これから奨学金を返済する人必見!返済方法について徹底解説

奨学金の返済が控えているみなさんは、返済方法についてどの程度ご存知でしょうか?今回の記事では奨学金の返済に関する絶対必要な基礎知識から、意外と知らない返済困難時の救済措置や返済計画の立て方までを一挙解説!これを読めば、奨学金の返済も怖くないかも?

内容をまとめると

  • 奨学金には、定額返還方式と所得連動返還方式という2つの返済方法がある
  • 支払方法は口座振替となる
  • 奨学金の支払額など個人情報の確認には、スカラネットPS・振替案内・電話の3つの手段がある
  • 返済期間の断言はできないが、定額返還方式の場合は奨学金返還年数算出表から計算することが可能
  • 返済計画を立てるときは、返還例を確認したり返還シミュレーションを利用しよう
  • 返済を早めたい場合は繰り上げ返済が利用できるが、一長一短である
  • 返済が困難な場合には救済制度が存在するため、早めに相談することが大事!
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奨学金の返済方法について解説


春、新たな生活が始まるなかで、奨学金の返済開始時期が近づいている方も多くおられますよね。


そんなみなさんは、奨学金の返済方法や情報をきちんと理解しているでしょうか?


今回は「言われてみれば少し自信がない」そんなあなたに向けて、奨学金の返済方法について

  • 奨学金の返済方法をご紹介!
  • 定額返還方式ってどんな返済方法?
  • 所得連動返還方式ってどんな返済方法?
  • 奨学金の支払方法を詳しく解説!
  • 自分の支払額がわからない…確認方法はある?
  • 返済にはどのくらい期間が必要?
  • 返済計画の立て方を伝授!
  • 返済期日を繰り上げることはできる?
  • 奨学金返済が厳しい…、そんな時はこうしよう
以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでくだされば、奨学金の返済方法に関する正しい知識を身につけることができます。

今漠然と不安を抱えておられる方も、読み終わる頃には軽減されていることと思いますので、最後までぜひご覧ください。

返済方法は定額返還方式と所得連動返還方式の2つ


そもそもの奨学金の返済方法、平たく言うなら返済の種類をご存知ですか?


奨学金には

  • 定額返還方式
  • 所得連動返還方式
という2種類の返済方法があります。


これは誰でも好きな方法を自由に選べるものというわけではなく、主に利用している奨学金制度によって決定されます。


自分がどちらの返済方式に該当するのか、それが月々あるいは年間の支払額や最終的な返済完了までの期間に大きな差をもたらしたりと、奨学金の返済が始まる上で、この返済方法に関する知識は欠かせないものとなっているのです。


では、それぞれの返済方法について特徴などを詳しく解説していきます。


全く知らないという方はもちろん、すでに知っている方もおさらいするつもりでご確認ください。

返済方法①定額返還方式について

まず1つ目の返済方法は、定額返還方式というものです。


その名から連想される通り、あらかじめ一度に返済する金額が定められている返済方法となっています。


さらに、この定額返還方式のなかでも

  • 月賦(げっぷ)返還
  • 月賦半年賦(げっぷはんねんぷ)併用返還
という2種類にわかれています。

なお、これらのどちらを選択するかは「返還誓約書」にて決めることになり、原則として途中で支払いの仕方を変更することはできません。

これらがどのような返済手段となるのか、それぞれ見ていきましょう。

1.月賦返還

月賦返還は、毎月決まった日に一定額を引き落としによって支払う返済方法です。


そもそもみなさんは、「月賦」という言葉をご存知でしょうか?


これは契約したものや購入したものの代金総額をまとめてではなく、決められた金額を毎月少しずつ支払っていく方法を指します。


カードの分割払いをイメージしていただければわかりやすいかと思います。


例えばスマホといった高額な買い物なんかを、一括ではなくこのような支払い方法で契約・購入しているという人もたくさんおられますよね。


奨学金の返済でも仕組みはそれと同じで、毎月の返済額は「奨学金返還年数算出表」に応じて決定されます。


この「奨学金返還年数算出表」という指標については、後述の返済期間について解説する項目において改めて解説します。


ここまでの内容を簡単にまとめるのであれば、「毎月変動なく、決められた額の返済を繰り返す」これが定額返還方式における月賦返還となります。

2.月賦半年賦併用返還

月賦半年賦併用返還では、まず借入額を二分します。


そのわけたものの一方を月賦返還で、もう一方を半年賦返還を採用して返済するというのがこの方法となります。


ここで新たに登場したのが、半年賦返還


先ほどの月賦返還の際の説明や半年賦という名前から推察できるかもしれませんが、半年賦返還はある一定の金額を6ヶ月(半年)ごとに支払うというものです。


返済のタイミングは、毎年1月と7月、いわゆるボーナスの発生する時期に訪れます。


毎月の支払い義務は変わらず生じるものの、月賦返還より利息がカットできたり返済完了までの期間が短くなるというメリットを持つのがこの返済方法です。


「定額返還方式のなかで、毎月一定額を返済しつつも、ボーナス時期にある程度まとめて返済を進めることができる」これが定額返還方式における月賦半年賦併用返還である、と認識していただければと思います。

返済方法②所得連動返還方式について

2つ目にご紹介するのは、所得連動返還方式という返済方法です。


所得連動とはつまり、返済する人の前年度の給与によってその年の月々の返済額が決定されるというものとなります。


支払いは月賦返還、つまり月々決まった額を返済する方法です。


平成29年度から始まった新しい返済方法となっています。


定額返還方式と比較すると、奨学金を返済する上での無理や負担が軽減されていることが特徴的です。


ただし奨学生に優しくなっているからこそ、この返済方法を選択できる人には限りがあったりと制限があるのも事実です。


またこの返済方法を利用するためには、マイナンバーの提出が義務付けられています。


では所得連動返還方式の詳しい部分について解説していきます。

1.対象者は第一種奨学金を借りている人のみ

所得連動返還方式は、第一種奨学金を借りている人だけが選択対象となる返済方法です。


そもそも国内で進学をする人が利用できる奨学金制度には

  • 第一種奨学金
  • 第二種奨学金
以上2つの制度が存在します。

それぞれの違いは以下のようになっています。

対象条件利子の有無
第一種奨学金成績優秀者
経済的な事情で非常に就学が難しい人
無し
第二種奨学金第一種より条件は緩和されている有り
(在学中は無し)
要するに所得連動返還方式は、成績が特に優秀な学生あるいは家庭の経済的に著しく困窮した状況にある奨学生を対象とした返済方法ということです。

ちなみに多くの方が該当するであろう第二種奨学金に関して、こちらを借りている人は全員定額返還方式での返済となります。

2.定額返還方式へ変更可能

第一種奨学金利用者が対象となると説明いたしましたが、全員が強制的にこの返済方法を選択させられるわけではありません。


所得連動返還方式を選択・希望している方でも、奨学金を借りている間は定額返還方式に変更できます。


その場合は、在学している学校に「第一種奨学金返還方式変更届」の提出が必要です。


なお借入終了後は変更ができません、ご注意ください。


また、定額返還方式での返済から所得連動返還方式へと変更することもできます。


これにはやや複雑な手続きを要しますが、奨学金の借入が終了してから、つまり学生ではなくなってからでも変更することが可能となっています。


詳しい返済方法の変更手段については、JASSO(日本学生支援機構)公式ホームページにて紹介されておりますので、希望者はそちらをご確認ください。

支払い方法は口座振替のみ

奨学金の返済方法には種類がありましたが、支払方法には1つしかありません。


それは口座振替です。


口座振替とは、支払用の口座から指定日に自動的に料金が引き落とされることで振り込み・返済が完了するというものです。


わざわざ入金に行く手間が省かれるため、大変便利なシステムとなっています。


ことに、奨学金の口座振替はリレー口座とも呼ばれています。


リレー口座とは「あなたが返済した奨学金がリレーのように、次の学生の奨学金として利用される」という意味を持つ言葉です。


さてそんな口座振替ですが、奨学生のみなさんには気になることがたくさんあると思います。


そのなかから、

  • 振替日はいつなのか
  • 振り込み口座の変更はできるか
以上のことについて解説していきます。

口座からの振替日はいつ?

まず口座からの振替日、つまり引き落とし日についてです。


これは全員共通で決まっており、

振替日
月賦返還毎月27日
半年賦返還毎年1月と7月の27日

以上のようになっています。


月賦半年賦併用返還であれば、1月27日と7月27日に月賦分と半年賦分を一気に返済するということになります。


いずれの場合においても27日が振替日であることには変わりがありませんので、覚えやすいのではないでしょうか。


また、もし振替日が金融機関の休業日に該当していた場合は、翌営業日が振替日となりますので、その点ご注意ください。

振り込み口座を変更する場合

返済を行う口座を変更したい場合は、その都度申し込み手続きが必要となります。


この申し込み手続きには

  • 郵送手続き
  • 金融機関の窓口での手続き
以上のどちらかの2種類の方法があります。

申し込みに必要な用紙は手続きの方法によって異なるため、必要に応じてJASSOの公式ホームページより資料請求を行ってください。

手続き完了後、新口座からの引き落とし開始日は「振替開始通知」にて通告されます。

この引き落とし開始日以前は変更前の口座から引き落とされますので、すぐに解約することは絶対にやめてください。

なお、変更に際しては手続き完了から平均で1〜2ヶ月ほどの期間を要します。

支払い額の確認方法について

例えば支払い額がいくらほどなのかなど、ご自身の奨学金に関する情報が気になる方もおられますよね。


それを確認する手段には3種類あり、

  • Web
  • 振替案内
  • 電話
以上の方法を選択することができます。

それぞれの確認方法が持つ特徴を解説しつつ、メリット・デメリットについても触れていきいますので、どの方法を選択するか考えながらお読みいただければと思います。

では一緒に見ていきましょう。

1.Web上で確認

特徴


Web上で確認する際はスカラネット・パーソナル、通称スカラネットPSというシステムを利用します。


スカラネットPSは奨学金を借りている最中あるいは返済中の方が、自分の奨学金情報をインターネット上で閲覧することができるというシステムです。


このシステムでは、

  • 奨学金の貸与(給付を受けられる)期間
  • 月々の借入額
  • 返済する総額
  • 振込に指定している口座
以上の内容を確認することができます。

メリット


情報の閲覧や確認は24時間いつでも可能(ただしシステムメンテナンス時は除く)となっています。

届出や申し込みなどは午前8時から午前1時までと、幅広い時間で受付されています。

自分の都合に合わせて確認できるのは、日々が忙しい方にとって特に魅力的ではないでしょうか。

デメリット


スカラネットPSの利用については、目立ったデメリットは見当たりませんでした。

安心してご利用ください。

2.振替案内にて確認

特徴


振替案内は、奨学金を返済中の方に対して残りの返済額を通告するなどを目的として、郵送で届く書類です。


これが郵送されるのは、

  • スカラネットPSに登録していない、本人名義の口座から返済をしている人
  • 本人以外の名義の口座(例えば保護者など)から返済をしている人
上記に該当する方々です。

メリット


書面で返済額を確認できるということは、安心につながる部分なのではないでしょうか。

デメリット


システムが変更となり、令和3年度以降これの郵送が続行されるか未定となりました。


またこの変更に伴い、本人名義の口座から返済を行っている方はスカラネットPSの登録有無にかかわらず、令和2年度をもって郵送が停止されることが決まっています。


振替案内を頼ることができなくなる可能性が大いにありますので、スカラネットPSに登録しておくことを推奨します。

3.電話で確認

特徴


奨学金相談センターへの電話では、奨学金情報の確認以外にも、借用・給付あるいは返済に関する相談をすることができます。


電話番号は0570-666-301(ナビダイヤル)です。


ただし海外や一部の携帯電話・IP電話からは、03-6743-6100にお掛け下さい。


メリット


他の方法とは異なり、奨学金に関する相談を承っているのが何よりの強みではないかと思います。


わからないことの相談窓口が設置されているのは、それだけで安心につながりますよね。


デメリット


対応時間が平日の午前9時〜午後8時に限定されています。


土日祝や年末年始には利用することができません。


社会人はもちろん、奨学金を借りている学生のなかにも、学校やアルバイトなどで時間の都合をつけづらい方がおられるのが事実です。


この点はそんな人にとってはデメリットになると思われます。

返済期間はどれくらい?

奨学金の返済を控えている人や制度の利用を検討している人が不安に感じているのが、返済期間ではないでしょうか。


先にお伝えしておきたいのは、返済期間は一概には言えないということです。


特に所得連動返還方式で返済する場合、これはご自身の所得で月々の返済額が変わるため、おのずと返済期間も所得に左右されることとなります。


同じ金額を借り入れていたとしても、返済期間が同じになるとは限らないのです。


定額返還方式の場合は、割賦方法(月賦返還・月賦半年賦併用返還)によって差が生じますが、月賦返還分は同じ指標から計算することができます。


その指標とは前述の「奨学金返還年数算出表」というもので、それで借入総額ごとに割り当てられている割賦金の基礎額(1年で返済する総額)から返済期間を算出します。


奨学金返還年数算出表はJASSOの公式ホームページより確認できます。

返済計画を立てる時は、返還例やシミュレーションを利用する

返済にあたっては、計画を立てることをおすすめします。


この計画を立てるときに役立つのが

  • 学校(高校・大学など)別の返還例
  • 返還シミュレーション
これらの利用です。

返還例では、
  • 国公立か私立か
  • 自宅からの通学か、そうではないか
  • 何年制(つまり給付を受けた期間)の学校か
などの項目に分けて、月々の返済額や返済が完了するまでの期間の一例が表にまとめられています。

これを確認すれば、だいたい自分がどの程度の期間にわたっていくらずつ返済すべきなのかを想像できるので、計画が立てやすくなるのではないでしょうか。

また返還シミュレーションは、実際の返済の試算を行うことができるウェブサイトとなっています。

複数の質問に回答する必要があり、それによって
  • 奨学金の借入総額
  • 月々の返済額
  • 返済完了までに要するおおよその期間
これらを計算することが可能です。

返還例と返還シミュレーションを利用して、自分にとって無理のない返済計画を立てられると良いですね。

繰り上げ返済について

なかには、奨学金を一刻も早く返済したいという方もおられるでしょう。


そんな方におすすめしたいのが繰り上げ返済です。


奨学金は基本的に、毎月定められた額を支払うことで返済が進んでいきます。


しかしこの繰上げ返済を利用すれば、その定められた額よりも多くの額を支払うことで、返済期間を短縮することができるのです。


それだけではなく利息をカットすることができる可能性もあるので、その場合は最終的な節約にもつながります。


詳しく解説していきますので、金銭面で多少余裕が見られる方は、ぜひ検討してみてくださいね。

1.一括返済と一部返済が選べる

繰り上げ返済と一言でまとめていますが、返済に際しては

  • 一括返済
  • 一部返済
以上のどちらかの方法を選択できるようになっています。

一括返済


一括返済はその名が示すように、その時点での借入残額を全額まとめて返済する方法です。

一部返済


例えば
  • 支払う金額を指定して返済
  • ○ヶ月分(支払い○回分)などを指定して返済
など、このように借入残額の一部をある程度ご自身の自由で返済できるのが一部返済となっています。

共通すること


いずれにおいても、繰り上げ返済はご自身が希望した月に行うことが可能です。

ですので、「この月にまとまったお金が手に入るから、いつもより多めに返済しておこう」などといったことが可能になるのです。

2.繰り上げ返済の申請方法

繰り上げ返済の利用には、当然ながら申請が必要です。


この申請方法には2通りあり、

  • スカラネットPSから申し込み
  • 郵送・FAXによる申し込み(インターネットが利用できない場合のみ)
このどちらかとなります。

スカラネットPSでの申し込み


スカラネットPSは奨学金情報の閲覧や確認だけではなく、各申請などにも利用することができます。

申請期間は
  • 該当月のみ繰り上げ返済とする
  • 前の月から引き続き繰り上げ返済を行う
上記のパターンそれぞれによって申請開始時期が異なりますので、JASSOの公式ホームページより確認するようにしてください。

郵送・FAXでの申し込み


この方法はスカラネットPSが利用できない環境の人に限って使用することができます。

宛先や申請期間は

宛先申請期間
郵送〒162-8412
東京都新宿区市谷本村町10-7
日本学生支援機構 基盤業務課
繰り上げ返済を希望する月の1ヶ月前まで
FAX03-6743-6683同上
以上です。

申請に必要な書類はこちらから、なお記入例も確認することができますので、ぜひ参考にしてください。

3.繰り上げ返済のメリット

この項目冒頭でも触れたように、繰り上げ返済には

  • 返済期間の短縮
  • 利息カット
というメリットがあります。

返済期間の短縮


一括返済であれば言わずもがな、一部返済でも繰り上げた回数分に応じて、返済完了までの期間は短くなっていきます。

奨学金の返済は生活費を圧迫することもあるので、その期間が短くなるということは大きな魅力になるのではないでしょうか。

利息がカットされる


第二種奨学金制度では、返済開始と同時に利息が生じるようになります。

しかし繰り上げに該当する期間は利息がありません。

そのため、長いスパンで考えた時に節約につながる結果となります。

4.繰り上げ返済のデメリット

当然のことではありますが、残念ながら繰り上げ返済は良いことづくめではありません。


その具体的なデメリットとして、現在手元に置いておくお金がなくなるということが挙げられます。


手元からお金がなくなると

  • 日々の生活費
  • 突然の傷病への対応
など、何かしらの事態が起きた時に金銭面で対処するのが厳しくなってしまいます。

また大きな買い物、例えば自動車の購入などが控えている方も、繰り上げ返済には慎重になることをおすすめします。

繰り上げ返済で支払ったお金は取り戻すことができません。

不測の事態にも対応できるだけの資金力が残されているか、無理をしていないか、その辺りをきちんと考慮した上で、繰り上げ返済を行うようにしましょう。

もし返済が難しくなったら?


奨学金の返済は決して楽なものではありません。


生活との兼ね合いや病気・災害などが原因で、どうしても返済が難しくなってしまうこともあるでしょう。


そんな時に利用すべき救済制度として

  • 減額返還制度
  • 返還期限猶予制度
  • 返還免除
以上3つの制度を紹介していきます。

またあわせて、「もし総額金の返済を滞納してしまったらどのようなことが起こるのか」ということも解説しています。

誰しもが陥りかねないことですので、必ずご覧になってください。

1.減額返還制度

減額返還制度は、指定されている毎月の返済額を減らして返済することができる制度です。


この制度を利用できるのは

  • 災害が発生した
  • 病気や怪我で働けなくなった(収入が著しく減った・なくなった)
などが原因で経済的に困窮し、返済することが難しくなった奨学生のなかで、毎月の返済額を減額すれば、返済を続行できるという方が対象となっています。


ただし願出には、一定の条件を満たした証明書を提出する必要があります。


またそれと同時にマイナンバーの提出も義務付けられているため、忘れないようにしましょう。


1回願い出ればその適用期間は12ヶ月(1年)続き、最長で180ヶ月(15年)の間延長することが可能です。

2.返還制限猶予制度

返還期限猶予制度は、ある一定の期間において奨学金の返済を延期することができる制度です。


この制度は

  • 災害が発生した
  • 病気や怪我で働くことが困難になった
  • 失業した
  • 経済的な困窮
これらを原因として、返済ができない人への救済措置です。

返済を滞納してしまう前に、速やかに手続きを行うようにしましょう。

これの申請にもマイナンバーの提出や定められた書類が求められています。

審査をクリアできれば、認められた所定の期間においては返済をする必要がなくなります。

ただあくまでも延期をするものでそもそもの返済義務や利子がなくなるわけではありませんので、認識を誤らないようにしてください。

返済期限猶予が適用された期間分、返済完了期間も延びます。

3.返還免除

返還免除

  • 奨学生本人の死亡
  • 身体や精神に障害を抱え労働能力を失った、あるいは制限が生じた
これらの理由で奨学金の返済ができなくなった際に、その時点での残金の全額もしくは一部の返済を免除できるという制度です。

どちらの理由で免除を申請するかで、必要書類は異なります。

それぞれ見ていきましょう。

本人が亡くなった時


死亡に際しては
  • 貸与奨学金返還免除願
  • 本人が死亡したという事実が確認できる戸籍抄本や個人事項証明書、住民票などの公的な証明書(原本)
以上の書類が必要です。

心身における障害による労働困難時


障害を負った場合は
  • 貸与奨学金返還免除願
  • 収入に関する証明書など、返還不可であることが明確にわかる書類
  • 医師や歯科医師による診断書
以上の書類を提出してください。

4.奨学金を滞納した場合

もし奨学金の返済を滞納してしまった場合、どういった措置が取られるのでしょうか。


JASSOでは滞納した場合、

  • 本人
  • 連帯保証人
  • 保証人
これらに対して、書面とともに電話で督促がなされます。

なお、奨学金は債権管理回収業に関する特別措置法という法律内において、特定金銭債権と設定されています。

これにより弁護士法の特例として、債権会社が管理・回収することを法務大臣により認可されている状態にあるのです。

そのため書面や電話また自宅訪問による督促は、債権会社から行われるものとなります。

ただしここでご注意いただきたいのが、「債権会社は自宅訪問時に直接現金を回収することはない」ということです。

近年債権会社を騙り、奨学金の回収という名目で金銭を巻き上げようとする悪質な詐欺被害が報告されています。

もしあなたが奨学金を滞納してしまい自宅へ督促が来たとしても、直接的に現金を徴収されるのは債権会社とは全くの別物です。

うっかり支払ってしまわないように、この注意点を頭に置いておきましょう。

5.悩む前に早めに相談をする

奨学金を滞納してしまうと、前述した事態を招いてしまいます。


さらに滞納期間が3ヶ月にわたった場合、個人情報信用機関、いわゆるブラックリストに記録が残ってしまい、あなたの信用に傷がつくことは避けられません。


9ヶ月を超えれば、給料の差し押さえなど強制執行に至ってしまう可能性もあるのです。


あらゆる悪影響が生じてしまうので、悩む前に早めに問い合わせることをおすすめします。


問い合わせは、奨学金相談センターに電話をするのも良いでしょう。


またあなたの今の状況で救済制度が利用できるのかどうかが不明な場合は、そちらもあわせて確認してください。


奨学金の返済が苦しく困難になってしまうことは、誰でも起こり得ることです。


そうなってしまっても、決してあなたが悪いわけではありません。


ただ苦しくなった段階でできることはたくさんあります。


マネーキャリアのオンライン相談もそのなかの1つ。


マネーキャリアでは、あなたの抱える奨学金の返済困難をお金のプロとともに解決へ導くことができます。


もちろん返済が苦しいときだけではなく返済計画を立てるときなど、奨学金全般の疑問や悩みに対しても支えとなってくれるものです。


スマホ1つで気軽に相談することができますので、もし少しでも気がかりなことがある場合は、ぜひ利用してみてください!

まとめ


奨学金の返済方法を中心に、支払方法や返済困難時の救済制度についても幅広く解説してきましたが、いかがだったでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • 奨学金には、定額返還方式所得連動返還方式という2つの返済方法がある
  • 支払方法は口座振替となる
  • 奨学金の支払額など個人情報の確認には、スカラネットPS・振替案内・電話の3つの手段がある
  • 返済期間の断言はできないが、定額返還方式の場合は奨学金返還年数算出表から計算することが可能
  • 返済計画を立てるときは、返還例を確認したり返還シミュレーションを利用しよう
  • 返済を早めたい場合は繰り上げ返済が利用できるが、一長一短である
  • 返済が困難な場合には救済制度が存在するため、早めに相談することが大事!
でした。

今から奨学金の返済が始まる方は特に、不安を抱えていることでしょう。

しかし正しい知識を持っていれば、ある程度の事態には落ち着いて対応ができます。

この記事で奨学金の正しい知識を身につけ、返済へと心の準備をしていただければと思います。

またこれ以外の奨学金に関する情報はJASSO公式ホームページよりご確認ください。

ほけんROOMには、他にも読んでおきたい生命保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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