なるべく安いものを選ぼう!つみたてnisaの信託報酬を詳しく解説!

つみたてnisaにかかる手数料の一つに信託報酬がありますが、自分の資金を積み立てるにあたってなるべく安いものを選びたいですよね?この記事では、つみたてnisaの信託報酬や信託報酬以外にかかる手数料を解説し、おすすめのインデックスファンドの信託報酬を比較します。

つみたてnisaにかかる信託報酬とは?安いものを選びたい!

つみたてnisaを検討する上で、信託報酬が安い商品を選ぶ方が良いという意見がよく聞かれますが、ご存知でしたでしょうか。


信託報酬とは、投資信託を保有する上で継続的に発生する費用ですが、信託報酬が安いのはどんな商品なのか気になりますよね。


また、信託報酬が安い商品をランキングで見て、比較したいと思う人も多いのではないでしょうか。


この記事では、

  • インデックスファンドの信託報酬
  • 信託報酬を払うタイミングや計算方法
  • つみたてnisaの実質コスト
  • つみたてnisaの口座開設
  • つみたてnisaの購入時手数料と解約時手数料
  • 信託報酬が安い商品のランキング

について、解説していきます。


この記事を読んでいただければ、つみたてnisaの信託報酬について分かり、信託報酬が安い商品を選ぶ上での判断材料として役立つかと思います。


ぜひ最後までご覧ください。


インデックスファンドの信託報酬を詳しく解説!

インデックスファンドとは、日経平均株価やNYダウなどの経済指標と同じくらいの運用成績を目指す投資信託です。


投資対象は、日本株式全世界株式先進国株式新興国株式バランス型などに分類されます。


インデックスファンドは、特定の経済指標と同じくらいの値動きを目指すので、国内・海外の市場全体にバランス良く分散投資でき、運用コストである信託報酬が安いという特徴があります。


信託報酬とは、販売会社・資産運用会社・信託銀行に支払う手数料のことで、保有期間中、継続して発生する費用です。


信託報酬の内訳は、売買委託手数料・運用報告書作成費用・ファンドマネージャーの報酬・銘柄の調査費用などに当てられています。


インデックスファンドの保有銘柄とその割合は計算により自動的に決まるので、ファンドマネージャーの報酬や調査費用は掛からず、その分信託報酬は安く設定されています。


インデックスファンドは、国内・海外の資産に分散投資でき、信託報酬も安いため、投資信託初心者におすすめです。

信託報酬の目安は?

インデックスファンドは信託報酬が安いと説明しましたが、具体的にどれくらいなのでしょうか。


インデックスファンドとその対極であるアクティブファンドの信託報酬の目安を比較してみましょう。


アクティブファンドとは、市場平均を上回る運用成績を目指す投資信託で、積極的な運用手法になるため、コストが高くなります。


アクティブファンドの信託報酬は、純資産総額に対して年1.3%2%くらいの目安になっています。


一方、インデックスファンドは、運用コストが安く済むため、信託報酬は年0.1%0.5%くらいと低い目安になっています。


信託報酬は、投資信託を保有している間ずっと払い続けることになるので、長期で投資信託を保有する場合、信託報酬が高いと、最終的に運用した資産はその分少なくなってしまいます。


インデックスファンドは信託報酬が低いため、長期保有に向いており、初心者でも比較的安心・安全に投資することができます。

信託報酬はいつ払う?計算方法は?

信託報酬は誰に対して、どんな目的で支払うのでしょうか?


また、どのような計算方法で、いつ支払い、通知は来るのかについても解説します。


支払対象

  1. 販売会社への手数料
  2. 資産運用会社への手数料
  3. 信託銀行への手数料

販売会社(証券会社や銀行など)は、投資信託の募集および販売を行い、投資家から資金を集めます。


資産運用会社は、資金をもとにファンドを組成し、信託会社へ運用の指図を行います。


信託会社は、資産運用会社の指図をもとに受託した資金を株式や債券などに投資し、資金の管理を行います。


上記1~3すべてを合算したものが信託報酬(管理手数料)と呼ばれ、販売会社・資産運用会社・信託銀行の3者で分配されます。


信託報酬は、投資信託を保有している間、継続して支払っていく費用となります。


支払目的

  • 運用にかかる費用
  • 運用報告書の作成費・発送費
  • 資産の保管のための費用
  • 監査報酬
  • 売買委託手数料
  • ファンドマネージャーの報酬
  • 銘柄の調査費用
  • 信託財産留保額


信託報酬額の計算方法

信託報酬は、年率で表記されることが多いですが、実際は日割り計算されて毎日差し引かれています。

計算方法は以下のようになります。

基準価額(時価資産残高)×(信託報酬率 ÷ 365日)=信託報酬額(一日当たり)

信託報酬が0.5%で、現在の時価資産残高が30万円の場合は、以下のように計算できます。

時価資産残高300万円×(信託報酬0.5% ÷ 365日)=4円(一日当たり)

一日当たり支払う信託報酬額は4円となります。


時価資産残高は日々変動するので、毎日の値上がり・値下がりにより信託報酬額も変わります。


支払い方法と通知

信託報酬は自分で払い込むものではなく、毎日の基準価格から差し引かれることにより、間接的に支払っています。


信託報酬の比率(年率)は、前もって決められており、投資信託説明書で確認できますが、金額でいくらとは決まっていません。


実際に差引かれた金額については、運用報告書にて確認することができます。


なお、つみたてnisaの対象商品は、顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知することが義務付けられています。

信託報酬以外にかかるつみたてnisaの実質コスト

投資信託でかかる手数料は、大きく分けて3つに分類されます。
  1. 信託報酬
  2. 購入時手数料
  3. 信託財産留保額(解約時手数料)

購入時手数料は、投資信託を購入するときにかかる費用です。

購入時手数料がかからない投資信託もあり、「ノーロード投資信託」として販売されています。

信託財産留保額(解約時手数料)は、保有している投資信託を解約(売却)する時にかかる費用です。

投資信託を解約する際に、解約代金の中から信託財産に残さなければならない金額のことを信託財産留保額といい、商品の安定性と他の受益者との公平性を確保するため、顧客が負担することになっています。

信託財産留保額は、購入した投資信託により、かかるものとかからないものがあります。

投資信託の手数料の利率や名称、取扱い商品は、証券会社や銀行によって異なる場合があるので、金融機関に確認することが大切です。

なお、つみたてnisaは、購入時手数料と解約時手数料は無料(ノーロード)であり、信託財産留保額は、商品によりかかるものとかからないものがあります。

したがって、つみたてnisaでかかる手数料は、信託報酬と(一部の)信託財産留保額のみとなります。

実際に投資信託を運用する上では、信託報酬以外に、有価証券取引税・その他費用など、プラスでかかるコストが発生し、信託報酬とこれらのコストの合計は実質コストと呼ばれています。

実質コストは毎年変動し、その内容・金額・割合は運用報告書で確認できます。

信託報酬が低くても実質コストが高ければ意味がないので、実質コストまで踏まえた商品選びをすることが大切です。

つみたてnisa口座開設手数料

つみたてnisaを始めるには、証券会社や銀行などの金融機関でつみたてnisa口座を開設する必要があります。


つみたてnisa口座開設の手数料は基本的に無料です。


つみたてnisaは、一人一口座しか開設できず、従来型の一般nisaと併用することができません。


また、つみたてnisa口座を一度開設すると、1年間は金融機関を変更することができないため、どの金融機関を選ぶかについては、よく考える必要があります。


金融機関選びでは、つみたてnisaの対象商品数やサービスの充実度を比較すると良いでしょう。


つみたてnisa口座の開設先で人気が高いのは、楽天証券sbi証券です。


両社とも、対象商品数が多く、最低購入金額が100円からと少額から始められ、積立頻度は「毎月積立」だけでなく「毎日積立」「毎週積立」も可能となっています。


ただし、楽天証券もsbi証券も店舗を持たないネット証券なので、窓口で説明を聞きながら進めたい人は店舗型の証券会社や銀行を選ぶのが良いでしょう。

購入手数料

購入時手数料は、投資信託を購入するときにかかる費用です。


つみたてnisaの対象となる投資信託は、金融庁の厳しい審査をクリアした、長期・積立・分散投資に適した商品に限られています。


安定的な資産形成を目指すために、購入時手数料は無料(ノーロード)で、信託報酬も安く、頻繁に分配金が支払われないなどの法令上の条件が設けられています。

解約手数料

解約時手数料とは、保有している投資信託を解約(売却)する時にかかる費用です。 

つみたてnisaの対象商品は、解約時手数料も無料です。 

ただし、一部の商品では、信託財産留保額が差し引かれる場合があります。

信託財産留保額とは、投資信託を中途解約する際に、解約代金の中から信託財産に残さなければならない金額のことで、投資信託の安定性と他の受益者との公平性を確保するため、顧客が負担するべきものとされています。

なお、つみたてnisaは、購入時手数料と解約時手数料が無料であることに加えて、売却益(譲渡益)が非課税というメリットもあります。

信託報酬が安いのはどの商品?一覧表にして比較!

初心者におすすめのインデックスファンドで、信託報酬が安い商品をランキング一覧で見てみましょう。


日本株式型・全世界株式型・先進国株式型・新興国株式型・バランス型別にご紹介します。(2019年7月3日時点)


日本株式型

順位商品名信託報酬
(税込)/年

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
0.1512%
以内 
1<購入・換金手数料なし>
ニッセイTOPIXインデックスファンド
ニッセイ日経平均インデックスファンド
0.1512%
以内
2iFree TOPIXインデックス
iFree 日経225インデックス 
0.1512%
3Smart-i TOPI Xインデックス0.1674%

全世界株式型

順位商品名信託報酬
(税込)/年
1SBI・全世界株式インデックス・ファンド
[雪だるま(全世界株式)]
0.15%
程度
2eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
0.15336%
以内
3野村つみたて外国株投信0.2052%
4楽天・全世界株式インデックス・ファンド
[楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)]
0.2196%
程度


先進国株式型

順位商品名信託報酬
(税込)/年
1<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式インデックスファンド
0.107892%
以内
1eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
0.107892%
以内
2SBI・先進国株式インデックス・ファンド
[雪だるま(先進国株式)]
0.1155%
程度
3i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)0.2052%
3iFree 外国株式インデックス<為替ヘッジなし>0.2052%


新興国株式型

順位商品名信託報酬
(税込)/年
1 SBI・新興国株式インデックス・ファンド
[雪だるま(新興国株式)]
0.1948%
程度
2eMAXIS Slim 新興国株式インデックス0.20412%
以内
2<購入・換金手数料なし>
ニッセイ新興国株式インデックスファンド
0.20412%
以内
3i-SMT 新興国株式インデックス(ノーロード)0.3564%


バランス型

順位商品名信託報酬
(税込)/年
1<購入・換金手数料なし>
ニッセイ・インデックスバランスファンド
(4資産均等型)
0.1512%
以内
2Smart-i 8資産バランス 安定成長型0.1944%
3ダイワ・ライフ・バランス500.216%
3DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)0.216%
4三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド0.2268%

つみたてnisaの信託報酬まとめ

つみたてnisaの信託報酬について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 信託報酬とは販売会社・資産運用会社・信託銀行に支払う手数料のこと
  • 信託報酬は投信の保有期間中、継続して発生する
  • インデックスファンドは信託報酬が安い
  • 信託報酬は日割り計算され、毎日差し引かれる
  • 信託報酬以外にもかかるコストを合算したものが実質コスト
  • つみたてnisaは購入時手数料と解約時手数料が無料
  • 信託報酬を比較して安いものを選ぶのがおすすめ

でした。


つみたてnisaの商品選びでは、信託報酬の安いインデックスファンドがおすすめです。


その中でも信託報酬の安い商品をランキングでご紹介したので、ご参考にして下さい。


みなさんもこれを機に、つみたてnisaで信託報酬の安い商品を選ぶことを考えてみてはいかがですか?


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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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