電気代を節約しよう!電気代節約にまつわる豆知識もまとめて紹介

電気代の節約方法には、照明を消す・コンセントを抜く等、それ以外にもたくさんの節約方法があります。この記事では契約アンペア数や電気を使う時間帯を見直す等、根本的な節約方法からなんの家電に電気代がかかるかまで、電気代節約にまつわる情報をまとめました。

電気代はどれくらい節約できる?


電気代は毎月それなりの金額がかかり、電気代の請求書を見るたびに、もう少し節約できたらと考える人は多いと思います。


特に、冬の電気代は他のシーズンに比べて高額になるため、「こんなにかかってしまうの?」と焦ってしまいますよね。


電気代を節約するには、電力会社との契約内容を見直したり、家電の選び方や使い方のコツをつかむことが大切です。また、節約方法における注意点豆知識も見ていきましょう。


この記事では、

  • 電気代を節約する3つの方法
  • 電気代節約における豆知識
  • エアコンとテレビの平均電気代
  • 単身世帯の平均電気代
  • 冬の電気代を節約する2つの方法
  • オール電化の平均光熱費
  • オール電化の節約方法

について、解説していきます。


この記事を読んでいただければ、電気代の節約方法や注意点が分かり、最適な料金プランの選び方や効率的な家電の使い方ができるかと思います。


ぜひ、最後までご覧ください。

電気代の節約方法を紹介!

電気代を節約するには、いくつかのコツがあります。ここでは、簡単かつ効率的に節約できる3つの方法をご紹介します。

電気代節約のコツ
  1. 照明をLED電球に変える
  2. 電力会社の契約アンペアを見直す
  3. 家電の使い方を見直して工夫する
LED電球は初期費用がかかりますが、長い目で見れば節約省エネになります。白熱電球とのコスト・寿命面の比較もしてみましょう。

電力会社の契約アンペア基本料金が設定されていて、アンペア数を下げると基本料金が安くなるため、根本的な節約が可能になります。主な電気機器のアンペア目安も見てみましょう。

また、家電の使い方を見直して、節約につながる使い方や普段の心掛けについても説明します。

電気代節約のコツ①照明をLED電球に変えよう

LED電球は発光効率が良く、長寿命、消費電力が少ないというメリットがあります。白熱電球よりも高価格のため初期費用はかかりますが、一度取り付けたら、省エネ低コストになり、取り換えも長期間不要になります。


1日5.5時間点灯する場合、LED電球と白熱電球では、どれほどの差が生じるのか比較してみましょう。

項目LED電球
白熱電球(60W)
製品価格1,000~3,000円100円
年間電気代510円2,920円
寿命40,000時間1,000時間

参考:資源エネルギー庁「家庭の省エネ 徹底ガイド 春夏秋冬


LED電球の製品価格は白熱電球よりも10~30倍高いものの、年間電気代は2,400円程安くなり、寿命は40倍長くなります。

電気代節約のコツ②電力会社との契約アンペアを見直そう

電力会社の契約アンペア数を下げると、電気代は安くなります。


例として、東京電力「従量電灯B」の基本料金を見てみましょう。

契約アンペア数基本料金
10A286円
15A429円
20A572円
30A858円
40A1,144円
50A1,430円
60A1,716円

契約アンペア数を10A下げると、基本料金は300円程安くなります。


次に、主な電気機器のアンペア目安を見てみましょう。

電気機器アンペア目安
エアコン(10畳用)5.8~6.6A
冷蔵庫(450L)2.5A
電子レンジ(30L)15A
ドラム式洗濯機(9kg)2A

上記の電気機器を同時に稼働させた場合、アンペア目安を合算して25.3~26.1Aになります。節電を心掛ければ、契約アンペア数は30Aで良いでしょう。


参考:TEPCO「主な電気機器のアンペアの目安


なお、電力会社により基本料金は異なり、関西電力・中国電力・四国電力・沖縄電力など基本料金がないケースもあります。契約先の電力会社の基本料金を確認してみましょう。

電気代節約のコツ③家電の使い方を見直そう


家電の使い方を見直して、効率的・効果的に使用すると、電気代を節約できます。


洗濯乾燥機

洗濯機は少量の洗濯物を毎日洗うよりも、洗濯機の容量に合わせて洗濯回数を少なくする方が効率的です。乾燥機は電気代が多くかかるため、まとめて乾燥して使用回数を減らしたり、自然乾燥と併用するようにしましょう。


エアコン

冷暖房の室温設定は以下を目安にしましょう。

  • 夏:28℃
  • 冬:20℃

扇風機サーキュレーターを併用したり、エアコンのフィルター掃除を月に1~2回行うと、効率良く温度調整できます。


テレビ

見ない時はこまめにリモコンで電源を切ると省エネになります。画面の明るさや音の大きさを適切にして、電力の無駄使いを省きましょう。省エネモードで明るさの自動調整や自動OFF機能を活用するのも有効です。


冷蔵庫

庫内の設定温度を季節に合わせて変更し、夏の設定温度は「強」、冬は「中」「弱」にすると良いでしょう。普段の使い方では、熱い物は冷ましてから庫内に入れる、食品を詰め込みすぎないようにする、扉を開けている時間を短くするなどを心掛けましょう。

電気代節約にまつわる豆知識

電気代節約のコツについて説明しましたが、次に節約にまつわる豆知識をご紹介します。

節約のためと思って行うことが無駄であったり、誤った家電の使い方で不具合や故障が起きるケースがあります。特に、日常的に使用頻度が高いエアコンテレビに関しては注意が必要です。

また、エアコンとテレビの年間電気代や一人暮らしの年間電気代の目安についても見ていきましょう。

以下の内容について説明します。

  • コンセントを抜くのが節約にならないケース
  • 電気代が多くかかる電化製品TOP3
  • エアコンとテレビの年間電気代目安
  • 一人暮らしの年間電気代目安
ぜひ参考にしてください。

コンセントを抜くのは電気代節約に繋がらない場合も!

家電を使わない時は電源をオフにするだけでなく、コンセントを抜くことも電気代の節約になります。その理由はリモコンの信号受信待ちやタイマー機能などでわずかに消費される待機電力をゼロにできるからです。


ただしテレビとエアコンに関しては、コンセントを抜いてしまうと不具合や故障が生じるケースがあるので注意が必要です。


テレビ

主電源をオフにしたりコンセントを抜くと、デジタル放送で送られる番組表などの情報が自動ダウンロードできなくなったり、予約録画できなくなるケースがあります。また、再度電源を付けた時にダウンロードが行われるので大きな電力が消費されてしまいます。


エアコン

使用する際はコンセントを差して数時間は運転させず、通電状態で待機させる必要があります。そのため、使用頻度の高い季節はコンセントを差したままにしておくのが良いでしょう。コンセントを差してすぐに運転させると、冷媒がうまく循環せず故障の原因となってしまいます。

電気代が一番かかる電化製品は?エアコンの電気代に要注意!


電気代が多くかかる電化製品のTOP3は以下のようになります。

電化製品年間電気代
エアコン16,000~52,000円
 洗濯乾燥機
5,800~21,000円
 食器洗い乾燥機
15,000円

最も電気代がかかるエアコンの年間電気代は以下の様に計算できます。

年間電気代=期間消費電力量(kWh) × 電気代単価

期間消費電力量とは、エアコンの省エネ性能を表す指標であり、商品カタログに記載があります。期間消費電力量が少ない機種ほど電気代は安くなります。

(参考:JRAIA「期間消費電力量を省エネ性のめやすにお選びください」)


また、部屋の広さ(畳数)に合う機種の電気代は以下のようになります。

畳数の機種
年間電気代
6畳 16,000円
10畳20,000円
14畳29,000円
20畳52,000円

エアコン選びでは畳数に合う機種を選ぶのがおすすめです。例えば、10畳の部屋に6畳用の機種を設置すると、温度調整の効率が悪くなり、電気代が高くなってしまいます。10畳の部屋には10畳用の機種を選びましょう。

テレビにかかる電気代はそこまで高くない!

技術の発達により、テレビの消費電力量は減少傾向にあるため、テレビにかかる電気代はそれほど高くありません。


42型液晶テレビの年間電気代は以下のようになります。

  • 2K(フルHD):約1,600円
  • 4K:約3,800円

年間電気代は、以下のように計算できます。

年間電気代=年間消費電力量(kWh)×電力代単価

年間消費電力量とは、1日平均4.5時間テレビを視聴し、残り19.5時間は待機時間として計算されたもので、パンフレットに記載があります。


画面サイズに比例して消費電力は大きくなり、電気代も高額になります。また、高画質放送の4Kテレビは消費電力が大きい上に画面サイズが大型化し、50型以上のものが多くなっています。そのため、4Kテレビの電気代は2Kテレビの倍以上になることが多いです。

一人暮らしの場合の電気代はどれくらい?

一人暮らし(単身世帯)の電気代はどれくらいなのか、総務省統計局「家計調査(家計収支編)」から見てみましょう。


2019年の単身世帯の年間電気代は68,399円です。


四半期ごとの電気代は以下のようになります。

調査月電気代
1~3月期21,368円
4~6月期15,524円
7~9月期15,177円
10~12月期15,551円

参考:e-Stat「統計で見る日本


1~3月期は他のシーズンと比較して、約5,000円多くかかっています。冬季に当たるため、暖房器具の使用により電気代がかさんでいると考えられます。

暖房で電気代がかさむ冬。冬の電気代節約術を紹介

冬は暖房器具の使用量が多く、電気代が高くなる傾向があります。しかし、暖房器具の選び方や使い方に留意すれば、効率的に暖をとりつつ、電気代の節約もできます。


冬の電気代を節約するコツを2点ご紹介します。

  1. 目的別・シーン別に暖房器具を使い分ける方法
  2. 暖房以外で暖をとる方法

暖房器具を使用する際、広範囲を暖めたいのか、局所的に暖めたいのかを意識して適切な暖房器具を選ぶことが大切です。


また、暖房器具に頼らなくても暖をとれる手軽で経済的な方法についても説明します。

冬の電気代節約のコツ①電気ストーブ等を使い分けよう

暖房器具にはエアコン・石油ストーブ・電気ストーブ・オイルヒーター・こたつなど様々ありますが、生活環境に合うものを選び、状況によって使い分けることが節約につながります。


利用シーン目的別にどのような暖房器具を使えば良いかを見ていきましょう。


広範囲を暖める場合

エアコン・石油ファンヒーター・ガスファンヒーターなどは部屋全体を均質に暖めるため、底冷えする早朝や人が集まるリビングなどで使用するのに適しています。石油やガスを使う暖房器具は電気代の代わりに燃料代がかかります。


局所的に暖める場合

電気ストーブ・こたつ・ホットカーペット・カーボンヒーターなどは手足などを集中的に温めます。電源を付けるとすぐに暖まるので、個室・キッチン・脱衣所などの狭い空間で一人で使用するのに適しています。


利用シーン・目的別に合う暖房器具を使い分けて、電力の無駄使いを省きましょう。

冬の電気代節約のコツ②暖房以外の方法で暖をとろう

暖房器具を使用しなくても、ちょっとした工夫で室温を上げたり、体を温める方法をご紹介します。


窓の断熱対策

ガラスとアルミサッシの窓は室内の温度を外へ逃がしてしまうため、断熱シート2重窓などで断熱対策をすると、室内の暖かさをキープできます。


足湯

桶にお湯を張り、保温効果の高いヒマラヤ岩塩を入れて足湯をすると、血液の循環が良くなり体全体も温まります。


冷え性対策ファッション

厚着や重ね着をしなくても、足・腹部・首などをピンポイントに温めるアイテムを着用すると、スッキリしたファッションでありながら暖かく過ごせます。


以下のようなアイテムを着用するのがおすすめです。

  • 下半身:厚手の靴下やタイツ・裏起毛パンツ
  • 腹部:腹巻・貼るカイロ
  • 上半身:タートルネック・保温性の高いインナー
  • 室内用アウター:フリース・ボア・軽量ダウン・インナーダウン

オール電化で電気代を節約するコツを紹介

オール電化は電気・給湯・空調・調理などの熱源を全て電気で賄うため、ガス代がかからず、電気代のみかかります。オール電化の光熱費はどれくらいかかるのかを把握し、全国平均光熱費を比較してみましょう。


オール電化の電気代は、昼間よりも夜間の方が安く設定されているプランがあります。料金プランに沿って家電を使用する時間をコントロールすれば、電気代を大きく節約することが可能です。


また、電気代が安い時間帯に消費電力の高い家電を集中的に使用する方法や夜間にまとめて家事を行う方法についても説明します。


以下の内容について説明します。

  • オール電化平均額と全国平均光熱費の比較
  • オール電化の料金プランの選び方
  • 電気代が安い時間帯に集中的に家電を使う節約方法

節約の余地あり?オール電化でかかる電気代の平均額

関西電力「オール電化とガス併⽤どちらがおトク?」では、オール電化住宅の月平均光熱費(2017年5⽉〜2018年4⽉)が紹介されています。e-Stat「家計調査(2017年)」の全国月平均光熱費と比較してみましょう。


世帯人数ごとの月平均光熱費の比較

世帯人数オール電化の平均全国平均光熱費
1人 10,751円 9,191円
2人12,904円14,912円
3人14,454円 16,898円
4人以上14,914円 4人:17,116円
5人:18,774円
6人以上:23,370円

※全国平均光熱費は「電気代+ガス代+他の光熱」の合算値です。


1人暮らしはオール電化の方が高額ですが、2人暮らし以上は安くなり、世帯人数が増えるごとに割安になります。

時間帯によってプランが異なる!契約内容を見直して節約

オール電化の料金プランは、以下のように様々なプランが用意されています。

  • 終日の電気代が一律
  • 昼間の電気代よりも夜間の方が安い
  • 夜間に加えて休日や朝夕の電気代も割安

家にいることが多く、料理・洗濯・掃除・空調管理などで家電を一日中使用する人は終日の電気代が一律のプランが向いています。


一方、一人暮らしや共働きなど日中不在になる世帯は昼間の電気代が高く、夜間の電気代が安いプランを選ぶと節約になるでしょう。


例えば、東京電力「夜トクプラン」の料金設定 (1kWh)は以下の通りです。

夜トク8夜トク12
昼間7~23時:32.74円9~21時:34.39円
夜間23~7時:21.16円21時~9時:22.97円

夜間の電気代は昼間よりも10円以上安くなっているため、夜型生活の人や夜間にまとめて家事を行いたい人は、このプランを選ぶと電気代を節約できるでしょう。

電気代が安い時間帯に消費電力の高い家電を使って節約

時間帯によって電気代が異なるプランでは、昼間の電気代よりも夜間の方が安く設定されています。そのため、夜間に消費電力の高い家電を集中的に使用すると節約になります。


消費電力が高い家電は以下のようなものが挙げられます。

家電消費電力
IHクッキングヒーター
5,800W
電子オーブンレンジ1,400W
炊飯器(5.5合)1,200W 
食器洗浄機1,100W
ドラム式洗濯乾燥機洗濯:280W
乾燥:1,120W 
ドライヤー1,200W
アイロン1,200W 

洗濯乾燥機・食器洗浄機・炊飯器などはタイマー機能を使用して、電気代の安い時間帯に

稼働させると良いでしょう。また、料理の作り置きやアイロンがけなども夜間にまとめて行うことで電気代を節約できます。

電気代を無理なく節約して快適な生活を送ろう!

電気代の節約方法について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 電気代節約のためにLED電球にする
  • 契約アンペアや家電の使い方を見直す
  • エアコンとテレビはコンセントを抜かない方が良い
  • 液晶テレビは省エネ性能が高いため電気代は安い
  • 暖房器具の使い分けで冬の電気代を節約できる
  • 暖房器具に頼らなくても暖をとる方法を活用する
  • オール電化は世帯人数が多いとお得になる
  • 電気代が安い夜間に家電を使うと節約になる

でした。


電気代を節約するためには、省エネ性の高い家電を選んだり、電力会社の契約アンペアを見直したり、家電の使い方に気を付けて消費電力の無駄を省くことが大切です。


こまめに電源を切ったり、コンセントを抜くことも効果的ですが、エアコンテレビはコンセントを抜くと不具合や故障が生じるケースがあるので注意してください。


冬は暖房器具の使用が多くなり、電気代が高くなりますが、目的別・シーン別に暖房器具を使い分けると、節約につながります。


オール電化を利用している人は、ライフスタイルに合う料金プランを選んで、家電を使用する時間をコントロールすると良いでしょう。


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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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