年収700万なのに貯金ができない?家計を圧迫するものや節約方法とは

年収700万円と聞くと高収入だと思う人が多いと思います。実際上位約13%に入る高収入であります。しかし、意外と貯金ができないと嘆く方も多いようです。今回は年収700万の家計がなぜ貯金ができないのかとその解決策及び年収700万の家計の生活レベルを紹介します。

年収700万なのに貯金ができない理由は?

年収700万なのに貯金が出来ないとお悩みの方は多いのではないでしょうか。しかし年収700万は平均年収(約400万)と比較するとかなりの高収入です。


国税庁の統計によると年収700万を超える男性は、上位15%以内、女性なら10%以内には入ります。


ではなぜ高収入にもかかわらず貯金ができないのでしょうか。それは、残念ながら年収700万でも手取りはそこまで多くないからです。


また年収700万でも1,000万でも、貯まらない人は年収が高くても貯金出来ない傾向があります。


そこでこの記事では

  • 年収700万が貯金できない理由
  • 貯金ができるようにする解決策
  • 年収700万の家計の生活レベルは?
  • 節約したいなら
以上のことを中心に説明していきます。


この記事を読んでいただければ年収700万の生活レベルの現状や貯金するときに役立つかと思います。


年収700万の貯金ができない理由

年収700万が貯金できない主な理由として「自分は裕福だ」と思い込んでいることや「手取り額」をしっかりと把握していないことが挙げられます。


確かに年収700万は高収入ですが油断すると貯金どころか月々の生活費が赤字になることもあります。


ここでは年収700万が貯金できない主な理由を詳しくご紹介します。

理由①:裕福だという思い込み

年収700万というと、一般的にも裕福だという印象を受けます。なので、無理に子供を私立中学受験させたり、財布のひもが緩んでしまうことにつながります。


年収700万でも貯金できない方は額面の金額に気をとらわれてしまい、実際にどのくらいの金額なら使っても大丈夫なのか把握できていない方が多いです。


実は実際に使えるお金は想像しているよりも少ない傾向にあります。

理由②:手取りは意外と多くない

上記のような思い込み(理想と現実のギャップ)が生まれてしまう大きな原因として、手取り額はそんなに多くないという事実があります。

 手取り額は年収700万だと税金(住民税)や社会保険料などが引かれ、520万前後です。

 手取り700万と額面700万とでは大きく違うことがわかります。年収700万と平均年収(400万)の手取り額を比べてみましょう。
年収700万400万
税金約150万約80万
手取り(年間)約520万約320万
手取り(月収)約43.3万約26.6万
このように年収では300万も開きがあるのにたいし、手取りで計算すると200万です。さらに月収で計算するとその差は16.7万です。

この数字を元にシミュレーションしてみましょう。。

今の時代、小学校から塾や習い事に通わせることが多くなってきました。

なので年収700万の家計Aさんは小学校から私立に通わせ、月1万の習い事に2つ通っていると想定して計算してみましょう。

そうすると私立に通わせた場合の学費は年間で152.8万です。(文部科学省調べ)ここに習い事の年間費24万を足すと176.8万です。式にすると

152.8万+24万=年間費用176.8万

次は年収400万の家計Bさんは小学校は公立で習い事はしていないと想定して計算してみましょう。公立小学校の学費のみなので年間費用は32.2万です。

AさんとBさんの年間費用の差は144.6万です。上記の表で計算した年間手取りの差額200万からこの金額引くと年間で使える手取り額の差は55.4万です。

いかかでしょうか。子供をそれぞれ私立、公立に通わせる違いだけで年間で使える手取り額の差が一気に縮まったことがわかります。

年収700万の人が貯金できるようにする解決策

年収700万でも状況次第では平均年収(400万)と手取りはさほど変わらないことがわかりました。

なので年収700万の人が貯金できるようにするためには家計の収支のバランスが重要です。

また手取り収入に見合った支出額におさえないと家計は赤字になってしまいます。ここからは貯金できるようにする解決策をご紹介します。

解決策①:倹約の意識を持つ

年収700万でも日々の生活で倹約の意識を持つことは大切です。食費などを振り返ってみて、使いすぎなどを反省しましょう。


また、意識を持つだけでもかなりの収支改善が見込めるはずなので日頃から意識を持つ癖を付けましょう。


癖がついてしまえば特に自分では意識していなくても無意識のうちに倹約できていることでしょう。

解決策②:しっかりと貯金の目標を決める

毎月、余った金額を貯金しているだけの方はなかなかお金が貯まらないのではないでしょうか。。それは明確な目標がないため毎月の貯金額に差があるためです。


「今月は1万しか貯金できなかったけどいいか」といった感じです。これではいくら経っても貯金ができるようになるとは思えませんね。


そこで年収700万の家計で3年で500万貯金することを目標にしてみましょう。


500万を3年ですから500万÷3年=年間貯金額約167万円です。月にすると約13.9万です。月収が43.3万なので43.3万ー13.9万=29.4万で生活費と固定費をやりくりします。


このシミュレーションが実際に可能なのか次の項目でご紹介していきます。


貯金に重点を置いて収支のバランスを考えないと500万を3年で貯めることは厳しいですが無理な数字ではありませんので挑戦してみてはいかがでしょうか。

年収700万の家計の生活レベルはこうなっている

まずは年収700万の家計を表にしてみましょう。(手取り月収は43万で計算)

項目金額
預貯金:20%86,000円
住居費:25%107,500円
食費:15%64,500円
水道光熱費:6%25,800円
通信費:5%21,500円
小遣い:8%34,400円
日用品:2%8,600円
医療費:1%4,300円
生命保険料:4%17,200円
教育費:4%17,200円
交通費:2%8,600円
被服費:2%8,600円
交際費:2%8,600円
娯楽費:2%8,600円
し好品:1%4,300円
その他:3%12,900円

以上が一般的に推奨されている家計の割合です。この割合を元に年収700万の生活レベルをみていきましょう。

家賃は10万以内に収めよう

賃は収入の3割以下がいいとされています。
手取り額は月43万なのでこのくらいが目安です。


しかしこの目安は一人暮らしの場合や子持ちの家計などで変わってくるためご自分の家計ではいくらまで家賃が出せるのか上記の表を元に計算しましょう。


また家賃は3割以下を目標にしますが、住宅ローンを組む場合はもう少し予算をおさえるようにしましょう。


これは住宅ローンの金額は一度決まるとなかなか変更できないためです。

車の値段はいくらが妥当?

いくら年収700万といっても手取り額はそこまで多いわけではありませんので高級車を購入する際は頭金を多めに用意するなど注意が必要です。


年収700万でも車を一括購入する人は少ないと思いますのでローンを組んでシミュレーションしてみましょう。


まずローンを組める金額ですが各金融機関により違いはありますがおよそ年収の30%~40%が一般的です。よって年収700万だと210万~280万です。


300万の車なら頭金を少し出せば後はローンで購入できます。ただし家計を圧迫しないか購入する前に販売員に見積もりを出してもらいましょう。

夫が年収700万の家計は妻が専業主婦でも大丈夫?

ここまで、読んだ方ならわかると思いますが、専業主婦は少し危険です。
手取り額はそこまで多くないため、主婦はパートを探すなど、経済的援助がないと厳しいでしょう。 

妻がずっと働くことができないという家計は教育費や車の購入などお金がかかる時期だけ妻に働いてもらうというのも一つの方法です。

また夫が働けなくなった時を想定して妻がいつでも収入を増やせる状況に身をおいておくことも大切です。

例えば「普段はパート週1勤務なのが夫が就労不可になった時はパートを週5に増やす」などです。

節約したいなら家計簿を書こう

節約して貯金するためには家計簿を書くことをお勧めします。なぜかというと家計簿を書くことで収支が目に見えるので無駄遣いを減らせるからです。

また、節約=我慢と思っている方がいらっしゃると思いますが節約とは「むだを省いて切り詰める」ことなので我慢することではないことがおわかりでしょうか。

「節約のためにお洋服我慢しなくちゃ」「今月はお酒我慢するか」といったことは節約につながりますがいい方法とは言えません。

賢く、楽に節約しましょう。そのために家計簿を付けるのです。

さらに家計簿は税金(住民税)や社会保険料など毎月の固定費把握にも使えますのでぜひご活用ください。

まとめ:年収700万の家計でも倹約生活を心がけよう

年収700万の家計についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは

  • 手取り額は正確に把握しよう
  • 貯金するためには目標を設定しよう
  • 年収700万の生活レベル
  • 家計簿を付けよう
です。


手取り額がそこまで多いわけではありませんが賢く節約することでご自分で自由に使えるお金を増やし、無理なく貯金してみてはどうでしょう。


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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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