「eKYC」と呼び、現在ではほとんどのFX会社がこれに対応しています。eKYCなら郵送書類のやり取りがなくなるため、最短即日での口座開設が可能

このシステムをどう命名しているかはFX会社によってさまざまなですが、DMM FXでは「スマホでスピード本人確認」と呼称しており、郵送と比べると以下のような違いがあります。

eKYCについて

※DMM FX『スマホでスピード本人確認』とは?より

上記の図を見ればわかるとおり、特別な理由がないのであれば、スマホによる本人確認を選んだ方が便利といえるでしょう。

ちなみに、スマホでもPCでも、FX口座を開設するためには本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要。具体的には以下のようなものが該当します。

本人確認書類

マイナンバーカード、運転免許証、住民基本台帳カード、パスポート、各種健康保険証、各種年金手帳、住民票の写し、印鑑登録証明書など

マイナンバー確認書類

マイナンバーカード、通知カード、個人番号付き住民票の写し

マイナンバーカード(通知カードではない)があれば、1枚で本人確認とマイナンバー確認ができます。マイナンバーカードがなくても、通知カードや個人番号付き住民票の写しがあれば口座開設は可能ですが、この機会に交付してもらうのもいいでしょう。

スマホアプリに関するQ&A

最後に、スマホやアプリに関するよくある疑問について解説しましょう。

スマホだけでも勝てるのでしょうか?

これについては当たり前の回答になってしまいますが、「勝てる人もいるし、勝てない人もいる」ということになります。FXの勝敗を分けるのは、あくまでもトレーダーの実力だからです。実力がなければ、どんなツールを使っても結果は変わらないでしょう。

ただ、好みにあった取引ツールと出会うことによって「チャート分析や取引の利便性を高めること」はある可能性があります。結果的に、パフォーマンスの良し悪しには影響するかもしれません。

機種変更しても大丈夫ですか?

スマホアプリのデータはスマホ本体ではなく、スマホアプリ用のサーバーに残るので大丈夫です。紛失してしまった際も同様で、スマホの機種が変わっても今までのデータは引き継がれます。

スマホをなくして第三者に拾われたら、FXアプリを悪用される危険はありますか?

スマホ自体にセキュリティロックをかけていない場合、そしてFXアプリのID・パスワードをブラウザに記憶させている場合は、アプリにアクセスされる可能性があります。

そこに悪意があれば、いたずら目的でむちゃくちゃなトレードをされる危険はあるでしょう。ただ、「第三者の銀行口座に出金される(証拠金を盗まれる)」可能性は低いといえます。

出金できるのは本人が登録した銀行口座だけですし、これを変更する手続きには本人確認書類やマイナンバー確認書類の提出が必要になるからです。

ただいずれにせよ、スマホ自体にロックをかけるのは常識ともいえます。スマホを落とした場合を想定して、日頃からセキュリティには注意をしておきましょう。

また、スマホをなくしてもID・パスワードがわかればPCから口座にアクセスできます。なくしたことに気付いたらPCからアクセスし、念のため全額出金しておくといった対策も可能です。

自分に合うFX口座を見つけたい方はこちら

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