女性保険は妊娠前に加入する方が良いの?高額な出産を保険でお得に!

更新日:2018/11/17
出産費用や帝王切開のことを考えると、女性保険への加入は妊娠前にしておくのが理想です。病院によって入院費用は変わりますが、少しでも費用を抑えるためにも女性保険は必要と言えます。また、妊娠前に加入することで給付金が出るというメリットもあります。
妊娠前に考える女性保険、出産でどれくらいの費用がかかる?
自然分娩ならどれくらいかかる?
妊娠前に加入を考えたい女性保険ですが、まず出産するにあたってどれくらいの費用が必要なのか知っておきましょう。
自然分娩の場合、検診費用が約10万円、マタニティ用品の費用が約5万円、おむつなどの出産準備用品が約10万円、そして出産費用が30~70万円となります。
特別な医療行為が必要のない自然分娩でも、かなりの高額であることがわかります。
帝王切開にかかる費用は?
出産では、安心安全の自然分娩ばかりとは限りません。
場合によっては帝王切開になることも考えておかなければなりません。
帝王切開で費用がかさむ理由には、入院費用と手術費用が加わることにあります。
帝王切開で手術を行った場合、入院費用とは別に手術費用として22万円から25万円ほどかかってしまうのです。
このようなことを考えると、医療費をカバーできる女性保険には妊娠前の加入が望ましいと言えます。
出産時に保険金をもらえるのは帝王切開
通常、自然分娩は病気ではないので、その分娩費用を健康保険や女性保険で賄うことはできません。
しかし、帝王切開は医師が必要と認めた医療行為に該当するため、帝王切開となった場合には出産時に女性保険から保険金を受け取ることができるのです。
帝王切開時に女性保険から給付される保険金としては、手術給付金として10万円前後の給付金が支給されたり、また帝王切開後は入院が必要となりますので、その入院費用が日額で支給されるなどがあります。
妊娠前に考えたい女性保険、出産費用は施設によって変わる?
帝王切開になる場合にも備えて、ぜひ妊娠前には女性保険へ加入することを考えたいものですが、出産費用とは出産する施設によっても異なってきます。
出産する施設には、
- 個人病院
- 総合病院
- 助産院
などが挙げられますが、各施設によって入院費用が大きく異なります。
出産費用を抑えるために女性保険へ加入することも大切ですが、できるだけ元の出産費用を抑えることも大切でしょう。
1.個人病院
まず、個人病院での出産費用の平均は、施設の設備などによって大きく異なります。
個人病院での出産費用は、およそ50~100万円とされています。
どうしてこのように費用に大きな差が出てしまうのかと言いますと、個人病院は病室や食事が豪華であったり、病院によっては妊婦さんが快適に過ごせるようにとホテルライクのような入院生活ができる施設まであります。
また、個人病院では出産後家族で過ごせるような個室を完備していたり、エステやリラクゼーションなどのサービスを行っている施設もあり、このようなサービスを売りにしている個人病院も多くあります。
このように、個人病院では妊婦さんがリラックスした状態で出産に挑めるようなサービスが充実しているため、出産費用が比較的高めになる傾向にあります。
2.総合病院
次に、総合病院での出産費用の平均はおよそ40万円前後となります。
個人病院に比べると比較的安く、地域によって費用は異なりますが、出産費用の平均額に大きな差はありません。
また、総合病院の中でも、国公立の総合病院の出産費用の平均は40万円未満となり、私立の総合病院は45万円前後になります。
その理由は、私立の総合病院はサービスとしてテレビを完備していたり、売店やカフェなどが充実しており、患者さんがさらに快適に入院生活を送れるようにしているため、費用が高くなる傾向にあります。
総合病院では国公立と私立で出産費用に差がありますが、医療設備も整っている総合病院での出産はやはり安心できますね。
総合病院での出産を選ぶ際には、同じ総合病院でも国公立か私立で費用が変わってきますので、出産時にどのサービスや医療設備を必要としているかによって施設を決めるようにしましょう。
3.助産院
助産院とは、家庭的な雰囲気の中、助産師によって妊婦さん一人一人に合ったケアを受けることができます。
この助産院での出産費用は、50万円前後となります。
出産費用は、出産スタイルや家族も一緒に宿泊するか、また入院日数などによって異なります。
助産院では、健康保険が適用されるような医療行為はできませんので、助産院での出産時には医療費の請求はまずありません。
もしも医療行為が必要となった場合には、総合病院などに搬送されることになります。
助産院は帝王切開や吸引分娩はできませんが、無理な医療行為は行わず、自然に赤ちゃんを産みたいという女性に人気の施設となっています。
妊娠前の女性保険は医療保険?生命保険?どちらがいいの?
妊娠前に女性保険へ加入するといっても、医療保険か生命保険か、悩むこともあるはずです。
出産で民間保険がおりるのは、ほとんどが帝王切開が必要なときです。
自然分娩の場合でもおりるケースもありますが、かなり珍しいと言えるでしょう。
そこで、加入する女性保険を考える際、どの保険を選ぶと良いのでしょうか。
妊娠前の女性保険は医療保険?
医療保険とは、被保険者が医療機関で治療する際に保障がおりる保険です。
医療保険は、加入期間を短期間で済ませることができるという特徴があります。
妊娠前に加入する期間を決めて入ることで、効率よく保険を利用することができます。
また、医療保険は帝王切開の場合だけでなく、けがや病気などの入院や通院保障も含まれているので安心です。
妊娠前の女性保険は生命保険?
被保険者が治療する際に保障がおりる医療保険に対して、生命保険は被保険者が死亡したときに保障がおりる保険です。
出産する際の保険選びについては、まずは入院費用を考慮しておきたいものです。
しかし、生命保険には入院費用の保障がついていませんので、妊娠前に生命保険に加入するときには、特約として入院費用、治療費用の保障をつけるようにしましょう。
女性保険はやっぱり妊娠前の加入がお得
妊娠前に女性保険への加入をしておけば、気持ちにもゆとりが出るでしょう。
しかし妊娠前は忙しく、妊娠後に女性保険へ加入するという人もいるかもしれません。
その方法も1つの手ですが、妊娠前に女性保険に加入することは、気持ちのゆとり以外にも多くのメリットがあるのです。
それでは、妊娠前に女性保険に加入するメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。
妊娠前の女性保険の加入は給付金が出る
女性保険への加入は妊娠前がおすすめという理由の1つは、妊娠前の保険加入の場合、自然分娩でも入院給付金が出る保険があるからです。
加入のタイミングとしては、初回診察記録が母子手帳に記録されてから妊娠27週目までならいつでもかまいません。
しかし、妊娠してから女性保険に加入すると、特定部位の不担保という子宮による病気には給付金が出ない条件がついてしまいます。
せっかく同じ女性保険に加入するのであれば、給付金が受け取れるように、妊娠前の保険加入がお得ですね。
妊娠してから保険への加入はできない?
妊娠前に女性保険に加入しておくことは、給付金が出るというメリットがあります。
それでは、妊娠してからの加入はできないのかと言うとそうではありません。
今現在妊娠していて、さらに2人目も考えているという人には、早めに民間保険へ加入することをおすすめします。
今回の出産時には給付金を受け取ることはできませんが、2回目の出産からは給付金が出るので、出産費用を抑えることができます。
まとめ:女性保険は妊娠前に加入するべきなのか
この記事では、女性保険は妊娠前に加入するべきかどうかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回のこの記事のポイントは、
- 出産時に保険金が給付されるのは、帝王切開の際の手術費用や入院費用に対して支給される。
- 出産費用は、個人病院・総合病院・助産院によって費用は異なり、また入院施設やサービスによっても費用が大きく異なります。
- 妊娠前に女性保険に加入する際には、入院や手術保障がある医療保険がおすすめですが、生命保険に加入するのであれば、特約で入院などの保障を付加させておくと安心です。
- 妊娠前の保険加入は、給付金が受け取れたりとお得になります。
厚生労働省の分娩件数データを見てみると、およそ5人に1人の妊婦さんが帝王切開で出産している状態です。
自分は帝王切開にならないだろうと考えていても、出産時には何が起きるか分かりません。
急な出費が必要となる場合もありますので、妊娠前には女性保険への加入をおすすめします。
ほけんROOMでは、ほかにも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

妊娠を望んでいる女性の中には、保険に何も加入していないという方もいらっしゃることでしょう。
しかし、妊娠・出産は病気ではないものの、出産時に問題が起き緊急手術となったり、入院が必要となる可能性もあります。
そこで、妊娠前には出産時に給付金が支給されることもある女性保険への加入をおすすめします。
この記事では、『妊娠前に加入しておきたい女性保険』について、