初心者におすすめのつみたてNISAの銘柄や正しい選び方などを解説!

つみたてNISAを始めてみたい、もしくは始めてみたけれど、おすすめの銘柄は何か、何を基準に銘柄を選べばいいか分からないといった不安を抱えていませんか?この記事では、初心者の方向けにつみたてNISAのおすすめの銘柄や正しい選び方を中心に分かりやすく解説します。

つみたてNISAのおすすめの銘柄は?

つみたてNISAは、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ)と同様に積み立てしながら節税効果も得られるため、最近人気になりつつある制度です。金融庁の調査では、2018年12月末時点でのつみたてNISA口座開設数は103万口座にのぼり、買付金額は931億円以上になっています。


税金がかからずに将来に向けて積み立てすることができるなんて、非常に魅力的な制度ですよね。


そのため「つみたてNISAを始めたい」と思っていたり、実際につみたてNISAの口座開設をしたりしている人も少なくないと思います。しかし、いざ積立を始めようと思っても、どの銘柄を購入したらよいのかを判断するのは、投資初心者には難しいですよね。


また、近年の投資ブームから、「自分で購入銘柄を選べるようになりたい!」という人もいるのではないでしょうか。


そこで本記事では、

  • つみたてNISAのおすすめ銘柄
  • つみたてNISAの正しく賢い選び方
について詳しく見ていきたいと思います。


これからつみたてNISAを始める人はもちろん、つみたてNISAの購入銘柄に迷っている投資初心者の人も、ぜひ最後までご覧ください!


【つみたてNISAの銘柄を選ぶ前に!】つみたてNISAの基礎知識をおさらい!

まず、つみたてNISAのおすすめ銘柄を見ていく前に、つみたてNISAについての基礎知識をおさらいしていきましょう。


つみたてNISAは、2014年に開始されたNISA(少額投資非課税制度)よりも気軽に始めることができる2018年から始まった少額投資非課税制度です。


NISAよりも少額から始めることができるので、投資初心者や少額でコツコツ投資をしていきたい人におすすめなのがつみたてNISAです。


つみたてNISAの特徴としては取り扱われている金融商品が挙げられます。つみたてNISAでは投資信託しか購入することができません。


NISAでは様々な金融商品に投資をすることができますが、つみたてNISAでは投資信託に限られている分、コストのかからない積立投資向きの厳選された金融商品が対象になっているので、初心者でも安心して選ぶことができます。


つみたてNISAの投資対象となる投資信託には「アクティブ」と「インデックス」という2つのタイプが存在しています。


それらの特徴、メリット・デメリットを正しく理解することは、つみたてNISAで長期投資をしていく上で非常に重要です。


また、「つみたてNISAは非課税になる」と耳にしたことがある人も多いと思いますが、この非課税枠には金額と期間の制限があります。


実際に投資をする銘柄を選んでいく上で、これらのつみたてNISAの特徴を理解しておくことは非常に大切になりますので、ここからひとつずつ解説していきます。



投資信託のアクティブとインデックスとは?

つみたてNISAで購入できる金融商品は投資信託のみですが、この投資信託にはアクティブファンドインデックスファンドの2つのタイプがあります。


投資初心者には聞きなれない言葉ですが、つみたてNISAを始める上では資産運用に関わる内容になりますので、正しく理解しておくことが大切です。


アクティブファンド


アクティブファンドとは、株式市場の平均よりも高い投資成果を目指す投資信託です。これは運用のプロであるファンドマネージャーがより良い運用成果を上げるために投資をしていきます。


より良い成果を上げるためには、売買取引回数が多くなったり、その分の調査に労力がかかったりします。そのため、インデックスファンドと比べると、手数料や信託報酬が高くなる傾向があります。


インデックスファンド


インデックスファンドとは、株式指標と同じような値動きをする投資信託です。アクティブファンドとは違い株式指標と同じような値動きを目指すため、アクティブファンドのような人的判断が少なくなります。


そのため、アクティブファンドほどのリターンは見込めない側面がありますが、かかるコスト(手数料など)を抑えることができるのが魅力です。


つみたてNISA初心者におすすめなのはインデックスファンド


アクティブファンドにもインデックスファンドにもそれぞれメリットとデメリットが存在していますが、投資初心者におすすめなのはインデックスファンドです。


つみたてNISAは長期にわたる積立投資になります。長期運用の際に重視するべきなのは「かかるコスト」、つまり手数料や信託報酬です。


また、アクティブファンドとインデックスファンドの運用実績を比較すると、アクティブファンドよりもインデックスファンドの方が負けにくい傾向にあります。


投資初心者であればなおさら、勝てるファンドを選ぶことは簡単ではないので、負けにくいファンドを選んでおくことが重要になります。


このように、つみたてNISAによる投資信託は長期的な投資を目的としているので、長期的にどのくらいのコストがかかり、どの程度のリターンが見込めるのかという長期的な視野を持って銘柄を選ぶ必要があると言えます。  


つみたてNISAは非課税制度?

一般的に株式や投資信託などの資産運用によって得た投資運用益には約20%の税金がかかります。


例えば、15万円の株式を20万円で売却できた場合、運用益は5万円ですが実際に手元に残るのは課税分20.315%を引いた約3.9万円になります。

20万円-15万円=運用益5万円-(5万円×20.315%)=約3.9万円

つみたてNISAでは、この運用益に対する課税が、一定額まで非課税となります。つまり、先ほどの例でいえば、つみたてNISA口座で5万円の運用益が発生した場合、5万円がそのまま手元に残ります。


非課税になるのは政府の後押しがあるから


なぜこのように資産運用による運用益が非課税対象になるのでしょうか?これは政府が「貯蓄から投資へ」という金融成長戦略を打ち出しているからです。


政府が「貯蓄から投資へ」と進めているのには2つの理由があります。


1つ目は、日本企業の成長です。今までは銀行が企業へ融資をすることで日本企業は成長してきました。


しかし、バブル崩壊後はこの融資基準が厳格化されたため、企業は銀行だけではなく日本国民から資金提供、つまり投資されることで成長をしていかなければならなくなっています。


また、年金制度の維持が難しくなりつつあることも理由として挙げられます。少子高齢化の影響もあり、今の現役世代が年金を受け取るころには年金制度の維持が難しくなっていることが予想されます。


今の現役世代は、自分の年金は自分で確保しなければならない世代とも言えますが、老後の資金を準備するには現金での預金以外にも、資産運用で資金を蓄える必要があります。


このように、投資の必要性が増しているにも関わらず、日本では今でも投資に対するハードルが高くなっています。


実際に、日本銀行調査統計局の「資金循環の日米欧比較」によると、アメリカでは株式や投資信託、債券による貯蓄が50%を上回っているのに対して、日本人の半数以上が現金や預金で貯蓄をしており、投資による資産運用率は15%程度にとどまっています。


そこで、より多くのお金が日本国内で回り、長期的な積立投資をしやすくなるようにするための政府の戦略の一環として、2014年のNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)に続く形で、つみたてNISAが2018年にスタートしました。


実際、つみたてNISAの投資対象となる投資信託は金融庁が定めたファンドばかりになっています。


つみたてNISAの非課税枠と非課税期間


このように、政府からの後押しを受けているつみたてNISAですが、この制度をうまく活用するには非課税枠非課税期間をきちんと把握することが大切です。


つみたてNISAは一般のNISAと比べると、非課税枠は少ないですが、非課税期間が長くなっています。

つみたてNISANISA
非課税枠40万円120万円
非課税期間20年5年

毎年40万円までは非課税になるので、長く少額でコツコツ積み立てていきたい人はまずはつみたてNISAを始めることをおすすめします。


つみたてNISAのおすすめ銘柄ランキング!

ここまでつみたてNISAの基礎知識について解説してきました。つみたてNISAで長期投資をしてくことで、毎年40万円が最大20年間非課税になるので、少額でコツコツと積み立てて資産運用をしていく際にはぜひ活用したい制度です。


ここで気になるのは、実際につみたてNISAで資産運用をしていく上で、「どのような銘柄に投資をすれば良いのか?」ということではないでしょうか。


つみたてNISAは投資信託のみを対象の金融商品としているので、まずは投資信託(ファンド)の仕組みと種類について解説していきます。


投資信託は、投資家が出資した資金をもとに、投資信託(ファンド)が様々な金融商品に投資し、資産運用することで成り立っています。


投資信託には、その投資する商品によって様々な種類があります。


  • 国内株式型投資信託
  • 海外株式型投資信託
  • 国内債券型投資信託
  • 海外債券型投資信託
  • 国内不動産型投資信託
  • 国外不動産型投資信託
  • コモディティ型投資信託
このように、国内外の「株式」「債券」「不動産」を中心に、様々な投資信託があります。投資信託によって、「国内株式のみを対象とするファンド」もあれば、バランス型のように「いくつかの金融商品に均等投資をするファンド」もあります。

同じ株式投資でも、国内のみや海外のみ、アメリカ株式のみなど、その投資先は様々です。そのため、「どの投資信託が良いのか」や、「自分に合っているのはどの投資信託なのか」は、投資初心者だとなかなか判断できません。


そこでここから、投資初心者におすすめしたいつみたてNISAのおすすめ銘柄をランキング形式で見ていきましょう。


ここでのランキングは、大手ネット証券であるSBI証券楽天証券マネックス証券の2019年5月の月間積立設定金額ランキングを参考にしています。投資信託保有にかかる信託報酬(手数料)と運用実績を表す騰落率を比較していきます。


順位おすすめ銘柄名
第1位ニッセイ海外株式
インデックス
第2位eMAXISSlim
先進国株式インデックス
第3位楽天・全米株式
インデックス・ファンド


おすすめ銘柄第1位はニッセイ海外株式インデックスファンドです。


2019年5月の月間積立設定金額ランキングでは

  • SBI証券で第1位
  • 楽天証券で第4位
  • マネックス証券で第2位

と現在非常に人気の銘柄になっています。


ニッセイ海外株式インデックスファンドは、日本以外の主要先進国の海外株式に投資する海外株式型投資信託です。運用会社は日本生命保険の子会社であるニッセイアセットマネジメントです。


気になる信託報酬(手数料)は、0.117722%以内となっており、非常に低く設定されています。騰落率も設定来の年率で+9.54%と安定した運用成績と残していると言えます。


第2位のsMAXISSLIM先進国株式や第3位の楽天・全米株式インデックス・ファンドと比べても信託報酬・騰落率の数値が良く、人気の理由がわかる結果となっています。


おすすめ銘柄第2位はeMAXISSLIM先進国株式インデックスです。


2019年5月の月間積立設定金額ランキングでは

  • SBI証券で第3位
  • 楽天証券で第2位
  • マネックス証券で第3位
と、こちらも人気の銘柄です。

sMAXISSLIM先進国株式インデックスは、日本以外の先進国の海外株式に投資をする海外株式型投資信託です。運用会社は三菱UFJファイナンシャルグループのひとつである三菱UFJ国際投信です。

信託報酬は第1位のニッセイ海外株式インデックスファンドと同じ0.11772%以内と低価格で設定されていますが、騰落率は+6.67%とニッセイ海外株式インデックスファンドよりも低くなっています。

sMAXISSLIMは、先進国株式以外にも米国株式バランス(8資産均等型)などの銘柄が存在しています。sMAXISSLIM米国株式であればアメリカ株式に、sMAXISSLIMバランスであれば8資産均等型になるので国内外の株式・債券・不動産(REIT)に均等投資をしていきます。

なお、sMAXISSLIMの先進国株式と米国株式、バランス(8資産均等型)の信託報酬・騰落率を比べると
sMAXISSLIM信託報酬騰落率
先進国株式0.11772%+6.67%
米国株式0.17280%+2.84%
バランス0.15120%+2.86%
となっており、先進国株式が最も低い信託報酬で最も高い騰落率になっていることがわかります。

なおSBI証券では、sMAXISSlim先進国株式インデックスを上回り、sMAXISSlim米国株式(S&P500)が2019年5月の月間積立設定金額第2位となっています。

この人気には、S&P500が関係しています。S&P500とは多くの投資信託が指標として利用している株価指数です。

1941年の開始から毎年上昇しており、その収益率は日経平均よりも高くなっているため、安定して利益が出やすいと言われています。

おすすめ銘柄第3位は楽天・全米株式インデックス・ファンドです。

2019年5月の月間積立設定金額ランキングでは
  • SBI証券で第5位
  • 楽天証券で第1位
  • マネックス証券で第5位
と、ニッセイ海外株式インデックスファンドとsMAXISSLIMについで人気のある銘柄です。

楽天・全米株式インデックス・ファンドは、楽天・バンガード・ファンド(全米株式)とも呼ばれており、アメリカ株式に投資をする投資信託になっています。運用会社は楽天投信投資顧問ですが、全米トップのシェアを持つバンガード社が運用するファンドを日本で購入することができます。

信託報酬は0.1596%程度、騰落率も+5.10%となっており、ニッセイ海外株式インデックスファンドやsMAXISSLIMと比べるとやや見劣りする点は否めません。

しかし、アメリカ最大級の投信会社であるバンガード社で資産運用をしてもらえ、私たちの生活で欠かせなくなっているアメリカ企業に投資ができる点は魅力的と言えます。

また、これらの投資信託以外にSBI証券・楽天証券・マネックス証券のランキング上位にあるのがニッセイ日経225インデックスファンドです。

2019年5月の月間積立設定金額ランキングでは
  • SBI証券で第9位
  • 楽天証券で第10位
  • マネックス証券で第6位
となっています。

この投資信託も、ニッセイ海外株式インデックスファンドと同様にニッセイアセットマネジメントが運用会社となっています。

騰落率は+8.70%と、おすすめ銘柄第2位のsMAXISSLIM先進国株式インデックスよりも高い騰落率になっていますが、信託報酬が0.27%以内と上位3つの投資信託よりも高く設定されています。

上位3つの投資信託とは異なり、国内株式に投資をする投資信託になっています。そのため、国内企業に投資をしていきたい場合は、ニッセイ日経225インデックスファンドがおすすめと言えます。

つみたてNISAの賢い選び方を知りたい!

ここまで、つみたてNISAのおすすめ銘柄をランキング形式で解説してきました。


投資信託の保有にかかる信託報酬(手数料)や運用実績を表す騰落率だけではなく、それぞれの投資信託の特徴によって、メリット・デメリットがありました。


このようなおすすめ銘柄ランキングは、初めて投資信託を選ぶ上では非常に参考になるものですが、なかには「自分で銘柄を選べるようになりたい!」という人もいるでしょう。


そこでここからは、つみたてNISAで購入する銘柄の賢い選び方について解説していきます。


投資初心者がつみたてNISAの購入銘柄を選ぶ上で見るべきポイントは

  • 証券会社
  • 信託報酬(手数料)
  • 純資産総額
  • 騰落率

の4つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

証券会社で決める:楽天、SBI、マネックス証券がおすすめ

つみたてNISAの購入銘柄を選ぶ上で見るべきポイントの1つ目は証券会社です。


まず、つみたてNISAを始めるためには、証券会社で口座開設をする必要がありますが、つみたてNISAの口座は1人1口座しか開設することができません。また、つみたてNISAの口座開設から1年間は他の金融機関に口座変更をすることもできません。


また、証券会社によって取り扱っている投資信託の商品数や最低積立金額・積立頻度といった積立方式、受けられるサポートが異なります。


そのため、どの証券会社につみたてNISAの口座を開設をするのかは重要な選択になります。そこで初めてつみたてNISA口座を開設する上で安心なのが、2大ネット証券と言われるSBI証券楽天証券です。


SBI証券はネット証券で口座開設数第1位の最大手


SBI証券はつみたてNISAの対象となる金融商品のうち、ほとんどの投資信託を取り扱っています。2019年時点で取扱投資信託の本数は151本と、楽天証券と並んで最多の数を誇ります。


さらに、SBI証券は「100円」から「毎日」積み立てすることができるなどの積立方式が多彩なので、少額からコツコツ積み立てていきたい人にはおすすめのネット証券です。


楽天カードを使っている人は楽天証券がおすすめ


楽天証券も、2019年時点で投資信託本数が151本と最多の商品数を取り扱っています。また、SBI証券と同様に、「毎日」「100円」から積み立てることができます。


楽天証券の魅力は、楽天カードが活用できる点です。楽天カードから積立代金の引き落としをすることができるだけでなく、積立代金を「楽天スーパーポイント」から支払うこともできます。


また、積立金額に応じて楽天スーパーポイントが付与されます。100円で1ポイントが付与されるので、つみたてNISAのような少額投資では1回に付与されるポイントは大きくありませんが、長期的に見れば大きなポイントとなります。


そのため、楽天カードを利用している人には、楽天証券でつみたてNISAを始めると非常にお得なメリットが多いと言えます。


マネックス証券は資産アドバイスツールを無料で使える


SBI証券や楽天証券についで、マネックス証券の取扱投資信託数も147本と幅広いラインナップを取り揃えています。さらに「毎月」「100円」から積み立てすることができるので、長くコツコツ積み立てをしていきたい人におすすめのネット証券です。


さらに、マネックス証券でつみたてNISAの口座を開設すると、資産アドバイスツールである「MONEXVISIONβ」を使うことができます。


これは、現在の資産状況をチェックして、目標に合わせたアドバイスをしてくれるので、初めて投資を始めるならばぜひ活用したいツールと言えます。


証券会社は商品数と積立方式、その他サポートを比較する


現在、つみたてNISAの口座を開設できる証券会社はたくさんありますが、それぞれの特徴が異なっています。取り扱っている投資信託の本数や積立方式はもちろん、様々な特典やサポート体制をよく比較した上で、自分に合った証券会社を選ぶようにしましょう。

信託報酬:手数料は商品を比較して決めよう



つみたてNISAでは投資信託で積立投資をしていくことになりますが、投資信託を保有していると信託報酬という手数料がかかります。


信託報酬というのは、投資信託の購入から売却するまでの期間にかかる手数料です。投資信託の保有額のうちの何割かが信託手数料として自動的に引かれていくため、長期的に投資をしていく上ではこの信託報酬(手数料)が割安なのか割高なのかを比較しておくことが重要になります。


同じ運用会社でも、投資信託によって信託報酬は異なります。例えば、おすすめ銘柄ランキングでも見てきたように、同じsMAXISSLIMでも、先進国株式では0.11772%、米国株式では0.17280%、バランス(8資産均等型)では0.15120%と0.04%~0.06%ほど信託報酬が変わります。


そもそもつみたてNISAの制度として、つみたてNISAの対象商品となる投資信託では信託報酬が低く設定されています。しかし、非課税期間最大の20年間ずっと投資信託を保有すると考えると、たった数%の信託報酬の違いも大きな金額の差となります。


そのため、同じような投資信託ならば信託報酬を比較して、低価格の投資信託を選択していくことをおすすめします。

純資産総額:人気の高いものを選ぼう

純資産総額というのは、投資初心者にはあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、より安定した長期投資をしていく上では気にかけたい指標のひとつです。


そもそも投資信託とは、投資家から集めた資金を運用のプロである投資信託(ファンド)が株式や債券などに分散投資をして運用している投資方法です。


純資産総額というのは、その投資信託(ファンド)が持つ株式や債券などの全資産の時価総額を意味しています。簡単に言えばその投資信託の規模を表します。


運用実績が良ければその投資信託を購入する人が増えるため、その分投資される資金が増え、純資産総額も増えます。そのため、純資産総額が大きければ、より多くの投資家から資金投入されている(支持されている)と言えます。


一方、投資しても運用実績が芳しくなければ、投資家たちはその投資信託に投資しなくなります。その分その投資信託は株式や債券といった資産を購入できなくなるので、純資産総額も少なくなっていきます。


つまり、純資産総額が順調に伸びている投資信託は、運用実績が良かったり、今後に期待できたりする投資信託であると言えるので、投資する価値があるということになります。


このような側面を考慮すれば、同じような投資信託であれば、純資産総額もひとつの判断基準として比較・検討すると、より安定した投資をすることができると言えます。

騰落率:価格変動が大きいものがおすすめ

投資を始める上で気になるのは、「どれくらい資産を増やすことができるのか」という運用実績ではないでしょうか。この運用実績を明確な数値として知ることができれば、投資信託を選ぶ上での判断基準となりますよね。


騰落率で過去の運用実績を把握する


そこで、その投資信託の運用実績を知るために見ておきたい数値が「騰落率」です。騰落率とは、一定期間におけるその投資信託の基準価額(1口あたりの値段)の値上がり・値下がりの変動率です。


騰落率を見ることで、その投資信託の基準価額が上昇しているのか、下落しているのかを知ることができます。基準価額はその投資信託の1口当たりの値段、つまりその投資信託の価値と言えます。


騰落率がプラス方向に上昇しれいれば、その投資信託の価値は高くなっていると言えますが、騰落率がマイナスの方向に大きくなっていれば、その投資信託の価値が下がっていることがわかります。


このように、騰落率からその投資信託の過去の運用成績を把握することができます。そのため、購入したい投資信託の騰落率は必ず見ておきたい指標であると言えます。


トータルリターンで実質的な損得率を把握する


また、騰落率と似た言葉として「トータルリターン」があります。これは、一定期間にその投資信託から得られる収益率を意味しています。


投資家は投資をしていく上で、その銘柄を購入するのにかかる投資資金以外にも投資信託の保有に対して信託報酬を支払います。その一方で、運用による運用益(キャピタルゲイン)や分配金(インカムゲイン)などを得ることができます。


このような投資信託の運用にかかるすべての収支を反映した値上がり・値下がり率がトータルリターンとなります。


このように、信託報酬といった手数料や分配金なども反映されるため、騰落率よりもトータルリターンの方がより実態に即した数値になっているので、トータルリターンの数値も合わせてチェックするようにしましょう。



まとめ:つみたてNISAのおすすめ銘柄と選び方

つみたてNISAのおすすめ銘柄と賢い選び方について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは

  • つみたてNISAは毎年40万円20年間非課税になる
  • 海外株式に投資するならニッセイ海外株式インデックス、国内株式に投資するならニッセイ日経225インデックスファンド、アメリカ株式に投資するなら楽天・全米株式インデックス・ファンドがおすすめ銘柄
  • 投資初心者はインデックスファンドで低コストかつ負けにくい投資がおすすめ
  • つみたてNISAは1人1つの口座開設なので証券会社選びが大切になる
  • 信託報酬は安いものを選ぶ
  • 投資信託規模を表す純資産総額は大きい方が安心
  • 騰落率やトータルリターンで値上がり率を確認する

でした。


つみたてNISAには、非課税枠を上手に活用することで、お得に少額投資を始めることができるというメリットがあります。しかし初めて投資をするときには、なにかと不安がつきものです。


投資信託についての正しい知識を知った上で、信託報酬や純資産総額、騰落率と言った様々な角度からの判断基準をもとに、正しい情報収集と比較検討をすることが、自分に合った投資には欠かせません。おすすめ銘柄ランキングなどを参考に、つみたてNISAを活用しながら自分にあった投資を始めてみましょう!


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。

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