FXとは?投資初心者にもわかりやすく基礎知識から取引方法まで解説

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「投資を始めてみたいけどFXって何だろう…?」

 FXとは「外国為替取引」のことで、外貨を売買する中で為替レートが変化した際に発生する差額で利益を狙う投資の一種です。

 この記事ではFXの仕組みや始めるにあたって知っておきたい基礎知識に加え、メリットやデメリットを画像付きでわかりやすく簡単に解説しています。初心者向けにおすすめなFX会社も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

目次

FX(外国為替証拠金取引)とは?基礎知識をイチから解説

FX(Foreign Exchange)は、日本語で「外国為替証拠金取引」といいます。

FXで取引の対象となるのは物やサービスではなく、国のお金同士の交換レート

FX会社に預け入れた資金(証拠金)を基に、米ドルと日本円、米ドルとユーロなど異なる2国間の通貨を交換(売買)した際に発生する差額で利益を狙うのがFXです。

参考:金融庁/外国為替証拠金取引について

海外旅行の両替で考えるとわかりやすい

FXで利益や損失が出る仕組みは、海外旅行での両替をイメージするとわかりやすいでしょう。

FXで利益や損失が出る仕組み

例えば、円相場が「1ドル=100円」のときに、アメリカに行くとしましょう。あなたは、ひとまず10万円をドルに換えることにしました。単純計算で(手数料などを考慮しなければ)10万円は1,000ドルになります。

FXで利益が出たときの仕組み

そしてアメリカ滞在中、支払いはすべてクレジットカードを使ったため、現金は使わなかったとしましょう。

そこで帰国時に1,000ドルを再び日本円に換えたところ…。アメリカ滞在中に円相場が「1ドル=101円」に動いていたため、10万1,000円になりました(手数料を考慮しない場合)。

銀行に預けたわけでもないのに、1,000円が増えたことになります。これを意図的に狙っていくのがFXです。

FXで損益が出る基本的な仕組み

上記のようなパターンを、図にしてみましょう。

買いポジションから利益を出す

例えば、円相場が1ドル105円のときにドルを購入し、110円になったときに売れば、5円分の差額が利益になります。

「5円幅の差額」が具体的にどのくらいかというと、1,000ドルの取引なら5,000円、1万ドルの取引なら5万円、10万ドルの取引なら50万円です。取引する額面が大きくなればなるほど、生じる差額の額面も大きくなります。

ちなみにFXは、上記のように「買ってから売る」だけでなく「売ってから買う」という方法でも利益を出せるのが特徴です(詳しくは後ほど解説します)。

非常に長い歴史を持つ外国為替

日本でFXが解禁されたのは1998年ですが、実は外国為替の歴史はそれ以前にさかのぼります。

第二次世界大戦中の1944年、戦後の復興に向けて貿易を促進するために、米ドルを基軸通貨とする新しい国際通貨制度「金ドル本位制」がブレトンウッズ協定によって誕生しました。

当時の米ドルと金の交換比率は1オンス=35ドルで、この米ドルの価値を基準として各国の為替相場が固定化されました。いわゆる固定相場制です

しかし、1971年のニクソン・ショックにおける「金ドル交換停止」によって金ドル本位制が崩壊し、1973年に日本を含む各国は相次いで固定相場制から変動相場制(外国為替市場の需給により自由に価格変動させる制度)に移行したのです。

このように外国為替の歴史は非常に長く、外国為替を取引するFXという金融商品がなくなることはまずあり得ないと言っていいでしょう。

FXの特徴は?他の投資との違いを4つ紹介

世の中にはさまざまな投資がありますが、「FXならではの特徴」とはどんなところにあるのでしょうか。投資として多くの人がイメージするであろう株と比較し、異なるポイントを解説します。

それぞれのポイントについては後ほどさらに詳しく解説しますが、まずは「FXにはこういう特徴がある」と覚えておきましょう。

①売りからも新規取引を始められる

米ドル/円の通貨ペアで、「ドルが安いときに買っておき、ドルが高くなったら売ることで利益を出せる」というのは、すでに解説したとおりです。

多くの人がイメージしやすい例なのでよくこういった説明がされるわけですが、実はFXでは、これとは逆の「売りから新規取引を始める」ことも普通にできます。

売りポジションから利益を出す

ドルが高いときに売って、安くなったら買い戻すことで、差額が利益になります。

「ドルなんて持っていないのに、どうして売りから始められるの?」と不思議に感じるかもしれませんが、FXは現物の貨幣をやり取りしているわけではなく、トレーダーたちが狙っているのはあくまでも「相場の値動きによる差額」だけだからです。

これを専門用語で「差金決済」といいますが、ひとまず「FXは買いからも売りからも取引を始められる」というのがポイントです。

株にも「空売り」という方法で売りから始める方法がありますが、信用取引口座が必要であることなど条件が厳しく、FXのように一般的なものではありません。

②「レバレッジ」という仕組みがあり資金以上の取引ができる

FXの特徴の一つが「レバレッジ」です。レバレッジとは、日本語で「てこ」のこと。

手持ちの資金よりも大きな金額の取引ができることを、小さい力で大きなものを動かす「てこの原理」になぞらえ、レバレッジと呼んでいます。実際に口座に入金した資金以上の取引ができる仕組みのことで、日本では最大25倍までの取引が可能です。

例えば、円相場が1ドル100円のときに資金10万円で取引するとき、最大のレバレッジを効かせれば2万5,000ドル(250万円)分の取引ができます。

ただし、レバレッジを上げすぎると、予想に反して相場が逆行したときに含み損に耐えられず「強制ロスカット」がされやすくなります。

レバレッジの概念やロスカットについては後ほど詳しく解説しますが、ここではレバレッジは資金効率を向上させる一方で、資金を早く減らしてしまうことにもつながる「諸刃の剣」であることを覚えておきましょう。

③スワップポイントという、金利差調整分を受け取ることもできる

FXは、為替の値動きだけでなく「スワップポイント」によって利益を狙うこともできます。

スワップポイントとは、二国間の通貨の金利差によって発生するもので、低金利の通貨(日本円など)を売って高金利の通貨(トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドなど)を買うことで、金利差を受け取ることができます。

スワップポイントは金利差によって日々発生するのがメリットで、スワップポイント狙いで長期運用をしているトレーダーも数多くいます。

④24時間取引が可能

外国為替の市場は日本(東京)だけではなく、ロンドン・ニューヨークなど世界各国で開かれています。

常にどこかの市場が開いているため、平日であれば基本的に24時間取引が可能です。

株は基本的に日中しか取引できませんが、FXは仕事が終わった後や寝る前など、取引スタイルの自由度が高いのも特徴です。

FXの仕組みと専門用語について詳しく解説

ここまでの解説で、おおまかなFXの特徴は理解できたのではないでしょうか。

ここからは、さらに深く解説を進めていきます。「FXを始めてみようかな」と思っている人は、以下の解説もぜひ読んでおきましょう。

利益を出す2つの方法|インカムゲインとキャピタルゲイン

FXで利益を上げる方法は、インカムゲインとキャピタルゲインの2種類があります。またインカムゲインとキャピタルゲインのどちらか一方ではなく、両方を同時に狙うことも可能です。

毎日コツコツと利益を積み重ねるインカムゲイン

インカムゲインとは、「継続的かつ自動的に得られる収入」のことを意味し、FXにおいてはスワップポイントによる収益を指します。

スワップポイントとは、すでに解説しているとおり「FX取引を行った際に発生する2か国間の金利差調整額」のことです。

スワップポイントは、ポジションを持って日をまたぐと基本的に日々発生します。

相場の値動きによって利益を狙うキャピタルゲイン

キャピタルゲインとは、通貨や株式、債券、不動産などの価格変動に伴って生じる利益のことです。FXでは、通貨を買ったときと売ったときの為替差益を指します。

例えば、1ドル100円のときに1万ドル買い、1ドル105円になったときに売れば、(105円×10,000ドル)-(100円×10,000ドル)=50,000円のキャピタルゲインを得られます。

FXで取引するうえで必ず知っておきたい「通貨ペア」とは?

FXで取引するのは「通貨ペア」です。例えば、日本でもっとも馴染みが深い通貨ペアである「米ドル/円」は、アメリカのドルと日本円の組み合わせです。FXではこういった二国間の通貨の値動きを利用して、利益を狙います。

FX会社によって取り扱っている通貨ペア数に違いはありますが、米ドル・ユーロ・ポンド・豪ドル・NZドルなどの主要通貨と日本円の組み合わせは、ほぼすべての会社で取り扱っています。

円高・円安で理解する通貨ペア

FXの取引では、常に2つの通貨を組み合わせた通貨ペアを売買します。まず円高・円安の仕組みを理解すると、そのイメージをつかみやすいでしょう。

円高・円安のイメージ

ニュースなどでよく見聞きする「円高・円安」とは、平たくいえば外貨から見た日本円の価値の変化のこと。「円高」は外貨に対して円の価値が高くなることを、「円安」は円の価値が低くなることを意味します。

円を保有した方が良いと判断する人が多ければ円を買う人が増えて円高に、円よりも他の通貨を保有した方が良いと判断する人が多ければ円を手放す人が増えて円安になります。

円と外貨はシーソーのような関係性で、どちらかの通貨の価値が高くなれば、もう一方の通貨の価値は下がります。

通貨ペアは何を選べばいいのか

米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、ユーロ/米ドルなど、FX会社は多数の通貨ペアを取り扱っています。少ないところでも20ペア、多いところでは50ペアで取引ができるので、初心者は「どれを選んだらいいの?」と迷ってしまうことでしょう。

一般的なセオリーとしては、まずは米ドルと日本円のペアである米ドル/円から始めてみるのがおすすめです。

日本人にとって馴染み深い米ドル/円は、世界第2位の取引量を誇り、値動きが緩やかで初心者であっても取引しやすい通貨ペアといえるでしょう。またスプレッドが狭く、トレードに役立つ情報を入手しやすいのも大きなメリットといえます。

基本的に、人気があって取引量が多く、流動性が高い通貨ペアほど値動きが安定し、スプレッドも狭くなりやすい傾向があります。

反対に、人気がなくて取引量が少なく、流動性の低い通貨ペアほど価格が不安定になりやすく、スプレッドが広がる傾向にあります。

その点を考慮すると、米ドル/円以外ではユーロ/米ドルやユーロ/円なども取引しやすい通貨ペアといえるでしょう。

資金以上の額面で取引できる仕組み|レバレッジとは?

すでに解説しているとおり、日本では最大25倍までのレバレッジを効かせることが可能です。初心者の中には、レバレッジは「取引のたびに自分で設定するもの」と誤解している人も多いのですが、そういった概念のものではありません。

計算式

現在の為替レート×取引数量÷証拠金=レバレッジ

1ドル=100円のときに、資金10万円で1万ドルの取引をする場合

100×10,000÷100,000=10
→レバレッジ10倍

1ドル=100円のときに、資金10万円で5,000ドルの取引をする場合

100×5,000÷100,000=5
→レバレッジ5倍

上の計算式のように、レバレッジは資金と取引量によって自動的に決まります。自分で倍率を設定するわけではありません。

レバレッジが使えるのは証拠金取引による差金決済だから

FXでは、なぜレバレッジという仕組みを使うことができるのでしょうか。

それは、売買の際に現物の受け渡しを行わずに、反対売買によって生じた金額の差(損益)を決済する差金決済で取引されるからです。

FXトレーダーは「ドルを買った」といっても現物としてのドル紙幣を手に入れるわけではなく、狙うのはあくまでも相場の値動きによる差額だけ。そのため、証拠金以上の取引が可能となっているのです。

通貨ペアに金利差があると発生する|スワップポイントとは?

記事の冒頭でも少し触れたように、FXは「スワップポイント」でも利益を狙うことができます。

FXでは異なる2つの国の通貨を交換するのと同時に金利の交換も行われるため、スワップポイントが発生する仕組みとなっています。各国の金利はそれぞれ異なり、その金利差を調整した額がスワップポイントです。

スワップポイントは、ポジションを翌営業日以降に持ち越した際に発生します。高金利通貨を買って低金利通貨を売るポジション(例えばトルコリラ/円の買いポジション)を長期的に保有することで、スワップポイントによる収益が期待できます。

しかし、逆に高金利通貨を売って低金利通貨を買った場合(売りポジションを持っているとき)は支払わなくてはなりません。

つまり、ポジションの持ち方によっては支払いになるので注意が必要です。

  • 保有ポジションによる受け取り・支払いの例(2022年4月時点)
通貨ペア
買い
売り
トルコリラ/円
メキシコペソ/円
南アフリカランド/円
受け取り
受け取り
受け取り
支払い
支払い
支払い

基本的には、その2つの通貨の金利差が大きいほど、受け取りであれ支払いであれスワップポイントも大きくなる仕組みです。

FXにおける実質的な取引コスト|スプレッドとは?

FXを始めるなら、「スプレッド」も必須で覚えておきたい専門用語です。スプレッドとは「売値と買値の差」のことで、これはFX取引における実質的な取引コストとなります。

為替レートイメージ図

FXで用いられる為替レートは、買値(Ask)と売値(Bid)の2種類の価格が同時に提示されます。

これを2wayプライスと呼び、例えば「売値(Bid)100.10円-買値(Ask)100.13円」などというように表します。

この2つのレートの差をスプレッドと呼び、われわれ投資家がFX会社に支払う実質的な取引コストになります。

エントリーとは?ポジションとは?FX取引の流れを解説

FXの取引は、新規エントリー後に反対売買(持っているポジションと逆の売買)をすることで初めて損益が確定します。

エントリーには「買い(ロング)」と「売り(ショート)」の2種類があり、買った場合はその後に売って、売りの場合はその後に買い戻して決済を行い、取引が完結します。

新規買いイメージ 新規売りイメージ

「買い→売り」なら価格上昇で、「売り→買い」なら価格下降で利益が生まれます。その逆なら損失になります。

このように、買いだけでなく、売りからも取引できるのがFXの大きな特徴です。

なお、新規エントリー後、決済が済んでおらず損益が未確定の状態を「ポジションを持っている」「ポジションを保有中」などと表現します。

また、ポジション保有中の未確定の利益を「含み益」、未確定の損益を「含み損」、含み益を確定させる決済のことを「利食い(利益確定)」、含み損を確定させる決済のことを「損切り」と呼びます。

売り買いイメージ図

例えるなら、飛行機の「離陸」と「着陸」は必ずセットであるようなもの。飛び立った(新規エントリーをした)のならば、必ず着陸(反対売買をして損益を確定する)が必要です。

さまざまな投資と比べたとき、FXならではの魅力とは?

数ある投資の中で、FXはさまざまな人のニーズに合わせやすいという特徴があります。資金や取引する時間の自由度が高く、また初心者への門戸も広く開かれています。

それぞれ詳しく解説していきましょう。

少ない資金で始めることができる

FX会社はそれぞれ、「最小取引単位」というものを設定しています。これは「いくらから取引できるか」を意味しており、現在の主流は1,000通貨です。

1,000通貨というのは、米ドルでいうなら1,000ドル。日本円でいうと約10万円です。

すでに説明しているとおりFXにはレバレッジという仕組みがあるので、レバレッジ最大なら約4,000円の資金があれば取引が可能ということになります。

実際に4,000円で始めるのはレバレッジが高すぎるためおすすめできませんが、現実的に考えた場合でも約2万円ほどの資金があれば1,000通貨の取引が可能です。

またFX会社によっては、最小取引単位が100通貨や、1通貨としているところもあります。こういった会社を選べば、小銭程度の資金からFXを始めることが可能です。

「投資には興味があるけれど、まずは怖いので少額から始めたい」

「大きな利益は求めていない。ちょっとした利益が出れば十分」

FXはそんなニーズにも対応しています。

平日ならほぼ24時間取引が可能

FXは平日なら原則24時間、取引できるのが大きな特徴です。

世界中の為替市場はリレーのようにつながっており、ニュージーランドのウェリントン市場を起点に、シドニー市場→東京市場→香港・シンガポール市場→フランクフルト市場→ロンドン市場→ニューヨーク市場と続きます。

世界中のどこかの市場が絶えず開いているためほぼ24時間取引を行うことができます。

世界の取引時間

例えば残業などで夜遅く帰ってくる人で、「自由な時間が取れるのは夜12時~深夜1時ごろしかない」といった人でも問題なくトレードが可能です。

もちろん日中に空き時間がある人なら日中に取引できますし、さまざまなライフスタイルに合わせやすい投資といえるでしょう。

レバレッジ取引で外貨預金より有利?

FXと同様に外貨を利用した投資方法に外貨預金があります。両者が大きく異なるのは、レバレッジ取引ができるかできないかです。FXはレバレッジ取引ができますが、外貨預金ではそれができません

レバレッジは少ない資金でも大きな取引を行えるのがメリットです。例えば、外貨預金では1ドル100円のときに1万ドルの米ドルを買う場合、100万円が必要になりますが、FXではレバレッジ25倍なら4万円の資金で取引を行えます。

レバレッジをきかせるほどハイリスクになるものの、うまく活用すれば資金効率の良い取引を実現可能です。

証拠金は信託保全されて分別管理

日本国内のFX会社は信託保全という投資家を守る制度を導入しており、顧客の証拠金はFX会社の固有資産とは別に信託口座にて分別管理されます。

万が一FX会社が破産・倒産しても、口座に預け入れていた証拠金は銀行を通じて原則として投資家に全額返還されるようになっています。

強制ロスカット機能には顧客の資産を守る意味もある

「強制ロスカット」とは、含み損が一定の水準に達したとき、ポジションを自動的に強制決済する機能のことです。これにより、証拠金以上の損失が発生することは原則的にありません

例えば、10万円の証拠金を預け入れ、米ドル円が1ドル100円のときに1万ドル買ったとします。

強制ロスカットの水準が証拠金維持率(必要証拠金に対する純資産の割合)100%だった場合、(100,000円-40,000円)÷100,000ドル=6円の変動で強制ロスカットが発動します。

円高方向に6円動いた場合の損失は6万円のため、強制ロスカットが執行されても手元に4万円残る計算になります。

ただし、急激な相場変動時などで注文が物理的に間に合わず、本来のロスカット水準を大幅に下回るところで強制ロスカットが執行さることがあります。

また非常にまれなケースではありますが、場合によっては預け入れた金額以上の損失が発生する可能性もゼロではありません。その部分のリスクについては把握をしておきましょう。

パソコン、タブレット、スマホでトレードができる

FXの取引は、インターネットにつながったパソコン、タブレット、スマホで行うことが可能です。

各FX会社はこれらのデバイスに対応した独自のプラットフォームを提供しており、外出先でも気軽に取引が行える環境が整っています。

どのプラットフォームにもハイレベルなツールが用意されているので、パソコンでの取引にこだわる必要性はなくなりつつあります。

デモトレードでトレードの練習ができる

FXを始めるにあたり、「まだよく分かっていないから不安」「いきなり資金を入れて取引するのは怖い」という方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、デモトレードです。

デモトレードでは実際のお金を使わずに本番さながらの環境で自由に取引体験ができるので、トレードの練習をするにはもってこい。

大手のFX会社であればデモトレード環境が用意されていることがほとんどなので、取引の流れや注文方法、ツールの操作方法、使い勝手などを確認してから本番取引に臨むといいでしょう。

FXを始める前に知っておきたいリスク

世の中にあるすべての投資がそうであるように、FXもまたリスクがあります。うまくいけば利益が出ますが、失敗すれば損失を被ります。

またFXならではの特徴はリスク面においてもいくつかあるので、始める前にはそれをしっかりと把握しておくことが大切です。

金融庁の定義する5つのリスク

金融庁は、FXにまつわるリスクとして以下の5つを定義しています。

  1. 相場変動リスク
  2. 金利変動リスク
  3. 流動性リスク
  4. 信用リスク
  5. システムリスク
出典:金融庁「外国為替証拠金取引について」

これらの説明を要約すると、以下のようになります。

  1. FXは、各国の政策金利や景気動向と密接に関係しており、場合によっては相場が急変動することもある
  2. スワップポイントは常に一定ではなく、金利の動向によってはスワップポイントが受け取れない可能性もある。また、受け取りと支払いが逆転する可能性もある
  3. 市場参加者が少ない場合、スプレッドが拡大したり希望した価格での取引ができなくなる可能性もある
  4. FX業者の財務状況が悪化した際には、取引ができなくなる可能性がある
  5. 取引システムに障害が発生したときには、取引ができなくなる可能性がある

つまり為替相場は、予期せぬ値動きをしたり、まれなケースではありますがFX会社のトラブルによって取引ができなくなったりする可能性もあるので、そのリスクを把握しておくことが大切というわけです。

FXは投資であり、利益が保証されているわけではない

あらためて言うまでもないことかもしれませんが、すべての投資は利益が保証されているわけではありません。

そのため、すべての投資は「余剰資金」でやることが絶対条件です。将来的に必ず使う予定のあるお金で投資をしてはいけません。ましてや、借金を投資資金にするというのはもってのほかです。

ごくまれに、証拠金以上の損失が出てしまうこともある

すでに説明しているとおり、FXには「強制ロスカット」という仕組みがあります。ある程度の含み損が出た時点でFX会社が強制的に決済を行うので、基本的には資金がまだ残った状態で取引を終えることができます。

しかし、あまりにも相場の値動きが激しいときには、この強制ロスカットが間に合わない場合があります。そのため、ごくまれなケースではありますが、口座に入金した資金以上の損失が出てしまう可能性もあるのです。

米ドル/円やユーロ/ドルなど、市場参加者が非常に多い通貨ペアではまず考えられないケースなので、メジャー通貨だけを取引していれば相当にリスクを下げることができますが、最悪の場合はそんなことも起こり得ることは把握しておいた方がいいでしょう。

勉強、練習、経験が必要であり、すぐに利益を出せるわけではない

FXで安定的に利益を出せるようになるまでには、残念ながら時間がかかります。まずはFXの基礎知識を得るための勉強が必要ですし、実際の取引ルールや分析方法などを覚えるためにはデモトレードでの練習も必要でしょう。さらに、リアルトレードでの経験も大切です。

誰もが「すぐに利益が出せるようになりたい」と思うかもしれませんが、長期的な視野で臨むことをおすすめします。

FXにありがちなウワサはウソ?本当?

FXに対して「危険」「怖い」といったイメージをお持ちの方もいますが、それは誤解に基づいているケースがほとんど。

きちんとルールを守って取り組むことで、そのイメージは払拭することができます。まずはFXがどういうものなのかを正しく知ることから始めましょう。

「レバレッジ取引で誰もが何千万円も大損する」のは誤解

よくレバレッジ取引(少額の証拠金で大きな金額の取引ができる仕組み)で大損したという話を見聞きしますが、そのようなケースはレバレッジ云々の前に、そもそも取引数量が多過ぎることに問題があります。

同じ数量の取引であれば、レバレッジが1倍だろうと25倍だろうと発生する利益も損失も同じです。

繰り返しになりますが、FX会社には強制ロスカットという投資家の資産を守るための機能があり、レバレッジをかけて取引しても原則として口座に入っている以上の損失は負いません

「数千万円を失った」という人は、まず間違いなく数千万円を取引口座に入れていたはずです。10万円しか持っていない人が、いきなり数千万円の借金をFXで負うことは考えられません。

24時間チャートに張り付いてカチカチやらないといけないのは誤解

FXというと、四六時中モニターに映し出したチャートに張り付いている姿を連想する方もいますが、それも誤解です。

チャートに張り付きながら超短期で売買を繰り返すスキャルピングというトレードスタイルもありますが、そうしなくてもFXで利益を狙うことは十分可能です。

中・長期のトレードスタイルであれば相場を常に確認する必要はありませんし、そもそも損切注文や利確注文を入れておけばチャートを見続ける必要はありません

また、近年では自動売買も盛んになってきており、チャートを常にチェックせずに運用できるやり方もあります。

ギャンブルのように短期間で大勝ちしたり大損するのは誤解

FXはれっきとした投資商品であり、運任せのギャンブルとは異なります。

また、FXは株式などに比べると、そこまで爆発的に値動きする商品ではありません。

1,000通貨(1,000ドル)の取引なら、1円の値動きがあっても損益は1,000円。1万通貨(1万ドル)の取引なら、1円動いたときの損益は1万円です。

これを見れば「1回のトレードで資金を何十倍、何百倍に増やす」といったイメージは誤解に基づくものだということがわかるでしょう。

FXは、ルール通りに何回も取引してコツコツと利益を積み重ねていくのがセオリーです。

FXで利益を出すために身に付けたい分析の仕方

FXで利益を出すには、将来的に為替レートが上がるのか、下がるのかを予測する必要があります。値動きを予測するための手段はいろいろありますが、主軸となるのは「チャート分析」です。

分析方法にはテクニカル分析とファンダメンタルズ分析がある

FXの分析方法は大きく分けて「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」の2種類があります。

前者は、過去の値動きからトレンドやパターンなどを分析して未来の価格変動を予想する手法。

後者は世界各国の景気や経済状況、地政学的リスクなど、為替相場に影響を与えるあらゆる事象を基に将来の値動きを予想する手法です。

両者は対立概念ではなく、どちらが優れていて、どちらが劣るというものでもありません。お互いの強みと弱みを補完し合う存在で、併用することで精度の高い分析・予測が可能となります。

価格変動をチャートから読み取る

価格変更チャート例

テクニカル分析では、価格変動を時系列に並べたチャートを用いて相場を予測するのが基本です。

チャートは過去の値動きをグラフにしたもので、縦軸が価格、横軸が時間を表します。価格は上にいくほど高く、右にいくほど新しいことを意味します。

チャートの表示形式はローソク足、ラインチャート、バーチャートの3種類がありますが、もっともよく使われるのはローソク足です。ローソク足チャートでは、一定期間ごとにローソク足がチャート上に追加されていきます。

ローソク足からたくさんの情報を得る

ローソク足

ローソク足は、ある一定期間の値動きを4本値で表したものです。4本値とは、始値(最初の取引価格)・高値(最も高い価格)・安値(最も安い価格)・終値(最後の取引価格)の4つの価格のことで、ローソク足1本を見ればその期間の値動きが分かるようになっています。

ローソク足は実体と実線(ヒゲ)から成り立ちます。始値から終値を示す四角の部分が実体で、実体から上に伸びた高値を示す線が上ヒゲ、実体から下に伸びた安値を示す線が下ヒゲです。終値が始値よりも高いローソク足を陽線、安いものを陰線と呼びます。

トレンド相場とレンジ相場の見極めが重要

相場の状態は、長いスパンで上昇を続ける「上昇トレンド」、下降を続ける「下降トレンド」、方向性が定まらない「レンジ相場」の3つに分類できます。

基本的に、レンジ相場→トレンド相場→レンジ相場…という具合にトレンドとレンジを繰り返します。トレンド相場は一定期間にわたって継続しやすい特徴があり、狙い目となります。

ただ、割合としてはトレンド相場の方が少なく8:2、あるいは7:3程度といわれており、大半がレンジ相場となるため、チャンスはそう多くありません。

トレード方法は一つじゃない|FXの取引スタイル

FXで利益を出す方法は十人十色で、正解はありません。代表的なものを以下に紹介するので、自分のライフスタイルにはどんな方法が合っていそうか考えてみましょう。

まずは裁量トレードと自動売買に二分できる

FXの取引方法には、自分自身で相場を分析し売買の判断を下す「裁量トレード」と、人の手を介することなくシステムが売買ルールに基づき自動で取引を行う「自動売買」の2タイプがあります。

それぞれメリット・デメリットがありますが、どちらも資金管理が重要なのは同じです。生活スタイルや性格、考え方、トレードスキルなどを鑑みて、自分に向いている方を選ぶといいでしょう。

裁量トレードの特徴

  • 自分の知識や経験、技術を生かして柔軟な取引が可能
  • 相場観を養うことができる
  • 個人の能力によって成績の振れ幅が大きい
  • メンタル面の負荷が大きい
  • 相場に拘束される時間が長い

自動売買の特徴

  • システムが自動で売買するので感情に左右されない
  • 昼夜問わず24時間取引チャンスを逃さない
  • 事前の設定が重要で裁量トレードよりは再現性が高い
  • 自動売買独自の知識や技術が必要
  • 相場に拘束される時間が短い

スキャルピング・デイトレード・スイングトレード・ポジショントレード

FXのトレードスタイルは、ポジションの保有期間によってスキャルピング・デイトレード・スイングトレード・ポジショントレードの4つに分けられます。

ポジション保有期間が短いほどファンダメンタルズの影響は少なくなり、スプレッドの影響が大きくなります。また、エントリーチャンスはポジション保有期間が短いほど多く、長いほど少なくなります。

スキャルピング
デイトレード
スイングトレード
ポジショントレード
ポジション保有期間
数分~数十分
数時間~1日
数日~数週間
数週間~数年
必要資金量
小~中
取引頻度
ファンダメンタルズの知識
ほぼ不要
必要
重要
重要
スプレッドの影響

ポジション保有期間がもっとも短いスキャルピング

1回あたりの取引時間が最も短く、繰り返し取引を行ってコツコツと小さな利益を積み重ねていくスタイルです。他のトレードスタイルに比べて相場への拘束時間は長くなります。

ポジションを翌日に持ち越さず決済するデイトレード

1日のうちの値動きを利用して利益を狙っていくスタイルです。原則的にポジションを翌日に持ち越すことがないため、スワップポイントの影響を受けません。

数日~数週間程度のポジションをキープするスイングトレード

数日~数週間で取引を終えるスタイルです。ポジションを保有する期間が長いため、1回あたりの利益もデイトレードより大きめに狙っていくスタイルのトレードとなります。

数週間~数年単位で長期運用するポジショントレード

数週間から数か月、場合によっては年単位にわたりポジションを保有するスタイルです。目標とする値幅の目安は広く、スワップポイントを狙う長期保有もここにカテゴリされます。

FXの始め方

FXを始めるには、まずFX会社で取引口座を開設する必要があります。これまでに投資経験がない方だと不安に感じたり、面倒に感じたりするかもしれませんが、手順自体は特に難しいものではありません。

マイナンバー確認書類と本人確認書類があれば、無料で簡単に口座を開設することができます。口座開設が完了すれば、入金して取引をスタートできます。

口座開設の手順

FX会社の口座開設は基本的にパソコンやスマホで申し込みを行います。口座開設までの流れはどのFX会社も大体同じで、早ければ5分ほどで申し込み手続きは完了します。

マイナンバーカード(個人番号カード)があれば、マイナンバー確認と本人確認の両方を兼ねるので手続きが楽です

本人確認をオンラインで行うeKYC(electronic Know Your Customer)なら、最短で申し込みの当日に口座開設が完了し、取引を始めることができます。

  1. 申し込み
    氏名・生年月日・住所・連絡先・銀行口座番号・職業情報・投資経験などを入力し、取引規約等の確認・承諾を行います。
  2. 書類アップロード
    マイナンバー確認書類と本人確認書類の画像データをアップロードします。必要書類はメールや郵送で送ることも可能です。
  3. 審査
    申し込み時に入力した情報を基に各FX会社が独自の審査基準によって審査を行います。
  4. 口座開設完了
    審査に通れば口座開設完了です。ログインIDやパスワードなどの取引に必要な口座情報がメールまたは郵送で送られてきます。

1,000通貨取引なら数万円の資金でもOK

かつては取引における最小単位を1万通貨とするFX会社が多かったのですが、今では1,000通貨から取引できるところが多数派になっており、最初の資金が数万円程度でもFXを始めることができます。

例えば、米ドル/円が1ドル100円のとき、1万通貨で取引する場合と1,000通貨で取引する場合に最低限必要となる資金はそれぞれ以下のようになります。

1万通貨取引する場合に必要な金額

100円×1万通貨÷25=4万円

1,000通貨取引する場合に必要な金額

100円×1,000通貨÷25=4,000円

1万通貨の場合は最低でも4万円の資金が必要になりますが、1,000通貨であればその10分の1の4,000円から取引することができます。

実際に4,000円で始めるのはロスカットの可能性が高いのでおすすめできませんが、数万円程度の資金があれば十分FXを始められます。

一番最初に選びたいFX会社2選

最後に、FX会社を2つほど紹介しましょう。

FX取引のできるサービスを提供している会社は非常に多く、どの会社を選べばいいかは人によっても変わります。ここで紹介する2社はあくまでも参考例ですが、どちらも初心者を対象としたサービスを提供しており、始めやすい会社と言えるでしょう。

外貨ex byGMO

外貨ex byGMO
通貨ペア数 取引単位 スプレッド
(米ドル円)
24通貨ペア 1,000通貨 原則固定対象外
(原則固定)
口座開設の最短日数 サポート デモトレード
申し込み当日 平日24時間

外貨ex byGMOは、GMOフィナンシャルホールディングス株式会社の傘下で、安心で快適な取引環境を提供しています。

プロトレーダーから定評のある高機能な取引ツール「Cymo NEXT」、業界最狭水準のスプレッド、高金利通貨ペアでの高水準スワップポイント、豊富な通貨ペア数、1,000通貨から取引可能、デモ口座ありと、投資家のあらゆるニーズに対応しています。

外為どっとコム

通貨ペア数 取引単位 スプレッド
(米ドル円)
30通貨ペア 1,000通貨※1 0.2銭*
(原則固定※例外あり)
口座開設の最短日数 サポート デモトレード
翌営業日 平日24時間

※1 ロシアルーブル/円のみ10,000通貨
※「スプレッド縮小キャンペーン」期間の対象スプレッドの場合や国内外の休日や平日早朝など市場の流動性が低い時間帯、主要経済指標の発表前後、ならびに天災地変または金融・経済関連の重大事件など予期せぬ突発的事象の発生時には、一時的にスプレッドが広告表示値よりも拡大する場合あり

2002年に設立された老舗のFX専門企業です。

1,000通貨から取引が可能で、資金の少ない方でも気軽にFXを始めることができます。また、米ドル円のスプレッドが狭く、低コストで取引できるのもうれしいところです。

為替レート・為替ニュース・経済指標・取引データ・FXレポートなど、さまざまな情報を集約した「外為情報ナビ」という情報コンテンツの他、FX・投資を学べる「マネ育ch」も用意されており、初心者には心強い環境が整っています。

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この記事のまとめ

  • FXは為替相場の値動きによって生じた「差額を狙っていく投資
  • スワップポイントによって利益を出すこともできる
  • FXはさまざまなライフスタイル、投資スタイルに合わせやすい

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