1000万円でやるべきおススメの投資は?投資法やポートフォリオの組み方も解説

「もとで資金1000万円で始められる投資にはどんなものがある?」、「どのように運用すればいい?」「株式投資や投資信託がおすすめ?」などの悩みを持っている方は多いです。本記事では、1000万円で始めるのにおススメの投資、ポートフォリオの組み方などを解説しました。

1000万円でやるべきおすすめの投資は?老後の生活に備えられる?


こんにちは、マネーキャリア編集部・FP浦川です。

今回のテーマは、「1000万円の貯金がある方の投資方法」についてお話します。

みなさんの中には、
  • ある程度お金はたまったけど、これから先、マイホーム、子どもの教育資金、それに老後資産とお金がかかるので、もっと資産を増やしたいな 
  • でも、損をするのはいやだし、どのように資産形成をしたらいいかわからないな
とお思いの方も多いと思います。

近年、晩婚化、出生率低下、および、女性の社会進出などが進んでいることもあり、貯蓄に廻せる金額が増えて、貯蓄額も増える傾向にあるのではないでしょうか。

30代、40代という人生の半ばに差しかかっているみなさんの中には、ある程度貯金ができたので、将来に向けて投資を考えている方も多いのではないかと思います。
1000万円ほどの資金を投資に回せるけど、どの投資を選ぶべき?どのように運用していけばいいの?

今回の記事では、1000万円の貯金がある方の投資方法について、下記のテーマにそって説明します。

  • ライフプランを設定して投資目標を設定  
  • 1000万円のオススメ投資術 
  • 1000万円を2倍にするポートフォリオ 
  • 1000万円投資した時の複利シミュレション

今回の記事が、「ある程度貯金ができたが、今後、どのように資産形成していったらよいかわからない」と悩んでいる方にとって、資産形成を始める一助になれば幸いです。


ぜひ、最後までお読みください。

まずはライフプランを設定し投資をする目的を決めよう


FPとしてみなさんの相談にのっていると

  • 教育資金っていくらいるの?
  • 老後資金っていくら貯めたらいいの?

と聞かれることが多くあります。

 

このようなみなさんに必要なお金は、ライフプラン(人生設計)によって変わってきます。


まず、みなさんのライフプランを設定して、これからの人生に必要なお金を把握することが大事です。


ライフプランを設定した上で、いつまでに、いくら貯める必要があるのかといった「資産形成の目標」を決めましょう。

資産形成の目標設定の手順


資産形成の目標設定の手順は次のとおりです。 

  1. 有資産や借金の把握 
  2. ライフプラン(人生設計)の作成 
  3. 現有資産と収入・支出の当てはめ 
  4. 必要なお金(投資目標)の明確化 

まず、現在お持ちの資産(預貯金、株式、投資信託など)や借金(住宅ローンなど)を把握して、みなさんの家庭で持っている資産を明らかにしましょう。 


次に、これからの人生をどのように生きていきたいかといった「ライフプラン(人生設計)を考えてみましょう。 


次のような人生のイベントを中心にライフプランを作ってみるといいです。 

  • 子どもの成長、独立、結婚 
  • マイホームの建築 
  • 退職 
  • 生きがいや趣味 
  • 老後の生活の仕方(子どもと暮らす、夫婦で暮らす、施設にはいるなど) 

ここで作ったライフプランに、手持ちの資産(預貯金、株式、投資信託など)、 収入(給与、年金、配当、保険金、退職金など)、および、支出(生活費、ローン返済、保険費用、税金など)を年度ベースで書き入れます。 


以上により、ライフプランは完成します。 


ライフプランを作ることにより、 

  • 年度ごとに収支が明らかになる 
  • 老後に残る資金も分かる 

ようになり、年度ごとの不足するお金、老後資金の不足額を把握することができます。 


最後に、「年度ごとの不足額の充填」や「老後資金の資産形成」など、どのような目的で、いくら貯めないといけないのか、考えてみましょう。


投資の目的を明確にすることにより、投資方針を決めやすくなり、結果的に、期待通りに資産形成ができ可能性が大きくなります。

1000万円で始めるおススメの投資2選!【ベテランFPが厳選】


ここでは、余裕資産として1000万円お持ちの方のオススメ投資先について見ていきます。


一般的な投資先には、下記のようなものが考えられます。

  • 投資信託
  • REIT(不動産に投資する投資信託)
  • 株式
  • 債券
  • 外貨預金
  • 仮想通貨
  • FX (外国為替証拠金取引)
  • 不動産投資 
この中で1000万円で投資を始める際におすすめなのは
  • 投資信託
  • REIT
の2つです。

この二つの投資は、
  • 専門知識がいらない投資 
  • リスクがおさえられる投資 
  • 分散投資、長期投資ができる投資
であるため、この2つの投資が皆さんにあった投資先だと考えられます。

ここからは、この2つの投資について深堀して説明していきます。

FPおススメの投資先①投資信託

投資信託の仕組み

投資信託の仕組み

投資信託は、わたしたち投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめて、運用のプロが「株式」や「債券」などに投資・運用する金融商品で、その運用の成果が投資家に分配されます。 


少額から始められ、分散投資でリスク軽減ができ、個人では投資しにくい国や資産などに投資できます。 


株や債券に投資するため元本が保証されませんが、運用のプロに任せられて専門的な知識が必要なく、分散投資や長期運用がしやすい投資方法なので、わたしたちの資産形成に向いていると考えます。 

FPおススメの投資先②REIT

REITの仕組み

REITの仕組み

REITは、不動産投資ですが、個別の不動産に直接投資するのではなくて、投資信託に似た仕組みで不動産に投資する商品です。


REITは一般的に「不動産投資信託」とよばれています。

REITは、投資信託と同じように、投資者から集めたお金を一つにまとめて、運用のプロが「不動産」へ投資する金融商品で、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を投資家に分配します。 


REITに投資することで、個別の不動産を大金で購入するのではなく、少額から、様々な不動産に分散して投資することができ、投資の原則である分散投資でリスクを下げることができます。 


上記「投資信託」と「REIT」は、分散投資で長期運用によりリスクを軽減しつつ資産形成ができますので、1000万円の投資先としてオススメです。 


その他の投資先は、専門知識が必要であったり、ハイリスクであったり、個人では投資しづらかったりしますので、基本的にはオススメできません。

1000万円を2倍にするための投資法をベテランFPが実証


ここでは、手持ち資産を2倍にするための投資方法を見ていきます。


手持ちのお金が2倍になるまでの期間がわかる法則や、年代別の投資方法について深堀して解説していきます。

72の法則で資産が2倍になるまでの期間がわかる

72の法則とは、手持ちのお金が2倍になる期間が簡単にわかる算式で、

運用期間×利回り=72

になると、当初の投資資金が2倍になるという法則です。 


  • 「72÷利回り ≒ 手持ちのお金が2倍になる期間」 
  • 「72÷期間 ≒ 手持ちのお金が2倍になる利回り」 

投資利回りが決まっているケース


利回りが1%の場合は、当初の投資資金が2倍になるのにかかる期間は「72年」となり、現実的ではありません。 


利回り2%なら資金が2倍になるまで36年3%なら24年となり、現実味をおびてきます。


ちなみに、銀行の定期預金の利回りは0.01%程度ですから、2倍にするためには7200年と天文学的な年数になってしまいます。 


投資期間が決まっているケース


資産構築に使える期間が10年しかなければ、必要な利回りは7.2%となり、かなりハイリターンを目指さないといけません。 


20年使えれば利回り3.6%、30年であれば2.4%あれば良いことになります。

投資を早く始めれば早いほど、資産形成がしやすくなるのがわかります。  

1000万円を2倍にする投資方法を年代別に解説!

20代

定年まで40年ありますので長期運用の恩恵を十分に受けることができ、72の法則より、必要な利回りは1.8%あればよいことになります。 


より安定運用」のポートフォリオで十分目標に達します。


30代 

定年までまだ30年ありますので、72の法則より、必要な利回りは2.4%となります。 


安定運用」のポートフォリオで目標に達します。 


40代

 定年まで20年しかありませんが、72の法則より、必要な利回りは3.6となります。 「バランス運用」のポートフォリオで目標に達します。 


50代

定年まで10年を切りました。72の法則より、必要な利回りは7.2%となります。 「積極運用」のポートフォリオで運用しないと目標に達成しません。 


以上をまとめると、1000万円を2倍にするためには、 

  • 20代 より安定運用 
  • 30代 安定運用 
  • 40代 バランス運用 
  • 50代 積極運用 

で資産形成する必要があります。


1000万を投資するポートフォリオについては、次項をご覧ください。


1000万円投資する場合のポートフォリオの組み方を解説


ここでは、投資リスクを下げる「分散投資、長期運用」を基本にして、

  • 投資信託
  • REIT(不動産に投資する投資信託)
でポートフォリオを組んでいきます。


REITを含んだ投資信託の投資先としては、

  • 国内、海外の株式
  • 国内、海外の債券
  • REIT(不動産)
が考えられます。

基本的なポートフォリオの種類をFPが解説

投資の基本は、国内の株式と債券、国外の株式と債券の4資産に分散投資することです。


REITは補完的な投資先と考えて、この記事では株式と債券でのポートフォリオを考えてみます。 


株式50%と債券50%に投資する方法を「バランス運用」といいます。 


バランス運用より債券の割合を減らして、株式を増やす投資が「積極運用」です。 


逆に、バランス運用より債券の割合を増やして、株式を減らす投資が「安定運用」、もっと株式を減らした投資が「より安定運用」です。 


リスクは高い順に、積極運用>バランス運用>安定運用>より安定運用となり、
リターンも高い順に、積極運用>バランス運用>安定運用>より安定運用となります。


ポートフォリオを組むうえでの基本的な考え方であるバランス運用

前項で、1000万円を2倍にするための運用方法を見てきました。 

  • 20代 目標利回り1.8%→より安定運用 
  • 30代 目標利回り2.4%→安定運用 
  • 40代 目標利回り3.6%→バランス運用 
  • 50代 目標利回り7.2%→積極運用 

例えば、「バランス運用」で長期運用を行った場合、年利回り3.5%程度が期待できると言われています。


もちろん、その時々の経済状況などによって年利回りは変わりますので、3.5%の利回りが保証されるわけではありません。


ちなみに、私たちが積立てている年金は「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)が運用しています。 


その年金の2020年12月末時点の投資先は、株式50%(国内25%、国外25%)、債券50%(国内24%、国外26%)で、過去20年間の年間利回りは3.37%です。

 (参考:GPIFの2020年度第3四半期運用状況(速報)


このGPIFも行っている「バランス運用」をポートフォリオの基本に据えます 。

20代が1000万円で投資をする際に組むべきポートフォリオ

20代のポートフォリオ例

20代のポートフォリオの例

20代が手持ち資金を2倍にするためには、利回り1.8%あればいいことになります。 


より安定運用で利回り1.8%が期待でき、リスクがかなり低いレベルで達成できると思われます。 


下記の30代と同じ考え方で、運用期間が40年と長いことを考えると、もう少し利回りが高いバランス運用からから初めて、歳をとるに従い「バランス運用→安定運用→より安定運用」としていくことをオススメします。 


例えば、次のポートフォリオとした場合、40年後は約3000万円となり、初期投資額の3倍にもなります。 

  • 20〜30代 バランス運用(利回り3.5%と想定) 
  • 40代   安定運用(同様に2.5%) 
  • 50代   より安定運用(同様に1.5%)

30代が1000万円で投資をする際に組むべきポートフォリオ

30代のポートフォリオ例

30代のポートフォリオ例

30代が手持ち資金を2倍にするためには、利回り2.4%あればいいことになります。 


安定運用で利回り2.4%が期待でき、それほどリスクを取らなくても達成できるレベルだと思われます。 


しかし、運用期間30年と長いことを考えると、もう少し利回りが高いバランス運用から始めて、歳をとるに従い「バランス運用→安定運用→より安定運用」としていくことがオススメです。


若い時に効率的に資産形成を行い、歳をとるにつれてリスクを下げて、余裕を持った運用としていく方法です。 


例えば、下記のポートフォリオとした場合、30年後は約2100万円となり、全期間を安定運用した場合と同程度の資産が形成できます。 

  • 30代 バランス運用(利回り3.5%と想定) 
  • 40代 安定運用(同様に2.5%) 
  • 50代 より安定運用(同様に1.5%)

40代が1000万円で投資をする際に組むべきポートフォリオ

40代のポートフォリオ例

40代のポートフォリオ例

利回り3.6%が期待できるバランス運用を行えば、定年の20年後には2倍の資産とすることができます。 


 40代には運用期間が20年あり、とれるリスクの観点からもバランス運用が向いています。


  • 株式50%(国内と国外を25%づつ)
  • 債券50%(国内と国外25%づつ)

を基本に考えればよいと思います。    

50代が1000万円で投資をする際に組むべきポートフォリオ

50代のポートフォリオ例

50代のポートフォリオ例

50代が定年までに2倍にするために、目標利回り7.2%を目指して、株式を増やした積極投資を行う必要があります。 


高いリターンを目指しますので、その分リスクも高くなります。 


リスクを取ってでも、どうしても資産形成したい場合でなければ、運用期間を考えて、積極運用はオススメできません。 


残り10年という運用期間を考えると、2倍にはなりませんが「安定運用」することをオススメします。 


  • 株式30%
  • 債券70%

を基本に考えればよいと思います。 


また、初期投資1000万円を安定運用しつつ、同時に、一定額を定期投資することができれば、10年後の資産を大きく増やすことができます。 


仮に、安定運用(利回り2.5%と仮定)で、初期投資1000万円、年60万円を定期積立投資した場合、10年後の資産は、 

  • 初期投資1000万円→10年後は約1280万円 
  • 毎年60万円定期投資→10年後は約670万円 

となり、合計約1950万円になります。


50代の方は、初期投資1000万円を2倍にするのはリスクが大きいため、初期投資に加えて、定期積立投資を行い、安定運用で運用することをオススメします。

1000万円で投資した場合の利益シミュレーション【複利の効果は大きい】


1000万円を投資して運用する場合、複利効果が期待できます。 


複利効果とは、運用で得た収益を再び投資することで、利息が利息を生んでどんどんふくらんでいく効果のことをいいます。


ここでは、1000万円を投資した場合、利回りの違いで最終的な利益がどのようになるか、シミュレーションしてみます。


1000万円を初期投資して下記のケースで運用した場合、初期投資1000万円がいくらになるか計算しています。


  • 運用利回り(複利運用):3.5%(バランス運用)、2.5%(安定運用)
  • 運用期間:10年、20年、30年、40年


利回り3.5%(複利)3.5%(単利)2.5%(複利)2.5%(単利)
10年1411万円1350万円1280万円1250万円
20年1990万円1700万円1639万円1500万円
30年2807万円2150万円2098万円1750万円
40年3959万円2500万円2685万円2000万円


利益は複利で計算されますので、運用期間が長ければ長いほど投資効率は良くなります。


初期投資額を複利運用していく場合、将来受け取れる金額の計算に使用する係数を「終価係数」といいます。


(係数と聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、以下の画像のように数字を入れるだけで将来の元利を計算できます)


インターネットで「終価係数」と検索すると、自動で計算してくれるWEBサイトがたくさんありますので利用してみてください。


関連サイトの一例(終価係数を使った計算サイト


上記は、初期投資を運用した場合の金額を求めたものですが、初期投資はしないで、定期積立投資だけを行う場合も考えられます。


例えば、初期投資ゼロ、毎年60万円を定期積立投資を行う場合です。

この運用のシミュレーションは割愛しますが、「年金終価係数」を使って将来の元利合計の計算することができます。


関連サイトの一例(年金終価係数を使った計算サイト


上記に紹介した「50代のポートフォリオ」は、この「終価係数」と「年金終価係数」を組合わせてシミュレーションしています。

1000万円で投資をする際の注意点【ベテランFPからの忠告】


ここでは、現有資産1000万円を投資する時に注意しておいたほうがよい点について解説します。


1000万円で投資をする際の注意点は以下の5点です。

  • 投資は余裕資金で行おう
  • 分散投資をしよう
  • 短期の運用成績で一喜一憂しない
  • ライフプランやポートフォリオを定期的に見直そう
  • 今を楽しむということを忘れずに
一つ一つ深堀して説明していきます。

①投資は余裕資金で行おう

なるべく多く投資して早く資産を増やしたいと考えがちですが、余裕資産を投資に回すのが原則です。


現在1000万円の預貯金があるとしても、1000万円投資した結果、貯金がゼロになってしまっては、病気やけがなど「いざ」という時に生活が立ち行かなくなってしまいます。 


少なくとも3か月分の生活費を確保しておき、残った資金を投資に回すようにしましょう。

②分散投資をしよう


投資のリスクを下げる鍵は分散投資です。 


  • 投資先の分散
  • 投資時期の分散
  • 長期運用 
を意識しましょう。

適切なポートフォリオを組むことにより投資先の分散はできますが、手持ち資金が1000万円あるからと言って、一度に投資することはオススメしません。 


リスクを下げる観点から、一度に投資しないで、何回かに分けて分散投資して、長期運用につとめましょう。  

③短期の運用成績で一喜一憂しない

分散投資でリスクを軽減しても、リーマンショックやコロナショックなど、短期的にみると元本を割ってしまうこともあるかもしれません。 


しかし、わたしたちは長期投資で資産形成を目指していますので、短期的な運用成績で一喜一憂せずに、心を落ち着かせて長期運用を続けていきましょう。

④ライフプランやポートフォリオを定期的に見直そう



作成したライフプランポートフォリオは、人生の節目節目(子どもの独立、退職など)などにあわせて、定期的に見直す事をオススメします。 


ライフプランが変更になる場合があり、また、年齢にあったリスクのポートフォリオに変更していったほうがよいので、この観点で見直しを行いましょう。 


また、投資の運用成績についても定期的に確認して、成績のよくない投資信託については、別の投資信託に変えるなどの検討を行ってはいかがでしょうか。  

⑤今を楽しむということを忘れずに

みなさんは余裕資金で投資を行っていますので、投資による実生活への影響はほぼないと思います。 


しかし、投資を行っていると、どうしても運用成績が気になり、毎日でも収益を確認したくなります。 


頻繁に運用成績見ていると、収益は増えたり減ったりしますので、精神衛生上よくありません。


投資信託の長期運用により資産形成を目指していますので、投資運用はプロに任せて、 わたしたちは「日常生活の今を楽しむ」ことにしましょう。

1000万円で投資をするうえでの疑問点にベテランFPが回答!



わたしたちにとって1000万円は大金です。


その虎の子の1000万円を投資に廻すことになりますので、疑問に思っていることや不安に感じていることについては、その疑問や不安を払拭してから投資を初めたいものです。


ここでは、みなさんがお持ちの疑問や不安についてお答えします。

Q1:利益が出た場合はどれくらいの税金がかかるの?

投資で利益がでると、基本的には、税金を支払わないといけません。


投資信託の利益の種類としては、大きく分けて次の2種類があります。

  • 定期的にもらえる「分配金(普通分配金)」
  • 売却(解約)時に発生する「譲渡益」


原則、これらの投資信託の利益に対しては税金がかかります。


税額は、利益に対して20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)です。


ですが、基本的に証券会社などに「特定口座」を作って、この口座で投資信託の運用を行い、証券会社で納税処理を行ってくれますので、みなさんは確定申告などを行う必要はありません。


また、この特定口座内の投資信託をいくつか売買して「譲渡益」と「譲渡損」の両方が発生した場合でも、証券会社の方でこの譲渡益と譲渡損を合計して、合計額に対する税金を支払ってくれます。


この方法を「損益通算」といいます。


仮に、複数の証券会社に投資信託を持っている場合は、証券会社内の損益通算ではダメですので、確定申告を行って証券会社全ての損益通算を行うことになります。


損益通算だけのために確定申告するのは厄介ですので、一つの証券会社を決めて取引することをオススメします。


iDeCo、NISAは投資にかかる税金を節税できる


iDeCoやNISAは、政府が進めている、節税効果のある資産形成ができる制度です。


投資信託によって得られた利益には、上記で見てきた20.315%の税金が掛かりますが、iDeCoやNISAを活用すれば非課税となります。


iDeCoやNISAには投資の限度額がありますが、節税効果ありますので、限度額までこの制度を利用すれば効率的に資産形成ができます。



Q2:投資信託の種類が多くて何を選んだら良いかわからない場合は?

現在、運用されている投資信託は約6,000本あります。


この中から、自分にあった投資信託を選ぶのは至難の業です。


下記に投資信託を選ぶポイントを説明しますが、現実には、自分自身で、自分にあった投資信託を選ぶのは難しいので、専門知識のあるFPや証券会社などに相談して決めることをオススメします。


下記は参考までにご覧くだだい。


投資信託を選ぶポイントは、

  • 自分にあった投資信託のタイプ(投資先)を決定する
  • そのタイプの中から投資信託を選択する

中核となる投資信託は「日本株式」、「日本債券」、「外国株式」、「外国債券」ですので、それぞれに投資している投資信託が候補になります。


また、この4つの投資先に投資している投資信託(バランス運用に近いもの)もありますので、この投資信託への投資も選択肢に入ります。


次に、上記で選択した投資信託のタイプの中から、

  • 運用成績・コスト(費用)・純資産残高・残りの運用期間など
  • 投資信託の評価を行っているモーニングスターなどの情報
などを考慮して、実際に投資する投資信託を決めます。

Q3:一度投資信託を買ったら、すっとそのままでいいの?

長期運用を目指していますので、基本的には、短期間で売買は行いません。

しかし、運用を開始した後、10年も20年も何もせずにほおっておいてもいいかというと、そうではありません。

次の理由で、定期的に確認するようにしましょう。
  • 投資信託の運用成績が悪く、目標の利益がでていない場合がある
  • 運用期間中に、投資信託の価格が上がったり下がったりするので、目標のポートフォリオからずれてしまうことがある
  • 年齢にあったポートフォリオに変えていく
これらを考慮して、定期的に見直しを行い、当初の目標が達成できるように投資信託の銘柄の見直しを行うことも大事です。

まとめ:1000万円での投資はライフプランを設定してから

今回は、「手持ち資金1000万円のオススメ投資方法」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。 


 今回の記事のポイントは、

  • ライフプランを設定し投資する目的を決める
  • 1000万円投資する場合のポートフォリオを決める
  • 投資状況を定期的に見直す
  • 複利投資の効果を活用する

ということでした。


これらのポイントの中でも「ライフプランを設定して目標を決める」がいちばん重要な点です。


まずは、ライフプラン作成から始めて、みなさんの将来図を描いてみてはいかがでしょうか。 


マネーキャリアでは、他にも読んでおきたい有用な記事を多数掲載しています。ぜひご覧にな ってください。 

ランキング